結論: Anthropicの公式プラグインディレクトリ(claude-plugins-official)は、Claude Code起動時に自動で利用可能になり、2026年5月時点で55+のプラグインをカバーしています。LSP(コードインテリジェンス)・外部サービス統合・開発ワークフローの3カテゴリが充実しています。
この記事の要点:
- 公式Marketplaceはインストール不要で自動有効化。
/pluginコマンドのDiscoverタブからすぐ閲覧できる - LSPプラグインにより、TypeScript・Python・Go・Rust・C#など11言語で型エラーの即時検出と定義ジャンプが使えるようになる
- 自社チーム向けのカスタムMarketplaceはGitHubリポジトリ1つで作れる。
marketplace.jsonを配置するだけで配布開始
対象読者: Claude Codeを使っている開発者・エンジニアリングマネージャー、チーム全体にプラグインを展開したいIT管理者
読了後にできること: 今日すぐ /plugin install github@claude-plugins-official を実行してGitHub統合を有効化し、Claude CodeからリポジトリへのPR作成やissue管理ができるようになります
「Claudeにプラグインがある、とは聞いていたけれど、実際どこから入れればいいか分からなくて放置していました」
先日、ある開発チームのリーダーからこんな声を聞きました。Claude Codeを毎日使っているにもかかわらず、プラグインのことは「なんとなく知っている」レベルで止まっていた、というケースは意外と多いようです。
実は、Claude Codeの公式プラグインMarketplace(claude-plugins-official)は、Claude Codeをインストールした瞬間から追加設定なしで利用可能になっています。/plugin コマンドを打つだけで、GitHub統合・Jira/Confluence・Figma・TypeScript言語サーバーなどを含む55+のプラグインを一覧できます。
この記事では、Anthropic公式Marketplaceの全カタログ、インストール・管理方法、そしてチーム向けにカスタムMarketplaceを自作する手順までを、Anthropic公式ドキュメントをもとに完全解説します。
Claude Code自体の基本的な使い方についてはクロードコード使い方完全ガイドで詳しく解説しています。
Anthropic Marketplaceとは何か
Marketplaceとは、プラグインを発見してインストールするためのカタログです。Anthropicの公式ドキュメントでは次のように説明されています。
A marketplace is a catalog of plugins that someone else has created and shared. Using a marketplace is a two-step process: first, add the marketplace (registers the catalog); second, install individual plugins from it.
Marketplaceを「アプリストアを追加する」ことに例えると分かりやすいでしょう。ストアを追加しただけではアプリはインストールされず、欲しいものを個別に選んでインストールします。
公式Marketplaceの特徴
Anthropicが管理する claude-plugins-official は、Claude Codeのスタート時に自動で登録されています。追加コマンドは不要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リポジトリ | github.com/anthropics/claude-plugins-official |
| プラグイン数 | 55+(2026年5月時点) |
| 更新頻度 | デフォルトで自動更新有効 |
| 対象プラン | Pro・Team・Enterprise(Freeプランは非対応) |
| 構造 | /plugins(Anthropic開発)+ /external_plugins(パートナー・コミュニティ) |
エコシステム全体では、2026年5月時点で4,200+のスキル・770+のMCPサーバー・2,500+のMarketplaceが存在しています(出典: claudemarketplaces.com)。公式Marketplaceはその中でAnthropicが品質を保証する精選カタログです。
プラグインの3大カテゴリを完全解説
1. コードインテリジェンス(LSP)プラグイン
このカテゴリは個人的に最も価値が高いと感じています。Language Server Protocol(LSP)を使って、ClaudeがIDEと同じコード解析能力を持てるようになります。
LSPプラグインをインストールすると、Claudeは以下の2つの能力を得ます。
自動診断: Claudeがファイルを編集するたびに、言語サーバーが変更を解析して型エラー・未解決インポート・構文エラーを即座に報告します。コンパイラを別途実行しなくても、Claudeは自分でエラーを検知して同じターンで修正できます。
コードナビゲーション: 定義ジャンプ・参照検索・型情報・シンボル一覧・継承ツリーなど、VSCodeのコードインテリジェンスと同等の操作が可能になります。
| 言語 | プラグイン名 | 必要なバイナリ |
|---|---|---|
| TypeScript/JavaScript | typescript-lsp | typescript-language-server |
