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ツール比較・実践ガイド 23分で読めます

【2026年最新】Windsurf完全ガイド|SWE-1.6×実践プロンプト30選

結論:WindsurfはCascade(AIエージェント)+ Flow(インライン補完)+ Memory(長期記憶)を組み合わせた、現時点で最速クラスのAIコードエディタです。2025年7月にCognition社が買収し、2026年5月現在はDevin Reviewとの統合も進みながら独立製品として進化を続けています。

この記事の要点

  • SWE-1.6は最大950トークン/秒(InfoQ・BusinessWire公表値)で動作し、Cascadeでのコード生成が大幅に高速化
  • Cascade(Plan/Write)・Flow・Memoryの3機能を組み合わせることで、単発の補完では不可能な長期プロジェクト管理ができる
  • 2026年3月改定の料金プランで無料枠でも25クレジット/月付与、Proは15ドル/月・500クレジット

対象読者:Windsurfをこれから始めたい開発者・エンジニア・AIを使いたいビジネスパーソン

読了後にできること:今日すぐCascadeで最初のプロンプトを送り、業務コードを5分で生成する


「Windsurfって結局どう使えばいいの?」

企業向けAI研修でよく聞かれる質問の一つです。Cursorとの比較記事はたくさんあるのに、Windsurf単体で「何をどうすれば仕事に使えるか」がまとまった情報が少ないんですよね。

先日、ある企業の開発チームにWindsurfを紹介したとき、こんなことがありました。インストールは5分で終わったのに、1週間後に「結局ChatGPTに戻った」と言われたんです。よく聞くと、最初のプロンプトがあいまいすぎてCascadeがうまく動かず、そのまま「使いにくいツール」という印象になっていた。これ、もったいないんですよね。正しい使い方さえ覚えれば、Windsurfは本当に強力なんです。

この記事では、Cascade・Flow・Memoryそれぞれの実践プロンプトを合計30選、コピペできる形で全公開します。インストールから業務別の使い倒し方、2026年3月改定後の料金プランまで、Windsurf単体に絞って徹底解説します。

なお、Cursor・Claude Codeとの比較が気になる方は、Cursor/Windsurf/Claude Code比較記事をあわせてご覧ください。本記事はWindsurf単体の使い倒し方にフォーカスします。

AIエージェント全般の基礎知識については、AIエージェント導入完全ガイドも参考にどうぞ。


Windsurfで何ができるか早見表

機能できることこんな人に向く
Cascade(Plan)要件を伝えると実装計画を提示し、確認後にコード生成新機能追加・まとまった仕様実装
Cascade(Write)複数ファイルにまたがる編集・リファクタをエージェント的に実行既存コードの改修・大規模変更
Flow(Windsurf Tab)カーソル位置のコードをインラインで補完・書き換え日常的なコーディング・スニペット生成
Memoryプロジェクトのコーディングスタイル・API設計を自動記憶し次回から反映長期プロジェクト・チーム開発
Devin ReviewPRを自動レビュー(2026年5月より全プラン提供)コードレビュー工数削減
Fast ContextSWE-grepで関連コードを最大20倍高速検索大規模コードベースのリファクタ

Cursor/Claude Codeとの簡易比較(詳細は比較記事へ):

観点WindsurfCursorClaude Code
主な強み速度・Memory・40+ IDE対応安定性・コミュニティ精度・エンタープライズ
SWE-Bench VerifiedSWE-1.6(公式非公開)非公開約80.8%(Opus 4.6)
無料枠25クレジット/月2週間トライアルClaudeトークン従量
IDE対応40種以上(VS Code・JetBrains等)VS Codeフォークターミナル

WindsurfとはSWE-1.6 / Cascade / Flow / Memoryの関係性

Windsurfを理解するには、4つの概念の関係を整理することが重要です。

会社の経緯:Codeium → Windsurf → Cognition傘下へ

WindsurfはAIコーディング支援ツール「Codeium」を開発していた同名企業が、2024年11月に製品をリブランディングして誕生しました。2025年4月には会社名もWindsurfに変更。同年5月にはOpenAIが約30億ドルでの買収を発表しましたが、MicrosoftとのIP権限問題で同年7月に破談。その後GoogleがCEOら幹部をスカウトし、残った会社・IP・製品・約350名の従業員はCognition AI(AIコーディングエージェント「Devin」開発元)が買収しました(2025年7月14日)。TechCrunch報道によると、買収時のARR(年間経常収益)は8,200万ドル規模でした。

