結論: Claude(クロード)は文章生成・翻訳・コード支援・データ分析・画像理解・ファイル処理など、ビジネスのほぼ全領域をカバーするチャット型AIです。
この記事の要点:
- 要点1: Claudeは最大100万トークンのコンテキストを処理でき、500ページ超の書類も一度に分析できる
- 要点2: 文章作成・翻訳・データ分析・画像解析・コード生成など8つの主要機能を1つのツールで利用可能
- 要点3: 営業・経理・人事・マーケティングなど部署別にコピペ可能なプロンプトを本記事で全公開
対象読者: Claude導入を検討中の中小企業担当者・経営者
読了後にできること: 今日から使えるClaudeの業務活用プロンプトを5つ手に入れられる
「ChatGPTは聞いたことあるけど、Claudeって何が違うの?うちの会社でも使えるの?」
企業向けAI研修でこの質問は毎回かならず出てきます。先日も製造業の中堅企業(従業員150名)の部門長にまったく同じことを聞かれました。その方が使っていたのはChatGPT無料版だけで、長い文書を分析しようとすると「コンテキストが足りない」エラーが頻発していたそうです。
Claudeに切り替えてもらったところ、翌週には「200ページの契約書を丸ごと読ませてリスク箇所を5分で抽出できた」と連絡が来ました。これがClaudeの本領です。
この記事では、Claude(チャットAI)でできること8つを、コピペ可能なプロンプトつきで全公開します。「Claude Codeでできること」(開発者向け)とは別に、普通のビジネスパーソンが日常業務で使えることに絞って解説します。
💻 コマンドラインで動くAIエージェント「Claude Code」をお探しの方へ:本記事はチャット版Claudeの解説です。Claude Codeの機能・できること・料金はClaude Codeとは?Claudeとの違い・できること・料金をご覧ください。
Claudeの使い方 — 登録から最初の対話まで3ステップ
Claudeの使い方は、特別な設定が不要なところから始まります。日本語で話しかけるだけで動くため、ChatGPTを触ったことがない方でも数分で最初の成果物が出せます。
- アカウント作成:claude.ai にアクセスし、Googleアカウントまたはメールアドレスで無料登録します。クレジットカードは不要です。
- 最初の対話:画面下の入力欄に、普段の日本語でそのまま依頼を書きます。「明日の会議で話す構成案を作って」「このメールを丁寧な敬語に直して」のような業務指示が最初の一歩に向いています。
- 結果を確認して追加指示:出力に対して「もっと短く」「箇条書きで」と重ねるだけで精度が上がります。1回で完璧を求めず、対話で仕上げるのがClaudeの基本的な使い方です。
何に使うか迷ったら、まずは次の「5分即効プロンプト3選」をコピペするのが早道です。仕事で使う場面(メール・要約・議事録)に絞ってあるので、便利な使い方を体感してから8つの活用領域に広げてください。
まず試したい「5分即効」Claudeプロンプト3選
📘 関連ガイド:企業の生成AI導入戦略|中小企業向け実践ロードマップ — 業界別アプローチ、ROI計算、補助金活用まで体系的に整理しています。
理屈より先に体験。次の3つをそのままClaudeに貼り付けてください。
即効プロンプト1:メールをプロ品質に仕上げる
研修で一番「えっ、こんなに変わるの?」と驚かれるのがこれです。下書きを貼り付けるだけで、敬語・構成・文量を自動で整えてくれます。
以下のメール下書きを、取引先の部長宛てのビジネスメールとして整えてください。
・敬語を適切に調整する
・読みやすい段落構成にする
・200〜300字程度に収める
・件名も提案してください
【下書き】
{ここに下書きを貼る}
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。活用例: 顧問先の営業部門で導入後、メール作成時間が平均12分→3分に短縮(測定期間: 2025年11月〜12月、対象: 営業担当8名)
即効プロンプト2:長い文書をサマリーにする
PDFや長文テキストを貼り付けるだけで、要点と注意点を箇条書きで出してくれます。
以下の文書を読んで、次の形式でまとめてください。
【概要】(3文以内)
【重要ポイント】(箇条書き5項目以内)
【注意点・リスク】(あれば記載)
【次のアクション候補】(具体的に2〜3個)
{文書テキストをここに貼る}
数字と固有名詞は根拠(出典/計算式)を添えてください。活用例: 法務担当者が100ページを超える契約書を貼り付けてリスク条項を5分で抽出するケースが増えています。
即効プロンプト3:議事録から次のアクションを抽出する
以下の会議メモから、部門別のアクションアイテムを抽出してください。
出力形式:
■ 担当部門名
- [ ] アクション内容(担当者名)→ 期限: YYYY-MM-DD
{会議メモをここに貼る}