| Python | pyright-lsp | pyright-langserver |
| Go | gopls-lsp | gopls |
| Rust | rust-analyzer-lsp | rust-analyzer |
| Java | jdtls-lsp | jdtls |
| C# | csharp-lsp | csharp-ls |
| C/C++ | clangd-lsp | clangd |
| PHP | php-lsp | intelephense |
| Swift | swift-lsp | sourcekit-lsp |
| Kotlin | kotlin-lsp | kotlin-language-server |
| Lua | lua-lsp | lua-language-server |
# TypeScriptプロジェクトでLSPを使う例
/plugin install typescript-lsp@claude-plugins-official
# 診断が出た時にインライン表示
# Ctrl+O で "diagnostics found" インジケーター展開注意点として、LSPプラグインはバイナリ(言語サーバーの実行ファイル)が別途インストールされていることが前提です。たとえば pyright-lsp を使うには、事前に pip install pyright などでpyrightをインストールしておく必要があります。
2. 外部サービス統合プラグイン
MCPサーバーを内包した統合プラグインです。手動でMCP設定をしなくても、プラグインをインストールするだけで外部サービスに接続できます。
| カテゴリ | プラグイン |
|---|---|
| ソース管理 | github、gitlab |
| プロジェクト管理 | atlassian(Jira/Confluence)、asana、linear、notion |
| デザイン | figma |
| インフラ | vercel、firebase、supabase |
| コミュニケーション | slack、discord |
| モニタリング | sentry、datadog、amplitude |
| セキュリティ | aikido(SAST)、42crunch(APIセキュリティ)、crowdstrike |
| データベース | alloydb、cockroachdb、firebase、supabase |
# GitHub統合をインストール
/plugin install github@claude-plugins-official
# インストール後に有効化
/reload-plugins
# GitHubのPR一覧を取得(自然言語で)
> このリポジトリで開いているPRのリストとそれぞれのレビュー状況を教えて顧問先のエンジニアチームでGitHub統合プラグインを導入したところ、「Claudeがissueを読んで関連コードを探して、PRのドラフトまで作ってくれる流れが自然になった」という声が多く聞かれました。MCP設定を手動でやろうとすると手間がかかる部分が、プラグイン1つで完結するのが評価されていたようです。
3. 開発ワークフロープラグイン
スキルやエージェントを追加して、よく使う開発タスクを自動化するプラグインです。
| プラグイン | 追加される機能 |
|---|---|
| commit-commands | Gitコミット、push、PR作成のワークフロー。/commit-commands:commit で実行 |
| pr-review-toolkit | プルリクエストレビュー専門エージェント |
| code-review | コードレビューエージェント(Anthropic管理) |
| feature-dev | フィーチャー開発の専門エージェント群 |
| frontend-design | プロダクショングレードのフロントエンドUI設計 |
| agent-sdk-dev | Claude Agent SDK開発用ツール |
| plugin-dev | 独自プラグイン作成用ツールキット |
| code-modernization | レガシーコードの近代化ワークフロー |
# commit-commandsを使う例
/plugin install commit-commands@claude-plugins-official
/reload-plugins
# ファイルを変更した後
/commit-commands:commit
# → 変更をstage、コミットメッセージを生成、commitを実行プラグインのインストールと管理
基本操作
# 公式Marketplaceからインストール
/plugin install github@claude-plugins-official
# プラグインを管理する対話UIを開く
/plugin
# → Discover / Installed / Marketplaces / Errors の4タブ
# インストール済みプラグイン一覧
/plugin list
# プラグインを無効化(削除せずにオフにする)
/plugin disable github@claude-plugins-official
# 再有効化
/plugin enable github@claude-plugins-official
# 完全削除
/plugin uninstall github@claude-plugins-official
# プラグインをリロード(再起動不要)
/reload-pluginsインストールスコープの選択
プラグインには3つのスコープがあります。
| スコープ | 対象 | 設定ファイル |
|---|---|---|
