結論:sattoはソフトバンクの生成AIエージェント。「プロンプトを書かなくていい」のが最大の特徴で、ショートカットキー一発で要約・翻訳・メール作成などを実行できる。個人向けの「satto」(macOSベータ)と、資料作成を自動化する法人向けの「satto workspace」(2026年春正式版予定)の2系統があり、自社業務に合わせた「スキル」で育てられるのが他ツールとの違い。料金は2026年6月時点で正式版は非公表。
- 何ができる:要約・翻訳・誤字修正・メール作成・カレンダー登録・スクショからToDo化など。プロンプト入力が不要
- 2系統ある:個人向けsatto(macOSベータ・無料)/法人向けsatto workspace(資料作成自動化・2026年春正式版予定)
- 強み:ショートカット起動+ユーザーが作る「スキル」。ソフトバンク発表では資料作成時間が平均2時間/日削減
- 注意:個人版は現状macOSのみ(Windowsは今後)・Googleアカウント必須・正式料金は非公表
- 対象読者:sattoの導入可否を判断したい経営者・情シス・業務改善担当、AIエージェントを社内に入れたい中小企業
- 今日やること:自社で「毎日繰り返している定型作業」を3つ書き出す。それがsattoの「スキル」候補になる
「結局プロンプトを書くのが面倒で、AIが続かない」——AI研修や導入支援の現場で、いちばんよく聞く本音のひとつです。ChatGPTを配っても、毎回ゼロから指示文を考えるのが負担で、気づけば使わなくなる。正直、これは個人の能力の問題ではなく、ツールの設計の問題です。
そこに「プロンプトを書かなくていいAI」として登場したのが、ソフトバンクの生成AIエージェントsatto(さっと)です。文章を選択してショートカットキーを押すだけで要約や翻訳が走る。指示文を考える手間そのものを消しにきた設計で、「AIが続かない」層にこそ刺さる作りになっています。
さらに2025年7月のSoftBank World 2025では、資料作成業務を自動化する法人向けのsatto workspaceが発表され、正式版は2026年春に予定されています。日本企業特有の「情報量が多くて合意形成が複雑な資料づくり」を丸ごと自動化しにいく、という法人ど真ん中のプロダクトです。
この記事では、sattoとは何か、何ができて何ができないのか、料金や対応環境、そして「自社の業務に入れる価値があるか」の判断軸までを、AI導入支援の現場目線で整理します。確認できた事実だけをベースに書き、料金など未公表のものは「未公表」と正直に書きます。AIエージェント全体の選び方はAIエージェント導入の完全ガイドもあわせてどうぞ。
sattoとは:ソフトバンクの「プロンプト不要」AIエージェント
sattoは、ソフトバンク株式会社が開発・提供する生成AIエージェントです。2024年8月にベータ版の提供が始まり、ウェイトリスト形式で利用者を広げてきました。最大の特徴は冒頭でも触れた通り「プロンプト入力が不要」な点。一般的な生成AIが「空欄に指示文を打ち込む」前提なのに対し、sattoはショートカットキーで起動し、選択した文章や画像を自動で取り込んで、用意されたタスクから選ぶだけで動きます。
たとえば、長いメールを選択してショートカットを押せば要約が出る。英文を選択すれば翻訳が出る。スクリーンショットを取り込めばToDoリストに変換する。「AIに何をどう頼むか」を毎回考える負荷を、ツール側が肩代わりしている——これがsattoの設計思想です。
個人向け「satto」と法人向け「satto workspace」の2系統
ここで混同しやすいのですが、sattoには大きく2つの系統があります。記事や検索で情報を見るときは、どちらの話かを意識すると整理できます。
| satto(個人向け) | satto workspace(法人向け) | |
|---|---|---|
| 位置づけ | 個人の日常業務を時短するAIエージェント | 資料作成業務を自動化する法人プロダクト |
| 得意なこと | 要約・翻訳・メール作成・ToDo化など | スライドの「つくる・探す・更新する」 |
| 提供状況 | ベータ版(macOS・ウェイトリスト) | 2025年7月発表/正式版は2026年春予定 |
| 発表の場 | 2024年8月 ベータ公開 | SoftBank World 2025(2025年7月16日) |
個人向けsattoは「日々の細かい作業をショートカットで片付ける」道具。satto workspaceは「資料作成という重い業務そのものを自動化する」法人向けの本丸、と捉えると分かりやすいです。以下、まず個人向けsattoのできることを見て、その後に法人向けsatto workspaceを掘り下げます。