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。活用例: 会議後の議事録整理が30分→5分に短縮。週10回の会議を抱えるチームに特に効果的です。
ChatGPTとClaudeの使い分け方については、ChatGPT×ビジネス活用完全ガイドでも詳しくまとめています。
Claude(チャットAI)でできること8選
Claude(claude.ai)はAnthropicが開発したチャット型AIです。「Claude Code」(開発者向けCLIツール)とは別物で、ブラウザ・スマホアプリから誰でも使えます。2026年現在、以下の8つの機能がビジネス現場で特に活用されています。
1. 文章生成・ライティング支援
Claudeが最も得意とするのが文章生成です。単純に「〜を書いて」と指示するより、対象読者・トーン・文字数・目的を指定すると出力品質が格段に上がります。
使える場面: 提案書・報告書・メール・プレスリリース・FAQ・マニュアル・求人票など
以下の仕様で営業提案書のエグゼクティブサマリー(300字)を作成してください。
対象: 製造業の社長(50代)
目的: AI研修導入の意思決定を促す
トーン: 信頼感があり、数字で語る
必ず含める要素: ROI(投資対効果)、導入期間、リスク軽減策
会社の基本情報:
- 業種: {業種}
- 従業員数: {人数}
- 現在の課題: {課題}
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。文章生成で差が出る使い方
研修先でよく見かける失敗は「いい感じの文章を書いて」という曖昧な指示です。Claudeは優秀ですが、ゴールが不明確だと平均的な出力しか返しません。「読者は誰か」「何を決断させたいか」「何文字か」の3点を指定するだけで品質が劇的に変わります。
2. 翻訳・多言語対応
Claudeは英語・日本語・中国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語など多数の言語に対応しています。単純な翻訳だけでなく、「現地のビジネス文化に合わせた表現」「フォーマル度の調整」も指示できます。
以下の日本語ビジネスメールを英語に翻訳してください。
条件:
- 読者: アメリカの企業担当者(マネージャー職)
- トーン: 丁寧だが簡潔(アメリカのビジネス文化に合わせる)
- 日本語特有の遠回しな表現は、英語圏で自然な表現に変換する
{翻訳するメール本文}
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。活用例: 輸出業者が海外取引先へのメール対応時間を従来の半分以下に削減。Google翻訳との違いは「ニュアンス調整」の精度です。
正直に言うと、翻訳精度は言語によってばらつきがあります。英語・中国語・韓国語は高精度ですが、マイナー言語は専門の翻訳ツールとの併用を推奨します。最終確認は必ずネイティブに依頼してください。
3. コード生成・プログラミング支援
「プログラムは書いたことがない」という方でも、Claudeを使えば簡単な自動化ツールを作れます。「Pythonで〜するスクリプトを書いて」「ExcelのVBAで〜するマクロを作って」など、自然言語で指示できます。
Excelで以下の作業を自動化するVBAマクロを書いてください。
作業内容:
1. A列の顧客名リストをもとに、B列のメールアドレスに対して
2. C列の件名と、D列の本文テンプレートに顧客名を差し込んで
3. Outlookから一括送信する
エラーが出た場合は、エラーメッセージとともに対処法を表示すること
初心者でも動かせるよう、コメントを日本語で記入すること
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。注意点として、Claudeが生成するコードは動作確認が必須です。特にデータを削除・上書きする処理は、テスト環境で先に試してください。「AIが書いたから大丈夫」は禁物です。
4. データ分析・レポート作成
Claudeにデータを貼り付けると、傾向分析・異常値検出・改善提案まで一気に行えます。Excelの生データをテキスト形式でコピーして貼り付けるだけでOKです。
以下の月次売上データを分析して、レポートを作成してください。
分析内容:
1. 前月比・前年比の増減率を計算
2. 上位3製品・下位3製品の特定
3. 異常値(前月比±30%以上)の原因仮説
4. 来月に向けた改善提案(具体的に3つ)
{データをここに貼る}
数字と固有名詞は根拠(出典/計算式)を添えてください。
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。活用例: 顧問先の経理部門(従業員5名)で月次レポート作成時間が6時間→1.5時間に短縮(測定期間: 2025年10月〜12月)。ただし最終的な数値確認は担当者が行っています。
