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Codex

Codex CLIとは|使い方・コマンド一覧・モデル変更【2026年10月】

Codex CLIとは|使い方・コマンド一覧・モデル変更【2026年10月】

Codex CLIとは、OpenAIが公式提供するターミナル常駐型のコーディングエージェントです。2026年9月29日に公式リファレンスで確認できるコマンドは27個、グローバルフラグ表は20行、スラッシュコマンド表は50行(別名を含めて53個)。最新版は0.162.1(米国時間の2026年10月9日公開)です。0.159.1(米国時間の9月29日公開)から、CLI に同梱のモデル一覧の既定が GPT-6.1 Sol になりました(設定でモデルを指定していればそちらが使われます)。公式の設定例もgpt-6.1-solです。

最短で始める3ステップ(コピペ可・公式手順)

# 1. インストール(macOS / Linux の公式インストーラ)
curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh

# 2. プロジェクトフォルダで起動(初回はサインイン画面)
codex

# 3. 最初の指示を書く(例)
# → このプロジェクトの構成を教えて
項目公式情報(最新版・モデル・料金は2026年10月13日に再確認)
提供元OpenAI(ターミナルで動作・ソースは公開)
対応OSmacOS / Windows / Linux
最新版0.162.1(米国時間の2026年10月9日)
認証ChatGPTアカウント / APIキー / Codexアクセストークン
設定ファイル~/.codex/config.toml(優先順位は7段)
コマンド数27個(安定20・実験7)/グローバルフラグ表20行
起動コマンドcodex(対話TUI)/自動実行は codex exec

この記事の数値は、2026年9月29日に公式ドキュメント(learn.chatgpt.com)から取得したものを基にし、最新版・モデル・料金・利用量は2026年10月13日に取得した公式資料で更新しています。公式に記載がない項目は「2026年9月29日時点で公式に記載なし」と明記しています。

今週の変更(2026年9月22日〜28日):Codex CLIは1週間で4回更新されました。0.156.0(9/22)で全画面UIの/tui・音声会話の既定有効化・/usageの利用状況ダッシュボード・worktreeセッションの既定有効化。0.156.1(9/23)でモデル選択にGPT-6 Sol と GPT-6 Lunaが追加され、上限に達したときの切替案内がLuna推奨に。0.157.0(9/25)でAmazon Bedrock対応・全画面トランスクリプトの既定化・バックグラウンドサーバーの自動起動・fキーでの会話分岐・/importのリモートセッション対応。0.157.1(9/26)を挟み、0.158.0(9/28)で全画面TUIのコピー設定・OAuthクライアントシークレット付きMCP接続・昇格権限コマンドの端末入力承認が既定に。

この記事の要点:

  • 公式リファレンスの当日版と1対1で照合したコマンド27個・グローバルフラグ20行・スラッシュコマンド50行の全一覧(公式に無いコマンドは載せていません)
  • サンドボックス3段×承認2段の組み合わせと、requirements.tomlで管理者が--yoloを組織的に禁止する方法
  • モデル変更の3ルート(/model・--model・設定ファイル)と、2026年10月14日のGPT-5.5終了に向けた棚卸しポイント

対象読者: Codex CLIを導入済みまたは検討中のエンジニア・技術リード・情報システム部門
読了後にできること: コマンド・フラグ・設定キーを公式の当日版で確認し、チームの標準設定と承認ルールを自分で決められる

Codex CLIは更新が速く、日本語の解説記事の多くが0.14x系より前の仕様で止まっています。「コマンドは21個」「--full-autoを使う」「codex mcp-serverでMCPサーバーとして動かす」といった記述は、2026年9月29日時点の公式ドキュメントとは一致しません(--full-autoは非推奨の互換フラグ、codex mcp-serverは削除済みです)。

この記事は、公式のDeveloper commands・Codex CLI・Changelogを2026年9月29日に取得し、表の1行ずつを突き合わせて作った技術リファレンスです。実務プロンプトの側はCodexプロンプト集と使い方|業務別10選・30コマンドにまとめているので、用途で使い分けてください。

Codex CLIとは?OpenAI公式のターミナル型コーディングエージェント

Codex CLIとは、ターミナルの中でコードを読み・直し・コマンドを実行するOpenAI公式のエージェントです。公式ページの説明は「Inspect, edit, and run code from your terminal」の1行で、(1)手元のリポジトリに対して動く、(2)モデル・推論の深さ・権限・実行できるコマンドを利用者が決める、(3)スクリプトやCIからcodex execで呼べる、の3点が設計の軸として挙げられています。

左にCodex CLI(ターミナル)、右にデスクトップアプリ・IDE拡張・Codex cloudを縦に並べ、/appで渡す・codex cloudで投入・codex applyで取り込むの3本の矢印でつなぎ、下部に「4つの面が同じ利用枠を共有する」と示した図
Codex CLIは4つの面の1つ

「Codex」という語は複数の面を指すため、CLIがどこに位置するのかを先に押さえると迷いません。2026年9月29日時点の公式ドキュメントでは、次の4つの面が並列に案内されています。

面動く場所向いている使い方
Codex CLI手元のターミナルリポジトリの探索・編集・ローカルレビュー・CI組み込み
デスクトップアプリmacOS / Windows長時間タスクとプロジェクトの並行管理
IDE拡張エディタ内コードのそばで直しながら進める作業
Codex cloudOpenAI側の環境並列のクラウド実行。結果はcodex applyで手元へ

CLIから他の面へ移る操作も公式に用意されています。/appでデスクトップアプリに続きを渡し、codex cloudでクラウドのチャットを一覧・投入し、codex applyでクラウドの差分を手元のリポジトリに当てられます。「CLIだけ」で完結させる必要はなく、同じアカウントの利用枠を共有しながら面を移れるのが2026年版の使い方です。

Codexという製品全体の意味づけ(3つの使われ方・できること・料金の考え方)から知りたい場合は、Codexとは?できること・使い方・料金を先に読むと全体像がつかめます。AIエージェント全般のアーキテクチャはAIエージェント導入完全ガイドにまとめています。

Codex CLIの使い方|インストールから初回実行までの3ステップ

Codex CLIの使い方は、インストール → サインイン → プロジェクトフォルダで指示を書くの3ステップです。公式クイックスタートもこの3段構成で、追加の初期設定は必須ではありません(設定ファイルは後から足す位置づけです)。

1インストール(curl・PowerShell・npm・Homebrew)、2サインイン(codex login)、3最初の指示(codexと打って用件を書く)の3つの手順を順に矢印でつないだ図
使い方は3ステップで終わる