2026年5月現在、WindsurfはCognition傘下でJeff Wang暫定CEOのもと独立製品として継続稼働中。2026年5月6日からはDevin ReviewがWindsurf全プランで利用可能になりました。

SWE-1.6:Windsurf独自モデルの現在地

SWE(Software Engineering)モデルは2025年5月にSWE-1ファミリーとして登場し、現在は最新世代のSWE-1.6が一般提供されています。最大の特徴は「Flow Awareness」——単発の質問への回答ではなく、複数ステップにまたがる長期タスクを連続して処理できる「状態の共有」の仕組みです。SWE-1.5は最大950トークン/秒(Haiku 4.5比6倍、Sonnet 4.5比13倍)の速度を実現し、SWE-1.6ではそこに精度改善が加わっています。

正直にお伝えすると、SWE-1.6のSWE-Bench Verifiedスコアは公式未公開です。前世代SWE-1.5が40.08%と発表されており(SWE-Bench公式リーダーボードより)、Claude Opus 4.6の約80.8%より低い水準です。速度と精度はトレードオフの関係にあるため、「速くたくさん試す」用途でWindsurfを使い、「精度最優先の複雑タスク」はClaude Codeに切り替えるという使い分けが現実的です。

Cascade・Flow・Memoryの3層構造

  • Cascade:チャット形式でコードベース全体を理解し、計画立案から多ファイル編集・ターミナルコマンド実行まで行うAIエージェント
  • Flow(Windsurf Tab):エディタ内でリアルタイムにコードを補完・書き換えするインライン機能。タブキーで受け入れられる
  • Memory:プロジェクト固有のルール・コーディングスタイル・API情報をCascadeが自動で記憶し、次のセッションに引き継ぐ永続的な知識層

3つの機能は独立して動きますが、組み合わせることで真価を発揮します。Memoryにプロジェクトのルールを蓄積 → Cascadeで大きな実装を指示 → Flowで細かい補完を繰り返す、この流れが基本です。


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インストールから初回プロンプトまで「5分即効」3ステップ

まず動かすことが大事です。設定で迷う前に、まず使ってみましょう。

ステップ1:インストール(2分)

windsurf.com/editor からダウンロードしてインストールします。VS Codeに慣れている方はそのままUI設定を引き継げます。JetBrainsユーザーはプラグイン形式でも使えます(windsurf.com/plugins からインストール)。

ステップ2:初回設定(2分)

無料アカウントを作成(メールアドレスのみ)すると、25クレジット/月が付与されます。Cascadeパネルはデフォルトで右側に表示されます。「モデル」はSWE-1.6が選択可能です(2026年5月時点でFreeプランにも解放されています)。

ステップ3:初回プロンプト(1分)

Cascadeパネルに以下をコピペして送信します。これが最初のプロンプトです。

このコードベースを読んで、全体的なアーキテクチャと主要なファイルの役割を日本語で説明してください。
特に以下を教えてください:
- エントリーポイントはどこか
- データの流れ(入力 → 処理 → 出力)
- 依存関係の構造

不足している情報があれば、最初に質問してから説明してください。

Cascadeがコードベース全体をスキャンして構造を把握してくれます。これを「初回のオリエンテーション」として使うのが、研修先の開発者にも好評なやり方です。

事例区分: 想定シナリオ
以下は100社以上の研修経験をもとに構成した典型的なシナリオです。

ある企業の新入社員エンジニアが、既存の3万行規模のPHPプロジェクトに途中から参画した場面。ドキュメントがほとんどなく、何から読めばいいか分からないという状況でCascadeにこのプロンプトを使ったところ、全体構造の把握にかかる時間が半日から30分程度に短縮できたという声が複数寄せられています。


Cascade活用プロンプト10選(Plan→Write→Review)

CascadeはPlan(計画立案)とWrite(実装)の2段階で動きます。大きなタスクはPlanで確認してからWriteに進むのがコツです。

プロンプト1:新機能のPlan(計画確認型)

