結論: クロードコード(Claude Code)は、プロジェクト全体を理解して自律的に開発作業をこなすAnthropicのAIコーディングツールです。非エンジニアでもインストールから5分で動かせるデスクトップアプリ版があり、2026年現在は業務自動化・文書作成・データ処理にも活用されています。
この記事の要点:
- クロードコードはChrome拡張でもVSCodeプラグインでもなく「プロジェクトを丸ごと理解するAIエージェント」。Cursor・GitHub Copilotとは根本的に異なる
- 2026年版はデスクトップアプリが登場。ターミナル不要・Node.js不要でMacまたはWindowsにインストールできる
- 利用にはClaudeの有料プラン(Pro $20/月以上)が必要。無料プランは対象外
- エンジニアだけでなく、マーケティング・経理・人事などビジネス担当者にも「指示するだけで作業が進む」使い方がある
対象読者: 「クロードコード」でGoogle検索した初心者〜中級者。AIに興味があり、具体的な使い方・始め方から知りたい方
読了後にできること: クロードコードをインストールし、今日中に最初のタスクを実行できる
「クロードコードって、何ができるの?」
最近の企業向けAI研修で、この質問が急増しています。ChatGPTは知っているけど、クロードコードは聞いたことがある……でも何をするものなのか、いまいちピンとこない。そんな方がとても多いです。
正直に言うと、私も最初は「Claude(クロード)のコーディング版」という認識で試してみました。使い始めて数日でその認識が大きく変わりました。これは「コードを書いてくれるツール」というより、「一緒に仕事をするAIスタッフ」という感覚に近いんです。
この記事では「クロードコード 使い方」「クロードコード 始め方」で検索した方に向けて、インストール方法から実際の活用例まで、できる限り丁寧に解説します。エンジニアでなくても理解できるよう書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
クロードコードとは何か — 他のAIツールとの違い
まず「クロードコードが何者なのか」を理解するところから始めましょう。比較のために、よく名前が出る3つのAIツールとの違いを整理します。
| ツール | 動き方 | 得意なこと |
|---|---|---|
| ChatGPT | チャットで質問→回答 | 調査・文章作成・アイデア出し |
| GitHub Copilot | VSCode内でコードを補完・提案 | コード入力の補助(オートコンプリート) |
| Cursor | VSCode系エディタ内でファイルを編集 | 特定ファイルのコード編集・補助 |
| クロードコード | プロジェクト全体を読んで自律的に作業 | 複数ファイルにまたがる開発・自動化・調査 |
最大の違いは「自律性」です。GitHub CopilotやCursorが「エディタ内でコードを補完・提案する」ツールなのに対し、クロードコードは「指示を出すと、自分でファイルを読み書きし、コマンドを実行し、問題を解決する」エージェントです。
たとえばこんなことを実際にやってのけます。
- 「このプロジェクト全体のコードを調べて、セキュリティ上の問題点を報告して」
- 「このCSVデータを読んで、Excelで開けるグラフ付きレポートを作って」
- 「このAPIドキュメントを読んで、Python用のSDKを作って」
- 「過去100本のブログ記事を読んで、よく使われているキーワードをリスト化して」
プロジェクト全体の文脈を理解しながら、複数のファイルを横断して作業できる点がクロードコードの本質的な強みです。
AIエージェントの詳しい仕組みや活用戦略については、AIエージェント導入完全ガイドも参考にしてください。
Claude Code(クロードコード)で何ができるか — 初心者向け機能一覧
「使い方はなんとなくわかったけど、具体的に自分の業務に使えるの?」という疑問に答えます。クロードコードは大きく分けて5つのことができます。
1. ファイル・コードの読み書き
プロジェクトフォルダにあるファイル(テキスト・コード・設定ファイルなど)を自分で開いて読み、書き換えます。ChatGPTのように「コードを貼り付けてください」と言われないのが最大の違いです。
