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Google ImageFX 完全ガイド|無料Imagen 3 で画像生成する方法【2026年】

Google ImageFX 完全ガイド|無料Imagen 3 で画像生成する方法【2026年】

結論: Google ImageFX は Googleアカウント1つで今すぐ無料で使えるAI画像生成ツールで、Imagen 3(最新版では Imagen 4 も選択可能)を搭載し、英語プロンプト5〜10行で商用品質に近い画像を生成できます。

この記事の要点:

  • 要点1: labs.google/fx でGoogleアカウントのみで無料利用開始可能、149か国以上に対応
  • 要点2: Expressive Chips(構図ヒント機能)で1クリックからライティング・ムード・テクスチャを変更可能
  • 要点3: SynthID不可視透かし付きで商用利用グレーゾーンあり——利用規約の最新確認が必須

対象読者: 画像生成AIを初めて試す中小企業担当者・マーケター・デザイナー

読了後にできること: ImageFX に今日ログインして最初の画像を1枚生成し、ビジネス用途に使えるか判断できる

「画像生成AIって、Midjourneyしか知らないんだけど……月額費用が高くて導入できない」

先日、ある研修先のマーケティング担当者からこんな相談を受けました。SNS用のバナー画像を毎週数枚作りたいのに、有料ツールに踏み切れず、Canvaの素材に頼り続けているというケースです。そこで「Googleが無料で出してる ImageFX、試してみましたか?」と聞くと、「え、Googleが画像生成AI持ってるんですか?」という反応。

実は多くの方に認知されていないんですが、Googleは2024年2月から ImageFX というAI画像生成ツールを一般公開していて、Googleアカウントさえあれば1円もかからずに使い始められます。しかも搭載モデルは Imagen 3(本記事執筆時点・2026年6月時点で最新機能として Imagen 4 も段階投入中)で、業務品質の画像を英語プロンプトで作ることができます。

この記事では、ImageFX の使い方をスクリーンショット相当の手順で解説しつつ、コピペして使えるプロンプト集、Expressive Chips の活用法、DALL-E 3(現 GPT Image 2)・Stable Diffusion・Midjourney との比較、そして商用利用の注意点まで、一気通貫でまとめました。読み終わったら今日から使える状態になるはずです。

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Google ImageFX とは?——Imagen 3搭載・無料で使えるGoogle製画像生成AI

ImageFX は、GoogleのAI研究部門 Google DeepMind が開発した画像生成モデル「Imagen」シリーズを搭載した、ブラウザベースの画像生成ツールです。Google Labs が提供する実験的AIツール群「AI Test Kitchen(現在は labs.google/fx に統合)」の一環として2024年2月に公開されました。

もともとは aitestkitchen.withgoogle.com でアクセスできましたが、現在は labs.google/fx/tools/image-fx に統合されています。同じプラットフォームには MusicFX(AI音楽生成)や TextFX(AI文章変換)などのツールも含まれており、Googleの実験的AI機能の実験場という位置付けです。

項目内容
提供元Google DeepMind / Google Labs
アクセスURLlabs.google/fx/tools/image-fx
搭載モデルImagen 3(メイン)、Imagen 4(一部機能で段階公開)
料金無料(Googleアカウント必須)
対応地域149か国以上(日本を含む)
プロンプト言語英語推奨(日本語入力も動作するが精度は英語に劣る)
出力形式JPG / PNG、1024×1024px〜
透かしSynthID(不可視デジタル透かし)

Imagen 3 は Google DeepMind が2024年8月に正式リリースしたモデルで、高い写実性と照明表現が特徴です。2025年5月には Google I/O 2025 で Imagen 4 が発表され、テキスト描画精度が約70%から95%以上に向上し、最大2K解像度に対応するなど大幅に進化しました(Google DeepMind公式)。ImageFX 上での Imagen 4 の本格提供は段階的に進んでいます。