5. 画像理解・ビジュアル分析(Claude Vision)
Claudeは画像を「見て」理解できます。スクリーンショット・写真・グラフ・スライドをアップロードするだけで、内容を説明・分析・テキスト化してくれます。
できること:
- グラフ・チャートから数値・トレンドを読み取る
- 名刺・ホワイトボード・手書きメモをテキスト化(OCR)
- 競合他社のスライドやLPを分析してフィードバック
- 製品写真の問題点・改善点を指摘
この画像(グラフ)を分析して、以下を教えてください。
1. グラフが示している主要なデータポイント
2. 読み取れるトレンドや特徴
3. このデータを経営会議で説明する場合の要約(3文以内)
4. 追加で確認すべきデータがあれば提案
数字と固有名詞は根拠(出典/計算式)を添えてください。研修でこの機能を紹介すると「えっ、写真を貼るだけでいいの?」と驚く方が多いです。特に現場の写真を貼って「問題点を指摘して」と使う製造業の担当者から好評です。
6. ファイル処理・ドキュメント分析
ClaudeはPDF・Word・CSV・PowerPointなどのファイルを直接アップロードして分析できます(有料プラン)。最大100万トークンのコンテキストウィンドウにより、非常に長いドキュメントも一度に処理できます。
代表的な活用シーン:
- 契約書・法的文書のリスク箇条書き化
- 研究論文・業界レポートの要点抽出
- 財務諸表の読み解きと解説
- 複数文書の比較・差分抽出
添付した契約書(PDF)を読んで、以下の観点でリスクを分析してください。
1. 自社に不利な条項(あれば箇条書きで)
2. 曖昧な表現・解釈が分かれる箇所
3. 一般的な契約書と比較して特徴的な条項
4. 修正を交渉すべき優先度(高・中・低で評価)
注意: 法的判断は弁護士に確認してください。これは初期スクリーニング用です。
数字と固有名詞は根拠(出典/計算式)を添えてください。重要な注意点:Claudeはファイルを分析する優秀なアシスタントですが、最終的な判断(法務・医療・会計等)は必ず専門家に確認してください。
7. アイデア出し・ブレインストーミング
新規事業・マーケティング施策・問題解決策のブレインストーミングに使えます。「正解」を1つ返すのではなく、「多様な視点からの仮説」を大量に出す使い方が特に効果的です。
以下の課題について、異なる視点から10個のアイデアを出してください。
課題: {課題の説明}
視点の指定:
- コスト削減の観点
- 顧客体験の観点
- 競合との差別化の観点
- デジタル化の観点
- 既存リソース活用の観点
各アイデアには「なぜこれが有効か」を1文で添えてください。
実現可能性より多様性を重視してください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。活用例: 新製品のネーミング案を30分で100個出し、チーム投票で最終候補を絞り込む使い方が研修先で人気です。
8. 学習・教育・スキルアップ支援
「〜を初心者向けに説明して」「〜について5問のクイズを作って」「〜のベストプラクティスを解説して」など、個人専属の家庭教師として使えます。
私は{職業}です。以下のテーマについて、業務での活用イメージを交えながら解説してください。
テーマ: {学びたいこと}
前提知識: 初心者レベル
形式:
1. 30秒で理解できる概要
2. 具体的な活用例(私の職業に関連するもの)
3. 今日から試せる最初のステップ
4. よくある誤解・注意点
専門用語が出てきたら、わかりやすい言葉で補足してください。【要注意】Claudeでよくある失敗パターン4選
研修で100名以上の方のClaude活用を見てきた中で、同じ失敗が繰り返されます。
失敗1:「いい感じに」と任せすぎる
❌「会議の資料を作って」
⭕「来週月曜の取締役会向けに、Q1売上報告を5スライドにまとめて。データはCSVを添付します」
なぜ重要か: Claudeは「いい感じ」の定義を持っていません。目的・対象・形式・制約を4点セットで伝えるのが鉄則です。
失敗2:1回で完璧を求める
❌ 出力を見て「なんか違う」と諦める
⭕「この出力のうち、〇〇の部分をもっと具体的にして」「数字を入れてビジネスらしくして」と修正を重ねる
なぜ重要か: ClaudeはあなたのFBをもとに会話を重ねるほど出力が良くなります。「AIだから一発で完璧」という思い込みを捨ててください。
失敗3:出力をそのまま使う
❌ Claudeが書いた文章をノーチェックで送付
⭕ 数字・固有名詞・最新情報を必ず自分で確認してから使う
なぜ重要か: Claudeは確率的に回答を生成するため、事実の誤り(ハルシネーション)が起きる場合があります。特に数字・日付・企業名は必ず一次ソースで確認してください。
失敗4:社外秘情報をそのまま入力する
❌ 顧客名・個人情報・未公開情報を含んだデータをそのままClaudeに貼り付ける