2. コマンドの実行
ターミナルコマンドを自分で実行できます。テストを走らせる・パッケージをインストールする・ビルドをかける、といった作業を自律的にこなします。実行前に確認を求める設定がデフォルトのため、意図しない操作が起きにくい設計になっています。
3. 複数ファイルにまたがる調査と編集
「このプロジェクト内で○○という関数はどこで使われているか」「全ファイルのログ出力を統一して」といった横断的な作業が得意です。人間がひとつひとつ開いて確認する手間を大幅に削れます。
4. データ処理・集計
CSVやExcelのデータを読んで集計し、レポートや別のファイルに出力できます。経理や営業など非エンジニア職でも「毎月の集計作業」を自動化する用途で多く活用されています。
5. 文書の作成・整理
既存のドキュメントを読んで要約・翻訳・整形をしたり、議事録からタスクリストを作成したりできます。エンジニアではなくても使えるユースケースの代表です。
経理や財務部門の具体的な活用シーンはClaude Code×経理活用ガイドでさらに詳しく解説しています。
Claude Code(クロードコード)の始め方 — 3ステップで今日から使える
「始め方がわからない」という声に答える、最短ルートです。この3ステップを踏めば今日中に動かせます。
ステップ1: Anthropicアカウントを作り、有料プランに加入する
claude.ai にアクセスしてアカウントを作成します。クロードコードを使うには無料プランでは使えないため、Proプラン($20/月)以上に加入する必要があります。
法人利用や複数人で共有したい場合はTeamプラン($25/ユーザー/月)が便利です。
ステップ2: アプリをインストールする
初心者にはデスクトップアプリ版を強くお勧めします。claude.ai/download からお使いのOSに合ったインストーラーをダウンロードしてください。Mac・Windowsどちらも対応しています。ターミナル操作もNode.jsも必要ありません。
ステップ3: 最初のタスクを実行する
アプリを起動してログインしたら、作業したいフォルダを開いて日本語で指示を出すだけです。まず以下のような確認から始めると、クロードコードがどう動くかを把握しやすくなります。
このフォルダの中にあるファイルを全部教えてください。
何をするためのフォルダか、できるだけわかりやすく説明してください。
インストールの詳細な手順(コマンドライン版・各OS別の設定など)はClaude Code インストール完全ガイドにまとめています。
5分でできる:クロードコードのインストール方法
2026年現在、クロードコードのインストール方法は主に2つあります。初心者にはデスクトップアプリ版を強くお勧めします。
方法1: デスクトップアプリ版(初心者向け・推奨)
ターミナルもNode.jsも不要で、アプリをダウンロードするだけで使えます。
Mac の場合:
- claude.ai/download にアクセス
- 「Mac用 dmg」をダウンロード
- dmgを開いてアプリをApplicationsにドラッグ
- アプリを起動→Anthropicアカウントでログイン
Windows の場合:
- claude.ai/download にアクセス
- 「Windows用インストーラー」をダウンロード
- インストーラーを実行
- アプリを起動→Anthropicアカウントでログイン
方法2: コマンドライン版(開発者向け)
ターミナルが使える方は、こちらが全機能を使えるフル版です。
Mac・Linux・WSL(Windows Subsystemfor Linux)の場合:
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windows(PowerShell)の場合:
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
インストール後は以下のコマンドで動作確認できます。
# バージョン確認
claude --version
# 健全性チェック(詳細な診断)
claude doctor
コマンドを打つのが怖いという方は、デスクトップアプリ版から始めて問題ありません。