画像生成AIの全体像や、各ツールの業務別使い分けについては AI導入戦略完全ガイド にまとめています。

ImageFX の使い方——ログインから最初の1枚まで5ステップ

以下の手順で5分もあれば最初の画像を生成できます。アプリのインストールは不要です。

ステップ1: labs.google/fx にアクセスし、Googleアカウントでログイン

ブラウザで labs.google/fx/tools/image-fx を開きます。「Sign in with Google」ボタンをクリックし、通常使っているGoogleアカウントでログインしてください。Googleアカウントは無料で作成できます。

ログインすると、左側にプロンプト入力欄、右側に生成画像が表示されるシンプルなUIが表示されます。

ステップ2: プロンプトを入力する

テキストボックスに生成したい画像の説明を入力します。英語推奨です。理由は後述しますが、日本語でも動作はします。

「何を書けばいいかわからない」という場合は「I’m Feeling Lucky」ボタンをクリックするとランダムにプロンプトが入力されて生成されます。お試しには最適です。

ステップ3: 生成ボタンを押す

Enter キーまたは送信ボタンを押すと、通常10〜20秒程度で画像が生成されます。Imagen 4 Fast が適用されている場合はさらに高速です。1回の生成で4枚のバリエーションが出力されます。

ステップ4: Expressive Chips で調整する

生成後、プロンプト内のキーワードがハイライトされた「Expressive Chips」として表示されます。これをクリックすると、そのキーワードの代替候補(例: “sunset” → “dawn”・”golden hour”・”midnight” など)が提示され、1クリックで別バリエーションを試せます。ライティング・ムード・テクスチャなどを感覚的に調整できる点が ImageFX 独自の強みです。

ステップ5: 画像をダウンロードする

気に入った画像の右上にある「Download」ボタンを押すとPNG/JPG形式でダウンロードできます。「Copy」でプロンプトをコピー、「Share」で共有リンクを発行することもできます。

Expressive Chips(構図ヒント機能)の使い方と活用テクニック

Expressive Chips は ImageFX が他の無料ツールと最も差別化されている機能です。通常の画像生成ツールでは「プロンプトを書き直して再生成」のサイクルを繰り返しますが、Expressive Chips を使うと プロンプトの一部のキーワードだけを差し替えて 瞬時にバリエーションを生成できます。

研修先の企業でこの機能を見せたとき、「これ、デザイナーじゃなくても使える」という声が上がりました(想定例)。たとえば商品プロモーション用の背景画像を作る際、「studio lighting」のチップをクリックして「natural window light」「soft bokeh」「dramatic backlighting」に切り替えると、同じ構図で3パターンの雰囲気違いが数秒で出てきます。

活用パターン例:

  • ライティング変更: “studio lighting” → “golden hour” / “overcast” / “neon glow”
  • スタイル変更: “photorealistic” → “oil painting” / “watercolor” / “minimalist illustration”
  • ムード変更: “cheerful” → “serene” / “dramatic” / “melancholic”
  • 構図変更: “close-up” → “wide shot” / “bird’s eye view” / “portrait orientation”

コピペで使える ImageFX プロンプト集——ビジネス用途別7選

以下はすべて英語プロンプトです。[ ] 内を実際の内容に置き換えてください。

プロンプト1: SNS用・商品背景写真

A minimalist product photography setup for [product name], placed on a clean white marble surface. Soft natural window light from the left, shallow depth of field, lifestyle aesthetic. No text, no people. 1:1 square format.

活用例: 物販・ECのSNS投稿用バナー、LPのヒービジュアル。白背景で撮ったスマホ写真より格段にブランド感が上がります。

プロンプト2: BtoB向け・会議・ビジネスシーン

A diverse team of Japanese professionals having a productive meeting in a modern open-plan office. Natural light, warm atmosphere, collaborative energy. Candid documentary photography style. No text overlays.

活用例: 会社紹介資料・採用サイトのトップ画像。ストック写真より自社のイメージに近いトーンで出せます。

プロンプト3: ウェブ記事・コラム用アイキャッチ

Abstract concept art representing [article topic, e.g., "artificial intelligence in healthcare"]. Futuristic, clean design with teal and dark navy color palette. Minimal geometric shapes, no people, no text. 16:9 landscape format.