⭕ 社外秘情報は匿名加工・マスキングしてから使う
なぜ重要か: claude.aiの標準設定では会話内容がサービス改善に使われる場合があります。機密情報を扱う場合はTeam/Enterpriseプランのプライバシー設定を確認するか、社内規程に従って利用してください。
部署別:今日から使えるClaude活用シーン
営業部門
事例区分: 想定シナリオ
以下は100社以上の研修経験をもとに構成した典型的なシナリオです。
ある食品メーカーの営業部門では、提案書作成にかかる時間が最大の悩みでした。Claudeを使い始めてから「顧客ヒアリングシート→提案書ドラフト作成」の工程を自動化し、月40時間以上の作業時間を削減しています。
以下の顧客情報をもとに、営業提案書のアウトラインを作成してください。
顧客情報:
- 業種: {業種}
- 従業員数: {人数}
- 現在の課題: {課題}
- 予算感: {予算}
- 決裁者: {役職}
提案のゴール: {ゴール}
含める要素:
1. 課題の共感(相手目線で)
2. 解決策の提示(3つの選択肢)
3. 期待できる成果(数値化)
4. 次のアクション(具体的に)
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。マーケティング部門
以下の製品・サービスのSNS投稿(X用・140字以内)を10パターン作成してください。
製品/サービス: {名前と概要}
ターゲット: {ターゲット読者}
トーン: {カジュアル/プロフェッショナル/親しみやすい}
含めたいキーワード: {キーワード}
各パターンに「狙いをひとこと」を添えてください。人事・採用部門
以下の職種の求人票(Indeed掲載用)を作成してください。
職種: {職種}
仕事内容(箇条書き): {内容}
必須スキル: {スキル}
会社の特徴(3つ): {特徴}
給与レンジ: {レンジ}
読んだ求職者が「ここで働きたい」と思えるような文体で。
よくある求人票との差別化ポイントも最後に添えてください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。経理・財務部門
以下の費用データをカテゴリ別に整理して、コスト削減の提案をしてください。
データ:
{費用データを貼る}
出力形式:
1. カテゴリ別の費用集計(表形式)
2. 全体に占める割合(%)
3. 業界平均と比べた場合の過不足(一般的な傾向として)
4. コスト削減の優先候補(上位3つ)とその理由
数字と固有名詞は根拠(出典/計算式)を添えてください。
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。Claude(チャットAI)vs Claude Code の違い
| 比較項目 | Claude(チャットAI) | Claude Code |
|---|---|---|
| 対象ユーザー | すべてのビジネスパーソン | 主にエンジニア・開発者 |
| 使用方法 | ブラウザ・スマホアプリ | ターミナル(CLI)・IDE |
| 主な用途 | 文章・分析・翻訳・画像理解 | コード生成・自動化・リポジトリ管理 |
| 必要知識 | 特になし | 基本的なPC操作・コマンドライン |
| 料金 | 無料〜$20/月(Claude.ai) | Claude Pro/Max または API課金 |
| ファイル操作 | 読み込み・分析(書き込みは限定的) | ファイルの作成・編集・削除まで可能 |
非エンジニアの方がまず始めるなら、claude.aiのチャットインターフェースから入るのが正解です。慣れてきてから自動化・開発支援用途でClaude Codeを検討するという順番がおすすめです。
料金プランの選び方
| プラン | 料金 | こんな人向け |
|---|---|---|
| 無料 | $0 | まず試してみたい・個人利用 |
| Pro | $20/月 | 毎日業務で使う個人 |
| Team | $25〜/月/人 | 5名以上のチーム・部門導入 |
| Enterprise | 要相談 | 全社展開・SSO・セキュリティ要件あり |
企業での導入を本格的に検討する場合は、AI導入戦略完全ガイドで費用対効果の計算方法も参照してください。
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること: claude.aiの無料アカウントを作成して、この記事の「即効プロンプト3選」を1つ試してみる
- 今週中: 自分の業務で一番時間がかかっている作業をClaudeに任せてみる(文書作成・メール・データ整理など)
- 今月中: チームへの共有と、社内でのClaudeガイドライン策定(情報管理のルール作り)
次回予告: 次の記事では「n8n×Claudeで業務フローを丸ごと自動化する方法」をお届けします。