【機能追加】[機能名]を実装したい。
以下の要件を満たす実装計画を立ててください:
- [要件1]
- [要件2]
- [要件3]

実装前に、不明点があれば質問してください。
計画が固まったら、変更が必要なファイル一覧と変更内容の概要を示してから実装に進んでください。
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。

「先に計画を見せてもらう」のがポイントです。いきなりWriteに入ると想定外のファイルを書き換えることがあります。

プロンプト2:バグ修正(コンテキスト込み)

以下のエラーが発生しています:
[エラーメッセージをそのままペースト]

発生条件:[操作手順]
期待する動作:[本来どうあるべきか]

関連するファイルを特定し、根本原因を説明した上で修正案を提示してください。
修正の副作用(他機能への影響)も確認してください。

プロンプト3:コードレビュー依頼

以下のコードをレビューしてください:
[コード or ファイル指定]

チェック観点:
1. バグ・ロジックエラーの有無
2. セキュリティ上の問題
3. パフォーマンス改善の余地
4. 可読性・命名規則

深刻度(HIGH/MEDIUM/LOW)でレポートしてください。

プロンプト4:リファクタリング(段階的)

[ファイル名]のリファクタリングをお願いします。
ただし、一気に全部変えず、以下の段階で進めてください:

フェーズ1:命名規則の統一(今すぐ)
フェーズ2:関数の分割(確認後)
フェーズ3:テストの追加(最後)

まずフェーズ1だけ実施して、変更内容を見せてください。

大きなリファクタをいきなり全部やらせると、レビューが追いつかなくなります。フェーズ分けが鉄則です。

プロンプト5:テストコード生成

[関数名 or ファイル名]のユニットテストを生成してください。

使用フレームワーク:[Jest / pytest / JUnit など]
カバーすべきケース:
- 正常系(最低3パターン)
- 異常系(エラー・境界値)
- エッジケース

実際の入出力例も含めてください。

プロンプト6:APIエンドポイント追加

REST APIのエンドポイントを追加してください。

エンドポイント:POST /api/[リソース]
リクエストボディ:
{
  "field1": "型",
  "field2": "型"
}
レスポンス:{成功時}と{エラー時}の形式

既存のAPIの実装スタイルに合わせてください。
バリデーションとエラーハンドリングも含めてください。

プロンプト7:ドキュメント生成

[ファイル or 関数]のドキュメントを生成してください。

形式:[JSDoc / docstring / Markdown]
含める内容:
- 概要説明
- 引数と戻り値の型・説明
- 使用例(最低1つ)
- 注意事項

既存のドキュメントスタイルと統一してください。

プロンプト8:コードの説明(学習用)

以下のコードを、エンジニア歴1年の人が理解できるレベルで説明してください:
[コード]

特に以下を重点的に:
- なぜこの書き方をしているか(設計意図)
- パターン名があれば教えてください
- 改善できる点があれば指摘してください

プロンプト9:セキュリティチェック

このコードベースのセキュリティ上の問題を洗い出してください。

チェック観点:
- SQLインジェクション
- XSS(クロスサイトスクリプティング)
- 認証・認可の不備
- 機密情報のハードコード
- 入力値の検証不足

問題があれば、深刻度(HIGH/MEDIUM/LOW)と修正方法を教えてください。

プロンプト10:マイグレーション支援

[旧ライブラリ/フレームワーク名]から[新ライブラリ/フレームワーク名]への移行を支援してください。

現在の状況:
- 使用バージョン:[現在のバージョン]
- 主な使い方:[どんな機能を使っているか]

ステップバイステップの移行計画を立ててください。
破壊的変更があれば特に注意して教えてください。
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。

Flow(インライン補完)活用プロンプト10選

FlowはCascadeと違い、コードを書きながら「その場で」補完する機能です。タブキー一つで候補を受け入れられます。コメントを書くことで補完の精度が格段に上がります。

プロンプト11:関数の骨格コメント補完

// ユーザーIDを受け取り、購入履歴を取得してJSONで返す関数
// 引数: userId (string)
// 戻り値: Promise<OrderHistory[]>
// エラー時は空配列を返す
function getUserOrderHistory(userId) {