活用例: メディア記事・ブログ記事のサムネイル。著作権フリーの素材サイトを毎回探す手間をゼロにできます。

プロンプト4: プレゼン資料・インフォ背景

A clean presentation background with subtle gradient from deep navy (#0a1628) to soft teal (#00BCD4). Minimal abstract texture in the lower third. No text, no logos. Professional corporate aesthetic, suitable for PowerPoint slide background.

活用例: 提案書・スライドの背景デザイン。デザイナーなしでブランドカラーに合った資料が作れます。

プロンプト5: ECサイト・季節キャンペーン

A vibrant summer campaign scene for [brand name] featuring [key products], styled for an outdoor Japanese festival. Warm sunset lighting, paper lanterns softly blurred in background. Lifestyle photography mood, no text, no logos.

活用例: 季節ごとのキャンペーンバナー。同様のプロンプトを「spring cherry blossom」「autumn maple」に変えてシーズン展開できます。

プロンプト6: 採用・HR向けカルチャービジュアル

A young Japanese professional working enthusiastically at a standing desk in a bright, modern startup office. Plants, whiteboards with colorful sticky notes in the background. Authentic, candid corporate culture photography. Warm color tone.

活用例: 採用ページ・Wantedly記事のトップ画像。「うちの会社っぽい」雰囲気に近い画像を量産できます。

プロンプト7: プレスリリース・ニュース記事トップ画像

A high-quality editorial photograph representing [news topic, e.g., "AI and robotics innovation"]. Clean journalistic composition, neutral color palette. Suitable as a header image for a professional business media article. No text, no graphics.

活用例: PR TIMESや自社メディアのプレスリリース用。毎回素材を探す時間を大幅に短縮できます。

【要注意】ImageFX でやりがちな失敗パターン4つ

研修やコンサルティングで Image FX を一緒に試していると、同じ失敗パターンを繰り返してしまう企業担当者を何度も見てきました(想定例)。事前に知っておくと同じ轍を踏まずに済みます。

失敗1: 日本語プロンプトで低品質画像が出る

❌ 「明るいオフィスで会議している日本人チーム、自然光」とそのまま日本語で入力

A diverse team of Japanese professionals having a productive meeting, natural light, candid style と英語で入力

なぜ重要か: Imagen 3 の学習データは英語テキストが中心のため、日本語プロンプトでは意図が正確に伝わりにくく、構図や被写体が崩れることがあります。特に「雰囲気・質感・スタイル」に関わる指示は英語の方が精度が格段に上がります。ただし Imagen 4 で改善が進んでいる部分もあります。

失敗2: 詳細な文字入りの画像を作ろうとする

❌ 「”AI研修のご案内”というタイトルとQRコードを入れたバナー画像を生成してください」

⭕ 背景画像のみを生成し、テキストはCanvaやPowerPoint上で後乗せする

なぜ重要か: Imagen 3 はテキスト描画が苦手で、文字化け・誤字・不自然な文字形状が多発します(Imagen 4 で70%→95%に改善されましたが完璧ではありません)。バナー・資料・告知物は「背景だけ ImageFX で生成 → テキストは別ツールで追加」の分業が現実的です。

失敗3: 著名人・実在キャラクターを含む画像を生成しようとする

❌ 「イーロン・マスクが弊社商品を使っている画像」「某アニメキャラが登場するシーン」

⭕ 「a tech entrepreneur in his 50s, business casual attire」のように特定個人を連想させない表現にする

なぜ重要か: ImageFX(Imagen)は著名人・キャラクターの生成リクエストを拒否するか、低品質な出力を返します。また仮に生成できても肖像権・著作権の問題があります。

