結論:GitHub CopilotとClaude Codeの違いは、ひとことで言えば「GitHubのプランの中で動く開発補助」か「Claudeの契約で動くコーディングエージェント」かの違いです。CopilotはGitHub・VS Code・Visual Studio・JetBrainsなどのエディターで補完とチャット、クラウドエージェント(PR作成)、コードレビュー、CLIをGitHubのAIクレジットで使い、Claude CodeやCodexといったサードパーティのコーディングエージェントへの委任もプランに含まれます。Claude CodeはClaudeの有料プラン(Proは月払い22ドル・税込表示)かAPIで動き、ターミナル・IDE・デスクトップ・Web・GitHub Actions・Slackから同じエンジンを使います。この記事は2026年10月10日時点のGitHubとAnthropicの公式ページだけを根拠に、料金・上限の単位・エージェント機能・モデル・対応環境・企業向けの違いを並べて比較します。
- 要点1:料金の単位が違います。Copilotは月額(Free/Pro 10ドル/Pro+ 39ドル/Max 100ドル/Business 1席19ドル/Enterprise 1席39ドル)に「GitHub AIクレジット」の月間割り当てが付き、チャット・エージェント・レビュー・CLIがクレジットを消費します。コード補完は有料プランで無制限です。Claude Codeは5時間のローリングウィンドウと週次の上限で、固定のメッセージ数はなく、ChatGPT型の「回数」ではなくClaudeアプリと同じプールを使います
- 要点2:併用の入口が公式にあります。GitHubのプラン表では「Third-party Agents(public preview)」がPro・Pro+・Max・Business・EnterpriseでIncluded、FreeとStudentはNot includedです。逆方向では、Claude CodeのGitHub ActionsがPro・Max・Team・EnterpriseのサブスクリプションのOAuthトークンで動きます
- 要点3:企業導入の数字も公式に出ています。Copilot Businessは1席19ドルで1人あたり月1,900クレジットが組織でプールされ、超過は1クレジット0.01ドル。Claude Codeは「エンタープライズ全体の平均で開発者1人1稼働日あたり約13ドル、月150〜250ドル」で、TeamプランはすべてのシートにClaude Codeが含まれ、Enterpriseは1席月20ドルにAPIレートの使用量を加算します
対象読者:GitHub CopilotとClaude Codeのどちらを入れるか、または両方をどう組むかを決める開発者、開発部門のマネージャー、エンジニア以外も含めて全社のAIツールを統一したいDX推進担当者
読了後にできること:2つのツールの料金の単位(AIクレジットと5時間枠)とエージェント機能の対応関係を公式の根拠つきで説明でき、自社の契約状況(GitHub Enterprise CloudかClaudeか、補完中心かまとまった委任か)から導入順を決められる
この記事は2026年5月に公開した比較を、2026年10月10日時点で確認したGitHub Docs(プラン・課金・エージェント・対応モデル)、github.comの料金ページ、Anthropicの料金ページとヘルプ、Claude Codeのドキュメントだけを根拠に書き直したものです。旧版にあった第三者の比較記事の引用、2026年5月時点の料金とモデル名、「4軸で徹底比較」の表は外しました。料金はドル建ての公式表記をそのまま載せています(Claudeの日本向け表示は税込、GitHubはUSD表示)。
前提として、GitHubは2026年6月にCopilotの課金単位を「プレミアムリクエスト」から「GitHub AIクレジット」に切り替えています。GitHub Docsの旧方式のページには「This article only applies to Copilot Pro and Copilot Pro+ subscribers on an existing annual plan who remained on legacy premium request-based billing after June 1, 2026」とあり、プレミアムリクエストは2026年6月1日より前からの年契約のPro・Pro+だけに残る旧方式です。他社の比較記事で「月300リクエスト」のような数字が出ていたら、この旧方式の説明です。
結論:違いは「GitHubの中で動くか、Claudeの契約で動くか」|早見表
最初に、2つのツールを同じ項目で並べます。数字と機能名はすべて2026年10月10日時点の公式ページの記載です。
| 項目 | GitHub Copilot | Claude Code |
|---|---|---|
| 提供元・契約先 | GitHub。GitHubアカウントのCopilotプラン(個人・組織・エンタープライズ) | Anthropic。Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)か、Claude Platform(API)の従量課金 |