システム要件(2026年版)
| OS | バージョン | その他 |
|---|---|---|
| macOS | 13.0(Ventura)以上 | Intel・Apple Siliconどちらも対応 |
| Windows | Windows 10(1809)以上 | Git for Windows が別途必要 |
| Ubuntu/Linux | 20.04以上 | Debian、Alpineにも対応 |
RAM は最低4GB以上が必要です。一般的なノートPCなら問題ありません。
アカウントと料金:クロードコードを使うのにいくらかかるか
クロードコードを使うには、Anthropicの有料プランへの加入が必要です。残念ながら無料プランでは使えません。
| プラン | 月額 | クロードコード | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 無料(Free) | $0 | × 使えない | ウェブ版Claudeだけ使う人 |
| Pro | $20 | ○ 使える | 週数時間程度のライトユーザー |
| Max 5x | $100 | ○ Pro比5倍の使用量 | 毎日数時間使うユーザー |
| Max 20x | $200 | ○ Pro比20倍の使用量 | 終日使うヘビーユーザー |
| Team | $25/ユーザー/月 | ○ 複数名で共用 | チームで使いたい企業 |
初心者へのアドバイス: まずProプラン($20/月)から始めてください。クロードコードを使い始めて上限に当たるようになったら、MaxプランまたはTeamプランへのアップグレードを検討しましょう。
なお、Proプランの使用量上限は5時間リセット制です。ウェブ版Claude(claude.com)での会話も同じ枠を共用するため、両方を並行して使う場合は注意が必要です。
クロードコードの基本的な使い方 — 初めての起動から最初のタスクまで
ここからは実際の使い方です。コマンドライン版を例に説明しますが、デスクトップアプリ版でも操作の考え方は同じです。
起動と最初の指示
# プロジェクトのフォルダ(作業場所)に移動
cd ~/myproject
# クロードコードを起動
claude
起動すると会話形式のインターフェースが表示されます。そのまま日本語で指示を入力できます。
あなたに最初にこのプロジェクトの全体像を教えてください。
どんなファイルがあって、何をするプロジェクトですか?
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。
クロードコードはこの指示に対し、プロジェクト内のファイルを自動で読み込み、構成を分析した上で説明を返してくれます。ChatGPTに「コードをコピペして説明してほしい」と頼む手間が省けます。
基本的な指示の出し方(5パターン)
パターン1: 何かを作ってもらう
Pythonで簡単なTodoリストアプリを作ってください。
機能:追加・削除・一覧表示
CSVファイルに保存すること。
作業前に何を作るか確認してから始めてください。
パターン2: 既存のコード・ファイルを調べてもらう
このフォルダ内のExcelファイルを全部読んで、
どんなデータが入っているか説明してください。
カラム名とデータの概要を表にまとめてください。
数字と固有名詞は根拠(ファイル名)を添えてください。
パターン3: バグや問題を直してもらう
このPythonスクリプトを実行するとエラーが出ます。
[エラーメッセージをここに貼り付け]
原因を特定して修正してください。
修正内容と理由を説明してから実際に修正してください。
パターン4: ドキュメントを書いてもらう
このコードを読んで、初心者でも分かるような説明書(README)を
日本語で作ってください。
インストール方法・使い方・よくある質問を含めてください。
パターン5: データを処理してもらう
sales_2026.csvを読んで、以下の集計をしてください:
1. 月別の合計売上
2. 商品カテゴリ別のトップ5
3. 前月比の増減率
結果はExcelファイルに出力してください。
仮定した点は必ず「仮定」と明記してください。
Claude Code(クロードコード)を日本語で使う方法 — 設定と指示のコツ
