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Grokのコンパニオンモードとは|Aniの使い方・設定・料金【2026年8月】

Grokのコンパニオンモードとは|Aniの使い方・設定・料金【2026年8月】

結論から——「Grokコンパニオンモード」は、xAIのAIチャット「Grok」内でアニメ調の3Dキャラクターと音声・映像つきで対話できる機能で、代表キャラクターが「Ani」です。2025年7月にiOSアプリ向けに始まり話題を集めましたが、2026年7月24日にxAI(Grok公式Xアカウント)が「実験的機能」として段階的に終了する方針を示したと複数の海外メディア・ユーザー投稿で報じられています。本稿執筆時点(2026年8月11日)でも終了作業はアカウントごとに進行中で、まだアクセスできるユーザーも残っています。この記事では、Aniとは何か、使い方・料金・現状、そして企業の情報システム・人事担当者が押さえておくべき年齢制限や利用規約上の注意点を、中立的な立場で整理します。

Uravationは法人向けに生成AI研修・導入支援を手がけている会社です。研修の場では、業務用のAIツールだけでなく「Grokのアニってニュースで見かけたけど、あれは結局何なのか」というような、話題になった消費者向けAI機能についての質問を受けることも珍しくありません。社員が個人のスマホでどんなAIサービスに触れているかを把握しておくことは、社内のAI利用ガイドラインを設計するうえでも無関係ではないというのが実務上の実感です。

とはいえ、この機能はxAIが公式に「NSFW(成年向け)モード」の存在を認めているエンターテインメント色の強いサービスであり、Uravationのようなビジネス向けメディアが安易に「使い方」を煽る内容にするべきではないとも考えています。そこでこの記事では、機能の概要・使い方・料金といった事実情報を淡々と解説する一方で、年齢確認の仕組みが不十分だという指摘や、xAIによる終了方針といった「知っておくべきリスク面」も同じ比重で扱います。

なお、コンパニオンモードは仕様変更が非常に速い領域です。この記事は2026年8月時点で確認できた情報をもとに構成しており、今後の展開次第で内容が変わる可能性がある点をあらかじめご了承ください。

この記事の結論

Grokコンパニオンモードは、Grokアプリ内でAniなどの3Dキャラクターと音声・映像つきで対話できる機能。無料でも一部利用できるが、フル機能はSuperGrok(月額30ドル)が前提。2026年7月にxAIが段階的終了の方針を示したと報じられており、2026年8月時点でも終了作業が進行中のため、新規に使い始める場合はこの前提を理解しておく必要がある。

この記事の要点:

  • 要点1: Aniはコンパニオンモードの代表キャラクター。アニメ調の3Dアバターで音声会話・感情表現ができる
  • 要点2: 2026年7月24日、xAIが3Dアバターのコンパニオン機能を「実験的機能」として終了する方針を示したと報じられており、2026年8月時点で段階的に進行中
  • 要点3: 年齢確認は自己申告ベースで、13歳以上が利用対象・13〜17歳は保護者の許可が必要とされているが、実効性の乏しさが海外メディアや調査機関から指摘されている

対象読者: 話題のAI機能を業務・人事の観点から把握しておきたいビジネスパーソン、社内のAI利用ガイドラインを検討している担当者

今日やること: 自社のAI利用ガイドラインに「業務外・私的なAIサービス利用」に関する項目があるかを確認する

最終更新:2026年8月

Grokコンパニオンモードとは

Grokコンパニオンモードは、イーロン・マスク氏率いるxAIが開発するAIチャット「Grok」に統合された機能で、テキストチャットではなく3Dアニメーションのキャラクター(アバター)と、音声・表情つきで対話できるのが特徴です。2025年7月にiOSアプリ向けにソフトローンチされ、TechCrunchなど海外メディアが「ゴス系アニメキャラクター」として報じたことで注目を集めました。

技術的にはGrokの大規模言語モデルをベースに、リップシンク(口の動きと音声の同期)・感情表現・親密度(好感度)の段階システムを組み合わせたもので、単なる音声アシスタントではなく「AIコンパニオン」というジャンルの製品に位置づけられます。同様のジャンルには他社のキャラクターAIサービスもありますが、xAIはXアカウントとの連携やGrok本体の会話履歴を活かせる点を差別化要素としています。