| 無料で試せるか | Copilot Free(AIクレジットの割り当て・コード補完は月2,000回・モデルは自動選択のみ・クラウドエージェントなし)。認定学生はCopilot Studentが無料 | Freeプランには含まれない。公式料金ページは「Claude Codeはすべての有料プランに含まれています」 |
| 個人の入口 | Copilot Pro 月10ドル。月1,500クレジット(Base 1,000とFlex 500の合計)。認定教員と人気OSSのメンテナーは無料 | Pro 月払い22ドル(年払いは220ドル一括で月18ドル換算)。日本向け表示は「Prices include 10% JCT」 |
| 上位プラン | Pro+ 月39ドル(7,000クレジット)、Max 月100ドル(20,000クレジット) | Max 月110ドルから。5時間セッションあたりProの5倍か20倍の使用量 |
| 組織向け | Business 1席19ドル(1人あたり月1,900クレジット・組織でプール)、Enterprise 1席39ドル(3,900クレジット・GitHub Enterprise Cloud向け) | Team(すべてのシートにClaude Code・Premiumシートは使用量が多め)、Enterprise(新規・セルフサーブは1席に含まれる・1席月20ドルにAPIレートの使用量を加算) |
| 上限の単位 | GitHub AIクレジット。チャット・エージェントモード・コードレビュー・クラウドエージェント・CLI・Copilot Appsが消費し、モデルで消費量が変わる。コード補完とNext edit suggestionsは有料プランで無制限 | 5時間のローリングセッションウィンドウ+有料プランは週次制限。Web・デスクトップ・モバイル・Claude Codeの活動は同じプールから消費。固定のメッセージ数はない |
| 動く場所 | GitHub.com・GitHub Mobile・VS Code・Visual Studio・Xcode・JetBrains IDEs・Neovim・Eclipse・Raycast・SQL Server Management Studio・Zed・Copilot CLI・Windows Terminal | ターミナル、VS CodeとそのフォークやJetBrainsのIDE拡張、デスクトップアプリ、Web、モバイル、Chrome拡張、Slack、GitHub ActionsとGitLab CI/CD |
| エージェント機能 | エージェントモード、Copilotクラウドエージェント(issueを任せてPRを作る)、Copilotコードレビュー、Copilot CLI(プランモード・プログラム実行)、サードパーティエージェント(Claude Code・Codexへの委任・public preview) | コードベースを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行する。コミットとPRの作成、MCPでのツール接続、サブエージェントの並行実行、CLIでのパイプとスクリプト、スケジュール実行、GitHub Actionsでの@claudeメンション対応 |
| モデル | Anthropic・OpenAI・Google・xAI・Moonshot・Microsoftの複数のモデルから選ぶ(Freeは自動選択のみ) | Claudeのモデル。APIの基本単価は100万トークンあたりOpus 5.5が入力4ドル・出力20ドル、Sonnet 5.5が入力2ドル・出力10ドル |
旧版では「Copilotは補完とPRレビュー、Claude Codeはリポジトリ規模のリファクタリング」と役割で分けていましたが、2026年10月10日時点のCopilotはクラウドエージェントとサードパーティエージェントへの委任まで含むので、機能の重なりは大きくなっています。それでも「どの契約の枠で動くか」は変わらないので、この記事ではお金と上限の単位を軸に比較します。

GitHub Copilotの料金|Free・Pro・Pro+・Max・Business・EnterpriseとAIクレジット
GitHub Docs「Plans for GitHub Copilot」と「Usage-based billing for individuals」(2026年10月10日確認)のプラン表を、日本の読者向けに並べ直したものです。価格はUSDの公式表記です。
| プラン | 月額(USD) | GitHub AIクレジット(月) | プラン表に書かれている違い |
|---|---|---|---|
| Copilot Free | 無料 | 割り当てあり(Limited) | コード補完は月2,000回(github.comの料金ページ)。モデルは「Auto model selection only」。Copilotクラウドエージェントは「Not included」。コードレビューはVS Codeの「Review selection」のみ。サードパーティエージェントは「Not included」。CLIとエージェントモードは使える |
| Copilot Student | 無料(認定学生) | 割り当てあり | サードパーティエージェントを除く。モデルは自動選択のみ |