ステップ1:インストール(公式は4方式)

2026年9月29日時点の公式インストール方法は次の4つです。どれを選んでも同じバイナリが入ります。

# macOS / Linux(公式インストーラ)
curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh

# Windows(PowerShell)
powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://chatgpt.com/codex/install.ps1 | iex"

# npm
npm install -g @openai/codex

# Homebrew
brew install --cask codex

更新は、インストーラ方式ならインストールと同じコマンドを再実行、npmはnpm install -g @openai/codex、Homebrewはbrew upgrade --cask codexです。自己更新に対応したビルドであればcodex updateも使えます。OS別の詰まりどころはCodexのインストール方法|Windows・Mac・WSLに分けて書いています。

ステップ2:サインイン(3方式の使い分け)

# 方式A:ChatGPTアカウント(ブラウザが開く。既定の方法)
codex login

# 方式B:APIキー(CI・共有環境向け。標準のAPI料金で課金)
printenv OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-key

# 方式C:Codexアクセストークン(法人の自動化向け)
printenv CODEX_ACCESS_TOKEN | codex login --with-access-token

# 状態確認(ログイン済みなら終了コード0。スクリプトで判定できる)
codex login status

ブラウザを開けない環境ではcodex login --device-authでデバイスコード方式に切り替えられます。APIキーで認証した場合はChatGPTプランの枠ではなく標準のAPI料金での課金になり、GitHubの自動コードレビューやSlack連携などクラウド側の機能は使えません。個人の対話作業はChatGPTアカウント、CIはAPIキーかアクセストークン、という分け方が公式の想定です。

ステップ3:最初の指示を書く

プロジェクトのフォルダでcodexと打ち、日本語で用件を書けば動きます。公式が最初の例として挙げているのは「Tell me about this project(このプロジェクトについて教えて)」で、いきなり書き換えさせず読ませるところから始める順序です。公式のベストプラクティスでは、タスクの前後でGitのチェックポイントを作ることが推奨されています。

覚えておくと速い対話ショートカットは公式リファレンスに8項目あります。

  • @ でワークスペース内のファイルを検索してパスを差し込む
  • ↑ / ↓ で下書き履歴を復元、Ctrl+R でプロンプト履歴を検索
  • Ctrl+O または /copy で直前の完了出力をコピー
  • 行頭に ! を付けるとローカルのシェルコマンドを現在の承認・サンドボックス設定で実行
  • 作業中に Tab で次のターンへ指示を予約、Enter で実行中のターンに指示を差し込む
  • 入力欄が空の状態で Esc 2回で直前の発言を編集し、その地点から会話を分岐
  • Ctrl+G で VISUAL(未設定なら EDITOR)のエディタを開いて長文を書く
  • Ctrl+C または /exit で終了

Codexコマンド一覧|公式27コマンドを6グループで読む

Codexのコマンドは、公式リファレンスの「Command overview」表に27個載っています。内訳は安定(Stable)が20個、実験(Experimental)が7個です。丸暗記する必要はなく、6つのグループに分けると「今どれを使う場面か」で引けるようになります。

上に「公式コマンド27個」を置き、その下に起動とセッション6・自動化とレビュー4・アカウントと保守5・拡張と連携4・権限と実行環境2・開発者向けと実験6の6つの箱を2行3列に並べた分類図
公式27コマンドは6グループ

グループ1:起動とセッション管理(6個)

コマンド成熟度公式の説明
codex安定対話TUIを起動。グローバルフラグに加えてプロンプトと画像を渡せる
codex resume安定前のセッションをIDで再開、または直近のチャットを再開
codex fork安定前のセッションを分岐して新しいチャットにする(元は保持)
codex archive安定保存済みセッションをID・名前で書庫に移す
codex unarchive安定書庫のセッションを元に戻す
codex delete安定保存済みセッションを完全に削除(--forceはUUID指定時のみ)

再開時に現在のディレクトリとセッション保存時のディレクトリが違うと、Codexはどちらを使うか聞いてきます。毎回聞かれたくない場合は設定ファイルのtui.resume_cwdに"current"か"session"を書けば固定できます。

グループ2:自動化とレビュー(4個)

コマンド成熟度公式の説明
codex exec安定非対話実行。別名codex e。標準出力かJSONLで結果を返し、再開もできる
codex review安定未コミット差分・ベースブランチ・特定コミット・独自指示のいずれかを非対話でレビュー
codex apply安定Codex cloudのチャットが作った最新の差分を手元の作業ツリーに当てる。別名codex a
codex cloud実験クラウドのチャットを端末から一覧・実行。別名codex cloud-tasks

codex reviewの対象指定(--uncommitted・--base・--commit・独自プロンプト)は同時に2つ以上使えません。--titleは--commitとだけ併用できます。

グループ3:アカウントと保守(5個)

コマンド成熟度公式の説明
codex login安定ChatGPT OAuth・デバイス認証・APIキー・アクセストークンで認証
codex logout安定保存済み認証情報を削除(フラグなし)
codex doctor安定導入・設定・認証・実行環境・Git・端末・app-server・スレッド在庫を診断
codex update安定自己更新に対応したリリースで更新を確認・適用
codex features安定機能フラグの一覧・有効化・無効化をconfig.tomlへ保存

「バージョンを確認したい」ときはcodex doctorが最短です。導入・設定・認証・Git・端末の状態をまとめて出すので、不具合報告の前に1回走らせておくと切り分けが速くなります。機械可読で欲しい場合はcodex doctor --json、要約だけなら--summaryです。

グループ4:拡張と連携(4個)

コマンド成熟度公式の説明
codex mcp安定MCPサーバーの一覧・追加・削除・認証(list/get/add/remove/login/logout)
codex plugin安定マーケットプレイスからプラグインを導入・一覧・削除
codex plugin marketplace安定GitHub・Git URL・ローカルのマーケットプレイスを追加・一覧・更新・削除
codex completion安定Bash・Zsh・Fish・PowerShell・Elvish用の補完スクリプトを生成

注意:codex mcp-serverは削除されました。公式ドキュメントは「codex mcp-serverコマンドと単体のcodex-mcp-serverバイナリは削除された。代わりにCodex app serverを使うこと」と明記しています。他のツールからCodexをMCPサーバーとして呼ぶ構成を紹介している古い記事の手順は、2026年9月29日時点では動きません。

グループ5:権限と実行環境(2個)

