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ツール比較・実践ガイド

ChatGPT Images 2.5とは|使い方・料金・無料枠【2026年10月】

ChatGPT Images 2.5とは|使い方・料金・無料枠【2026年10月】

結論:ChatGPT Images 2.5(APIモデル名は GPT Image 2.5)は、2026年9月27日時点でChatGPT側は追加料金なしで使え、API側は画像出力が100万トークンあたり30ドル(1ドル150円換算で4,500円)、1024×1024の high なら1枚あたり1,756トークン=約7.9円です。

  • ChatGPT側:2026年9月8日(米国時間)公開。ChatGPT・ChatGPT Work・Codexへ順次展開で、新しい料金プランや値上げの発表はありません。
  • API側:gpt-image-2.5-flare(小型モデル・速度優先で画質はGPT Image 2と同等)と gpt-image-2.5-sunburst(基本モデル・画質優先でGPT Image 2より高画質)の2本。スナップショットは両方とも 2026-09-08 版です。
  • 料金:トークン単価はgpt-image-2と同額。9月前半は1枚あたりの公式見積が無かったのですが、9月27日時点では公式ガイドの見積ツールが2.5に対応済みで、品質・サイズ別の出力トークンが出せます。
  • 無料で使えるか:ChatGPTの無料プランは展開対象です。一方でAPIは使用ティアのFree枠が「Not supported」で、Tier 1でも毎分5枚(IPM 5)が上限です。

対象読者: 資料・販促物・SNS画像をChatGPTで作っている実務担当者と、gpt-image-2をAPIで使っている開発担当。今日やること: 既存の画像プロンプトを1本そのまま流し、コメント編集で「1か所だけ直す」動作を試す。

最終更新:2026年9月。この記事の数値・仕様・料金は、2026年9月27日にOpenAIの開発者向け公式ドキュメント(画像生成ガイド、GPT Image 2.5 プロンプトガイド、モデルページ、料金ページ、廃止予定ページ)を取得して突き合わせた値だけを載せています。確認できなかった項目は「2026年9月27日時点で公式に記載なし」と書いています。前世代の使い方はChatGPT画像生成の使い方(制限とプロンプト集)、API側の業務活用はgpt-image-2ビジネス活用15選にまとめています。

GPT Image 2.5とは|APIモデル名とFlare/Sunburstの2種類

GPT Image 2.5は、OpenAIのAPIで使う画像生成・編集モデルの名前です。ChatGPTの画面上の機能名が「ChatGPT Images 2.5」で、APIのモデル名が「GPT Image 2.5」、実際に指定する文字列は gpt-image-2.5-flare と gpt-image-2.5-sunburst の2つ。公式ガイドは「編集の精度が最優先ならSunburst、速く高品質な日常用途ならFlare」と書いており、どちらが既定という記載はなく、用途で選ぶ建て付けです(ガイドのコード例はすべてSunburstを使っています)。

gpt-image-2.5-flaregpt-image-2.5-sunburst
公式の位置づけ小型モデル。速度に最適化基本モデル。品質に最適化
画質(公式の言い方)GPT Image 2と同等GPT Image 2より高画質
モデルページの表記Performance: Higher/Speed: Very fastPerformance: Highest/Speed: Medium
共通の強化点精密な編集と被写体の保持が両モデルで改善
スナップショットgpt-image-2.5-flare-2026-09-08gpt-image-2.5-sunburst-2026-09-08
品質設定low/medium/high/xhigh/max/auto(既定は auto)
使える窓口Images API(generations/edits)と、Responses APIの画像生成ツールの model 指定
トークン単価同額(画像出力100万トークンあたり30ドル)
GPT Image 2.5の2モデルを比べた図。gpt-image-2.5-flareは小型モデルで速度に最適化・画質はGPT Image 2と同等、gpt-image-2.5-sunburstは基本モデルで画質に最適化・GPT Image 2より高画質で、トークン単価は同額。
画質が上なのはSunburstのほう