| Copilot Pro | 10ドル(一部ユーザーは無料) | Base 1,000とFlex 500の合計1,500 | 「A selection of models」。クラウドエージェント・コードレビュー・サードパーティエージェントがIncluded。github.comの料金ページでは「Access to 3rd party agents (Claude Code and Codex)」「Unlimited code completion and next edit suggestions」。認定教員と人気OSSのメンテナーは無料 |
| Copilot Pro+ | 39ドル | Base 3,900とFlex 3,100の合計7,000 | 「Access to premium models」。github.comの料金ページでは監査ログとProの4.6倍以上のクレジット |
| Copilot Max | 100ドル | Base 10,000とFlex 10,000の合計20,000 | 「Priority access to premium models」。個人向けで最も多いクレジット |
| Copilot Business | 1席19ドル | 1人あたり月1,900(組織でプール) | 組織メンバーの一元管理とポリシー制御。組織のカスタム指示、公開コードに一致する提案のブロック、ファイルの除外、監査ログ |
| Copilot Enterprise | 1席39ドル | 1人あたり月3,900(プール) | GitHub Enterprise Cloud向け。Businessのすべてに加えて大きなクレジットのプールと企業向け機能。「Priority access to premium models」。GitHub Enterprise Serverでは利用できない |
クレジットの仕組みは次のとおりです。github.comの料金ページは「Chat, agent mode, code review, Copilot cloud agent, Copilot CLI, and Copilot Apps consume GitHub AI Credits」とし、Proの1,500クレジットを「15ドル相当」と表記しています(1クレジット0.01ドル換算)。組織向けのページは、各ライセンスがAIクレジットを組織の共有プールに加え、プールを超えた使用は1AIクレジットあたり0.01ドルで課金されるとし、「Code completions and next edit suggestions are not billed in AI credits and remain unlimited for all paid plans」としています。個人プランはFree以外で追加のクレジットを購入できます。消費量はモデルによって変わるので、「月1,500クレジットで何回使えるか」は選ぶモデル次第です。
対応環境はgithub.comの料金ページに「GitHub・VS Code・Visual Studio・Xcode・JetBrains IDEs・Neovim・Eclipse・Raycast・SQL Server Management Studio・Zed」が並び、GitHub Docsは「All plans include Copilot CLI and Copilot app」としています。エージェントモードはVS Code・Visual Studio・JetBrains・Eclipse・Xcodeで使えます。

Claude Codeの料金|Pro・Max・Team・Enterprise・API(日本向け表示)
Claude Codeは、ターミナル、VS CodeやJetBrainsなどのIDE、デスクトップアプリ、Web、モバイル、Chrome拡張、Slackから使えるAnthropicのコーディングツールです。公式の料金ページ(2026年10月10日確認)は「Claude Codeはすべての有料プランに含まれています」とし、ヘルプは「IDEの使用は、ClaudeとClaude Code全体で共有される同じ使用制限にカウントされます」と説明しています。
| 項目 | 公式の記載(2026年10月10日確認) |
|---|---|
| Pro | 月払い22ドル。年払いは220ドル一括で月18ドル換算。「Prices include 10% JCT」(消費税込みの表示)。Claude Codeを含む |
| Max | 110ドルから。5時間セッションあたりProの5倍か20倍の使用量を選ぶ。高トラフィック時の優先アクセス |
| Team | 「Claude CodeはすべてのTeamプランシートに含まれています。Premiumシートは、ワークロードが多いチームメンバーにより多くの使用量を提供します」(ヘルプ)。料金ページでは、スタンダードシートはProより多く、プレミアムシートはスタンダードの5倍の使用量 |
| Enterprise | 新規およびセルフサーブのEnterpriseプランでは1つのEnterpriseシートにClaude Codeが含まれる。料金はシートあたり月20ドルにAPIレートでの使用量を加算。使用量ベースのEnterpriseではシートごとの使用量制限がなくAPIレートで課金。古いEnterpriseプランは「Chat + Claude Codeシート」か「Premiumシート」が必要 |
| 上限の仕組み | すべてのプランに5時間のローリングセッションウィンドウの制限があり、有料プランは週次制限が加わる。Web・デスクトップ・モバイル・Claude Codeの活動は同じプールから消費。固定のメッセージ数はない |