「Claude Codeは英語じゃないと使えないの?」という質問をよく受けます。答えはNoです。日本語で指示を出せば、日本語で回答が返ってきます。ただ、いくつかのコツを知っておくとより快適に使えます。
日本語指示でそのまま使える
クロードコードはデフォルトでも日本語の指示を理解します。「〇〇してください」と普通の日本語で書くだけで動きます。ただし、技術用語(コマンド名・関数名・設定キーなど)は英語のままのほうが誤解が少なく正確です。
常に日本語で返答させる設定
英語の指示を出したときも日本語で答えてほしい場合は、.claude/settings.json(または全プロジェクト共通の ~/.claude/settings.json)に以下を書きます。これはAnthropic公式に用意された設定で、指定した言語でデフォルト回答してくれます。
{
"language": "japanese"
}
または、CLAUDE.mdの冒頭に以下の一行を追加する方法でも効果があります。
# 基本ルール
回答は必ず日本語で行ってください。コメントも日本語で書いてください。
日本語でうまく伝わらないと感じたときの対処
日本語の指示が意図通りに解釈されなかった場合は、以下のように言い換えてみてください。
- 「なんかうまくいかない」→「○○のコマンドを実行したら△△というエラーが出ました。エラーの原因を教えてください」
- 「いい感じにして」→「可読性を高めてください。具体的には変数名を日本語のコメントで説明し、処理の流れがわかるように整理してください」
- 「全部まとめて」→「以下の3つのExcelファイルを1つに統合し、シート名は元のファイル名にしてください」
指示が具体的であるほど、日本語でもより正確に動きます。
エンジニア以外の方向け活用例 — クロードコードでできるビジネス作業
「コーディングツール」という名前を聞くと、エンジニア専用のように思えます。しかし実際には、ビジネス担当者にとっても強力なツールです。私が研修で見てきた実際の活用シーンを紹介します。
事例区分: 想定シナリオ
以下は、100社以上の企業向けAI研修・コンサル経験をもとに構成した典型的なシナリオです。
マーケティング担当者の活用例
マーケ担当者が抱える「データはあるけど集計が大変」「レポートを毎月ゼロから作るのが辛い」という悩み。クロードコードならこんな指示で解決できます。
GAからエクスポートしたCSV(ga_report_april.csv)を読んで、
月次レポートのドラフトをMarkdown形式で作成してください。
含める内容:
- セッション数・直帰率・コンバージョン率の前月比
- 上位10ページのリスト
- 気になるトレンドのコメント(AIの考察として)
数字と固有名詞は根拠(CSVの列名と行番号)を添えてください。
経理・財務担当者の活用例
複数のExcelファイルを手でコピペして集計する作業、クロードコードに任せると大幅に時短できます。
invoices/ フォルダにあるExcelファイルを全部読んで、
以下の情報を1枚のExcelに集約してください:
- 請求日、取引先名、金額、支払期限
- 未払い・支払済みのステータス
集約後、取引先別の未払い合計も別シートに作成してください。
金額は円単位で、カンマ区切りにしてください。
人事・労務担当者の活用例
採用応募者のレジュメ(PDFまたはテキスト形式)が
applicants/ フォルダに50件あります。
各応募者について以下を抽出・整理してください:
- 氏名、最終学歴、職歴年数、スキル(IT系のもの)
- 自己PRの要約(3行以内)
結果をCSVに出力してください。
仮定した点は必ず「仮定」と明記してください。
クロードコードを使う上での注意点と安全な使い方
クロードコードは非常に便利ですが、初心者が知っておくべき重要な注意点があります。
クロードコードは実際にファイルを書き換える
ChatGPTはチャット内でコードを提案するだけですが、クロードコードはプロジェクト内のファイルを実際に読み書きします。「修正して」と指示すると、元のファイルが変更されます。
そのため、大事なファイルで作業する前に必ずバックアップを取るか、Gitで管理していることを確認してください。
# 作業前に必ずGitでコミットしておく
git add .