ここで実務上いちばん効くのは「画質はSunburstが上」と公式が明言した点です。9月前半の情報では「Flareは速くて高品質」という表現が広く出回りましたが、9月27日時点の公式プロンプトガイドは「FlareはGPT Image 2と同等の画質」「SunburstはGPT Image 2より高い画質」と書き分けています。既存のgpt-image-2ワークフローがすでに合格しているならFlareで遅延短縮を狙い、gpt-image-2で画質が足りていなかった難しい案件はSunburstから試す、という順番が公式の推奨です。

ChatGPT Images 2.5とは|ChatGPT側の機能名と変わった5点

ChatGPT Images 2.5は、ChatGPTに組み込まれた画像生成・編集機能の新版です。2026年4月に公開されたgpt-image-2(ChatGPT上ではImages 2.0)の後継で、2026年9月8日(米国時間)にChatGPT・ChatGPT Work・Codexへ順次展開が始まりました。2.0との違いを一言でいうと、「作り直し」から「直す」への転換です。

項目Images 2.0(gpt-image-2)Images 2.5
生成速度基準最大50%短縮(2026年9月8日の発表時にOpenAIが示した値)
描写写実性は高いが光の表現が単調になることがあった自然な照明と質感の表現が向上
参照写真人物や商品の特徴が変わることがあった被写体の保持が改善(公式プロンプトガイドにも明記)
連続編集修正を重ねると別の部分も変わりがち精密な編集が改善。ただし公式は「繰り返し編集で保持したい細部が変わることは依然ある」とも明記
編集の指示方法文章で全体を再指示コメント編集(部分指定)と @Sketch(手描き)を追加
作成支援なしポスター・グッズ向けのテンプレートとプロンプト共有
Images 2.5で変わった5点を5段の階段で示した図。生成速度は最大50%短縮、自然な照明と質感、被写体の保持が改善、精密な編集が改善、コメント編集とSketchの追加で、作り直しから直すへ変わったことを示す。
2.5は作り直しから直すへ変わった

数値として公表されているのは「最大50%の速度短縮」だけで、画質のベンチマーク値は2026年9月27日時点でも公式に記載がありません。描写の向上は同社の説明とデモに基づく定性的な変化として読んでください。なお発表ページ(openai.com)は9月27日時点で自動取得がHTTP 403で拒否されたため、この行の50%は発表当時の値として扱っています。

ChatGPT image 2.5はどこから使うか|表記ゆれと入口の整理

検索では「chatgpt image 2.5」「gpt image 2.5」「image 2.5」「gptimage2.5」など表記が割れますが、指しているものは2つだけです。ChatGPTのアプリ・Web・デスクトップで使う機能か、APIで指定するモデルか。入口は次のとおりです。

よく使われる呼び方実体入口
ChatGPT Images 2.5/ChatGPT イメージ 2.5ChatGPT上の画像生成・編集機能ChatGPTの入力欄に文章で指示。デスクトップ・モバイル・Webのいずれでも可
ChatGPT image 2.5(単数形)同じ機能の表記ゆれ同上。専用のメニューやボタン名ではありません
GPT Image 2.5/gpt-image-2.5/gptimage2.5APIのモデル(FlareとSunburst)Images APIの model、またはResponses APIの画像生成ツールの model
Images 2.5/image2.5上記のどちらかの略記文脈でChatGPT側かAPI側かが変わります

「順次展開」のため、ChatGPT側で2.5の挙動(コメント編集や @Sketch)が出てこないアカウントもあります。アプリの更新と再ログインを試し、それでも出なければ数日待ってから確認してください。ツール横断で選び直したい場合はAI画像生成ツールの選び方も合わせて読むと判断が早くなります。