| 上限に達したら | リセットを待つ、上位プランへ、または使用クレジットをオンにして標準APIレートで続ける。ヘルプは「ANTHROPIC_API_KEY環境変数が設定されている場合、Claude Codeはこの APIキーをClaudeサブスクリプションの代わりに認証に使用し、サブスクリプションに含まれる使用量ではなくAPI使用料が発生します」と注意 |
| IDEでの利用 | 「ProまたはMaxプランは、VS Code、Cursor、その他のVS Codeフォーク、IntelliJやPyCharmなどのJetBrains IDEを含むサポートされているIDEのClaude Codeもカバーしています」。ターミナルと同じ認証情報でログインし、同じ使用制限にカウント |
| GitHub Actionsでの利用 | Claude Code GitHub Actionsの認証は、APIキー(ANTHROPIC_API_KEY)か「Claudeサブスクリプションで認証するOAuthトークン。Pro、Max、Team、Enterpriseプランで利用可能」(CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN) |
| APIで使う場合 | 100万トークンあたりの基本単価は、Fable 5.1 入力10ドル・出力50ドル、Opus 5.5 入力4ドル・出力20ドル、Sonnet 5.5 入力2ドル・出力10ドル、Haiku 5.5 入力0.10ドル・出力0.50ドル(10万トークン以下のプロンプト) |
| 企業導入のコスト | Claude Codeのドキュメントは「エンタープライズへの導入全体では、平均コストは開発者1人あたり1稼働日約13ドル、開発者1人あたり月額150〜250ドルで、90%のユーザーの1稼働日あたりのコストは30ドル以下です」と記載。小規模なパイロットでベースラインを作ってから広げることを推奨 |

Copilotとの対比で言うと、Claude Codeには「クレジット数」という見える数字がない代わりに、/usageでプランの使用量の内訳が見られ、企業導入の平均コストがドキュメントに書かれています。見積もりは「1人1稼働日13ドル」の単位で置き、上限に当たる人だけMaxやPremiumシートに上げる、という組み方が公式の数字から導けます。Claude Codeの機能の全体像はClaude Codeの主要機能の解説、導入コストの考え方はClaude CodeのROIとコスト分析にまとめています。
機能の違い|Copilotの4分類と、Claude Codeの「同じエンジンをどこでも」
GitHub Docs「What is GitHub Copilot?」は、Copilotの機能を4つに分類しています。
- Assistive:作業中に応答し、コードを提案し、質問に答え、コードを説明する。提案は利用者が確認して適用する
- Agentic:目標を伝えると複数の手順をこなす。リポジトリを調査し、計画を提案し、ファイルを編集し、プルリクエストをレビューし、ツールを実行し、確認用のタスクを用意する。確認と承認の責任は利用者にある
- Customizations:指示、再利用できるプロンプト、リポジトリのコンテキスト、外部ツール、エージェントスキル、カスタムエージェントで応答を調整する
- External AI agents, models, and tools:他社のコーディングエージェント・モデル・MCPサーバーがCopilotと並んで動く。「Third-party coding agents work asynchronously on development tasks and can make changes and open or update pull requests for your review. They are subject to the same security protections, mitigations, and limitations as Copilot」
Claude Codeのドキュメント「概要」は、「Claude Codeはagentic codingツールで、コードベースを読み取り、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと統合します。ターミナル、IDE、デスクトップアプリ、ブラウザで利用できます」と定義し、できることとして「先延ばしにしている作業を自動化する/機能を構築し、バグを修正する/コミットとプルリクエストを作成する/MCPでツールを接続する/指示、スキル、フックでカスタマイズする/エージェントを並行実行し、カスタムエージェントを構築する/CLIでパイプ、スクリプト、自動化する/定期的なタスクをスケジュール設定する/どこからでも作業する」の9つを挙げています。「各サーフェスは同じ基盤となるClaude Codeエンジンに接続するため、repoのCLAUDE.mdファイル、設定、MCPサーバーはすべてのサーフェスで機能します」という一文が、Copilotとの設計の違いをよく表しています。
| Claude Codeで実現したいこと(ドキュメントの表) | 最適なオプション |
|---|---|
| ローカルセッションを電話や別のデバイスから続行する | リモートコントロール |
| ローカルでタスクを開始し、モバイルで続行する | claude –cloud、その後Claudeモバイルアプリ |