失敗4: 生成した画像をそのまま商用利用する

❌ 利用規約を確認せず、生成した画像を商品パッケージや広告素材にそのまま使用

⭕ Google の利用規約・最新ポリシーを確認し、SynthID 透かし込みであることを認識した上で利用

なぜ重要か: ImageFX 利用規約の商用利用に関する記述は2024年末時点で不明確な部分があり、専門家の間でも「グレーゾーン」と評価されています。後述の「商用利用・著作権」セクションを必ず確認してください。

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ImageFX vs DALL-E 3 vs Stable Diffusion vs Midjourney——4ツール完全比較

「どのツールを使えばいいか」という質問には、用途と予算次第です。以下の比較表と解説を参考に選んでください。

比較項目ImageFX(Imagen 3)DALL-E 3 / GPT Image 2Stable DiffusionMidjourney V7
料金無料(APIは別途)ChatGPT Plus月額3,000円〜/API従量無料(ローカル実行)/商用版あり月額30ドル〜
セットアップ難易度簡単(Googleアカウントのみ)簡単(ChatGPT経由)難しい(ローカル環境構築)中程度(Discord設定)
写実性高い高い(GPT Image 2でさらに向上)カスタム次第非常に高い
テキスト描画精度低〜中(Imagen 4で改善)高い(GPT Image 2は優秀)低い中程度
日本語対応英語推奨(日本語動作)日本語対応英語推奨英語推奨
商用利用グレーゾーン(要利用規約確認)明示的に許可ライセンスによる有料プランで許可
独自機能Expressive ChipsChatGPT統合/DALL-E 3に指示で対話完全カスタマイズ/LoRARemix/Vary機能
こんな人に向く無料で試したい・Googleエコシステムテキスト重視・ChatGPT利用者上級者・オフライン環境品質最優先・マーケター

Uravation の実務観点での推奨

100社以上の企業向けAI研修で見えてきた傾向として、まずは ImageFX で試す → 商用利用が確定した段階で有料ツールを検討する というステップが最もリスクが少ない導入パターンです。

特に初めて画像生成AIを触る方には「Googleアカウントだけで動く」という敷居の低さが大きなメリットです。一方、商用クオリティのバナー・広告素材を大量生成するなら、ChatGPT Plus 経由の GPT Image 2 や Midjourney への移行を検討する価値があります。

画像生成AIの業務活用ノウハウをさらに詳しく知りたい方は ChatGPT ビジネス活用完全ガイド もあわせてご覧ください。

商用利用・著作権——ImageFX を仕事で使う前に必ず確認すること

ImageFX の商用利用については、慎重に情報を確認する必要があります。

現時点での利用規約の状況(2026年6月時点)

Google の ImageFX 利用規約(labs.google/fx/policies)では、商用利用について明確に「OK」とも「NG」とも断言されていない状態が続いています。Gemini(Google の生成AI)で生成した画像は商用利用が認められているケースがあるため、ImageFX も同様と解釈する専門家もいますが、公式な明言はありません(参照: Gemini Apps Community スレッド)。

顧問先の中小企業でも「チラシやLP用に使っていいか」という相談を受けることがありますが(想定例)、現時点では「個人的な試用・内部用途はOK、対外的な商用利用は利用規約を最新版で確認してから判断」というスタンスを伝えています。

SynthID 不可視透かしについて

ImageFX で生成したすべての画像には、Google DeepMind が開発した SynthID という不可視のデジタル透かしが埋め込まれています。SynthID は人間の目には見えませんが、専用のツールを使うことで「AI生成画像であること」を識別できます。この透かしは削除できません。

商用利用の際は、将来的に「このバナーはAI生成です」と識別可能な状態であることを念頭に置いておく必要があります。EU のAI規制(EU AI Act)などの動向次第で、AI生成物の明示義務が強化される可能性もあります。

著作権について

日本の著作権法の観点では、AI生成画像の著作権帰属は2026年6月現在も法的な白黒がついていない部分があります。生成AIへの大幅な人間の創意が認められる場合に著作権が発生するという考え方が有力ですが、プロンプトを入力して自動生成しただけの画像については慎重な運用が求められます(参照: 文化庁の生成AI著作権ガイドライン)。