使い方:生成・コメント編集・Sketch・テンプレート

ChatGPT側の使い方は4段構えです。生成は従来どおりの文章指示、直しはコメント、位置の指示は手描き、量産はテンプレート。この順で覚えると作り直しの回数が減ります。

ChatGPT Images 2.5の使い方を4段で示した手順フロー図。文章で指示して生成、コメントで部分だけ直す、Sketchで手描き指示、テンプレートとプロンプト共有の順で、文字を入れるときだけ品質を上げると添えている。
直しはコメント、位置は手描きで渡す

1. 生成する(従来どおり)

ChatGPTの入力欄に文章で指示します。参照写真をアップロードすると、2.5では被写体の特徴を崩さずに構図や背景を変えられます。商品写真の背景差し替え、社員写真をもとにしたイラスト化などが、以前より少ない試行回数で通ります。公式のプロンプトガイドは「被写体・構図・スタイル・制約」を順に書き、複雑なときはシーン/被写体/詳細/制約のラベル付きセクションに分けることを推奨しています。

2. コメントで部分だけ直す

生成された画像の変えたい部分にコメントを付けて、「この文字を消す」「この帽子を青に」のように指示します。全体を作り直さないため、OKだった部分がそのまま残ります。実務ではこれが最大の変化で、「9割できているのに1か所のために作り直す」やり取りが減ります。公式ガイドも編集時は「変えるのはXだけ」と書き、守る要素(人物の同一性・形状・レイアウト・照明・ラベル)を並べる書き方を勧めています。

3. Sketchで手描き指示する

入力欄で @Sketch を呼び出すと、ChatGPT上で直接描いた線や図形を指示として渡せます。レイアウトの配置、矢印の向き、余白の取り方など、文章にしにくい指示を絵で伝える用途です。

4. テンプレートとプロンプト共有

ポスターやグッズなど、よく使う形式のテンプレートが用意されました。作った画像のプロンプトを共有する機能も加わり、チームで「同じ指示で同じ品質」を再現しやすくなっています。

5. 文字を入れるときだけは品質を上げる

公式ガイドは、入れたい文字を引用符でくくって位置と書体まで指定し、ブランド名など珍しい語は1文字ずつ綴ることを勧めています。そのうえで「小さな文字・情報量の多い図・複数書体のときは medium と high を比べる」と明記しています。日本語の細かい文字が崩れるときは、プロンプトを書き直す前に品質設定を上げるほうが早いことがあります。

試すときのプロンプト例(コメント編集)

【生成】
弊社セミナー告知の横長バナー。テーマは「生成AIの社内ルール作り」。
落ち着いたネイビー基調、右側に余白、日本語の見出しは入れない。

【コメント編集:見出しの位置を指定して】
ここに「社内ルールの作り方」と1行で入れて。書体はゴシック、色は白。他は変えないで。

無料で使えるか|ChatGPTの無料プランとAPIのFree枠

「無料で使えるか」は、ChatGPT側とAPI側で答えが逆になります。ChatGPT側は無料プランも展開対象です。API側は使用ティアのFree枠が公式のレート制限表で「Not supported」と書かれており、APIで2.5を呼ぶには課金実績のあるTier 1以上が必要です。

使い方2026年9月27日時点の公式記載
ChatGPT(無料プラン)全ユーザーへ順次展開。追加料金の発表なし。1日あたりの生成枚数の上限は公式に記載なし
ChatGPT(有料プラン)同じく順次展開。プラン別の枚数差も公式に記載なし
ChatGPT Work(法人向け)同日から順次展開
Codex同日から順次展開(開発作業中の画像生成・編集に使える)
API(Free枠)Not supported。2.5の両モデルとも呼び出せません
API(Tier 1)100,000 TPM/5 IPM(毎分5枚)

無料枠の枚数を正確に知りたい場合は、ChatGPT内で上限に当たったときに出るアプリ内メッセージが唯一の確からしい情報源です。プラン別の枚数を数字で書いている解説記事は2026年9月27日時点の公式記載と対応していないので、社内説明には使わないほうが安全です。無料で使える他ツールとの比較は画像生成AI無料比較9選にまとめています。