コマンド成熟度公式の説明
codex sandbox安定Codexが内部で使うのと同じ隔離の中で任意のコマンドを実行(macOS seatbelt/Linux Landlock/Windows)
codex execpolicy実験ルールファイルを評価し、そのコマンドが許可・確認・禁止のどれになるかをJSONで出す

グループ6:開発者向けと実験(6個)

コマンド成熟度公式の説明
codex app安定端末からChatGPTデスクトップアプリを起動(macOSはパスを開き、Windowsはパスを表示)
codex app-server実験stdio・WebSocket・Unixソケットでapp serverを起動(開発・デバッグ用)
codex remote-control実験リモート操作の開始・停止と、短時間だけ有効なペアリングコードの発行
codex debug models実験Codexが見ているモデルカタログをJSONで出力
codex debug prompt-input実験モデルに渡る入力リストをそのままJSONで表示
codex debug app-server send-message-v2実験内蔵テストクライアントでapp-serverへ1通だけ送って挙動を見る

実験(Experimental)扱いの7個は予告なく変わる可能性があると公式に書かれています。社内の運用手順書やCIスクリプトに書き込むのは、安定扱いの20個に絞るのが安全です。

グローバルフラグ20行|サンドボックスと承認の組み合わせ

グローバルフラグはcodex本体に付けるオプションで、公式表は20行(先頭のPROMPT引数を除くと19フラグ)です。大半はcodex execなど下位コマンドにも引き継がれます。

フラグ取りうる値・既定値と意味
PROMPT最初の指示文。省略すると空のTUIが立ち上がる
--image, -i最初の指示に画像を添付。カンマ区切りかフラグの繰り返しで複数可
--model, -m設定のモデルを上書き(例:gpt-6.1-sol)
--oss既定false。ローカルのオープンソースプロバイダを使う
--local-providerlmstudio / ollama。--ossで使うプロバイダを指定
--profile, -p$CODEX_HOME/名前.config.tomlをユーザー設定に重ねる
--sandbox, -sread-only / workspace-write / danger-full-access
--ask-for-approval, -aon-request / never。承認を求めるタイミング
--dangerously-bypass-approvals-and-sandbox(--yolo)既定false。承認も隔離もすべて飛ばす。外部で堅牢化した環境でのみ使う
--dangerously-bypass-hook-trust既定false。フックの信頼確認を省く。フック提供元を検証済みの自動化専用
--cd, -C処理開始前の作業ディレクトリを指定
--search既定false。Web検索をライブに切り替える(既定はキャッシュ)
--add-dir書き込みを許すディレクトリを追加。複数指定は繰り返し
--no-alt-screen既定false。TUIの代替画面モードを切る
--remoteWebSocketまたはUnixソケットでapp-serverに接続
--remote-auth-token-env指定した環境変数からベアラートークンを読んで--remote接続に送る
--strict-config既定false。設定ファイルに未知のキーがあればエラーにする
--enable / --disable機能フラグを強制的に有効化・無効化(繰り返し可)
--config, -ckey=valueで設定を上書き。値はTOMLとして解釈
左の「用途を決める」から4本の矢印が伸び、Auto(workspace-writeとon-request)・読むだけ(read-onlyとon-request)・CI無人(read-onlyとnever)・自動レビュー(approvals_reviewerをauto_review)の4つの終点へつながり、下部の帯に「workspace-writeでもネットワークは既定で無効」と示した分岐図
サンドボックスと承認の4通り

サンドボックス3段×承認2段の組み合わせ

Codex CLIの安全設計は「どこまで書けるか(サンドボックス)」と「いつ人に聞くか(承認)」の2軸です。公式が挙げている代表的な組み合わせは4つです。

用途指定できること
Auto(既定の想定)--sandbox workspace-write --ask-for-approval on-request作業ディレクトリ内の読み書きとコマンド実行は自動。外への書き込みとネットワークは承認を求める
読むだけで進める--sandbox read-only --ask-for-approval on-request読み取りと隔離内のコマンドのみ。外に出る操作は承認が要る
CI(読むだけ・無人)--sandbox read-only --ask-for-approval never読み取りのみで一度も止まらない。監査用の走査向き
自動レビューに任せる--sandbox workspace-write --ask-for-approval on-request -c approvals_reviewer=auto_review境界は同じまま、承認要求の一部をレビュー担当のエージェントが判定する

押さえておきたい既定値が3つあります。第一に、workspace-writeでもネットワークは既定で切られています(設定で明示的に有効化する必要があります)。第二に、書き込み可能な範囲の中でも.git・.agents・.codexは読み取り専用として保護され、その配下も再帰的に保護されます。第三に、approval_policy = "untrusted"は廃止されました。古い設定が残っている場合はon-requestと読み取り専用サンドボックスの組み合わせに置き換えてください。

書き込み先を広げたいときに--sandbox danger-full-accessへ逃げるのは公式も勧めていません。--add-dirでディレクトリを足すのが正しい手順です。

スラッシュコマンド全50行(別名込み53個)の早見表

対話中に/を打つと出るコマンドは、公式表で50行・別名を含めて53個です。作業中にTabで次のターンに予約もできます。よく使う順に並べ替えた早見表を載せます。

権限・モデル・実行の制御

コマンド用途
/permissions確認なしで何をしてよいかを設定する
/model使うモデル(と推論の深さ)を選ぶ
/fastモデルがFast階層を持つ場合に切り替える
/plan計画モードに切り替える(そのまま指示も送れる)
/goal長い作業の目標を設定・編集・一時停止・再開・解除する
/approve自動レビューで拒否された操作を1回だけ再試行する
/status現在のモデル・承認方針・書き込み可能範囲・残りコンテキストを表示
/usageアカウントのトークン利用量や上限のリセットを見る
/experimental実験機能を切り替える
/debug-config設定の層と要件の診断を出す

会話・セッションの操作

コマンド用途
/new / /clear同じCLI内で新しいチャットを始める/画面と文脈を一緒にリセットする
/compact見えている会話を要約してトークンを空ける
/resume保存済みのチャットを一覧から再開する
/fork今のチャットを分岐して別案を試す
/side, /btw本流を汚さずに一時的な脇道の会話をする
/rename今のチャットに名前を付ける
/archive / /delete今のセッションを書庫に入れて終了/完全に削除して終了
/app続きをChatGPTデスクトップアプリで開く
/quit / /exitCLIを終了する(どちらも同じ)

ファイル・差分・レビュー

コマンド用途
/diffGitの差分を表示(未追跡ファイルも含む)
/review作業ツリーをレビューさせる
/mentionファイルやフォルダを会話に添付する
/copy直前の完了した出力をコピーする(Ctrl+Oと同じ)
/init今のディレクトリにAGENTS.mdの雛形を作る
/importClaude CodeやCursorの設定・プロジェクト・チャットを取り込む