参考・出典
- Vision – Claude API Docs — Anthropic(参照日: 2026-04-09)
- Claude Cheat Sheet: A Complete Guide to Anthropic’s AI — eWeek(参照日: 2026-04-09)
- What is Claude (2026): Pricing, Features, Pros and Cons — SearchAtlas(参照日: 2026-04-09)
Claude 無料・Pro・Max 料金プラン機能比較【2026年6月最新版】
「claude pro 何ができる」というクエリが多く検索されています。2026年に入って Free / Pro / Max 5x / Max 20x の4プラン体系に整理されたため、プラン別の機能差を正確に把握しておくことが重要です。以下の比較表はAnthropicの公式サイト(claude.com/pricing)に基づいています。
| 機能・サービス | Free(無料) | Pro(月額$20相当) | Max 5x / Max 20x |
|---|---|---|---|
| チャット・文章生成 | 利用可(使用量制限あり) | 利用可(大幅に制限緩和) | 利用可(5倍または20倍の使用量) |
| Projects(プロジェクト機能) | 利用可(最大5件まで) | 利用可(無制限) | 利用可(無制限) |
| Projects RAG容量拡張(10倍) | 不可 | 利用可 | 利用可 |
| Memory(メモリ機能) | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| Extended Thinking(拡張思考) | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| Web Search(ウェブ検索) | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| MCP(リモート接続) | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| Research(深掘り調査機能) | 不可 | 利用可 | 利用可 |
| Claude Code(コーディングエージェント) | 不可 | 利用可 | 利用可 |
| Claude Cowork(協調作業機能) | 不可 | 利用可 | 利用可 |
| 高負荷時の優先アクセス | なし | なし | あり |
| 新機能の早期アクセス | なし | なし | あり |
(出典:claude.ai/pricing / Anthropic公式 Projectsサポート)
Maxプランはどんな人に向いているか
Maxプランの最大の特徴は使用量の上限が大きいことと、高負荷時でも優先的にアクセスできる点です。毎日長時間Claudeを使うパワーユーザーや、業務で途切れることなく使い続けたいビジネスパーソンに向いています。
- Max 5x:Proプランの5倍の使用量。月に大量のレポート作成・コード生成をこなすフリーランスや中小企業の担当者向け
- Max 20x:Proプランの20倍の使用量。複数の大型プロジェクトを並行して進めるビジネスチームや、AIを核にした業務フローを組む企業向け
なお、Free / Pro / Max の全プランで利用できるMemory(記憶機能)・Web検索・Extended Thinking(拡張思考)は、有料化を検討するかどうかに関わらず、まず無料プランで体験できます。
プラン選択の詳細な比較はClaude Pro vs Max 完全比較ガイド【2026年最新】でも解説しています。
2025〜2026年に追加されたClaudeの主要新機能6選
「claude 機能一覧」「claude 機能」の検索数が伸びている背景には、2025年から2026年にかけてClaudeの機能が急速に拡充されたという実態があります。見落としている機能がないか、以下で確認してください。
1. Memory(メモリ)—会話をまたいで記憶する
2025年9月にTeam/Enterprise向けに先行公開され、同年10月にProおよびMaxユーザーにも展開された機能です(現在はFreeプランにも展開中)。
Memoryを有効にすると、Claudeは複数の会話セッションにまたがってユーザーの情報を記憶します。具体的には以下のような情報が自動で蓄積されます:
- 職業や役職、担当プロジェクトの概要
- 好みのコミュニケーションスタイル(箇条書き派か、文章派かなど)
- 使い慣れているプログラミング言語やツール
- 進行中の業務コンテキスト
メモリの内容は設定画面から確認・編集・一時停止・リセットが可能です。シークレット(Incognito)チャットでは記憶されません。また、Projectsを使用する場合はプロジェクトごとに独立したメモリスペースが生成されます。