| User(デフォルト) | 自分の全プロジェクト | ~/.claude/settings.json |
| Project | リポジトリの全コラボレーター | .claude/settings.json(リポジトリ内) |
| Local | 自分のみ・このリポジトリだけ | .claude/settings.local.json |
# Projectスコープでインストール(チーム全体に適用)
claude plugin install formatter@your-org --scope project
# Localスコープでインストール(自分だけ)
claude plugin install debug-helper@your-org --scope localチーム向けにプロジェクト固有のプラグインを使う場合は --scope project が便利です。リポジトリに .claude/settings.json が追加されるので、チームメンバー全員が同じプラグイン構成を共有できます。
カスタムMarketplaceの作り方
自社チームだけのプラグインカタログを作ることができます。必要なのはGitHubリポジトリと marketplace.json ファイルだけです。
marketplace.jsonのフォーマット
# リポジトリ構成例: your-org/claude-plugins
.claude-plugin/
marketplace.json ← カタログファイル
plugins/
security-lint/ ← プラグイン本体
.claude-plugin/
plugin.json
skills/
check-secrets.md
commit-standard/
.claude-plugin/
plugin.json
commands/
commit.md// .claude-plugin/marketplace.json
{
"name": "your-org-plugins",
"description": "Your Org 向けClaude Code プラグインカタログ",
"plugins": [
{
"name": "security-lint",
"description": "機密情報のハードコードとSQL injection を検出",
"category": "security",
"source": {
"type": "path",
"path": "plugins/security-lint"
},
"author": "your-org",
"homepage": "https://github.com/your-org/claude-plugins/tree/main/plugins/security-lint"
},
{
"name": "commit-standard",
"description": "チームのコミット規約に従ったcommitコマンド",
"category": "productivity",
"source": {
"type": "path",
"path": "plugins/commit-standard"
}
}
]
}Marketplaceの追加と配布
# チームメンバーが追加する
/plugin marketplace add your-org/claude-plugins
# プラグインをインストール
/plugin install security-lint@your-org-plugins
# チームリポジトリに自動インストール設定を追加(.claude/settings.json)
{
"extraKnownMarketplaces": {
"your-org-plugins": {
"source": {
"source": "github",
"repo": "your-org/claude-plugins"
}
}
}
}extraKnownMarketplaces を .claude/settings.json(リポジトリルート)に追加しておくと、チームメンバーがリポジトリを信頼した際に自動でMarketplaceのインストールを促されます。
プラグインにバージョンタグを付ける
# バージョンタグを作成(v0.128でcodex側に追加されたclaude plugin tag相当)
git tag v1.0.0
git push origin v1.0.0
# タグ指定でインストール
/plugin marketplace add your-org/claude-plugins#v1.0.0【要注意】Marketplace利用の注意点
注意点1:信頼できるソースのみ追加する
❌ 危険な例:
/plugin marketplace add unknown-user/random-plugins
⭕ 安全な運用:
- Anthropic公式(claude-plugins-official)は安全
- 組織内のプライベートリポジトリは安全
- 外部の見知らぬMarketplaceは必ず内容を確認してから公式ドキュメントでは「プラグインはあなたのマシン上でユーザー権限で任意のコードを実行できる、非常に信頼度の高いコンポーネントです」と明記されています。不明なプラグインは、プラグインの homepage とソースコードを確認してからインストールしてください。
注意点2:LSPプラグインはバイナリのインストールが必須
❌ よくある失敗:
/plugin install pyright-lsp@claude-plugins-official
→ "Executable not found in $PATH" エラー
⭕ 正しい手順:
# 先にバイナリをインストール
pip install pyright