| 定期的なスケジュールでClaudeを実行する | ルーティン、またはデスクトップのスケジュール済みタスク |
| PRレビューと問題トリアージを自動化する | GitHub ActionsまたはGitLab CI/CD |
| すべてのPRで自動コードレビューを取得する | GitHub Code Review |
| Slackからプルリクエストへバグレポートをルーティングする | Slack |
| ライブWebアプリケーションをデバッグする | Chrome |
| 独自のワークフロー用のカスタムエージェントを構築する | Agent SDK |
補完(インライン提案・Next edit suggestions)はCopilotにあってClaude Codeにはない機能です。逆に、ターミナルからパイプで渡してスクリプトに組み込む、CI/CDの中で@claudeに作業させる、といった「開発フロー全体に埋め込む」使い方はClaude Codeのドキュメントが前面に出している部分です。Copilot CLIにもプログラム実行(copilot -p …)とプランモードがあるので、CLIの範囲では重なります。
エージェント機能と委任|Copilotクラウドエージェント・コードレビュー・CLIとClaude Codeの関係
2026年のCopilotで最も変わったのが、エージェント機能と「他社エージェントへの委任」です。GitHub Docsのプラン表(Agentsの節)を個人プランと組織プランで整理します。
| 機能 | Free | Student | Pro・Pro+・Max | Business・Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| Copilotクラウドエージェント(issueを割り当てて調査・計画・コード・PR) | Not included | Included | Included | Included |
| エージェントモード(IDE) | Included | Included | Included | Included |
| Copilotコードレビュー | VS Codeの「Review selection」のみ | Included | Included | Included |
| Model Context Protocol(MCP) | Included | Included | Included | Included |
| Third-party Agents(public preview) | Not included | Not included | Included | Included |
| Copilot CLI | 「All plans include Copilot CLI and Copilot app」。対話モードに加えてプランモード(Shift+Tabで切替)、プログラム実行(copilot -p “…” –allow-tool=’shell(git)’)、ACPサーバーとして他のツールから呼ぶ | |||
サードパーティエージェントは、GitHub Docsの「What is GitHub Copilot?」で「他社のコーディングエージェントが非同期に開発タスクを進め、変更を加え、確認用にプルリクエストを開いたり更新したりできる」と説明され、github.comの料金ページのProの欄に「Access to 3rd party agents (Claude Code and Codex)」とあります。つまりCopilot Pro以上の契約者は、GitHubのエージェント画面からClaude CodeやCodexにタスクを委任できます(2026年10月10日時点でpublic preview)。委任先のClaude Codeの使用量がGitHubのAIクレジットとClaude側の契約のどちらに乗るかは、この記事で確認した公式ページの範囲では明記が見つからなかったので、導入前の確認点に入れました。
逆方向、つまりClaude CodeからGitHubを動かす経路も公式にあります。Claude Code GitHub Actionsは「プルリクエストまたはイシューコメントで@claudeとメンションすると、Claudeはコードを分析し、変更を実装し、コミットをプッシュ」する仕組みで、認証はAPIキーか、Pro・Max・Team・Enterpriseのサブスクリプションで作るOAuthトークンです。GitHubのコードレビューを自動で受ける「GitHub Code Review」、GitLab CI/CDへの対応も「Claude Codeをどこでも使用する」の表に載っています。Codexとの3者比較はOpenCode・Claude Code・Codexの比較で扱っています。

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モデルの選択と対応環境|Copilotは複数社のモデル、Claude CodeはClaudeのモデル
GitHub Docs「Supported AI models in GitHub Copilot」(2026年10月10日確認)では、Copilotで選べるモデルとしてAnthropic(Claude Haiku・Sonnet・Opus・Fableの各世代)、OpenAI(GPT-5系から GPT-6.1 Solまで)、Google(Gemini 3.7 Flash・3.8 Flash)、xAI(Grok 4.5〜4.7)、Moonshot(Kimi K3)、Microsoft(MAI-Code-1.1-Flash)が一覧になっています。ただし、使えるモデルはプランと機能で変わります。