2. Projects(プロジェクト)—専用ワークスペースとナレッジベース
Projectsは目的別の独立したワークスペースを作成できる機能です。通常のチャットと異なり、プロジェクト専用の指示(カスタムシステムプロンプト)やアップロードした資料をClaudeが参照し続ける点が特徴です。
たとえば「採用業務プロジェクト」を作成して求人票・評価基準・社内ルールをアップロードしておけば、Claudeはそのプロジェクト内の全会話でその資料を参照しながら回答します。Proプラン以上でRAG容量が10倍に拡張されるため、大量のドキュメントを扱う業務での活用に向いています。
部署別の活用テンプレートはClaude Projects部署別テンプレ4選と活用法で紹介しています。
3. Research(リサーチ機能)—深掘り調査の自動実行
Proプラン以上で利用できるResearch機能は、一つの質問に対してClaudeが複数のステップに分けてウェブ検索や情報収集を行い、まとめたレポートを返す機能です。単発の検索では得られない、複数情報源を組み合わせた調査結果を自動で生成します。
競合調査・市場動向調査・論文の要点整理など、これまで数時間かけて行っていた調査作業を大幅に圧縮できます。
4. MCP(Model Context Protocol)—外部ツール連携
MCPはAnthropicが公開したオープンな接続規格です。GoogleカレンダーやNotion、Slack、データベースといった外部ツールをClaudeに接続できます。
claude.aiではリモートMCP接続が全プランで利用可能です(2026年時点)。接続先のツールが増えるほど、Claudeができることの範囲も広がります。たとえばカレンダーに接続すれば「来週の空き時間に会議をセットして」という自然言語指示が実行可能になります。
5. Claude Code—コーディングエージェント機能
Proプラン以上で利用できるClaude Codeは、コードの生成・デバッグ・テスト作成をエージェントとして自律的に実行できる機能です。ターミナルやIDEと組み合わせて、複数ファイルをまたぐ大型の実装タスクを一度に処理できます。
6. 最新モデル:Fable 5 と Adaptive Thinking(適応型思考)
2026年6月時点で公式に公開されている最上位モデルは Claude Fable 5 です(API識別子:claude-fable-5)。コンテキストウィンドウは最大100万トークンで、Anthropicが「適応型思考(Adaptive Thinking)」と呼ぶ思考プロセスを常時搭載しています。
適応型思考とは、問いの難易度に応じて自動的に思考の深さを調整する仕組みです。Opus 4.8・Sonnet 4.6でも同様に適応型思考が有効になっており、ユーザーが明示的にオン・オフを切り替える必要はありません。
| モデル名 | API識別子 | コンテキスト | 適応型思考 |
|---|---|---|---|
| Claude Fable 5 | claude-fable-5 | 100万トークン | あり(常時オン) |
| Claude Opus 4.8 | claude-opus-4-8 | 100万トークン | あり(常時オン) |
| Claude Sonnet 4.6 | claude-sonnet-4-6 | 100万トークン | あり(常時オン) |
| Claude Haiku 4.5 | claude-haiku-4-5 | 20万トークン | なし |
claude.ai上でこれらのモデルのどれが使えるかはプランや時期によって異なります。APIで利用する場合は上記の識別子を使って直接指定できます。
著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
ご質問・ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
よくある質問
この記事はどのような企業に向いていますか?
「Claudeでできること8選」は、生成AIやAIツールを業務に取り入れたい企業、既存ワークフローの効率化を検討している担当者、導入前にリスクや費用対効果を確認したい管理職に向いています。
導入前に確認すべきポイントは何ですか?
目的、対象業務、扱うデータ、既存システムとの接続可否、社内ルール、運用担当者、効果測定の指標を先に確認します。
Uravationに相談すると何を整理できますか?
生成AI活用テーマ、研修設計、業務自動化の優先順位、導入時のガイドライン、PoCから本番運用までの進め方を整理できます。
▼ この記事を読んだ人がよく見る(導入・実践)
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