sattoでできること(個人向け)
ベータ版時点で公開されている主な機能を整理します。いずれも「選択 → ショートカット → タスク選択」の流れで、プロンプトを書かずに実行できるのがポイントです。
- 文章要約:長いメール・記事・議事録を選択して要約
- 翻訳:選択テキストを指定言語へ翻訳
- 誤字脱字の修正:文章の校正
- メール文章の作成:返信や依頼文のドラフト生成
- スクリーンショットからToDoリスト作成:画像内の情報をタスク化
- Googleカレンダーへの予定追加:文面から予定を抽出して登録
- スプレッドシートの関数作成サポート:やりたいことから関数を提案
- プロンプトの自動生成:そもそもの指示文づくり自体も補助
連携できるアプリ
sattoは単体で完結せず、普段使うツールと連携して動くのが強みです。公開情報では、Gmail・Googleカレンダー・GoogleスプレッドシートといったGoogleサービス、Microsoft OfficeなどのMicrosoftサービス、さらにNotion・Slackなどとの連携、APIを通じた各種SaaS連携が挙げられています。「選択したテキストを要約してSlackに投げる」「スクショから要点を抜き出してカレンダーに入れる」といった、アプリをまたいだ一連の作業をショートカット一発で流せるわけです。
sattoの核心:自分で育てる「スキル」
sattoがただの便利機能集と一線を画すのが、「スキル」という仕組みです。スキルとは、業務プロセスを自動化する手順をユーザー自身が作れる機能。しかも作ったスキルは「スキルライブラリ」を通じて他のユーザーと共有でき、キーワードで探して取り込めます。
たとえば「メールを要約して、関係する予定をカレンダーに追加する」「スクショから注意すべきコンプライアンス上のポイントを抽出してSlackに投稿する」といった一連の流れを、自分の業務に合わせて組める。これは「会社や個人の業務に最適化したミニAIエージェントを、自分の手で増やしていける」ということです。汎用AIを配って終わりではなく、現場が自分でスキルを育てる——ここがsattoの本質的な価値だと考えています。
satto workspaceとは(法人向け・2026年春正式版予定)
ここからが、法人の意思決定者にとって本題です。satto workspaceは、2025年7月16日のSoftBank World 2025で発表された、資料作成業務を自動化するAIプロダクトです。コンセプトは「つくる・探す・更新する、資料業務が片付く」。日本企業の資料づくりという、地味だが膨大な工数がかかる業務をまるごと狙っています。
satto workspaceの主な機能
- 情報収集:資料作成に必要な情報を自動で集める
- 骨子作成:伝えるメッセージと順序を自動で構成する
- スライド生成:図表を含む、完成度の高いスライドを自動で作る
- デザイン調整:「緑色にしてほしい」といった直感的な指示に対応
- グラフ変更:棒グラフを円グラフに変える、といった編集
注目すべきは、日本企業特有の「情報量が多く複雑なスライド」「自社フォーマットへの統一」への対応をうたっている点です。さらに、自社情報・過去のスライド・個人の好みを学習してパーソナライズする機能や、ソフトバンク系のSB Intuitionsが共同開発する国産LLM「Sarashina」との連携も予定されています。「海外製の汎用AIでは噛み合わない、日本企業の資料文化」に寄せにきているのが特徴です。
ソフトバンクが公表している効果
ソフトバンクの発表によると、社内導入で資料作成時間が平均2時間/日削減されたとされています。また同社のアンケートではホワイトカラーの62.8%が資料作成にストレスを感じているという結果も示されています。
ここは正直にお伝えしておくと、この「2時間/日削減」「62.8%」はソフトバンクが公表している自社データであり、第三者が検証した数字ではありません。導入効果は企業の業務量や使い方で当然変わります。数字は「狙っている削減幅の目安」として捉え、自社で試すときは導入前後で資料1本あたりの作成時間を実測して判断するのが正解です(測定の考え方は後半で触れます)。
satto workspaceが効く部門別シーン
資料作成は全部門で発生しますが、特に効きやすいのは「定型フォーマットの資料を、量を作る」部門です。顧問先の業務を見ていても、この手の作業に管理職クラスの時間が溶けているケースは本当に多いです。
- 営業:提案書・見積前の会社紹介資料。商談ごとに作り変える定型スライドは自動化の効果が大きい