拡張・連携・表示

コマンド用途
/mcp設定済みMCPツールを一覧(verboseでサーバー詳細)
/plugins / /appsプラグインを見る/コネクタを見て$app-slugで差し込む
/skillsスキルを探して使う
/hooksライフサイクルフックの確認・信頼付与・無効化
/agent, /subagents動いているエージェントのスレッドを切り替える
/memoriesメモリの参照・生成の可否を切り替える
/ideエディタで開いているファイルや選択範囲を文脈に入れる
/ps / /stopバックグラウンド端末と出力を見る/すべて止める
/theme / /statusline / /title配色/フッター項目/ウィンドウ名の項目を選ぶ
/keymap / /vim / /rawショートカット割当/Vimモード/素のスクロールバック表示
/personality受け答えの調子を選ぶ(friendly / pragmatic / none)
/setup-default-sandbox / /sandbox-add-read-dirWindows専用。昇格サンドボックスの設定/読み取り許可ディレクトリの追加
/logout / /feedback / /petsサインアウト/ログ送付/端末の常駐表示の選択

なお、2026年9月22日の0.156.0のリリースノートに出てくる/tui・/voice・/daemonは、2026年9月29日時点の公式スラッシュコマンド一覧表には掲載されていません。リリースノートには記載があるため実装はされていますが、正式な一覧に載る前の段階として扱ってください。

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Codex CLIのモデル変更|/model・--model・設定ファイルの3ルート

Codex CLIのモデル変更には、セッション中に切り替える/model・起動時に指定する--model(-m)・設定ファイルに書いて既定にするの3ルートがあります。優先されるのはコマンドラインの指定で、設定ファイルの値を上書きします。

# ルート1:対話中に切り替える
/model
# → 一覧から gpt-6.1-sol / gpt-6-luna などを選ぶ。/status で反映を確認できる

# ルート2:起動時に指定する(非対話も同じ)
codex --model gpt-6.1-sol
codex exec -m gpt-6.1-sol "Review the current changes"

# ルート3:設定ファイルに既定として書く(~/.codex/config.toml)
model = "gpt-6.1-sol"

2026年10月時点で選べるモデル

モデル識別子公式が示す向き先
GPT-6 Astragpt-6-astra複数手順・複数ツールにまたがる最も難しい仕事
GPT-6.1 Solgpt-6.1-sol複雑なコーディングとエージェント的な作業(公式の推奨。CLI 0.159.1 から同梱のモデル一覧の既定)
GPT-6 Solgpt-6-sol日常の作業と複雑なコーディング・エージェント的な流れ
GPT-6 Lunagpt-6-lunaはっきりした反復作業・件数の多い処理
GPT-5.6 Sol / Terra / Luna—切り替え期間中は引き続き選択可能

GPT-6 SolとGPT-6 Lunaは2026年9月22日にCodexとChatGPT Workへ展開が始まり、前世代のGPT-5.6系より低いトークン単価だと公式に案内されています。Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduで順次利用可能、FreeとGoのユーザーはデスクトップアプリでLunaを使えます。Enterpriseは管理者が新モデルを有効化する必要があります。CLI側の反映は0.156.1(9月23日)からで、上限に達したときの切替案内もLuna推奨に変わりました。

GPT-6.1 Sol は2026年9月29日に加わりました。2026年10月13日時点の公式のモデル一覧は、複雑なコーディングとエージェント的な作業に GPT-6.1 Sol、はっきりした反復作業に GPT-6 Luna を勧めています。CLI では0.159.1(米国時間の9月29日)から、同梱のモデル一覧の既定が GPT-6.1 Sol です(実際に使われるモデルは、CLI の版と設定で変わります)。

棚卸ししておきたい日付:GPT-5.5は2026年10月14日に全プランで終了します(ChatGPT・ChatGPT Work・Codexが対象。OpenAI APIは影響を受けません)。config.tomlやCIスクリプトにgpt-5.5系を直書きしている場合は、その前にgpt-6-solなどへ差し替えてください。

推論の深さ(reasoning effort)は/modelの中で一緒に選べます。深くすると難しい課題に強くなる代わりに時間とトークンを使うため、公式も「既定から始めて必要なときに上げる」順序を勧めています。さらに上のUltraモードは、サブエージェントを使って大きな仕事を分割する仕組みです。Codex全体(CLI・アプリ・Cloud)での使い分けはCodexの使い方 完全ガイド|CLI・アプリ・Cloudにまとめています。

codex execで非対話実行する|CI・スクリプト組み込み

codex execは、TUIを開かずに人の操作なしで走らせるためのコマンドです(別名codex e)。既定のサンドボックスは読み取り専用で、進捗は標準エラー出力、最終メッセージだけが標準出力に出ます。この分離のおかげでパイプやリダイレクトがそのまま使えます。

# 基本形(既定は読み取り専用サンドボックス)
codex exec "リポジトリ構成をまとめ、リスクの高い箇所を5つ挙げて"

# 標準出力だけを受け取ってファイルにする
codex exec "直近10コミットのリリースノートを作って" | tee release-notes.md

# 編集も許す場合はサンドボックスを明示する
codex exec --sandbox workspace-write "テストの失敗を直して"

# セッションファイルを残さない
codex exec --ephemeral "このリポジトリを仕分けして次の一手を出して"

# 標準入力から文脈を渡す(プロンプトは指示、パイプは文脈として扱われる)
curl -s https://example.com/data.json \
  | codex exec "上位20件をMarkdownの表にして" > table.md

JSONLで機械可読にする

--jsonを付けると標準出力がJSON Lines(1行1イベント)になります。公式が挙げているイベント種別はthread.started・turn.started・turn.completed・turn.failed・item.*・errorです。アイテム側にはエージェントの発言・推論・コマンド実行・ファイル変更・MCPツール呼び出し・Web検索・計画更新が入ります。

codex exec --json "リポジトリ構成をまとめて" | jq

# 実際に流れる行の例(公式ドキュメント掲載)
# {"type":"thread.started","thread_id":"0199a213-81c0-7800-8aa1-bbab2a035a53"}
# {"type":"turn.started"}
# {"type":"item.started","item":{"id":"item_1","type":"command_execution", ... }}
# {"type":"turn.completed","usage":{"input_tokens":24763, ... }}