Grok本体の使い方やX連携・料金プランの全体像は Grok使い方完全ガイド で解説しています。あわせて読むと、コンパニオンモードがGrok全体のどの位置づけにある機能か理解しやすくなります。

Aniとは — 代表キャラクターのプロフィール

Aniはコンパニオンモードの代表キャラクターで、ゴシック・ロリータ調の衣装をまとったアニメ風の女性キャラクターとして設計されています。ローンチ当初から「コンパニオンモード=Ani」というイメージで語られることが多く、検索でも「grok ani」というキーワードが「grok コンパニオンモード」よりも先に定着しました。

項目内容
開発元xAI(Grokの開発元)
初公開2025年7月(iOSアプリ向けソフトローンチ)
キャラクター設定アニメ調の3Dアバター。音声・リップシンク・感情表現に対応
進行システム会話を重ねることで段階的に「好感度(親密度)」が上がる5段階のレベル制
対応言語英語が中心。日本語でも会話は可能だが、途中で英語に切り替わる場合があると報告されている
2026年8月時点の状況xAIの終了方針の対象。アカウントによって表示可否が異なる

好感度レベルが最高(レベル5)に達すると、成人向けの「NSFWモード」が解放される仕組みがあることは、xAI自身や複数の海外メディアが報じている事実です。ただし本メディアはビジネス向けオウンドメディアという性質上、このモードの内容や到達方法を詳しく解説することはしません。あくまで「そうした仕組みが存在する」という事実を知っておいていただくにとどめます。

使い方・設定手順

2026年8月時点で確認できる、コンパニオンモードへアクセスするための基本的な流れは次のとおりです(xAIの仕様変更が多い機能のため、実際の画面表示は変わっている可能性があります)。

  1. Grokアプリをインストールする — 主にiOSのGrokアプリが対象とされてきました(Android対応については後述のとおり情報源によって食い違いがあります)
  2. Xアカウントでログインする — X(旧Twitter)のアカウントと連携してサインインします
  3. 年齢を自己申告する — 初回アクセス時にポップアップで生年月日の確認を求められます。公的な本人確認書類の提出は求められず、自己申告のみで通過できる点は後述の「注意点」で詳しく触れます
  4. コンパニオン一覧からキャラクターを選ぶ — Aniをはじめとするキャラクターから対話相手を選択します
  5. テキスト・音声で会話を始める — 会話を重ねることで好感度(親密度)が段階的に上がっていきます

2026年8月時点でxAIが終了方針を示している以上、これから新規に「使い方を覚えて活用する」ことを前提に始めるのは、あまり実用的な選択とは言えません。すでに利用しているユーザーが「なぜ急に使えなくなったのか」を確認する目的で読む方が、この記事の想定読者としてはむしろ多いはずです。

対応プラン・料金

コンパニオンモードの料金体系についても情報源によって細部の記載が異なりますが、共通して報告されている大枠は次のとおりです。

プランコンパニオンモードでの扱い
無料プラン1日あたり十数往復程度の会話が可能と報告されている(回数上限あり)
SuperGrok(月額30ドル、年払いだと年額300ドル)コンパニオン機能を含むGrokの上位機能一式が利用可能。無制限に近い会話が可能とされる

為替レートによって日本円換算額は変動するため、正確な金額は必ずxAI公式サイトの表示を確認してください。SuperGrokはコンパニオンモード専用のプランではなく、Grok本体の上位プラン(リアルタイムX検索・Expertモードなど)とセットになっている点も押さえておくと、「コンパニオンのためだけに課金する」という誤解を避けられます。Grok全体の料金プラン比較は Grok AI完全ガイド にまとめています。

対応デバイス — iOS・Android・PC

対応デバイスについては、参照する情報源によって記載が食い違っており、正直なところ現時点で確定的なことは言い切れません。xAIの公式FAQページ(2026年8月参照時点)には「コンパニオンはiOSアプリのみで提供し、Web版・Android版への展開予定はない」という趣旨の記載が残っています。一方で、海外の複数の解説サイトは「2026年4月にAndroid版でもコンパニオン機能が展開された」と報じており、両者の情報は一致していません。