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料金|1枚あたりの目安を公式の見積で出す

トークン単価はgpt-image-2と同額のままです。変わったのは1枚あたりの見積が公式で出せるようになったことで、画像生成ガイドの「GPT Image 2.5 and GPT Image 2 output tokens」の見積ツールが2.5のFlare/Sunburstとlow〜maxに対応しています(9月前半はモデルページに「GPT Image 2の計算ツールでは2.5のトークン消費を見積もれない」とだけ書かれていました。この注記自体は9月27日時点でもモデルページに残っています)。

GPT Image 2.5の品質別の1枚あたり画像出力コストを長さの違う5本の帯で示した図。1024×1024・1ドル150円換算で、lowが約0.9円、mediumが約2.0円、highが約7.9円、xhighが約14.1円、maxが約31.6円。
同じhighでも消費トークンは違う

トークン単価(100万トークンあたり・米ドル)

モデル画像入力画像入力(キャッシュ)テキスト入力テキスト入力(キャッシュ)画像出力
gpt-image-2.5-flare8.002.005.001.2530.00
gpt-image-2.5-sunburst8.002.005.001.2530.00
gpt-image-2(参考)8.002.005.001.2530.00
gpt-image-1-mini(2026年12月1日終了予定)2.500.252.000.208.00

1枚あたりの画像出力コスト(公式見積ツールの算出値・1ドル150円換算)

品質1024×10241536×1024(横)3840×2160(4K横)
low196トークン/約0.9円158トークン/約0.7円371トークン/約1.7円
medium439トークン/約2.0円343トークン/約1.5円865トークン/約3.9円
high1,756トークン/約7.9円1,372トークン/約6.2円3,336トークン/約15.0円
xhigh3,122トークン/約14.1円2,459トークン/約11.1円5,930トークン/約26.7円
max7,024トークン/約31.6円5,488トークン/約24.7円13,342トークン/約60.0円
参考:gpt-image-2のhigh7,024トークン/約31.6円5,488トークン/約24.7円13,342トークン/約60.0円

円は1ドル150円換算・画像出力トークンのみの金額です(プロンプトのテキスト入力と参照画像の入力は別途かかります)。表で目を引くのは最後の行で、GPT Image 2.5の high はGPT Image 2の high の4分の1のトークン数、GPT Image 2.5の max がGPT Image 2の high とちょうど同じトークン数になります。同じ「high」というラベルでも消費量が違うので、旧モデルの予算表をそのまま持ち込むと見積を外します。公式も「同じ品質ラベルがモデル間で同じ画質・同じ応答時間を意味するわけではない」「速いモデルが必ず安いと決めつけず、現行の料金を確認せよ」と書いています。

見積の前に知っておく3つの条件

  • キャッシュ単価はResponses API限定。 gpt-image-2とgpt-image-2.5のキャッシュ入力料金は、Responses APIの画像生成ツール経由のときだけ適用されます。Images APIへの直接リクエスト(/v1/images/edits を含む)には適用されません。さらにキャッシュのトークン数はResponses APIの usage に含まれないため、レスポンスからキャッシュヒットを検証できません。
  • Batch(半額)に2.5はまだ載っていない。 9月27日時点のBatch料金表はgpt-image-2・gpt-image-1.5・gpt-image-1-mini・gpt-image-1・chatgpt-image-latestのみで、2.5の2モデルは掲載がありません。大量生成をBatchで安くしていたチームは、当面gpt-image-2を残す判断も合理的です。
  • ストリーミングは1枚ごとに加算。 partial_images で生成過程を流す場合、中間画像1枚ごとに画像出力トークンが100加算されます。