コメントで仕様を書くとFlowが実装を補完してくれます。「コメントファーストコーディング」と呼んでいるやり方で、研修先のエンジニアに一番好評です。

プロンプト12:型定義の補完

// TypeScript型定義
// ECサイトの注文情報
interface Order {
  // ここからFlowに補完させる

プロンプト13:テスト期待値の補完

describe('getUserOrderHistory', () => {
  it('正常系: 存在するユーザーの注文履歴を返す', async () => {
    // テストのセットアップと期待値をFlowに補完させる

プロンプト14:エラーハンドリングの補完

try {
  const result = await fetchUserData(userId);
  // 成功時の処理
} catch (error) {
  // エラー種別に応じた処理をFlowに補完させる
  // NetworkError / AuthError / NotFoundError の3種を処理

プロンプト15:SQLクエリの補完

-- 過去30日以内に購入があり、かつ累計購入額が10万円以上のユーザーIDと
-- 購入回数・累計金額を取得するクエリ
SELECT

プロンプト16:正規表現の補完

// 以下の条件を満たす正規表現
// - 日本の電話番号(ハイフンあり・なし両対応)
// - 固定電話・携帯電話・フリーダイヤル対応
const phoneRegex =

プロンプト17:バリデーション関数の補完

// メールアドレスのバリデーション関数
// RFC 5322準拠
// 戻り値: { isValid: boolean, error?: string }
function validateEmail(email: string) {

プロンプト18:Markdown/ドキュメントの補完

<!-- READMEのインストール手順セクション -->
<!-- Node.js v18以上が必要 -->
<!-- 開発環境・本番環境の両方の手順を含む -->
## インストール

プロンプト19:環境変数一覧の補完

# .env.example
# データベース接続情報
# APIキー
# フィーチャーフラグ(FEATURE_XXX形式)
# メール設定

プロンプト20:CI/CDの設定補完

# GitHub Actions workflow
# Node.js 18, 20でのマトリックステスト
# main pushとPRで実行
# キャッシュ有効化
name: CI
on:

事例区分: 想定シナリオ
以下は100社以上の研修経験をもとに構成した典型的なシナリオです。

あるフリーランスエンジニアが、Flowのインライン補完を習慣化してから、コード記述時間が以前より体感で30〜40%短縮できたと報告しています。特にTypeScriptの型定義・テストコードの骨格生成で効果が顕著とのこと。ただしFlowの補完は必ず確認が必要で、「タブを押してそのままコミット」はしないよう研修でも必ず注意喚起しています。


Memory機能で長期プロジェクトを継続する10選

MemoryはWindsurf最大の差別化機能です。「毎回ゼロから説明しなければならない」という他ツールの欠点を解消します。

Memory機能の使い方

Cascadeは重要なコンテキストを自動的にMemoryに保存します。また手動で「これを覚えておいて」と指示することもできます。保存されたMemoryはセッションをまたいで引き継がれます。

プロンプト21:プロジェクトルールの登録

このプロジェクトのコーディングルールを覚えておいてください:
- 言語:TypeScript(strict mode有効)
- フレームワーク:Next.js 15 App Router
- スタイル:Tailwind CSS + shadcn/ui
- 状態管理:Zustand
- テスト:Vitest + React Testing Library
- コミットメッセージ:conventional commits(feat/fix/chore等)
- エラーハンドリング:Result型パターン

次回以降のタスクでもこのルールに従ってください。

プロンプト22:APIスキーマの登録

プロジェクトで使用するAPIエンドポイントを覚えておいてください:
- ベースURL:/api/v1
- 認証:Bearerトークン(Authorizationヘッダー)
- レスポンス形式:{ data: T, error: string | null, statusCode: number }
- ページネーション:?page=1&limit=20

今後APIを使うコードを書くときは、この形式に従ってください。

プロンプト23:チームのコンテキスト登録

このプロジェクトのチーム情報を覚えておいてください:
- チームサイズ:エンジニア5名
- コードレビュー:最低1名のapproval必須
- デプロイフロー:main → staging → production(手動承認)
- 使用モニタリング:Datadog / Sentry
- ドキュメント:Notion(/engineering配下)