- 経営企画:月次の業績報告・取締役会資料。データ更新+グラフ差し替えが毎月発生する
- マーケティング:施策報告・媒体提案資料。数字の入れ替えと体裁統一が頻発する
- 管理・バックオフィス:社内通達・規程の説明資料。フォーマット統一の価値が高い
- 人事:採用説明資料・研修テキスト。更新頻度が高く、satto workspaceのパーソナライズ学習と相性が良い
逆に「毎回まったく違う一点ものの資料」が中心の業務だと、自動化の旨味は薄くなります。自社の資料作成が「型のある量産」か「一点もの」か——この見極めが導入価値を左右します。
sattoの料金・対応環境(2026年6月時点)
導入判断でいちばん気になる料金ですが、ここは事実をそのままお伝えします。
- 料金:個人向けsattoはベータ版で無料提供されてきました。正式版の料金体系は2026年6月時点で正式には公表されていません(サブスクリプション型や特定機能の有料化が想定される、という段階)。satto workspaceの料金も同様に未公表です。
- 対応OS:個人向けsattoは現状macOSのみ(Windows対応は「今後予定」とされています)。
- 利用条件:Googleアカウントが必須。ベータはウェイトリスト登録制です。
- 正式提供:satto workspaceの正式版は2026年春予定とされています。
料金が未公表である以上、「いくらで何ができるか」を確定して語ることはできません。本格導入の検討は、正式版の発表と公式の料金告知を待ってからが安全です。今できるのは「自社のどの業務に効きそうか」を見極めておくこと——次章でその判断軸を示します。
sattoは自社に向いているか:導入判断の3つの軸
「流行っているから入れる」は、AIツール導入でいちばん失敗するパターンです。sattoが自社に向くかどうかを、現場で使っている3つの軸で判断してください。
軸1:繰り返しの定型作業が多いか
sattoの真価は「同じ手順の作業を、ショートカットとスキルで高速化する」こと。要約・翻訳・定型メール・資料作成など、毎日・毎週繰り返している型のある作業が多いほど効きます。逆に、毎回ゼロから考える非定型業務ばかりだと効果は限定的です。
軸2:macOS/Googleアカウント環境か(個人版の場合)
個人向けsattoは現状macOSのみ・Googleアカウント必須です。Windows中心の会社だと、現時点では個人版sattoはそのまま使えません。その場合はWindows対応か、法人向けsatto workspaceの正式提供を待つ判断になります。自社のPC・アカウント環境を先に確認しましょう。
軸3:資料作成の工数が経営課題になっているか(workspaceの場合)
satto workspaceは資料作成に特化しています。提案書・報告書・社内資料の作成に大量の時間が溶けている会社なら、正式版を検討する価値が高い。逆に資料作成がそもそも少ない業態では、優先度は下がります。「うちは資料づくりに時間を取られているか」を一度棚卸ししてみてください。
sattoを社内に定着させる5ステップ
ツール導入の成否は、選定よりも「定着の設計」で決まります。研修・導入支援の現場で何度も見てきたのは、優れたツールを入れても「最初の数人しか使わず、半年で誰も触らなくなる」パターン。sattoのように「スキルを育てる」前提のツールほど、定着設計が効きます。実際にお勧めしている進め方を5ステップで示します。
ステップ1:頻出の定型作業を棚卸しする
まず「毎日・毎週、同じ手順で繰り返している作業」を部署ごとに洗い出します。要約・翻訳・定型メール・月次資料など。ここがsattoのスキル候補になります。いきなり全社展開せず、効果が見えやすい作業から始めるのが鉄則です。
ステップ2:小さく試して効果を実測する
選んだ1〜2業務だけで、まず数人が試す。このとき必ず導入前後の所要時間を実測します。「資料1本あたり◯分→◯分」という数字が、次の展開の説得材料になります。顧問先でも、この実測データがあるかないかで、経営層の判断スピードがまるで違いました。
ステップ3:勝ちパターンを「スキル」として固定する
効果が出た使い方を、sattoのスキルとして登録し、スキルライブラリで共有します。属人的な「うまい使い方」を、誰でも呼び出せる形に固定する——これがsatto最大の強みを活かす肝です。
ステップ4:横展開とテンプレ共有
1部署で回り始めたら、近い業務の部署へ横展開します。このとき「作ったスキル」と「タスク指示の型」を社内で共有資産にする。ゼロから各自に考えさせると定着しません。成功事例を型として配るのが速い。
ステップ5:運用ルールと効果測定を定例化する