他モデルとの単価比較は主要AIモデルAPI料金 横断比較で毎月更新しています。

APIのパラメータ差分、Flare/Sunburstの切り替え条件、単価からの月額の計算例は、開発者向けの姉妹サイトのgpt-image-2.5 API|Flare/Sunburstの料金と移行手順に分けて書いています。

API仕様|品質・サイズ・上限と、法人が先に通す組織認証

ここは9月前半の解説記事にほぼ載っていない部分です。仕様そのものより、使い始める前に通す手続きと、1分あたりの枚数上限が法人の導入計画を左右します。

1. 使う前に組織認証が必要になる場合がある

公式の画像生成ガイドは、GPT Imageモデルを使う前に開発者コンソールからAPI Organization Verification(組織認証)を完了する必要がある場合があると明記しています。社内の申請フローに載せるなら、モデルの選定より先にここを確認してください。

2. レート制限は「毎分の枚数」で効く

使用ティアTPM(1分あたりトークン)IPM(1分あたり画像枚数)
FreeNot supported
Tier 1100,0005
Tier 2250,00020
Tier 3800,00050
Tier 43,000,000150
Tier 58,000,000250

上限はFlare・Sunburst・gpt-image-2で共通です。「ECの商品画像を1日1,000枚」のような計画は、単価より先にこのIPMで律速します。Tier 1のまま毎分5枚だと1時間で300枚が理屈上の上限なので、必要な処理時間を先に見積もってください。

3. サイズ・品質・出力形式

  • 品質レベル: low/medium/high/xhigh/max/auto(既定は auto)。2.5で xhigh と max が追加され、gpt-image-2以前は high まででした。
  • よく使うサイズ: 1024×1024(正方形)、1536×1024(横)、1024×1536(縦)に加え、公式プロンプトガイドは 2048×2048(2K正方形)、2048×1152(2K横)、3840×2160(4K横)、2160×3840(4K縦)も一般的なサイズとして挙げています。
  • 任意解像度の条件: どちらの辺も3,840ピクセル以下、幅と高さがともに16の倍数、長辺と短辺の比は3:1以内、総画素は655,360〜8,294,400。総画素が3,686,400(2560×1440)を超える出力は実験的な扱いです。
  • 背景: transparent(PNGまたはWebP)、opaque、auto。透過を使うときは髪・ガラス・影・輪郭のアルファチャンネルを実際に確認するよう公式が注意しています。
  • 出力形式: PNG(既定)、JPEG、WebP。JPEG/WebPは output_compression(0〜100)で圧縮率を指定。速度優先ならJPEG。
  • 処理時間: 複雑なプロンプトは最大2分かかる場合があるとガイドに明記。
  • モデレーション: moderation は auto(既定)と low。ブロック時は error.code = "moderation_blocked" が返り、moderation_details に moderation_stage(input/output)が入ります。利用者に見せる文言は一般的なまま、詳細は開発ログに回す運用が公式の推奨です。

旧モデルの終了日|gpt-image-1系の廃止スケジュール

移行の締切は2.5側ではなく旧モデル側にあります。2026年9月27日時点の公式の廃止予定ページには次の日付が載っています。

終了日モデル公式の推奨移行先
2026年10月23日gpt-image-1gpt-image-2
2026年12月1日gpt-image-1-minigpt-image-2
2026年12月1日gpt-image-1.5gpt-image-2
2026年12月1日chatgpt-image-latestgpt-image-2

gpt-image-2 自体には2026年9月27日時点で廃止の告知がなく、料金ページにもBatch枠を含めて掲載されたままです。つまり「2.5へ急いで全面移行する締切」は無い一方で、gpt-image-1系を使い続けている処理には10月23日と12月1日という実際の期限があるという状態です。単価の安い gpt-image-1-mini をコスト理由で使っているバッチ処理があるなら、そこが最初に手を付ける場所になります。