git commit -m "クロードコードで作業する前のバックアップ"
実行したコマンドは必ず確認する
クロードコードがターミナルコマンドを実行する前に、確認のプロンプトが表示されます(デフォルト設定)。内容を理解してから「許可」を選んでください。特に以下のコマンドには注意が必要です。
rm -rf(ファイルの削除)pip install、npm install(パッケージのインストール)- 外部サービスへのAPIリクエスト(データが送信される場合がある)
会社の機密情報はクロードコードに渡さない
クロードコードで処理した内容はAnthropicのサーバーに送信されます。個人情報・顧客情報・機密性の高い財務データなどは、クロードコードに渡す前に社内のAI利用ポリシーを確認してください。
AIの出力は必ず人間がレビューする
クロードコードが作ったコード・文書・集計データは、必ず人間が確認してから使うこと。特に数字を含む出力は元データと照合することを習慣にしてください。
【要注意】クロードコード初心者がよくやる失敗パターン
失敗1: 曖昧すぎる指示を出す
❌ 「このプロジェクト、なんとかして」
⭕ 「このPythonスクリプトを実行するとエラーが出る。エラーの原因を特定して、修正方法を提案してほしい」
クロードコードは優秀ですが、曖昧な指示には曖昧な回答が返ってきます。「何を・どんな条件で・どんな形式で」を具体的に伝えることが品質向上の近道です。
失敗2: 一度に全部頼みすぎる
❌ 「この会社の全営業データを分析して、来年の戦略を作って、プレゼン資料も作って」
⭕ 「まず今月の営業データを集計してほしい。集計が終わったら次のステップを考える」
大きなタスクを一気に頼むと、途中でコンテキストが混乱したり、思わぬ方向に進んだりすることがあります。ステップに分けて確認しながら進める方が確実です。
失敗3: バックアップなしで重要ファイルを操作させる
❌ バックアップも取らずに「本番データのCSVを修正して」と頼む
⭕ 必ず事前にバックアップを取り、変更後の内容を確認してから元ファイルに適用する
クロードコードは実際にファイルを書き換えます。元に戻せるよう、作業前のバックアップは鉄則です。
失敗4: 使用量上限を意識せずに長時間タスクを走らせる
❌ 大量のファイルを処理するタスクを夜間に走らせて、翌朝「途中で止まっていた」
⭕ 大きなタスクは小さなバッチに分けて実行し、各ステップで結果を確認する
Proプランの5時間リセット制を意識して、大きなタスクは分割して実行することを推奨します。
Claude Code(クロードコード)でエラーが出たときの対処法
初心者がよく直面するエラーと、その対処法をまとめます。「エラーが出たから諦める」ではなく、クロードコード自身にエラーを解決させるのがポイントです。
よくあるエラー1: 認証エラー・ログインできない
「Authentication failed」や「Session expired」が表示された場合は、以下を試してください。
- アプリを一度終了して再起動する
- 再起動後にAnthropicアカウントでログインし直す
- それでも解決しない場合はAnthropicのヘルプページを確認する(support.claude.ai)
よくあるエラー2: コマンドが動かない(コマンドライン版)
コマンドライン版で claude を入力しても「コマンドが見つかりません」と出る場合、パス(PATH)の設定が通っていない可能性があります。インストール完了後にターミナルを一度終了して再起動すると解決することが多いです。
Windowsの場合はGit for Windowsが別途必要なため、未インストールの場合は先に入れてください。
よくあるエラー3: タスクが途中で止まる・応答がない
長時間または大量のファイルを処理するタスクでは、Proプランの使用量上限に達して止まることがあります。
# クロードコードに直接エラーを分析させる方法
さっき試したタスクでエラーが起きました。
エラーメッセージ: [エラーの内容をここに貼り付け]
このエラーの原因を教えてください。
また、解決するために何をすればよいか、手順を示してください。
クロードコードはエラーログを読んで原因を分析し、修正方法を提示してくれます。エラーメッセージをそのまま貼り付けて聞くのが最速の解決策です。
クロードコードをもっと便利にする初期設定
デフォルトでも使えますが、以下の設定を最初にしておくとより快適です。
日本語で回答するよう設定する
# プロジェクトの設定ファイルを作成
cat > .claude/settings.json << 'EOF'
{
"language": "japanese"
}
EOF
これで毎回「日本語で答えてください」と言わなくても日本語で回答してもらえます。
よく使う指示をCLAUDE.mdに書いておく
プロジェクトのルートに `CLAUDE.md` というファイルを作ると、クロードコードが最初に読み込むメモとして機能します。
