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主要AIモデルAPI料金 横断比較【2026年6月・毎月更新】

主要AIモデルAPI料金 横断比較【2026年6月・毎月更新】

「結局、どのAIモデルがいくらなのか」を1枚で。本記事は、OpenAI(GPT-5系)・Anthropic(Claude)・Google(Gemini)・xAI(Grok)の主要モデルのAPI料金を、各社公式情報に基づいて横断比較する定番リファレンスです。料金は100万トークンあたりのドル建て(2026年6月時点・各社公式から取得)。モデル更新が速い領域のため、定期的に最新化していきます。

主要AIモデル API料金 横断比較表(2026年6月)

入力・出力はいずれも100万トークンあたりの標準API料金(USD)です。Batch API利用時は各社とも50%引き(後述)。

モデル提供元入力 $/100万tok出力 $/100万tokコンテキスト
GPT-5.5 ProOpenAI$30$180
GPT-5.5OpenAI$5$30
GPT-5.4OpenAI$2.50$15
GPT-5.4 miniOpenAI$0.75$4.50
GPT-5.4 nanoOpenAI$0.20$1.25
Claude Opus 4.8Anthropic$5$25100万
Claude Sonnet 4.6Anthropic$3$15100万
Claude Haiku 4.5Anthropic$1$5
Gemini 3.1 Pro(≤20万tok)Google$2$12
Gemini 3.5 FlashGoogle$1.50$9
Gemini 3.1 Flash-LiteGoogle$0.25$1.50
Grok 4.3xAI$1.25$2.50100万
Grok build 0.1xAI$1$226万

※ Gemini 3.1 Proは20万トークン超で入力$4・出力$18に上がる従量制。各モデルの最新の正確な料金は、末尾の各社公式ページで確認してください。

ティアで見ると選びやすい|4階層の構図

各社のラインナップは「最上位・標準・軽量・超軽量」の4階層でほぼ対応しており、横で比べると相場感がつかめます。

ティア代表モデル(入力/出力)向く用途
最上位(最高精度)GPT-5.5 Pro($30/$180)・Claude Opus 4.8($5/$25)最難関の推論・重要な意思決定支援
標準(実務の主力)GPT-5.4($2.50/$15)・Claude Sonnet 4.6($3/$15)・Gemini 3.1 Pro($2/$12)本番運用の大半・コードや文章生成
軽量(高速・安価)Claude Haiku 4.5($1/$5)・Gemini 3.5 Flash($1.50/$9)・Grok 4.3($1.25/$2.50)分類・要約・大量処理
超軽量(最安)GPT-5.4 nano($0.20/$1.25)・Gemini 3.1 Flash-Lite($0.25/$1.50)単純タスク・前処理・超大量バッチ

注目はGrok 4.3で、出力が$2.50/100万トークンと標準ティアの性能帯にしては破格。出力が多い用途ではコスト効率が際立ちます。

料金を半減・圧縮する3つの仕組み

表の標準料金は「定価」です。実運用では次の3つで実効コストを大きく下げられます。

仕組み効果対応
Batch API(非同期一括)入力・出力とも50%引きOpenAI・Anthropic・Google いずれも対応
プロンプトキャッシュ繰り返す共通プロンプトの入力が大幅割引(Claudeはキャッシュ読み込みが入力の0.1倍)主要各社が提供
モデルルーティング難しいタスクだけ上位、簡単なものは軽量に振り分けて総額圧縮設計で実現

急がない大量処理(分類・要約・評価)はBatchに寄せるだけで半額です。詳しくはChatGPT料金の完全比較や、Claude側のClaude料金 全モデル日本円換算もあわせて参照してください。

用途別の選び方|「最高精度」より「適材適所」

  • 本番運用の主力:標準ティア(GPT-5.4 / Sonnet 4.6 / Gemini 3.1 Pro)。精度とコストのバランスが良い。
  • 大量の分類・要約:軽量ティア(Haiku 4.5 / Gemini Flash / Grok 4.3)+Batchで最安に。
  • 最難関の推論:最上位(GPT-5.5 Pro / Opus 4.8)。ただし出力が高額なので、ここぞの場面に絞る。
  • 長文を丸ごと扱う:100万トークン対応のClaude各モデル・Grok 4.3が有利。

多くの現場では「全部を最上位で回す」のが最大の無駄です。標準+軽量を中心に、難所だけ上位に振るのがコスト最適化の定石です。

料金以外で外せない選定軸

見るポイント
コンテキスト長長い文書・コードベースを丸ごと渡すなら100万トークン対応か
出力単価生成量が多い用途は「出力$」が効く。Grok 4.3が割安
キャッシュ・Batch対応実効コストは定価でなく割引込みで比較する
提供形態API直・クラウド(Bedrock/Vertex)経由で料金や規約が異なる

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まとめ|料金は「定価×割引×適材適所」で考える

2026年6月時点で、主要4社の標準API料金は「最上位$5〜$30/標準$2〜$3/軽量$0.25〜$1.5」前後の入力単価に収れんしています。差がつくのは出力単価とコンテキスト長、そしてBatch・キャッシュをどう使うかです。

選定の結論はシンプルで、標準ティアを主力に、大量処理は軽量+Batchで半額、難所だけ最上位。この組み合わせが、品質を保ちながらAIコストを最小化する型です。料金は変動が速いため、導入時は必ず各社公式の最新値で再確認してください(本記事も定期更新します)。

参考・出典(各社公式)

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佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

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