コードを書く際はこのコンテキストを踏まえてください。

プロンプト24:過去の決定事項の記録

アーキテクチャ上の決定事項を覚えておいてください:
- データベース:PostgreSQL(RDS)。MongoDBは使わない
- キャッシュ:Redis(ElastiCache)。セッションとAPIレスポンスキャッシュ
- メッセージキュー:SQS。非同期処理全般に使用
- 理由:スケーラビリティとコストのバランスで選定(2024年6月の決定)

今後の実装提案でもこの構成前提で考えてください。

プロンプト25:既知のバグ・制約の記録

このプロジェクトの既知の問題を覚えておいてください:
- [ファイル名]のXXX関数は再帰呼び出しがN+1になっている(修正予定2026年Q3)
- Safariでの画像アップロードに不具合あり(回避策:FormDataではなくBase64使用)
- 本番環境でタイムゾーンはUTC固定(ローカルはJST。計算時は注意)

コードレビューや実装提案の際に、これらの制約を考慮してください。

プロンプト26:セッション引き継ぎ確認

前回のセッションで覚えてもらった内容を確認してください:
- プロジェクトのコーディングルール
- APIスキーマ
- 既知のバグ

記憶している内容を箇条書きで教えてください。
今日のタスクは[タスク内容]です。

プロンプト27:Memoryのリセットと再登録

このプロジェクトに関するMemoryをリセットして、以下の内容で再登録してください:
[最新のプロジェクト仕様・ルール・制約]

古いルールは削除して、新しいルールのみ有効にしてください。

プロンプト28:スプリント引き継ぎ

スプリントが終わったので、次のスプリントへの引き継ぎ情報を登録してください:
- 完了したタスク:[リスト]
- 未完了の残件:[リスト]
- 次のスプリントでやること:[リスト]
- 注意点・懸念事項:[リスト]

次のセッションでこの情報を基に作業を開始できるようにしてください。

プロンプト29:新メンバー向けオンボーディング情報の整理

新しいメンバーがジョインします。
このプロジェクトのMemoryに蓄積された情報を元に、
オンボーディングドキュメントのドラフトを作成してください。

含める内容:
1. アーキテクチャ概要
2. 開発環境のセットアップ
3. コーディングルール・規約
4. よくあるトラブルと解決策
5. 連絡先・ドキュメントのリンク集

プロンプト30:Memoryを使ったコードレビュー

Memoryに登録されているプロジェクトのルール・スタイル・アーキテクチャ決定を踏まえて、
このプルリクエストをレビューしてください:
[差分 or PRリンク]

特に「プロジェクト固有のルールに違反していないか」を重点的に見てください。
問題があれば修正案も提示してください。

事例区分: 想定シナリオ
以下は100社以上の研修経験をもとに構成した典型的なシナリオです。

6ヶ月継続開発しているプロジェクトでWindsurfのMemoryを活用しているチームでは、「新しいセッションを開くたびにプロジェクトの前提を説明し直す」工数がなくなったという声があります。Memory初期設定に1時間かけることで、その後の作業効率が大幅に改善するというのが実感です。


料金プラン・無料枠の使い倒し方(2026年3月改定版)

2026年3月19日、Windsurfはクレジット制から改定された新プランを導入しました(windsurf.com/blog公式発表より)。

プラン月額クレジット/月特徴
Free無料25クレジットFlowの補完は無制限。評価・試用に十分
Pro15ドル/月500クレジット全プレミアムモデル。個人開発者向け
Teams30ドル/ユーザー/月500クレジット/ユーザー一元請求・管理ダッシュボード。200名まで
Enterprise60ドル/ユーザー/月1,000クレジット/ユーザーSSO・RBAC・SCIM・FedRAMP/HIPAA対応

追加クレジットは1,000クレジット40ドルで購入可能です。

無料枠25クレジットの賢い使い方

Flowのインライン補完はクレジットを消費しません。無料枠はCascadeの大きなタスクに使いましょう。

  • コードベースの構造把握(1回)→ 約2〜3クレジット消費目安
  • バグ修正(3〜5回)→ 計10〜15クレジット消費目安
  • 小さな機能追加(2〜3回)→ 計10クレジット消費目安