gpt-image-2から移行する開発者のチェックリスト

公式プロンプトガイドの移行手順6ステップを、実務の順番に落とすと次のようになります。

  1. 基準を保存する。 本番で使っているプロンプトと参照画像(難しい編集、正確な文字、顔、製品形状、透過素材)を集め、現在のモデル・リクエスト設定・結果を記録します。
  2. 最初の候補を決める。 gpt-image-2で品質が足りているならFlareで遅延改善を狙い、足りていない難案件はSunburstから始めます。最初の比較ではプロンプト・参照画像・サイズ・出力形式を変えません。
  3. 品質は結果全体で見る。 指示追従、人物と製品の保持、文字の正確さ、意図しない変化、透過を比べます。同じリクエストを複数回投げて安定性も測ります。編集ワークフローは1手ずつではなく手順全体で試します。
  4. 品質が通ってから遅延を詰める。 Sunburstで合格したら、同じ基準でFlareを評価します。品質が保てて遅延が改善するときだけ切り替えます。
  5. 設定は1つずつ動かす。 プロンプトを書き直す前に品質レベルを比較します。測るのは通常時と遅い時の応答、失敗、再試行、そして「採用できた1枚あたりのコスト」です。速いモデルが安いと決めつけません。
  6. ワークフロー単位で展開する。 合格条件を満たしたら少量のトラフィックから移し、同じ指標を見ながら広げます。旧モデルがまだ使える間はロールバック先として残します。

加えて実装側で入れておくと事故が減るのが2点。任意解像度のバリデーション(16の倍数・比3:1以内・総画素の範囲)と、品質の明示指定です。auto は生成される画像によって消費が変わるため、コスト管理の観点では high などを明示したほうが読みやすくなります。ピクセル単位で一致させたい領域があるときは、プロンプトに頼らず承認済みの編集結果を元画像に合成する——これも公式ガイドが書いている運用です。

法人での使い方と注意点

実務で効くのは「作り直し回数の削減」です。バナー1点を仕上げるまでに5回生成していた作業が、2.5では初回生成と1〜2回のコメント編集で収まる場面が増えます。用途別に見ると次の3つが入りやすい領域です。

  • 販促・広報: 既存の商品写真から背景違い・季節違いを量産。テンプレートで社内の統一感を保つ。
  • 営業資料・研修資料: 図解のたたき台を作り、文字の位置や配色だけをコメントで直す。
  • 開発・EC運用: APIで商品画像の背景処理を自動化。量はFlareでこなし、主力商品だけSunburstで仕上げる。

一方で、社内で使う前に決めておくべきことは変わりません。実在の人物の写真をもとにした生成の扱い、他社ロゴや著名キャラクターを含む指示の禁止、生成物の権利確認と公開前レビューの3点は、機能が便利になるほど事故が起きやすくなります。ルールの作り方はChatGPTビジネス活用ガイドの社内ルール節、売上につなげる使い方の型はAI画像生成×ビジネス活用を参照してください。

どの使い方を選ぶか:個人プラン・Work・APIの3パターン

導入の形は3つに分かれます。先に決めることが違うので、見積を作る前にどれに当たるかを確定させてください。

パターン向いている組織使う機能先に決めること
① ChatGPTの個人プランで使う担当者が数人で、画像は月に数十枚生成・コメント編集・Sketch・テンプレート会社アカウントか個人アカウントか。個人アカウントで業務画像を作ると、退職時に履歴とプロンプトが失われます
② ChatGPT Workで使う部門をまたいで使う・管理者が利用状況を見たい①と同じ機能に加え、管理機能と共有入力してよい素材の範囲(顧客写真・未公開商品の扱い)
③ APIで組み込むEC・広告運用で毎日数百枚を処理するFlareで量、仕上げにSunburst組織認証の通し方、使用ティアのIPM、品質レベルの固定
ChatGPT Images 2.5の使い方を3つに分ける分岐図。個人プランで使う(月に数十枚)、ChatGPT Workで使う(部門をまたいで使う)、APIで組み込む(毎日数百枚)の3分岐で、APIは組織認証と毎分の枚数を先に確認すると添えている。
導入の形は3つに分かれる