# CLAUDE.md の例
# プロジェクト: 月次売上レポート自動化
## ルール
- 回答は常に日本語で
- コードのコメントも日本語で
- 数字を出力する時は必ずカンマ区切りで
- 変更を加える前に必ず確認を求めること
## よく使うファイル
- data/: 月次CSVデータ
- output/: 生成レポートの保存先
- templates/: レポートテンプレート
このファイルを作っておくと、プロジェクトの文脈をいちいち説明しなくてよくなります。
VS Code連携を使う
普段VSCode(Visual Studio Code)を使っている方は、クロードコードのVS Code拡張機能をインストールすると、エディタ内からクロードコードを操作できます。
# VS Codeの拡張機能マーケットプレイスで
# "Claude Code" を検索してインストール
クロードコードのプロンプト集 — すぐ使えるコピペ例5選
以下のプロンプトはそのままコピペして使えます。[ ] 部分を自分の状況に合わせて変えてください。コピペで使えるプロンプトをもっと見たい方はClaude Codeプロンプト集30選もご覧ください。
プロンプト1: プロジェクトの全体把握
このプロジェクトの全体像を教えてください。
- どんなファイルがあるか
- 何をするプロジェクトか
- 今どんな状態か(完成度・問題点)
理解できたら「確認しました」と言ってから次の指示を待ってください。
プロンプト2: エラーの修正依頼
以下のエラーが発生しています:
[エラーメッセージをここに貼り付け]
このエラーを修正してください。
修正内容と理由を説明してから実際に修正してください。
不足している情報があれば、最初に質問してください。
プロンプト3: CSVデータの集計
[ファイル名].csvを読んで、以下を集計してください:
1. [集計したい内容1]
2. [集計したい内容2]
結果をCSVまたはExcel形式で [output_フォルダ名] に出力してください。
数字は必ずカンマ区切りにしてください。
仮定した点は必ず「仮定」と明記してください。
プロンプト4: 文書の作成・整形
[フォルダ名]内のファイルを読んで、
[対象読者]向けの[文書の種類]を日本語で作成してください。
含める内容:
- [項目1]
- [項目2]
- [項目3]
Markdown形式で、[output/ファイル名.md]として保存してください。
プロンプト5: コードのリファクタリング(整理・改善)
[ファイル名]を改善してください。
改善ポイント:
- 読みやすくする(コメントを日本語で追加)
- 重複コードをなくす
- エラーハンドリングを追加
変更箇所と理由を説明してから修正してください。
元のファイルはバックアップしてから変更してください。
クロードコードの最新動向(2026年4月時点)
クロードコードは急速に進化しています。2026年4月の時点で特に知っておきたい動向を紹介します。
- Auto Mode(自動モード): 2026年3月24日リリース。AIが各操作の安全性を自律判断しながら長時間タスクを進める機能。Max・Team・Enterpriseプランで利用可能
- デスクトップアプリ版の強化: 2026年に入ってデスクトップアプリ版の機能が大幅に拡充。ターミナル未経験者でも扱いやすくなった
- 日本語対応の改善: 日本語指示・日本語出力の精度が継続的に向上しており、日本語ユーザーも使いやすくなっている
- Proプランの注意点: 2026年4月に一時的にProからクロードコードが除外されるテストが実施された(即日撤回)。将来の価格変更に備えてMaxプランも視野に入れておくとよい
CLAUDE.mdとは何か — クロードコードに「覚えさせる」仕組み
クロードコードを使い始めて最初に感じる不便が「毎回同じことを説明しなければならない」という点です。「日本語で答えて」「このプロジェクトのルールはこう」と繰り返すのは手間です。この問題を解決するのがCLAUDE.mdという設定ファイルです。
CLAUDE.mdとは
CLAUDE.mdは、クロードコードが自動的に読み込む指示書ファイルです。セッションを新しく開始するたびに自動で読み込まれるため、「常に守ってほしいルール」を書いておくことができます。
たとえば以下のような内容を書いておくと、毎回指示しなくても守られます。
# プロジェクトの基本情報
このプロジェクトはECサイトのバックエンドシステムです。
言語はPythonで、フレームワークはDjangoです。
# コードの書き方
- コメントは必ず日本語で書く
- 関数を作成したら必ずdocstringを追加する
- エラーハンドリングは省略しない
# テストの方法
テストはpytestを使います。新機能を追加したら必ずテストも書いてください。
変更前に `pytest` コマンドで既存テストが通ることを確認してください。
CLAUDE.mdを置く場所(3種類)
CLAUDE.mdは置く場所によって効果が変わります。Anthropic公式ドキュメント(code.claude.com)によると、以下の3種類の配置が用意されています。