つまり25クレジットで「コードベース理解1回+バグ修正数回+小機能追加2〜3回」程度が現実的な使用量です。まず無料でこれを試して、「続けて使いたい」と思ったらProに移行するのがおすすめです。

Proプラン(月15ドル)はコスパが高い理由

500クレジット/月は中規模の開発者には十分な量です。Flowが無制限なので日常的な補完は心配不要。Cascadeを使う大きなタスクにクレジットを温存する戦略が有効です。

Teamsプランが選ばれる場面

5人以上の開発チームで使う場合、管理ダッシュボードで利用状況を一元管理できます。企業でセキュリティ・コンプライアンス要件がある場合はEnterpriseのFedRAMP/HIPAA対応が必要になります。


【要注意】Windsurf導入時の失敗パターン4つ

失敗1:Cascadeに「全部やって」で丸投げする

❌ 「このアプリを全部リファクタして」
⭕ 「まずファイルAのXX関数だけをリファクタしてください。変更が終わったら次のステップを一緒に決めましょう」

Cascadeは賢いですが、大きなタスクを一度に投げると意図しないファイルまで変更することがあります。特に初めてのコードベースでは段階的に進めることが大切です。

失敗2:Memoryを何も登録せずに使い続ける

❌ 毎回「このプロジェクトはReactで、TypeScript使って、Tailwindで…」と説明する
⭕ 最初の1時間でMemoryにプロジェクトルール・APIスキーマ・制約を登録する

Memoryを活用しないとCascadeは毎回コードベースをゼロから読み直します。初回セットアップに少し時間をかけるほど、その後の生産性が上がります。

失敗3:Flowの補完を確認せずにタブキーで全受け入れ

❌ Flowが出した補完を確認せずにタブ連打でコードを書く
⭕ 補完を見て、正しいと確認してからタブキーを押す

SWE-1.6は高速ですが、コンテキストが不足していると期待外れの補完を出すことがあります。特にビジネスロジックが複雑な箇所や、プロジェクト固有のルールが必要な部分は必ず確認してください。

失敗4:Cascadeのターミナルコマンドを無確認で実行させる

❌ Cascadeが提案したターミナルコマンドを何も見ずに全て実行させる
⭕ 本番環境や重要なデータに触れるコマンドは必ず内容を確認してから実行を許可する

Cascadeはターミナルコマンドも自動実行できます。これは強力な機能ですが、本番DBへのクエリや削除コマンドが含まれる場合は必ず人間がレビューする習慣をつけましょう。


30日活用ロードマップ

1〜7日目:基本操作の定着

  • インストールと初回セットアップ
  • コードベースのオリエンテーションプロンプトを試す(プロンプト1)
  • Flowの補完に慣れる(毎日少なくとも30分Flowを使う)
  • バグ修正に1件Cascadeを使ってみる(プロンプト2)

8〜14日目:Memoryの活用開始

  • プロジェクトのルールをMemoryに登録(プロンプト21〜23)
  • CascadeをPlanフェーズで使う習慣をつける(プロンプト1でPlan確認→承認→Write)
  • コードレビューにCascadeを使い始める(プロンプト3)

15〜21日目:業務フローへの組み込み

  • テストコード生成をCascadeに任せる(プロンプト5)
  • スプリント引き継ぎにMemoryを活用(プロンプト28)
  • Devin ReviewをPRレビューに組み込む

22〜30日目:チームへの展開準備

  • チームメンバーへのオンボーディング情報をMemoryから生成(プロンプト29)
  • Teamsプランを検討(5人以上のチームなら管理コスト削減効果あり)
  • Windsurf活用のTipsをドキュメント化してチームで共有

参考・出典


まとめ:今日から始める3アクション

  1. 今日やること:windsurf.comからインストールして、プロンプト1(コードベースオリエンテーション)を試す。所要時間5分。
  2. 今週中:日常的なバグ修正1件をCascadeで試し、Flowの補完を毎日30分使ってみる。Memoryに自分のプロジェクトルールを登録する(プロンプト21〜23)。
  3. 今月中:30日ロードマップに沿って習慣化。チームで使うならTeamsプランの費用対効果を試算する。

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著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AIの可能性に魅了され、X(旧Twitter)で活用法を発信(@SuguruKun_ai、フォロワー10万人超)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書累計3万部突破。SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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