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Claude EnterpriseのCowork統合と費用【2026年10月】

Claude EnterpriseのCowork統合と費用【2026年10月】

結論:必要な確認は3つです。2026年10月24日時点で、Claude EnterpriseのチャットとCoworkを一体化した「Chat and Cowork unified」は一般提供されていますが、既存組織では初期状態がオフです。管理者は、前提機能、外部接続の方針、費用の上限を決めてから有効にします。

  • 設定:OwnerまたはPrimary Ownerが「Organization settings > Capabilities」で「Chat and Cowork unified」を有効にします。特定メンバーだけに出す場合はカスタムロールを使います。
  • 安全:クラウド作業は分離された仮想マシンで動き、Enterpriseのnetwork egressは既定でオフです。コネクタの認証情報はサンドボックス外で扱われます。
  • 費用:Efficient mode、ロール別モデル指定、組織・グループ・メンバーの支出上限、グループ共有の月次予算という4つの手段を組み合わせます。

対象読者:Claude Enterpriseを管理する情報システム・DX推進・セキュリティ・調達担当者と、TeamまたはEnterpriseを検討している担当者

読了後にできること:自社で先に確認する設定、先行利用者へ付けるロール、費用を止める場所を管理画面の英語表記で整理できます。

最終更新:2026年10月24日

Anthropicは2026年10月23日、Claude EnterpriseでもチャットとCoworkを1つの体験として一般提供したと発表しました。利用者にとっては入口が1つになる変更ですが、管理者にとって重要なのは、既存組織では自動的に全員へ即時開放されるわけではない点です。

公式ヘルプによると、既存組織の「Chat and Cowork unified」は初期状態でオフです。前提となる2つの機能が有効な組織では、管理画面に2026年11月16日の自動有効化予定が表示されます。管理者はそれまでに「Enable now」または「Keep disabled」を選べます。すでに明示的にオンまたはオフを選んだ場合、その選択は維持されます。

最初の作業は機能紹介ではありません。Capabilities、カスタムロール、network egress、コネクタ、支出上限を確認し、対象者を絞って試せる状態にすることです。

10月23日の発表で確定したこと

まず、発表日、対象プラン、既定値を分けて確認します。「一般提供」と「既存組織で初期オン」は同じ意味ではありません。

項目内容出典
発表日2026年10月23日Claude Cowork and chat come together for Enterprise
今回の対象Claude Enterprise。チャットとCoworkを統合した体験が一般提供Anthropicの発表
利用画面Web、デスクトップ、モバイルEnterprise管理者向けセットアップガイド
既存組織の初期状態「Chat and Cowork unified」はオフ。前提機能を満たす未選択の組織では2026年11月16日に自動有効化予定Enterprise管理者向けセットアップガイド
管理者への案内既存のClaude Enterprise顧客には、組織のロールアウトに関するメールが届くAnthropicの発表
Teamプラン10月23日のEnterprise向け発表には提供時期の説明なし。別の公式ヘルプでは、Teamはベータ版として「Chat and Cowork unified」がオンの組織で利用できると記載Use Claude Cowork on Team and Enterprise plans
日本での扱いClaude全般の対応地域一覧には日本が掲載され、Web・デスクトップの表示言語には日本語が掲載されている。一方、この統合機能だけの国別提供日程は公式ページに未記載Where can I access Claude?、How to use Claude in your preferred language
10月23日の一般提供、既存組織の初期状態、11月16日の自動有効化予定、未記載事項を整理した図。

日本語の管理画面で各項目がどう訳されるかは、2026年10月24日時点で今回確認した公式ヘルプからは特定できませんでした。そのため、この記事ではクリックする設定名を英語のまま記載します。自社の画面に機能が見当たらない場合は、名称を推測して探すのではなく、組織宛てのメール、前提機能、対象外構成を順番に確認してください。

利用者には「チャットからそのまま作業」が見える

利用者向けの変更はシンプルです。会話はチャットとして始まり、質問だけならその場で回答されます。コードの実行やファイル操作が必要になると、同じ会話のままAnthropicが管理するクラウド環境で作業が続き、文書、分析、スライドなどの結果が戻ります。利用者が最初にチャットかCoworkかを選ぶ必要はありません。