多くの中小企業は①か②で足ります。③に進む目安は「毎日同じ形式の画像を人手で作っている」状態で、そこまで量が無いなら、2.5で強化されたコメント編集とテンプレートを①②で使い切る方が費用対効果は高いです。③を選ぶ場合は、単価計算より先に毎分の枚数上限(IPM)で必要な処理時間が成立するかを確認してください。

2.0の書き方から変える3つのポイント

2.0までのプロンプトはそのまま動きますが、2.5の強みを使うなら書き方を少し変えると通りが良くなります。

1. 最初の指示は「全体」だけにする

2.0では失敗を避けるため、初回から文字位置・色・余白まで細かく書く運用が多かったはずです。2.5では初回は構図と雰囲気だけを指示し、細部はコメント編集で詰める方が早く終わります。

【2.0の書き方】
新製品Aのバナー。左に製品、右に白抜きで「30%軽量化」、下部に青い帯、帯の中に会社ロゴ用の余白、余白は全体の1割…

【2.5の書き方(初回)】
新製品Aのバナー。左に製品、右は余白。落ち着いた青基調。
→ 生成後、右の余白にコメント: 「ここに『30%軽量化』を白のゴシックで1行」
→ 下部にコメント: 「この位置に青い帯を追加。ロゴ用に左側を空けて」

2. 参照写真は「守ってほしい点」を言葉にする

被写体の保持が強くなった分、何を守るかを明示すると精度が上がります。「この商品の形とロゴの位置は変えず、背景だけ木目のテーブルに」のように、固定する要素と変える要素を分けて書きます。公式ガイドも参照画像には番号と役割(被写体・スタイル・服・背景)を割り当てる書き方を勧めています。

3. 位置の指示はSketchに任せる

「右上」「中央よりやや左」といった位置の言葉は解釈がぶれます。@Sketch で枠や矢印を描いて渡す方が、文章より早く意図が通ります。

つまずきやすい点と対処

  • 2.5の機能が表示されない: 順次展開のため、アカウントによって反映時期が違います。アプリの更新と再ログインを試し、それでも出なければ数日待ちます。
  • コメント編集で意図しない部分まで変わる: コメントの位置を対象の中心に置き、「他は変えないで」を一言添えると安定します。公式も「繰り返しの編集で保持したい細部が変わることはある」と明記しているので、重要な制約は毎回書き直します。
  • APIがそもそも呼べない: 使用ティアがFreeのままだと2.5は利用できません。組織認証の完了とTier 1以上への到達を先に確認します。
  • コストが読めない: 公式の見積ツールで品質・サイズ別の出力トークンを出したうえで、本番と同じ条件で数枚生成し、レスポンスの usage とダッシュボードの実消費を突き合わせます。見積はあくまで画像出力分で、テキスト入力と参照画像の入力は別に乗ります。
  • キャッシュ割引が効いていないように見える: キャッシュ単価はResponses APIの画像生成ツール経由のみです。Images APIへの直接リクエストでは適用されず、キャッシュのトークン数はレスポンスからは確認できません。
  • 任意解像度でエラーになる: 幅と高さが16の倍数か、長辺と短辺の比が3:1以内か、総画素が655,360〜8,294,400に収まっているかを確認します。
  • 人物写真の扱い: 実在の人物の写真をもとにした生成は、本人の同意と社内の利用ルールを先に確認します。機能的にできることと、やってよいことは別です。