- FreeとStudentは「Auto model selection only」。モデルを自分で選べるのはPro以上です
- 100万トークンのコンテキストウィンドウはVisual Studio CodeとCopilot CLIのみ。「Configurable reasoning levels are available in Visual Studio Code, Copilot CLI, and Copilot cloud agent」
- 一部のモデルには拡張機能の料金(extended capability pricing)があり、AIクレジットの消費が変わる
- プラン表の脚注には、Claude Fable 5とFable 5.1を使う場合「Anthropic retains data, including prompts and outputs, by default to operate safety classifiers that detect harmful use」とあり、ゼロデータ保持(ZDR)は2026年末まで申請制の例外として扱われている。企業で使うモデルを決める時はこの脚注を読む
Claude CodeはClaudeのモデルだけを使います。料金ページのプラン比較表では、Fableは「Pro=使用クレジット、Max 5x・20x=週次制限の50%」、Opusは「Pro以上」、SonnetとHaikuは「Free以上」、コンテキストウィンドウは「最大100万(モデルによって異なります)」とされています。APIで使う場合の単価は前の表のとおりです。社内の手順書にモデル名を固定で書かないことは、どちらのツールでも共通の注意点です。
| 対応環境 | GitHub Copilot | Claude Code |
|---|---|---|
| エディター・IDE | VS Code、Visual Studio、Xcode、JetBrains IDEs、Neovim、Eclipse、Zed | VS CodeとCursorなどのVS Codeフォーク、IntelliJやPyCharmなどのJetBrains IDE |
| ターミナル | Copilot CLI(全プラン)、Windows TerminalのCopilot Chat | Claude Code本体(ターミナル) |
| Web・モバイル | GitHub.com、GitHub Mobile | Web、モバイルアプリ(claude –cloudから続行)、Chrome拡張 |
| デスクトップ・その他 | Copilot app、Raycast、SQL Server Management Studio | デスクトップアプリ、Slack、リモートコントロール |
| CI/CD・自動化 | Copilotクラウドエージェント、GitHub Agentic Workflows(GitHub Actionsとして実行) | GitHub Actions、GitLab CI/CD、GitHub Code Review、Agent SDK、ルーティン |
企業導入の観点|席の課金・プール・統制・データ
組織で入れる場合の違いを、GitHub Docs「Usage-based billing for organizations and enterprises」とAnthropicのヘルプ「TeamまたはEnterpriseプランでClaude Codeを使用する」から並べます。
| 観点 | GitHub Copilot(Business・Enterprise) | Claude Code(Team・Enterprise) |
|---|---|---|
| 課金 | 付与した席ごとに月19ドル/39ドル。各ライセンスが1,900/3,900クレジットを組織のプールに加え、超過は1クレジット0.01ドル | TeamはシートにClaude Codeが含まれる(Premiumシートは使用量が多め)。Enterpriseは1席月20ドルにAPIレートの使用量を加算。使用量ベースのEnterpriseは席ごとの上限がなく消費量で課金 |
| 上限に達した時 | プールを超えた分が0.01ドル/クレジットで課金される(予算管理の機能あり)。補完は無制限 | TeamとシートベースのEnterpriseは使用量クレジットを有効にして続けられる。有料プランは標準APIレートで続行する選択肢 |
| 統制 | 組織のカスタム指示、組織全体のポリシー管理、公開コードに一致する提案のブロック、特定ファイルの除外、監査ログ、PRサマリー | Enterpriseは年払いで、SCIM、監査ログ、カスタムデータ保持、ロールベースのアクセス制御(料金ページ)。Claude Codeの認証はTeam・Enterpriseアカウントで行い、組織が提供するスキルとプラグインが自動で読み込まれる |
| データ | プラン表の脚注にClaude Fable 5・5.1の既定のデータ保持とZDRの申請について記載。公開コードに一致する提案の参照表示 | 料金ページのプラン比較表で「モデルのトレーニング:オプトアウト」が全プランに記載。HIPAA対応Enterpriseでは構成によってClaude CodeがBAAの対象外になる注意がヘルプにある |