最後に、月次で「どのスキルがどれだけ使われ、どれだけ時間を削減したか」を振り返る場を作ります。AI活用は「入れて終わり」ではなく「測って改善し続ける」もの。ここまで設計して初めて、投資が継続的に回収されます。導入の全体設計はAI導入戦略の立て方も参考にしてください。
sattoの「スキル」設計に使えるタスク指示の例(汎用)
sattoのスキルは「業務の手順」を言語化して登録するもの。とはいえ、いきなり「スキルを作れ」と言われても手が止まります。そこで、sattoに限らずAIエージェント全般で使える「タスク指示の型」を5つ置いておきます。自社の業務に合わせて言葉を入れ替え、スキル化の下書きにしてください(以下は汎用の指示例で、実際の挙動はツール・バージョンで異なります)。
【メール要約→対応タスク抽出】
このメール本文を読み、(1)要点を3行で要約し、
(2)こちらがやるべき対応をToDo形式で箇条書きにし、
(3)返信が必要なら丁寧なビジネス返信文の下書きも作って。【議事録→ネクストアクション化】
この議事録テキストから、
・決定事項
・保留事項
・誰がいつまでに何をするか(担当・期限つき)
を表で整理して。曖昧な点は「要確認」と明記して。【資料の骨子づくり】
「{テーマ}」について、{相手:例 経営層}向けに10枚程度の
提案資料の骨子を作って。各スライドのタイトルと
1行メッセージ、入れるべき図表の種類を提案して。【長文の社外向け要約】
この社内向けの長い文章を、社外の{相手}にも分かるよう、
専門用語を噛み砕いて400字程度に要約して。
誇張せず、事実と意見を分けて書いて。【スプレッドシート関数の相談】
「{やりたいこと:例 A列の日付が今月のものだけB列を合計}」を
実現するGoogleスプレッドシートの関数を提案して。
関数の意味も1行で説明して。こうした「型」を自社の頻出業務ごとに用意しておくと、sattoのスキルにも、他のAIツールにも転用できます。AIを定着させるコツは、ツール選びよりも「自社の業務を手順として言語化すること」にあります。
【要注意】satto導入でやりがちな失敗4つ
研修・導入支援の現場で見てきた「AIツール導入あるある」を、satto向けに整理します。
失敗1:未公表の料金を前提に投資判断をしてしまう
❌ 「たぶんこのくらいの料金だろう」と推測で稟議を通す → 正式版で想定と違い、計画が崩れる。
⭕ 料金は公式の正式発表を待ってから本格導入を判断。それまでは無料ベータで「効くかどうか」だけ検証する。
失敗2:対応環境を確認せず全社展開を決める
❌ Windows中心の会社で「全社にsattoを入れる」と決めた後にmacOS限定だと気づく。
⭕ 個人版はmacOS・Googleアカウント必須。自社のPC・アカウント環境を先に確認し、合わなければworkspace正式版やWindows対応を待つ。
失敗3:配って終わりで「スキル」を育てない
❌ ツールを配っただけで、各自バラバラに使い、結局「便利な翻訳ツール」止まりになる。
⭕ sattoの本質は自社業務に合わせたスキルを作って共有すること。頻出業務をスキル化し、スキルライブラリで横展開して初めて投資が回収できる。
失敗4:効果を測らず「なんとなく便利」で終わる
❌ 導入したものの効果が説明できず、次の予算が取れない。
⭕ 導入前後で「資料1本あたりの作成時間」「定型メール1通の所要時間」を実測。ソフトバンクの「2時間/日削減」も、自社で測ってこそ意味のある数字になる。
他の生成AI・AIエージェントとの違い
「ChatGPTやCopilotがあるのに、なぜsatto?」という疑問は当然です。ざっくり整理すると、強みのベクトルが違います。
- ChatGPT等の汎用チャットAI:何でも聞ける万能型。ただし「毎回プロンプトを書く」前提で、定着しにくい人が出る。
- satto:プロンプト不要・ショートカット起動で「定型作業の高速化」に特化。スキルで自社業務に寄せて育てられる。
- satto workspace:資料作成という特定業務に深く特化し、日本企業の資料文化(複雑なスライド・自社フォーマット)に合わせて自動化する。
つまりsattoは「汎用AIの置き換え」ではなく、「プロンプトが書けない/書きたくない層に、AIを行き渡らせる」役割と「資料作成という重い特定業務を潰す役割」に強みがあります。自社の課題が「AIが一部の人にしか定着しない」「資料作成に時間が溶けている」なら、検討する価値は十分にあります。
satto導入前チェックリスト(10項目)
「試してみよう」の前に、自社で確認しておくと無駄が減る項目をまとめました。経営層への提案前のセルフチェックにも使えます。
- ☐ 自社で「毎日・毎週繰り返している型のある作業」を3つ以上挙げられる