# 最終メッセージだけファイルに書き出す(標準出力にも出る)
codex exec --json -o last-message.txt "変更点を要約して"

CIでは--jsonと--output-last-messageを組み合わせるのが公式の推奨です。機械可読な進捗と、人が読む最終要約の両方が残ります。出力の形を固定したい場合は--output-schemaにJSON Schemaのファイルを渡すと、Codexがその形に沿っているか検証します。

--full-autoは非推奨です。公式リファレンスは「互換のために残している非推奨フラグ。--sandbox workspace-writeを使うこと。使用すると警告が出る」と明記しています。古い記事のスクリプトをそのまま流用すると警告が出続けるので、新規に書くCIでは使わないでください。

さらに、必須(required = true)に設定したMCPサーバーの初期化に失敗すると、codex execはそのまま続行せずエラー終了します。CIでツール依存を落とさずに済むので、必須のサーバーには明示的に付けておくと安全です。実運用でのサブエージェント構成と自動レビューはCodex CLIのSub-agents・自動レビューの使い方で扱っています。

config.tomlの書き方と優先順位7段

個人の既定値は~/.codex/config.toml、プロジェクト固有の上書きは.codex/config.tomlに置きます。プロジェクト側の.codex/は、そのプロジェクトを信頼した場合にだけ読み込まれます。

値の決まり方は7段の優先順位です(上が強い)。

  1. コマンドラインのフラグと--config(-c)の上書き
  2. プロジェクトの設定ファイル(.codex/config.toml。作業ディレクトリに近いものが勝つ・信頼済みのみ)
  3. --profileで選んだプロファイル(~/.codex/名前.config.toml)
  4. ユーザー設定(~/.codex/config.toml)
  5. ワークスペースに適用されたクラウド管理の既定値
  6. システム設定(Unix系なら/etc/codex/config.toml)
  7. 組み込みの既定値

よく使うキーを、公式の説明つきで並べます。

# ~/.codex/config.toml

# 既定モデル
model = "gpt-6.1-sol"

# 承認方針(on-request / never / 細粒度の granular)
approval_policy = "on-request"

# サンドボックス(read-only / workspace-write / danger-full-access)
sandbox_mode = "workspace-write"

# Web検索の扱い(既定は cached。live は --search と同じ)
# web_search = "indexed"   # 検索インデックス経由に限定
# web_search = "live"      # 最新をそのまま取りに行く
# web_search = "disabled"  # 使わない

# セッション再開時に使う作業ディレクトリを固定
[tui]
resume_cwd = "session"

チームで共有する値はconfig.tomlに、人や案件で変わる値は--profileのプロファイルに置く、というのが公式の勧める分け方です。設定にタイプミスがあっても既定では黙って無視されるので、CIなど落としたくない場面では--strict-configを付けて未知のキーをエラーにしてください。

MCPサーバーの追加と設定キー

MCP(Model Context Protocol)は、外部ツールやデータをCodexから呼べるようにする仕組みです。設定はconfig.tomlの[mcp_servers.<サーバー名>]テーブルに書きます。標準入出力で動かすローカル型と、HTTPで接続するリモート型の2通りに対応しています。

# コマンドで追加する(ローカル型)
codex mcp add context7 -- npx -y @upstash/context7-mcp

# リモート型(streamable HTTP)
codex mcp add example --url https://example.com/mcp

# 一覧・確認・削除
codex mcp list
codex mcp get context7 --json
codex mcp remove context7

設定ファイルに直接書く場合は次の形です。主なキーは公式に列挙されています。

[mcp_servers.context7]
command = "npx"
args = ["-y", "@upstash/context7-mcp"]
startup_timeout_sec = 20      # 起動待ちの秒数。既定は10
enabled_tools = ["search"]     # 使わせるツールの許可リスト
disabled_tools = ["write"]     # 拒否リスト(許可リストの後に適用)

[mcp_servers.context7.env]
CONTEXT7_API_KEY = "env:CONTEXT7_API_KEY"

[mcp_servers.figma]
url = "https://example.com/mcp"
bearer_token_env_var = "FIGMA_OAUTH_TOKEN"

OAuthでのlogin・logoutはstreamable HTTP型のサーバーで、かつそのサーバーがOAuthに対応している場合だけ動きます。2026年9月28日の0.158.0からは、事前登録済みのOAuthクライアントシークレットが必要なサーバーにもcodex mcp add --oauth-client-secretで接続できるようになりました。

startup_timeout_secは既定10秒です。初回に大きなパッケージを取りに行くサーバーはここで落ちやすいので、20〜60秒に伸ばすのが定番の対処です。設定例をもっと見たい場合はCodex MCPの設定と使い方|config.tomlの例に具体例を並べています。

法人で使う前に管理者が決める4点(requirements.toml・rules・認証)

Codex CLIは、個人が自由に設定できる前提で作られています。そのままだと--yoloも--ask-for-approval neverも端末側で選べてしまうため、法人導入では管理者が上書きできない層で縛る設計が要ります。公式には、そのための仕組みがrequirements.tomlとして用意されています。

管理者requirements.toml(許可する承認方針とサンドボックスを限定)、チームconfig.toml(既定のモデルとサンドボックスと承認方針)、端末rulesのprefix_rule(許可・確認・禁止の3値)を3行2列で上から並べ、下向き2本の矢印でつなぎ、下部の帯に「重なったときは厳しい方が勝つ」と示した図
法人の統制は3層で決める

(1) requirements.tomlで危険な組み合わせを閉じる

管理者が用意するrequirements.tomlは、利用者のconfig.tomlより強い層として効きます。たとえば次の2行で、--ask-for-approval neverと--sandbox danger-full-access(--yoloを含む)が使えなくなります。

# /etc/codex/requirements.toml(Unix系)
# Windows は %ProgramData%OpenAICodexrequirements.toml
allowed_approval_policies = ["untrusted", "on-request"]
allowed_sandbox_modes = ["read-only", "workspace-write"]

ほかにもallow_appshots = falseで画面共有系の機能を、allow_remote_control = falseで端末のリモート操作を止められます。キーを省いた項目は制約されず通常どおりです。選べる権限プロファイルを絞るallowed_permission_profilesはCodex 0.138.0以降が必要で、それより前のバージョンは無視するため、全端末の更新が済んでから適用するのが公式の指示です。

適用の経路は3つあります。システムに置くファイル、ワークスペース向けにクラウドから適用される設定、そしてモバイル端末管理(MDM)で入れる方式です。クラウドからの設定が届かないときにキャッシュも無ければ、クライアントは黙って起動せずエラーにする設計になっています。