# その後プラグインをインストール
/plugin install pyright-lsp@claude-plugins-officialプラグインを入れたのに動かない、という問い合わせの大半がこのパターンです。/plugin の Errors タブで確認できます。
注意点3:Marketplaceを削除するとプラグインも削除される
❌ やってしまいがちなミス:
/plugin marketplace remove your-org-plugins
→ that-marketplace からインストールした全プラグインが削除される
⭕ 正しい順序:
1. どのプラグインを使っているか確認(/plugin list)
2. 必要なプラグインを別Marketplaceに移行
3. その後でMarketplaceを削除注意点4:Freeプランではプラグインが使えない
Marketplace経由のプラグインインストールはPro・Team・Enterpriseプラン限定です。Freeプランを使っている場合はまずプランのアップグレードが必要です。
Claude Skills 2.0との違い
プラグインとClaude Skills 2.0は混同されることが多いので、整理します。
| 機能 | Claude Skills 2.0 | Marketplace Plugins |
|---|---|---|
| 対象 | 個人のカスタムインストラクション・知識 | Claude Codeの機能拡張 |
| 何を追加するか | スキルファイル(.md)、CLAUDE.md | スキル・エージェント・フック・MCPサーバー・LSP |
| 配布方法 | ユーザー自身が管理 | Marketplaceカタログ経由 |
| 権限モデル | クロード自身の振る舞い変更 | 外部コードがマシン上で動く(高権限) |
Claude Skills 2.0についてはClaude Skills 2.0で業務自動化|完全解説で詳しく解説しています。プラグインとスキルを組み合わせると、外部サービス連携(プラグイン)とClaude自身の振る舞いカスタマイズ(スキル)の両方を使った強力なワークフローが作れます。
エンタープライズでの管理者向け設定
企業IT管理者向けに、Marketplaceのアクセス制御機能を紹介します。
Managed marketplace restrictions
管理者は managed-settings.json (ポリシー設定)でユーザーが追加できるMarketplaceを制限できます。
// Managed Settings(IT管理者が設定)
{
"allowedMarketplaces": [
"anthropics/claude-plugins-official",
"your-org/approved-plugins"
],
// 上記以外のMarketplaceは追加不可
"blockedMarketplaces": [
"untrusted-org/*"
]
}自動更新の管理
# 全自動更新を無効化(Claude Code本体の更新も止まる)
export DISABLE_AUTOUPDATER=1
# Claude Code本体の更新は止め、プラグインのみ自動更新
export DISABLE_AUTOUPDATER=1
export FORCE_AUTOUPDATE_PLUGINS=1Claude Code のCustomize機能とプラグインの関係についてはClaudeのCustomize徹底解説でも解説しています。
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること:
/plugin install github@claude-plugins-officialを実行してGitHub統合を有効化。/reload-plugins後に「このリポジトリの開いているPRを教えて」と聞いてみる - 今週中: 使っている言語のLSPプラグインをインストールする(TypeScriptなら
typescript-lsp)。型エラーがリアルタイムで検知される体験を確認する - 今月中: チーム向けカスタムMarketplaceを1つ作り、コミット規約や社内ガイドラインをプラグイン化してチームリポジトリに配置する
次回の記事では、プラグインの中身を実際に作る方法(plugin.json・skills・agents・hooks)を詳しく解説します。
参考・出典
- Anthropic – Discover and install prebuilt plugins(公式)(参照日: 2026-05-03)
- Anthropic – Create and distribute a plugin marketplace(公式)(参照日: 2026-05-03)
- GitHub – anthropics/claude-plugins-official(公式リポジトリ)(参照日: 2026-05-03)
- claudemarketplaces.com – Claude Code Plugins Directory(参照日: 2026-05-03)
- Pete Gypps Consultancy – Claude Code Plugin Marketplace Complete Guide(2025-12)
著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AIの可能性に魅了され、X(@SuguruKun_ai、フォロワー約10万人)で活用法を発信。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
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