Imagen 3 と Imagen 4 の違い——ImageFX で何が変わったか

2025年5月の Google I/O 2025 で発表された Imagen 4 は、Imagen 3 から以下の点で大きく進化しています。

比較項目Imagen 3Imagen 4
リリース時期2024年8月2025年5月(Google I/O 2025)
最大解像度最大1024×1024px(アップサンプリング対応)最大2K解像度対応
テキスト描画精度約70%(文字化け多発)95%以上(小フォント・複雑レイアウトも対応)
生成速度標準Imagen 4 Fast は Imagen 3 比で最大10倍高速
テクスチャ・光の表現写実的超微細なテクスチャ・光のニュアンスを再現
API価格(Vertex AI)非公開Fast $0.02 / Standard $0.04 / Ultra $0.06 per image

ImageFX 上での Imagen 4 の一般提供は段階的に進んでいます。企業向けの大量生成・高品質な出力が必要な場合は Vertex AI 経由での API 利用が現実的な選択肢となります(Google DeepMind 公式)。

日本語プロンプト集——英語が苦手な方向け変換テンプレート

「英語のプロンプトが書けない」という声は研修先でよく聞きます(想定例)。以下に日本語の意図 → 英語プロンプトへの変換テンプレートをまとめました。

日→英 変換プロンプト(ChatGPT に丸投げする方法)

以下の日本語の画像説明を、Google ImageFX で使える高品質な英語プロンプトに変換してください。
スタイル、ライティング、構図の指示も追加してください。

日本語説明: [ここに日本語で生成したい画像の説明を書く]

出力形式:
Prompt: [英語プロンプト(100字以内)]
Style: [写真スタイルや描画スタイル]
Notes: [注意点があれば]

よく使う英語フレーズ辞典

日本語英語
自然光natural window light / soft diffused daylight
写実的photorealistic / hyperrealistic
イラスト風flat illustration style / editorial illustration
白背景isolated on pure white background
ぼかしshallow depth of field / bokeh background
温かみのある色調warm color palette / golden hour tones
スッキリしたデザインclean minimal design / uncluttered composition
テキストなしno text, no watermarks, no logos
縦長portrait orientation / vertical format
横長landscape orientation / 16:9 format

ImageFX を企業で活用する際のセキュリティと運用ルール

ImageFX は Google のサービスを通じて利用するため、一般的なセキュリティ上の注意点があります。企業・組織で利用する際は以下のルールを社内で共有することをお勧めします。

入力してはいけない情報

  • 顧客の個人情報・社内機密情報を含むプロンプトを入力しない(Googleのサーバーを経由するため)
  • 社内専用の製品デザイン・未発表の新商品イメージをプロンプトに詳細記載しない

生成した画像の管理

  • 商用利用前に最新の利用規約を必ず確認する(2026年6月現在グレーゾーン)
  • SynthID 透かし込みであることを社内共有しておく
  • 重要な対外広告・パッケージデザインには別途法務・知財確認を推奨

組織での利用上限

無料プランの利用制限については Google が明確な上限回数を公表していませんが、過度な連続生成(数百枚規模など)ではレート制限がかかる場合があります。企業規模での大量生成が必要な場合は Vertex AI API 経由が適切です。

生成AIの社内ガイドライン策定については AI導入戦略完全ガイド の「セキュリティ・ガバナンス」の章が参考になります。

ImageFX の対応国と日本での利用状況

ImageFX は149か国以上で利用可能で、日本でも2024年より利用できます。日本語のUIで表示され、プロンプト入力フォームも日本語で入力可能です。ただし前述のとおり、高品質な生成結果を得るためには英語プロンプトの利用が推奨されます。

Google Workspace(旧 G Suite)の企業ユーザーであっても、ImageFX は個人のGoogleアカウントから利用する形が基本です(2026年6月時点)。企業のGoogleアカウントポリシーによっては外部サービスへのアクセスが制限される場合があるため、情報システム部門への確認を推奨します。