(2) rulesで「外に出るコマンド」を制御する

サンドボックスの外でコマンドを走らせてよいかは、rulesフォルダの.rulesファイルで決められます(実験的機能)。~/.codex/rules/default.rulesが利用者層、プロジェクト直下の.codex/rules/は信頼済みの場合のみ読まれます。

# ~/.codex/rules/default.rules
prefix_rule(
    pattern = ["gh", "pr", "view"],
    decision = "prompt",
    justification = "PRの閲覧は承認つきで許可",
)

decisionはallow(確認なしで許可)・prompt(毎回確認)・forbidden(確認せず拒否)の3値で、複数のルールが当たったときは厳しい方が勝ちます(forbidden > prompt > allow)。書いたルールが意図どおりかは、保存前にcodex execpolicy check --rules ~/.codex/rules/default.rules --pretty -- gh pr view 100で確認できます。管理者はrequirements.toml側からも制限的なprefix_ruleを強制できます。

注意点として、bash -lc "git add . && rm -rf /"のように1つの文字列に複数の操作を詰めた形は特別扱いされます。安全に分割できない場合の挙動は公式ドキュメントに説明があるため、社内ルールを作るときは必ずmatchとnot_matchに実例を書いて、読み込み時に検証させてください。

(3) 認証方式を用途で分ける

ChatGPTアカウントでのサインインはプランの利用枠で動き、クラウド側の機能(GitHubの自動コードレビュー、Slack連携など)も使えます。APIキーはそれらが使えない代わりに、標準のAPI料金で課金され、共有環境やCIに向きます。法人の自動化ではCodexアクセストークンという選択肢もあります。認証方式を組織として固定したい場合は、ChatGPTログインのみ・APIキーのみといった制限や、特定ワークスペースへの限定を設定で強制できます。

(4) 書き込み範囲とネットワークの既定を合わせる

公式が勧める既定は「バージョン管理されたフォルダはAuto(workspace-write+on-request)、そうでないフォルダはread-only」です。workspace-writeでもネットワークは既定で切れており、書き込み可能な範囲の中でも.git・.agents・.codexは保護されます。この3つの既定を社内標準としてそのまま採用し、広げたいときだけ--add-dirで足す運用にすると、事故の起点が減ります。

全社導入の進め方そのものはAI導入戦略ガイド|6フェーズ・ROIに、Claude Codeとの併用や社内研修の設計は法人向けClaude Codeトレーニングにまとめています。

AGENTS.mdでプロジェクトのルールを渡す

AGENTS.mdは、プロジェクト固有の前提やルールをCodexに伝えるためのファイルです。TUIで/initを実行すると、今のディレクトリに雛形が作られます。毎回プロンプトで説明し直す必要がなくなるので、チームで1枚作って共有するのが実務では効きます。

# AGENTS.md の例

## プロジェクト概要
Next.js と TypeScript で作っているECサイト。

## コード規約
- TypeScript は strict モード
- コンポーネントは関数コンポーネントで書く
- テストは Vitest

## 禁止事項
- `any` 型の使用
- `console.log` をコミットに含めること
- `node_modules` の直接編集

## テスト実行
npm run test

## 注意
- APIキーは .env.local に置き、コミットしない
- DBマイグレーションはレビュー後に実行

設定ファイルとの役割分担は明確です。AGENTS.mdは「このコードベースではどう書くか」という文脈、config.tomlは「CLIをどう動かすか」という動作設定です。置き場所と優先順位の詳細は公式のCustom instructions with AGENTS.mdに記載があります。

2026年9月のアップデート(0.156.0〜0.158.0)

Codex CLIは2026年9月22日から28日までの7日間で4回更新されました。公式Changelogの記載を、リリース日順に整理します。

版・日付公式に挙げられた主な追加
0.156.0
2026年9月22日
/tuiで次回起動を全画面UIに(検索・マウス選択・右クリックコピー)/音声会話を既定で有効化(F8切替・/voiceの設定選択・LinuxとWindows向けの音声ランタイム同梱)//usageでアカウント利用状況・トークン総量・プラグインとスキルの活動を確認/エージェント司令画面からworktreeセッションを作成でき、worktree対応が既定で有効に/端末テーマ6種の追加とMermaid図・数式の表示//daemonでローカルのバックグラウンドサーバーを更新、--no-daemonで回避
0.156.1
2026年9月23日
モデル選択にGPT-6 Sol と GPT-6 Lunaを追加。利用上限に達したときの切替案内がGPT-6 Luna推奨に変更
0.157.0
2026年9月25日
GPT-6 SolとLunaの追加にAmazon Bedrock対応と旧モデルからの移行案内/全画面トランスクリプトを既定化しShift+クリックで選択範囲を拡張/条件を満たす対話セッションでバックグラウンドサーバーを自動起動(設定が合わない場合の復旧選択肢つき)/fキーで別アプリで開いている会話を分岐(下書きと予約プロンプトを保持)//importをリモートセッションとローカルのバックグラウンドサーバーセッションでも使えるように/記号・チェックボックス・数式の表示改善
0.157.1
2026年9月26日
公式Changelogは「リリース要点を確定できなかった(PR索引が空でタグ比較が404)」と記載。機能追加の明記なし
0.158.0
2026年9月28日
全画面TUIで選択時コピーと右クリック貼り付けを設定可能に(コピーした内容はMarkdown書式を保持)/事前登録のOAuthクライアントシークレットが要るMCPサーバーへcodex mcp add --oauth-client-secretで接続/exec-serverのWebSocket接続をベアラートークンで保護/画像の生成・編集で背景透過を明示指定できるように/昇格権限で動くコマンドの端末入力承認を既定で有効化

実務への意味を3つに絞ると、(1)worktreeが既定で有効になったため並行作業の前提が変わった、(2)全画面UIが既定になり端末のコピー操作の癖が変わった、(3)昇格権限のコマンドに端末入力の承認が入ったため、無人実行の手順を一度見直す必要がある、の3点です。更新の速さを考えると、codex doctorでの定期確認と公式Changelogの購読を運用に組み込むのが現実的です。

この表の後も更新は続いています。9月29日の0.159.0から10月9日の0.162.1まで(日付は米国時間)が公開され、0.159.1で GPT-6.1 Sol が同梱のモデル一覧の既定になりました(2026年10月13日時点の GitHub のリリース一覧)。

料金とプラン別に使える量の目安

Codex CLIそのものに追加料金はありません。ChatGPTのプランに含まれる利用枠か、APIキー認証での従量課金のどちらかで動きます。公式Pricingページの2026年10月13日時点の表示は次のとおりです(金額はドル表記、円は1ドル150円換算の目安)。