| 前提の契約 | EnterpriseはGitHub Enterprise Cloudが前提。GitHub Enterprise Serverでは利用できない | Claudeのアプリ(Web・デスクトップ・モバイル)とClaude Codeが1つのサブスクリプション。GitHubのプランは不要 |
すでにGitHub Enterprise Cloudで全社のリポジトリを管理している会社は、席の追加だけで始められるCopilot Businessが運用の摩擦が小さく、Claudeを全社で契約している会社はTeamのシートにClaude Codeが含まれているので追加費用なしで始められます。法人契約のパターン別の設計はClaude Code 法人契約・組織導入完全ガイドで詳しく扱っています。
使い分け|契約状況から決める5パターン
- GitHub Enterprise CloudやCopilot Businessを全社契約している:Copilotから始めます。補完は無制限、チャットとエージェントはプールされたクレジットで管理できます。重いタスクの委任が必要なら、Pro以上で使えるサードパーティエージェント(Claude Code・Codex)か、組織プランの同機能を試します
- ClaudeのTeamやEnterpriseを契約している:Claude Codeは追加費用なしで全シートに含まれます。GitHub ActionsもサブスクリプションのOAuthトークンで動くので、PRレビューの自動化まで同じ契約の枠に収まります
- 個人で月10ドル前後に抑えたい:Copilot Pro(1,500クレジット・補完無制限)。Claude Proは月払い22ドルですが、Claudeアプリ(Web・デスクトップ・モバイル)と同じサブスクリプションなので、チャット用途も含めて1本にまとめたい人向けです
- 「書いている手元を速くしたい」:補完とNext edit suggestionsがあるCopilot。Claude Codeに補完はありません
- 「まとまった単位で任せたい」「CI/CDや定期実行に埋め込みたい」:Claude Code。予算は公式の「1人1稼働日約13ドル」を単位に置き、上限に当たる人だけMaxやPremiumシートに上げます
両方使う場合の組み方は2つです。Copilot Pro以上からClaude Codeに委任する(GitHubの契約1本・public preview)か、CopilotとClaudeを別々に契約してCopilotは補完とレビュー、Claude Codeはターミナルと自動化に使う(2契約)か。後者はClaudeアプリの契約を兼ねるので、エンジニア以外にもClaudeを配る会社では無駄になりません。Cursorも含めた選び方はCursor・Windsurf・Claude Codeの比較にまとめています。

導入前に確認する5点
- 上限の見え方をそろえる:CopilotはAIクレジットの残量と超過の課金、Claude Codeは/usageと設定>使用状況。どちらも「何回使えるか」はモデルと機能で変わるので、同じ作業を同じ期間で試して数字で比べる
- 委任先の課金の乗り方:CopilotからClaude CodeやCodexに委任した時の使用量がどの契約に乗るかは、この記事で確認した公式ページの範囲では明記が見つからなかった。パイロットで請求の内訳を確かめる
- 税と通貨:GitHubはUSD表示、Claudeの日本向け表示は税込(10% JCT込み)。見積書に載せる前に同じ基準に直す
- APIキーの置き場所:Claude CodeはANTHROPIC_API_KEYがあるとサブスクリプションではなくAPI課金になる。CI/CDではOAuthトークン(CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN)とAPIキーのどちらで動かすかを決める
- データとモデル:CopilotのFable系モデルの脚注(既定のデータ保持とZDRの申請)、Claudeの学習オプトアウト、GitHub Enterprise Serverでは使えないこと。手順書にモデル名を固定で書かない
よくある質問
GitHub CopilotとClaude Codeの違いは何ですか?
契約の枠と上限の単位が違います。CopilotはGitHubのプランとAIクレジット(補完は無制限)、Claude CodeはClaudeの有料プラン(Proは月払い22ドル)の5時間枠と週次制限か、APIの従量課金です。機能面では、Copilotは補完とエディター内のチャット、クラウドエージェント、コードレビュー、CLI、他社エージェントへの委任を持ち、Claude Codeはターミナル・IDE・Web・CI/CD・Slackで同じエンジンを使うコーディングエージェントです。
どちらか一方に絞るならどちらですか?
契約状況で決まります。GitHub Enterprise Cloudで全社管理しているならCopilot、ClaudeのTeamやEnterpriseがあるならClaude Codeが追加費用なしで始められます。契約がどちらもないなら、「手元の補完を速くしたい」ならCopilot Pro(10ドル)、「まとまった単位で任せたい」「CI/CDに埋め込みたい」ならClaude Pro(22ドル)が入口です。
両方使うのはやりすぎですか?