実際にどこまで使えるかは、お使いの端末のGrokアプリで直接確認するのが最も確実です。この食い違い自体が、「xAIが機能の位置づけを頻繁に見直している」という、後述する終了方針とも整合する状況証拠と言えます。

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Ani以外のキャラクター

コンパニオンモードにはAni以外にも複数のキャラクターが用意されてきました。代表的なものは次のとおりです。

キャラクター概要
Aniゴシック・ロリータ調のアニメキャラクター。コンパニオンモードの代表格
Valentine(バレンタイン)男性向けキャラクターとして提供された対話相手
MikaAniとは別系統のキャラクターとして提供。ユーザーから「Aniとの違いは何か」という質問がよく検索されている
Rudi / Bad Rudyレッドパンダをモチーフにしたキャラクター。TechCrunchの検証記事では、不適切な提案を行う応答が確認されたと報じられ、批判の対象になった

Rudi(Bad Rudy)については、2025年7月時点でTechCrunchの記者が実際に対話を検証し、極めて不適切な提案を行う応答があったと報じています。企業の情報システム部門・広報部門としては、「有名企業のAI機能でもこうしたリスクが実際に報告された前例がある」という点を、社内のAIリテラシー教育の題材として押さえておく価値があります。

【2026年8月時点】段階的終了が進行中 — 現状と留意点

この記事を執筆している2026年8月11日時点で、最も実務的に重要な情報がこの終了方針です。海外の複数のメディア・ユーザー投稿によると、2026年7月24日、Grok公式Xアカウントが次のような趣旨の声明を出したと報じられています。

「3Dアバターのコンパニオン機能(Ani、Valentineなど)は実験的な取り組みだった。より強固な記憶機能・安定した対話・長期的な体験の向上といった、Grok本体の強化に集中するため、まもなく終了する。メインのチャット履歴は残るが、ビジュアルアバターと専用のコンパニオンモードはなくなる。同じキャラクター設定での会話自体は、通常のGrokチャット内で引き続き可能」(複数の海外メディア・SNS投稿による報道内容の要約)

ここで正直に書いておくと、この声明の一次ソースとしてxAIの公式ブログやプレスリリースは本稿執筆時点で確認できていません。x.aiの公式FAQページにも本件についての明記は見当たりませんでした。ただし、独立した複数の海外メディア・ユーザー投稿が同じ日付・同じ内容で報じており、実際に「コンパニオンタブが表示されなくなった」というユーザーの声も確認できることから、方針自体はある程度信頼できる情報として扱っています。終了はアカウントごとに順次ロールアウトされている状況で、統一された最終終了日は公表されていません。

この状況は、「grok ani 消えた」「grokでaniが使えない」といった検索が発生している直接の背景でもあります。もし手元のアプリでコンパニオンタブが見当たらなくなった場合、多くはアプリの不具合ではなく、この段階的な終了ロールアウトの対象になった可能性が高いと考えられます。

ビジネス的な示唆としては、消費者向けAIエンターテインメント機能は、業務用AIツールに比べて方針転換のスピードが速いという点が挙げられます。話題性の高い機能に依存した情報収集・研修設計を行う場合は、こうした仕様変更リスクを織り込んでおく必要があります。