プラン月額Codexまわりの内容
Free0ドルデスクトップアプリで標準速度のGPT-6 Luna(展開状況による)
Go8ドル(約1,200円)デスクトップアプリで標準速度のGPT-6 Luna(展開状況による)
Plus20ドル(約3,000円)Web・CLI・IDE拡張・iOSでCodex。自動コードレビューやSlack連携などクラウド機能。GPT-6.1 SolとGPT-6 Luna。クレジット追加で延長可
Pro100ドルから(約15,000円から)Plusの内容に加えて、月100ドル・200ドル・500ドルの3階層(上の階層ほど枠が大きい)。500ドルはUltrafastを使える
Business1人あたり20ドル(約3,000円・年払い・2名以上)/月払いは25ドル(約3,750円)デスクトップとモバイル横断。クラウドチャット用の大きめの仮想マシン。SAML SSO・多要素認証・既定で学習に使わない
Enterprise・Edu問い合わせBusinessの内容に加えて優先処理、SCIM・EKMなどの管理機能
APIキー従量CLI・SDK・IDE拡張で利用。クラウド機能は対象外。標準のAPI料金で課金

「どれくらい使えるか」の目安も公式が数字で出しています。以下は5時間あたりに送れるローカルメッセージ数の目安で、固定の上限ではなく実際の値は利用状況ダッシュボードで確認する前提です。2026年10月13日時点の公式の料金ページがこの目安を出しているのは Plus と Business の標準席だけで、Pro は「現在は5時間の上限なし」とされています。

モデルPlusBusiness 標準
GPT-6 Astra5〜455〜45
GPT-6.1 Sol15〜16015〜160
GPT-6 Sol15〜15015〜150
GPT-6 Luna350〜3,000350〜3,000

公式の補足が3つあります。第一に、ローカルのメッセージとクラウドのチャットは同じ枠を分け合います。第二に、週単位の上限が別にかかる場合があります。第三に、柔軟課金のEnterprise・Eduには固定のレート上限がなくクレジットに応じて伸びます(柔軟課金でないEnterprise・Eduは、ほとんどの機能でPlusと同じ席あたりの上限です)。速度設定を上げるとクレジットの消費が増えるため、含まれる枠も早く減ります。

プラン別の月額と使える量をもっと細かく比べたい場合はCodex料金 早見表|Plus/Pro/API別の月額と使える量を、Claude Codeとの費用比較はCodex CLI vs Claude Code料金比較|プラン早見表を参照してください。

エラー対処8パターン(公式仕様に沿った直し方)

ここでは公式ドキュメントに書かれている仕様から導ける対処だけを挙げます。挙動が公式に説明されていないものは推測せず、codex doctorで状態を出して切り分けてください。

1. サインインが切れる・認証情報が使えない

# 今どの方式でログインしているか確認(0なら認証済み)
codex login status

# 入れ直す
codex logout
codex login

# ブラウザを開けない環境(サーバー・SSH先)
codex login --device-auth

codex logoutはAPIキーとChatGPTアカウントの両方の認証情報を消します。CLIとIDE拡張はログイン情報を共有しているため、片方でサインアウトするともう片方でも入り直しが必要です。

2. 書き込みが拒否される

既定のworkspace-writeでも、書き込み可能な範囲の中の.git・.agents・.codexは保護されています。またcodex execの既定は読み取り専用です。

# 編集を許す(作業ディレクトリの範囲)
codex --sandbox workspace-write "テストの失敗を直して"

# 別ディレクトリにも書きたい(danger-full-access へ逃げない)
codex --sandbox workspace-write --add-dir ../shared-lib "共通処理も直して"

3. ネットワークにつながらない

workspace-writeではネットワークが既定で切られています。依存パッケージの取得などで通信が要る場合は設定で明示的に有効化するか、その部分だけ人が実行してください。公式はネットワーク有効化をリスクの高い設定として扱っています。

4. Gitリポジトリ外で起動できない

codex --skip-git-repo-check "このフォルダの中身を整理して"

5. コンテキストが足りなくなる

# 残量を確認
/status

# 会話を要約して空ける
/compact

# 文脈を切って作り直す
/new

# 対象を絞って起動し直す
codex --cd ./src "src配下のバグを直して"

6. MCPサーバーが起動しない

# 起動待ち時間を伸ばす(既定は10秒)
[mcp_servers.context7]
startup_timeout_sec = 60

必須指定(required = true)のサーバーが立ち上がらない場合、codex execはそのサーバー無しで続行せずエラー終了します。CIで落ちる原因がここにあることは少なくありません。

7. 設定を書いたのに効かない

優先順位(コマンドライン → プロジェクト → プロファイル → ユーザー → クラウド管理 → システム → 既定)のどこかで上書きされている可能性があります。キー名の綴り間違いは既定では黙って無視されます。

# 設定の層と要件の診断を出す
/debug-config

# 未知のキーをエラーにして気づけるようにする
codex --strict-config "状態を確認して"

8. 古い記事の手順が動かない

2026年9月29日時点で、次の3点は公式仕様と食い違います。--full-autoは非推奨(使うと警告が出ます。--sandbox workspace-writeに置き換え)。codex mcp-serverとcodex-mcp-serverバイナリは削除済み(app serverを使います)。approval_policy = "untrusted"は廃止(on-requestと読み取り専用サンドボックスの組み合わせへ)。

よくある質問(FAQ 9問)

Codex CLIは無料で使えますか?

Codex CLI自体は無料で導入できますが、動かすにはChatGPTのアカウントかAPIキーが要ります。2026年10月13日時点の公式Pricingでも、Free(0ドル)とGo(月8ドル・1ドル150円換算で約1,200円)の欄に書かれているのは「デスクトップアプリで標準速度のGPT-6 Lunaを利用(展開状況による)」で、CLIはPlus以上の欄に記載されています。無償プランでのCLI利用可否と上限について、公式Pricingページにそれ以上の明示はありません。

CodexとCodex CLIの違いは何ですか?

Codexは製品全体の名前で、Codex CLIはその中の「ターミナルで動く面」です。ほかにデスクトップアプリ・IDE拡張・Codex cloudがあり、同じアカウントの利用枠を共有します。CLIから/appでデスクトップアプリへ、codex cloudでクラウドへ、codex applyでクラウドの差分を手元へ、と行き来できます。

Codex CLIのバージョンを確認する方法は?

codex doctorを実行すると、導入状態・設定・認証・実行環境・Git・端末・app-server・スレッド在庫をまとめて診断します。機械可読で欲しい場合はcodex doctor --json、要約のみなら--summaryです。最新版は米国時間の2026年10月9日に公開された0.162.1で、更新はcodex updateまたはインストール時と同じコマンドの再実行で行います。

Codexでカスタムコマンドは作れますか?