公式に併用の入口があるので、やりすぎではありません。Copilot Pro以上はClaude CodeやCodexへの委任(public preview)を含み、Claude CodeのGitHub ActionsはPro・Max・Team・EnterpriseのOAuthトークンで動きます。コストは積み上がるので、まず片方で1か月試して使用量の数字を見てから判断してください。
Copilot FreeからClaude Codeに委任できますか?
できません。GitHub Docsのプラン表では「Third-party Agents(public preview)」はFreeとStudentが「Not included」で、Pro・Pro+・Max・Business・Enterpriseが「Included」です。
Claude Codeは無料で試せますか?
Freeプランには含まれません。Anthropicの料金ページは「Claude Codeはすべての有料プランに含まれています」としており、Proは月払い22ドル(日本向けの税込表示)です。APIクレジットで従量課金で使う方法もあります。
料金は今後も変わりますか?
変わります。この記事の数字は2026年10月10日時点の公式ページの記載で、Anthropicは「価格およびプランはAnthropicの裁量により変更される場合があります」、GitHubはFlexの割り当てが「may change over time」と明記しています。稟議に使う時は、出典に挙げた公式ページをその日に開いて確認してください。
最終確認日: 2026年10月10日
まとめ:月額ではなく「どの契約の枠で動くか」で選ぶ
- GitHub Copilot:Free(補完月2,000回・自動モデル選択)、Pro 10ドル(1,500クレジット)、Pro+ 39ドル(7,000)、Max 100ドル(20,000)、Business 1席19ドル(1,900・プール)、Enterprise 1席39ドル(3,900)。補完は無制限、クラウドエージェント・レビュー・CLI・他社エージェントへの委任はクレジットの枠
- Claude Code:Pro 22ドル(税込表示・年払い220ドル)、Max 110ドルから、Teamは全シートに含まれ、Enterpriseは1席20ドル+APIレート。5時間枠+週次でアプリと同じプール。企業平均は1人1稼働日約13ドル
- 併用:Copilot Pro以上からClaude Codeへ委任(public preview)か、2契約で補完と自動化を分ける。委任先の課金の乗り方はパイロットで確認
✅ 2026年10月10日時点の公式確認:本文の料金・クレジット数・プラン表の可否は、GitHub Docs「Plans for GitHub Copilot」「Usage-based billing for individuals」「Usage-based billing for organizations and enterprises」、github.com/features/copilot/plans、Anthropic「プランと料金」、ヘルプ「Pro または Max プランで Claude Code を使用する」「Team または Enterprise プランで Claude Code を使用する」、Claude Code ドキュメント「概要」「コストを効果的に管理する」「GitHub Actions」、Claude Platform「料金」の2026年10月10日時点の記載です。
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参考・出典
- GitHub Docs「Plans for GitHub Copilot」docs.github.com/en/copilot/get-started/plans/「What is GitHub Copilot?」docs.github.com/「Usage-based billing for individuals」docs.github.com/「Usage-based billing for organizations and enterprises」docs.github.com/「Requests in GitHub Copilot (legacy)」docs.github.com(2026年10月10日確認)
- GitHub Docs「About Copilot coding agent」docs.github.com/「About Copilot CLI」docs.github.com/「Supported AI models in GitHub Copilot」docs.github.com(2026年10月10日確認)
- GitHub「Plans & Pricing for GitHub Copilot」github.com/features/copilot/plans(2026年10月10日確認)
- Anthropic「プランと料金」claude.com/pricing/ヘルプ「Pro または Max プランで Claude Code を使用する」support.claude.com/ヘルプ「Team または Enterprise プランで Claude Code を使用する」support.claude.com(2026年10月10日確認)
- Claude Code ドキュメント「概要」code.claude.com/docs/ja/overview/「コストを効果的に管理する」code.claude.com/docs/ja/costs/「Claude Code GitHub Actions」code.claude.com/docs/ja/github-actions/Claude Platform「料金」docs.claude.com/ja/docs/about-claude/pricing(2026年10月10日確認)
著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・シリーズ累計約6万部)。SBクリエイティブ「ビジネス+IT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。ご質問・ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
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