よくある質問——ImageFX FAQ

Q. ImageFX は完全無料ですか?

A. 個人のGoogleアカウントで利用する場合は無料です(2026年6月時点)。ただし Google が利用条件を変更する可能性はあります。API経由(Vertex AI)での大量生成は別途課金となります。

Q. スマートフォンから使えますか?

A. iOSまたはAndroidのブラウザから labs.google/fx にアクセスすれば利用可能です。専用アプリはありませんが、モバイルブラウザでも基本機能は動作します。

Q. 生成できない画像(フィルターで弾かれる)はどんな場合ですか?

A. 以下の内容はGoogle のセーフサーチポリシーにより生成がブロックされます: 暴力・性的コンテンツ・ヘイトスピーチに関連する内容、著名人の肖像を直接的に指示する内容、有害な活動を描写する内容。ビジネス・マーケティング用途では通常問題になりません。

Q. アカウントなしで使えますか?

A. Googleアカウントへのログインが必要です。Googleアカウントは無料で作成できます。

Q. 生成した画像の著作権は誰のものですか?

A. 日本の著作権法では明確な判例がなく、グレーゾーンです。プロンプトを入力して自動生成しただけの画像は著作権の保護対象にならない可能性があります。商用利用する前に法的リスクを確認することを推奨します(参照: 文化庁「AIと著作権」)。

Q. 生成した画像にはAI透かしが入りますか?

A. SynthID という不可視の電子透かしが全画像に自動的に埋め込まれます。見た目では確認できませんが、専用ツールでAI生成判定が可能です。

まとめ:今日からImageFXを使い始める3つのアクション

  1. 今日やること: labs.google/fx にアクセスし、この記事のプロンプト集から1つ選んでGoogleアカウントでログインし、最初の画像を生成してみる。10分あれば体験できます。
  2. 今週中: Expressive Chips を使って1つのベースプロンプトから3〜5パターンのバリエーションを出してみる。SNS用・資料用・LP用と使い分けのイメージを掴む。
  3. 今月中: 商用利用の検討が必要な業務があれば、Google の最新利用規約を確認した上で社内の利用ルールを1ページにまとめる。ChatGPT Plus や Midjourney と料金対効果を比較し、有料ツールへの移行判断をする。

画像生成AIは「使いこなしたもの勝ち」です。まず1枚生成してみることが一番の近道です。


あわせて読みたい:

ImageFX の活用事例——業種別「こんな場面で使える」具体例

100社以上の企業向けAI研修を実施してきた経験から、業種ごとに「こんな使い方が刺さる」という具体的な活用イメージを整理しました。

小売・EC企業

商品写真の背景差し替えは特に効果的なユースケースです(想定例)。白抜きの商品写真をそのまま使っていたECサイト担当者が、ImageFX で生成した「カフェカウンター风」「アウトドア風」「ミニマルな白大理石」の3パターン背景を使い分けることで、同一商品でも購買文脈に合わせた訴求が可能になります。

A [product description, e.g., "ceramic coffee mug"] product shot with a [background style, e.g., "cozy wooden cafe counter"] background. Natural morning light, warm tones, no text, isolated clean composition, professional food and lifestyle photography.

人材・採用業務

採用ページやWantedly・Greenの企業紹介画像に使えます。「ストック写真では自社のカルチャーが伝わらない」という声をよく聞きますが、ImageFX なら「自社のオフィスの雰囲気に近い」画像を数十秒で試せます(想定例)。社内で複数パターンを並べて投票し、採用ページのABテストに活用する企業も出てきています。

A startup office culture scene: young Japanese professionals collaborating around a large whiteboard covered in colorful sticky notes. Bright natural light, casual but focused atmosphere, modern furniture. Documentary-style photography, warm editorial tone. No text, no logos.