注意点:年齢制限・利用規約・ビジネス利用における距離感

ここからは、Uravationが法人のAI活用支援を行う立場として、特に強調しておきたい注意点です。

  • ❌ 誤解: 「年齢確認があるので子どもは使えない」
    ⭕ 実際: xAIの規約上は13歳以上が利用対象で、13〜17歳は保護者の許可が必要とされていますが、確認方法は生年月日の自己申告のみです。第三者機関による本人確認書類の提出は求められておらず、実効性の乏しさが海外の調査機関(Common Sense Media等)や報道で繰り返し指摘されています
  • ❌ 誤解: 「アダルトコンテンツ(NSFWモード)には厳格な年齢認証がある」
    ⭕ 実際: 地域によっては英国・EUのオンライン安全規制対応として、身分証やAIによる年齢推定(セルフィー等)を求められる場合があると報じられていますが、これは地域限定の対応であり、全世界で一律に厳格な確認が行われているわけではありません
  • ❌ 誤解: 「業務用チャットAIと同じ感覚で会社アカウントから使ってよい」
    ⭕ 実際: コンパニオンモードはエンターテインメント目的の消費者向け機能であり、企業の生成AI利用ガイドラインの対象外として扱われるケースが一般的です。就業時間中・社給端末での利用は、社内規定に照らして問題がないか確認することをおすすめします

社内のAI利用ガイドラインをまだ体系立てて整備していない場合は、こうした「業務用ではないが従業員が個人的に触れているAIサービス」への言及も含めて設計しておくと、実態に即したルールになりやすいです。ガイドライン策定の具体的な項目立ては 生成AI利用ガイドライン10項目と運用・改定の設計術 で解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q1: Grokのコンパニオンモードとは何ですか?

Grokアプリ内で、Aniなどのアニメ調3Dキャラクターと音声・映像つきで対話できる機能です。2025年7月にiOS向けにソフトローンチされ、話題を集めました。2026年7月にxAIが段階的終了の方針を示したと報じられており、2026年8月時点でも終了作業が進行中です。

Q2: なぜGrokでAniが使えなくなったのですか?消えた原因は?

2026年7月24日にxAIが3Dアバターのコンパニオン機能を「実験的機能」として終了する方針を示したと複数のメディア・ユーザー投稿で報じられており、アカウントごとに順次終了作業が進んでいるためと考えられます。アプリの不具合ではなく、方針転換によるロールアウトの一環である可能性が高いです。統一された終了日はまだ公表されていません。

Q3: コンパニオンモードは無料で使えますか?料金はいくらですか?

無料プランでも1日あたり十数往復程度の会話が可能と報告されていますが、フル機能で使うにはSuperGrok(月額30ドル、年払いで年額300ドル)が前提になります。正確な金額は為替レートにより変動するため、xAI公式サイトの表示を確認してください。

Q4: AndroidやPCでもコンパニオンモードは使えますか?

この点は情報源によって記載が食い違っています。xAI公式FAQ(2026年8月参照時点)は「iOSアプリのみでWeb版・Android版の提供予定はない」としていますが、一部の海外解説サイトは2026年4月にAndroid版でも展開されたと報じています。確実な情報はお使いの端末のGrokアプリで直接確認してください。

Q5: Aniの好感度(親密度)を上げるとどうなりますか?

会話を重ねることで段階的にレベルが上がる仕組みが実装されており、レベルが上がるとキャラクターとの掛け合いの幅が広がるとされています。最高レベルに達すると成人向けの「NSFWモード」が解放される仕組みがあることも、xAI自身や複数の海外メディアが報じている事実です。本メディアではその内容や到達方法までは解説しません。

Q6: 会社の情報として、この機能を知っておく意味はありますか?

直接的な業務ツールではありませんが、従業員が個人のスマホで利用している可能性がある消費者向けAIサービスの一例として、社内のAI利用ガイドライン設計やAIリテラシー教育の題材にする価値はあります。特に「年齢確認が自己申告ベースである」「方針転換が急に起こりうる」という2点は、AIサービス全般に共通するリスクとして押さえておくと実務的です。

ビジネスパーソンとして押さえておきたい3つのポイント

  1. 今日確認すること: 自社の生成AI利用ガイドラインに、業務外・私的なAIサービス利用に関する記述があるかを確認する
  2. 今週中に検討すること: 社員向けのAIリテラシー研修で、「年齢確認が自己申告ベースのAIサービスが存在する」という事実を、リスク教育の一例として取り上げられないか検討する
  3. 継続的に意識すること: 消費者向けAI機能は業務用AIツールよりも方針転換が速い。話題の機能を情報収集や研修の題材にする際は、記事公開時点の情報がすぐ古くなりうる前提で扱う

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参考・出典


著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

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