| 種類 | ファイルの場所 | 適した用途 |
|---|---|---|
| 個人設定(全プロジェクト共通) | ~/.claude/CLAUDE.md | 「常に日本語で答えて」など個人の好み全般に適用 |
| プロジェクト設定(チーム共有) | ./CLAUDE.md または ./.claude/CLAUDE.md | コード規約・ビルド手順など、チームで統一するルール |
| 個人のプロジェクト設定(非共有) | ./CLAUDE.local.md | テスト用URLなど、自分だけの設定(.gitignoreに追加) |
初心者にお勧めの始め方は「個人設定(全プロジェクト共通)」から始めることです。ホームディレクトリの ~/.claude/ フォルダにCLAUDE.mdを作成するだけで、どのプロジェクトでも共通ルールが適用されます。
初心者向けのCLAUDE.md最小構成
まず以下の内容をそのまま使ってみてください。ターミナルで次のコマンドを実行するとファイルが作成されます。
# 個人設定用のフォルダを作成(すでにある場合はスキップ)
mkdir -p ~/.claude
# CLAUDE.mdを作成
cat > ~/.claude/CLAUDE.md << 'EOF'
# 基本設定
回答は必ず日本語で行ってください。
# 作業のルール
- コードを変更する前に、何を変更するか説明してから実行する
- 不明な点があれば作業前に確認する
- 重要なファイルを変更する場合は事前に警告する
EOF
これだけで「日本語での回答」と「変更前の確認」が自動で守られるようになります。
公式の「/init」コマンドで自動生成する方法
プロジェクトのCLAUDE.mdは、手書きせずに/initコマンドで自動生成することもできます。クロードコードを起動した状態で /init と入力すると、コードベースを分析してビルドコマンドやプロジェクトのルールを自動的にCLAUDE.mdに書き出してくれます。
すでにCLAUDE.mdがある場合は上書きせずに改善案を提案してくれるため、既存のプロジェクトにも安心して使えます。
何を書くべきか・何を書かないべきか
Anthropic公式ドキュメントでは「毎回タイプするのが面倒なことをCLAUDE.mdに書け」という考え方が推奨されています。
書くとよい内容:
- ビルドやテストのコマンド(例:
npm testでテスト実行) - コーディング規約(インデントの種類・命名規則など)
- プロジェクトのフォルダ構成の説明
- 「常にやること」「絶対にやらないこと」のルール
書かないほうがよい内容:
- 1つの作業だけに必要な一時的な指示(チャットで直接伝えれば十分)
- 頻繁に変わる情報(古い情報が残ると混乱の元になる)
- 200行を超える大量の内容(長すぎると指示の精度が下がることが公式に記載されている)
自動メモリ機能(Auto memory)との違い
クロードコードには「Auto memory(自動メモリ)」という機能もあります。これはClaude自身が学習した内容(よく使うビルドコマンドや個人の好みなど)を自動で記録する仕組みです。
CLAUDE.mdはあなたが書いてClaudeに指示する「命令書」であるのに対し、Auto memoryはClaudeが自分で気づいた情報をメモしておく「作業ノート」です。どちらもセッション開始時に自動で読み込まれます。
初心者のうちはCLAUDE.mdだけ使い始め、慣れてきたらAuto memoryも活用するという順序がスムーズです。
CLAUDE.mdやBest Practicesのより詳しい活用方法は、Claude Code Best Practices完全ガイドで解説しています。
settings.jsonで何が変えられるか — 初心者向け設定ガイド
前のセクションで「初期設定」として日本語設定のsettings.jsonを紹介しましたが、実際にはもっと多くのことを設定できます。ここでは、初心者が特に役立てやすい設定項目をまとめます。
settings.jsonの基本構造
クロードコードの設定ファイルは .claude/settings.json(プロジェクト単位)と ~/.claude/settings.json(全プロジェクト共通)の2種類あります。Anthropic公式ドキュメントで確認できる主要なフィールドは以下のとおりです。
{
"model": "claude-sonnet-4-6",
"language": "japanese",
"cleanupPeriodDays": 30,
"autoMemoryEnabled": true,
"permissions": {
"allow": [
"Bash(npm run *)"
],
"deny": [
"Read(./.env)"
]
}
}
初心者に特に重要な設定項目
公式ドキュメント(code.claude.com/docs/en/settings)に記載された設定項目のうち、初心者が最初に知っておくべきものを解説します。