まとめ:今日やる3つ

  1. 普段使っている画像プロンプトを1本、そのまま2.5で生成し、速度と描写の差を自分の目で確認する。生成結果の1か所にコメントを付けて直し、「作り直さずに直る」感覚をつかむ。
  2. APIを使っている場合は、公式の見積ツールで現行の品質・サイズの出力トークンを出し、旧モデルの予算表と差し替える。同じ「high」でも消費量が違う点を社内の見積書に反映する。
  3. gpt-image-1・gpt-image-1-mini・gpt-image-1.5・chatgpt-image-latest を呼んでいる処理を洗い出し、10月23日と12月1日の期限に間に合う移行計画を立てる。

よくある質問

Q. ChatGPT Images 2.5は無料プランでも使えますか?

ChatGPT側は全ユーザーへ順次展開と発表されており、無料プランも対象です。ただし無料プランの1日の生成枚数の上限は2026年9月27日時点で公式に記載がありません。API側は使用ティアのFree枠が「Not supported」で、APIで2.5を呼ぶにはTier 1以上が必要です。

Q. GPT Image 2.5の料金は1枚いくらですか?

画像出力が100万トークンあたり30ドルで、公式の見積ツールによると1024×1024の high が1,756トークン=約7.9円(1ドル150円換算)、max が7,024トークン=約31.6円、low なら196トークン=約0.9円です。これは画像出力分だけで、プロンプトのテキスト入力と参照画像の入力は別にかかります。

Q. FlareとSunburstはどう使い分けますか?

公式は「速度が優先ならFlare、厳しい画質要件が優先ならSunburst」と書いています。画質の言い方も分かれていて、FlareはGPT Image 2と同等、SunburstはGPT Image 2より高画質です。既存のgpt-image-2ワークフローが合格しているならFlareで遅延短縮を試し、画質が足りなかった案件はSunburstから始めるのが公式の手順です。

Q. 料金は上がりましたか?

ChatGPT側で新料金の発表はありません。APIのトークン単価もgpt-image-2と同額です。ただし同じ品質ラベルでも消費トークンが違うため、1枚あたりの実コストは変わります。2.5の high はgpt-image-2の high の4分の1のトークン数です。

Q. gpt-image-2はいつまで使えますか?

2026年9月27日時点で gpt-image-2 の廃止告知はなく、料金ページにも標準・Batchの両方で掲載されたままです。一方 gpt-image-1 は2026年10月23日、gpt-image-1-mini・gpt-image-1.5・chatgpt-image-latest は2026年12月1日に終了予定です。

Q. Batchで半額にできますか?

2026年9月27日時点のBatch料金表に2.5の2モデルは載っていません。載っているのは gpt-image-2・gpt-image-1.5・gpt-image-1-mini・gpt-image-1・chatgpt-image-latest です。大量処理をBatchで安くしている場合は、当面gpt-image-2に残す運用が現実的です。

Q. 4Kで出力できますか?サイズの上限は?

公式プロンプトガイドは3840×2160(4K横)と2160×3840(4K縦)を一般的なサイズとして挙げています。任意解像度は「どちらの辺も3,840ピクセル以下」「幅と高さが16の倍数」「長辺と短辺の比が3:1以内」「総画素655,360〜8,294,400」が条件で、総画素3,686,400(2560×1440)を超える出力は実験的な扱いです。

Q. APIで1分に何枚まで作れますか?

使用ティアで決まります。Tier 1が毎分5枚、Tier 2が20枚、Tier 3が50枚、Tier 4が150枚、Tier 5が250枚で、Freeは非対応です。FlareとSunburst、gpt-image-2で共通の上限です。

Q. Sketchはどこから使いますか?

ChatGPTの入力欄で @Sketch を呼び出します。描いた線や図形が指示として渡され、文章で伝えにくい配置の指定に向きます。順次展開のため、表示されない場合は数日待ってください。

参考・出典

この記事の内容を社内展開する方へ: 画像・動画・音楽 生成AI 商用利用チェック表(無料・PDF 31ページ+Excel) をダウンロードできます。

佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

執筆・監修:佐藤傑/下書き・図版・機械検査:当社のAI社員(人が確認してから公開しています)。記事の作り方と検査の方針

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