コンサルティング・士業

提案書・プレゼン資料の表紙画像・セクション区切り画像として活用できます。毎回フリー素材サイトを探す時間が省け、クライアントの業種に合わせた画像をその場で生成できます(想定例)。「製造業クライアント向けに工場のスマート化イメージを出したい」「金融クライアント向けにデータ分析のビジュアルが欲しい」といった要望に、プロンプト1つで対応できます。

An abstract business consulting concept illustration: interconnected network nodes representing digital transformation in [industry, e.g., "manufacturing"]. Dark navy blue and teal color palette, clean geometric design, professional corporate aesthetic. 16:9 landscape, no text.

メディア・コンテンツ制作

ブログ記事・メルマガ・SNS投稿のアイキャッチ画像を量産できます。「週3本の記事更新に対して画像素材を毎回探すのが面倒」という課題を持つメディア編集者に特に効果的です(想定例)。テキスト生成AIでアイキャッチコンセプトを決め、ImageFX で画像化→記事公開までの流れをルーティン化すると大幅に時間削減できます。

An editorial header image for an article about [topic, e.g., "remote work productivity"]. Clean journalistic composition, desaturated tones with subtle teal accent. Abstract concept art style, no people, no text, 16:9 landscape format. Suitable for a professional business media website.

プロンプト上達の3ステップ——初心者が最短で品質を上げる方法

「プロンプトを入力したけれどイメージ通りにならない」という方に向けて、研修現場で繰り返し教えているプロンプト改善の3ステップを紹介します(想定例)。

ステップ1: 被写体→背景→スタイル→ライティングの4要素を揃える

漠然と「キレイなビジネス画像を作って」ではなく、4要素を意識してください。

  • 被写体(What): 何を/誰を描くか
  • 背景(Where): どんな環境・場所か
  • スタイル(How): 写真・イラスト・アート等
  • ライティング(Light): 光の方向・質感

NG例:

A business meeting

OK例(4要素を揃えた版):

A small team of Japanese business professionals (What) meeting in a modern glass-walled conference room (Where), documentary photography style (How), natural soft light coming through large windows (Light). No text, no logos.

ステップ2: 「いらないもの」を明示する

生成AIは指示されたものを描こうとしますが、指示がないと余計なものを勝手に追加します。ビジネス用途では以下を末尾に添えるとクリーンな画像が出やすくなります。

No text, no watermarks, no logos, no people (if applicable), no cluttered background, photorealistic style (if applicable).

ステップ3: Expressive Chips で「たたき台」から微調整する

完璧なプロンプトを最初から書こうとするより、ざっくり生成してから Expressive Chips で細部を調整する方が速いです。特に「ライティング」「色温度」「雰囲気」の調整は Expressive Chips が最も効率的です。プロンプト執筆に慣れていない方ほど、まず生成してから Chips で遊ぶアプローチが向いています。

Googleの画像生成AI全体像——ImageFX・Gemini・Vertex AIの使い分け

「Google の画像生成AIが複数あって混乱する」という質問をよく受けます。整理しておきましょう。

ツール搭載モデル対象ユーザー料金主な用途
ImageFXImagen 3(Imagen 4 段階展開)一般ユーザー・小規模業務無料個人・小規模な業務画像生成
Gemini(Google AI)Gemini + Imagen 3/4一般ユーザー・企業無料〜月額2,900円(Advanced)テキスト生成との組み合わせ、チャット形式での画像生成
Vertex AI(Imagen API)Imagen 3 / Imagen 4開発者・企業$0.02〜$0.06/枚(Imagen 4)大量生成・システム組み込み・高品質出力

Uravation の推奨使い分け:

  • 月数枚程度の業務利用を試したい → ImageFX(無料・設定不要)
  • テキスト生成と組み合わせてブレインストーミングしたい → Gemini Advanced
  • 月数百枚以上の大量生成・システム統合が必要 → Vertex AI Imagen API

Gemini の詳しい使い方は AIエージェント導入完全ガイド の中で触れていますのであわせてご覧ください。

参考・出典


著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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佐藤傑
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