- ☐ 利用予定者のPCはmacOSか(個人版を使う場合)/Windows中心なら正式版・Windows対応を待つ判断ができている
- ☐ Googleアカウントが業務で使える環境にある
- ☐ 連携したいアプリ(Gmail・カレンダー・Sheets・Slack・Notion等)を洗い出した
- ☐ 最初に試す業務を1〜2個に絞れている(全社一斉展開を狙っていない)
- ☐ 導入前の「その作業にかかっている時間」を測る準備がある
- ☐ 効果が出た使い方をスキルとして登録・共有する担当を決められる
- ☐ 資料作成が経営課題なら、satto workspace正式版(2026年春予定)の情報も追っている
- ☐ 機密情報・個人情報をAIに入力する際の社内ルールがある(またはこれから作る)
- ☐ 料金は正式発表を待つ前提で、まずは無料ベータでの検証から入る計画になっている
半分以上にチェックが付くなら、sattoを試す土台はできています。逆に上半分(環境・対象業務)でつまずく場合は、そこを整える方が先です。
よくある質問(FAQ)
Q. sattoは無料で使えますか?
個人向けsattoはベータ版で無料提供されてきましたが、正式版の料金は2026年6月時点で公表されていません。サブスクリプション型などが想定される段階です。本格導入の前に公式の料金告知を確認してください。
Q. WindowsでもsattoはWindowsで使えますか?
個人向けsattoは現状macOSのみ対応で、Windows対応は「今後予定」とされています。Windows中心の環境では、現時点では個人版sattoはそのまま使えません。
Q. satto と satto workspace は何が違いますか?
sattoは個人の日常業務(要約・翻訳・メール等)をショートカットで時短する個人向けエージェント。satto workspaceは資料作成業務を自動化する法人向けプロダクトで、正式版は2026年春予定です。
Q. プロンプトを書くのが苦手でも使えますか?
むしろそうした方に向いています。sattoはプロンプト入力が不要で、選択してショートカットを押すだけで動く設計です。「AIが続かない」原因がプロンプト作成の負担にある場合、相性が良いツールです。
Q. 法人で導入する際に注意することは?
(1)正式版の料金・提供時期を公式で確認、(2)自社のOS・アカウント環境との適合、(3)頻出業務のスキル化と横展開の運用設計、(4)導入前後の工数実測、の4点です。ツールを配るだけでなく「自社業務をスキルとして育てる運用」までセットで設計すると効果が出ます。
まとめ:sattoは「プロンプト不要」と「自社業務に育てるスキル」が肝
- ① sattoはソフトバンクの生成AIエージェント。プロンプト不要・ショートカット起動で、定型作業の高速化に強い
- ② 個人向けsatto(macOSベータ・無料)と、資料作成を自動化する法人向けsatto workspace(2026年春正式版予定)の2系統。料金は未公表
- ③ 本質は「自社業務に合わせたスキルを作って育てる」こと。配って終わりにせず、頻出業務のスキル化+工数実測まで運用設計するのが成功の鍵
sattoは「AIが一部の人にしか定着しない」「資料作成に時間が溶けている」という、多くの日本企業が抱える課題にまっすぐ向き合ったツールです。一方で、ツールを入れるだけで効果が出るわけではなく、自社の業務を手順として言語化し、スキルとして育て、効果を測るという運用設計があって初めて投資が回収できます。「自社のどの業務にAIエージェントを効かせるべきか」「定着する導入の進め方を設計したい」——そんな課題があれば、記事末のリンクからお気軽にご相談ください。
あわせて読みたい
参考・出典
- ソフトバンク公式ビジネスブログ「つくる・探す・更新する、資料業務が片付く日本型AIエージェント『satto workspace』」(2026年6月13日参照)
- WEEL「sattoとは?ソフトバンクのAIエージェント!特徴やできること、使い方の注意点を解説」(2026年6月13日参照)
- ainow「ソフトバンクの生成AIエージェントSattoとは。機能・連携アプリケーションなどの解説」(2026年6月13日参照)
- AI駆動開発 総合研究所(walker-s)「satto(サット)とは?特徴や料金、使い方まで完全解説!」(2026年6月13日参照)
佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
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