公式ドキュメントではCustom Prompts(カスタムプロンプト)は非推奨とされ、繰り返し使う指示はスキルとして作る方針が案内されています。CLIからは/skillsでスキルを探して使い、チームの道具や データにつなぐ場合は/pluginsとMCPを組み合わせます。独自のスラッシュコマンドを増やす仕組みについては、2026年9月29日時点で公式に記載がありません。

コマンドの実行許可はどこで決めますか?

3層あります。セッション中は/permissions、起動時は--sandboxと--ask-for-approval、恒久的にはconfig.tomlのsandbox_mode・approval_policyです。サンドボックスの外に出るコマンドを個別に許可・確認・禁止で振り分けるにはrulesフォルダのprefix_rule()を使います。組織として上書きさせたくない場合は管理者がrequirements.tomlで許可する値そのものを絞ります。

codex execと通常のcodexはどう使い分けますか?

codex execはTUIを開かず、進捗を標準エラー、最終メッセージを標準出力に出します。CI・cron・シェルスクリプトからの呼び出しはこちらです。既定のサンドボックスは読み取り専用なので、編集させるなら--sandbox workspace-writeを明示します。人が画面を見ながら進める作業は通常のcodexです。

--yoloは使ってよいですか?

公式は「外部で堅牢化した環境の中でだけ使う」としており、専用の隔離済み実行環境以外では勧めていません。書き込み先を広げたいだけなら--add-dirが正しい手段です。法人では管理者がrequirements.tomlにallowed_sandbox_modes = ["read-only", "workspace-write"]を置くことで、端末側から--yoloを選べなくできます。

Windowsでそのまま動きますか?

公式の対応OSはmacOS・Windows・Linuxで、Windows用のPowerShellインストーラも用意されています。Windows専用のスラッシュコマンドとして/setup-default-sandbox(昇格サンドボックスの設定)と/sandbox-add-read-dir(読み取り許可ディレクトリの追加)があります。0.158.0ではWindows 10の通常パスや大きな権限ポリシーに関するサンドボックスの不具合が修正されました。

モデルを変えたあと、元に戻すには?

/modelで選び直すのが最短です。起動時の--modelはその実行だけに効き、設定ファイルのmodelは既定値として残ります。現在どれで動いているかは/statusで確認できます。なおGPT-5.5は2026年10月14日に全プランで終了するため、設定やCIスクリプトに直書きしている場合は事前の差し替えが必要です。

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること: codex doctorで現在の状態を出し、版が0.162.1より古ければ更新する。そのうえで/initを実行してプロジェクトのAGENTS.mdを作る。
  2. 今週やること: ~/.codex/config.tomlにmodel・sandbox_mode・approval_policyとよく使うMCPサーバーを書き、チームの標準設定として共有する。gpt-5.5系の直書きが残っていれば差し替える。
  3. 今月やること: codex exec --json --output-last-messageをCIに組み込み、同時に管理者側でrequirements.tomlを適用して--yoloと--ask-for-approval neverを閉じる。

実務での指示文の書き方はCodexプロンプト集と使い方|業務別10選・30コマンド、Claude Codeとの比較検討はGPT-5.3 Codex完全ガイドとClaude Code(クロードコード)とは|違い・料金・使い方も合わせて参照してください。


参考・出典(2026年9月29日に取得。最新版・モデル・料金・利用量は2026年10月13日に再確認。どちらも日本時間)


著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・書籍シリーズ累計66,000部)、『AI推進担当になったら読む本』(大和書房)。SBクリエイティブ「ビジネス+IT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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公式情報チェック

最終確認日: 基本の仕様は2026年9月29日、最新版・モデル・料金・利用量は2026年10月13日(JST)

確認項目公式情報(最新版・モデル・料金は2026年10月13日に再確認)実務への意味
対応OSmacOS・Windows・Linux。Windowsは専用インストーラと専用スラッシュコマンドあり社内標準がWindowsでも横展開できる
最新版0.162.1(米国時間の2026年10月9日)。9月22日から10月9日まで(米国時間)に安定版が14回出ている更新確認を定例化しないと手順書が2週間で古くなる
コマンド数27個(安定20・実験7)。グローバルフラグ表20行、スラッシュコマンド表50行(別名込み53個)手順書に書くのは安定20個に絞る
モデル(公式の設定例)gpt-6.1-sol。CLI に同梱のモデル一覧の既定は0.159.1(米国時間の9月29日)から GPT-6.1 Sol(設定で指定したモデルが優先)。GPT-6 SolとLunaは2026年9月22日から展開、CLI反映は0.156.1からEnterpriseは管理者が新モデルを有効化する必要がある
終了予定GPT-5.5は2026年10月14日に全プランで終了(OpenAI APIは対象外)設定ファイルとCIスクリプトのモデル指定を事前に棚卸しする
安全既定workspace-writeでもネットワークは既定で無効。.git・.agents・.codexは保護。untrusted承認方針は廃止既定をそのまま社内標準にできる
管理者統制requirements.tomlで許可する承認方針・サンドボックス・権限プロファイルを制限可能。権限プロファイルの制限は0.138.0以降が必要全端末の更新を終えてから適用する
削除済み機能codex mcp-serverとcodex-mcp-serverバイナリは削除。--full-autoは非推奨既存スクリプトの棚卸しが必要

導入前に決めるべき3点

  1. 個人の対話利用までにするか、codex execとCI連携まで進めるかを先に決める
  2. サンドボックスと承認の既定値をチームで揃え、管理者がrequirements.tomlで下限を固定する
  3. モデルの既定値と、上限に達したときの切替先を決めておく

公式ソース: Codex CLI / Developer commands / Changelog / Pricing

監修:株式会社Uravation(生成AI活用書籍シリーズ累計66,000部の著者チームが運営。自社7メディアの実運用でAI検索からの引用・流入を継続計測し、その知見に基づいて編集しています。仕様・料金が変わりやすい領域のため、重要な意思決定の前には各公式情報の最新版をご確認ください)

この記事の内容を社内展開する方へ: Codex × ビジネス活用 実践ガイド(無料・PDF 32ページ+Excel) をダウンロードできます。

佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

執筆・監修:佐藤傑/下書き・図版・機械検査:当社のAI社員(人が確認してから公開しています)。記事の作り方と検査の方針

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