① language — 回答言語の固定
"language": "japanese" と設定すると、日本語で指示したときに日本語で回答してくれます。英語で指示しても日本語が返ってくることもあるため、使い方によっては "auto"(自動)のほうが自然な場合もあります。
② cleanupPeriodDays — チャット履歴の保存期間
デフォルトは30日です。過去のやりとりを長く残したい場合は日数を増やせます。"cleanupPeriodDays": 90 にすると3ヶ月分のログが残ります。
③ permissions — 許可・禁止するコマンドの設定
クロードコードがどのコマンドを実行してよいか・してはいけないかを細かく制御できます。
{
"permissions": {
"allow": [
"Bash(npm run *)"
],
"deny": [
"Read(./.env)",
"Bash(rm -rf *)"
]
}
}
allow に指定したコマンドはClaudeが実行するたびの承認確認をスキップします。deny に指定したコマンドはClaudeが一切実行できなくなります。.env ファイルを読まれたくない(APIキーを守りたい)場合は "Read(./.env)" をdenyに加えると安心です。
④ autoMemoryEnabled — 自動メモリのオン・オフ
true(デフォルト)にするとClaudeが学習した内容を自動保存します。プライバシーが気になる場合や、Claudeの自動記録を使いたくない場合は false にできます。
設定の優先順位(重複した場合の挙動)
同じ設定を複数のファイルに書いた場合、より「具体的な(スコープの狭い)」設定が優先されます。公式ドキュメントによると優先順位は高い順に以下のとおりです。
- IT部門が管理する組織全体設定(managed settings)
- コマンドライン引数で渡した一時設定
- プロジェクトの個人設定(
.claude/settings.local.json) - プロジェクト設定(
.claude/settings.json) - ユーザー全体設定(
~/.claude/settings.json)
初心者のうちは「全プロジェクト共通の好み」は ~/.claude/settings.json に、「このプロジェクトだけのルール」は .claude/settings.json に書く、という使い分けを意識すると整理しやすくなります。
初心者向けの最小限settings.json(コピペで使える)
まずは以下を ~/.claude/settings.json に保存してみてください。
{
"language": "japanese",
"cleanupPeriodDays": 60,
"autoMemoryEnabled": true,
"permissions": {
"deny": [
"Read(./.env)"
]
}
}
これで「日本語回答」「ログ2ヶ月保存」「.envファイルは読み込まない」という3つの基本設定が整います。
クロードコードの独学ステップや次に習得すべきスキルについては、Claude Code独学ロードマップも参考にしてください。
参考・出典
- Claude Code 高度なセットアップ — Anthropic公式ドキュメント(参照日: 2026-04-25)
- Auto mode for Claude Code — Anthropic公式ブログ(参照日: 2026-04-25)
- What is the Max plan? — Claude Help Center(参照日: 2026-04-25)
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること: Anthropicのアカウントを作り(または既存アカウントを確認し)、デスクトップアプリ版をダウンロード。最初の起動まで5分でできます
- 今週中: 実際に業務で使っているファイル(ExcelやCSV)を対象に、上記のプロンプト3(CSVデータの集計)を試してみる
- 今月中: 毎月繰り返している定型作業(月次レポート・データ集計・文書整形など)をクロードコードで自動化するフローを1つ作る
クロードコードの詳細な活用戦略については、AI導入戦略完全ガイドもあわせてご確認ください。また、ChatGPTとの使い分けについてはChatGPTビジネス活用ガイドを参考にどうぞ。
次回は「クロードコードをチームで使う時のベストプラクティス」について解説予定です。
著者
: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AIの可能性に魅了され、X(旧Twitter)で活用法を発信(@SuguruKun_ai、フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
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