チャットからクラウド作業へ同じ会話で移行し、端末を閉じても継続する一方、ローカル接続は別管理であることを示す図。

クラウドで動く作業は、パソコンを閉じても継続します。デスクトップで始めた作業をWebやモバイルで確認でき、結果や追加入力が必要な場面へ戻れます。既存のチャット、プロジェクト、コネクタ、スキル、プラグインも統合後の体験へ引き継がれるとAnthropicは説明しています。

利用者向けの画面変更やDocs・Slidesを含む9月のPro・Max先行統合は、Claude Coworkとチャット統合の既刊ガイドで整理しています。この記事では同じ機能説明を繰り返さず、Enterprise管理者の設定と費用に絞ります。Coworkの基本機能から確認したい方は、Claude Coworkとは何かを整理したガイドを先にご覧ください。

なお、デスクトップアプリでは、利用者が自分のコンピューターをリンクし、ローカルフォルダ、ローカルMCPサーバー、アプリケーションを扱う選択肢も残ります。これは任意であり、Web・モバイル・スケジュールタスクからリンク済みコンピューターを使えるかどうかは「Remote control」と端末ポリシーに従います。クラウド実行とローカル接続を同じ許可として扱わないことが重要です。

管理者は前提機能から順に有効化する

手順1:2つの前提機能を確認する

統合体験に必要なのは、「Chat」と「Cloud code execution and file creation」の2つです。Chatはすべての会話の入口、Cloud code execution and file creationはエージェント型の作業をリモートで動かすために使われます。

2つの前提機能、対象範囲、11月16日の自動有効化対応を3段階で示す図。

ここは誤解しやすい点です。統合を有効にするためだけに、従来の「Cowork」または「Cowork in the cloud」を別途オンにする必要はありません。公式ヘルプは、統合体験が将来的に両方を置き換える想定だと説明しています。

現在の組織設定先に行う確認
Chatのみ「Cloud code execution and file creation」がオンか確認し、「Chat and Cowork unified」を有効にする
Coworkのみ、またはCoworkとCowork in the cloud「Chat」をオンにし、「Cloud code execution and file creation」を確認してから統合を有効にする
ChatとCowork「Cloud code execution and file creation」を確認してから統合を有効にする

手順2:組織全体か、特定ロールかを選ぶ

組織全体へ有効にする場合は、OwnerまたはPrimary OwnerでClaudeへサインインし、「Organization settings > Capabilities」を開きます。そこで「Chat and Cowork unified」をオンにします。反映がすぐ見えない利用者には、Claudeアプリの更新を案内します。

組織設定をオンにすると、組み込みのUser、Admin、Owner、Primary Ownerロールを持つメンバーが対象になります。カスタムロールのメンバーは、そのロールにも「Chat and Cowork unified」が含まれている場合だけ利用できます。

一部のメンバーから始める場合は、組織全体の設定をオンにする前に、対象外のメンバーを「Chat and Cowork unified」がオフのカスタムロールへ移します。そのうえで「Organization settings > Roles > Capabilities」から先行ロールだけを更新します。新しく作るロールは初期状態が「All capabilities」で、この機能も含むため、ロール名だけ作って安心せずCapabilitiesを確認してください。SCIMを使っている組織は、グループの所属を同期しながら段階的に対象者を増やせます。

手順3:11月16日の自動有効化を放置しない

設定をまだ変更していない既存組織では、「Organization settings > Capabilities」の「Chat and Cowork unified」に「Will be automatically enabled on November 16, 2026.」と表示されます。「Enable now」で先に有効にするか、「Keep disabled」でオフを維持できます。後から再びオフにすることも可能です。

ただし、「Chat」または「Cloud code execution and file creation」がオフの場合、この通知は表示されず、自動的にも有効になりません。11月16日以降に両方の前提機能をオンにすると、その時点で統合体験が有効になります。

変更はactivity feedに記録されます。統合後もスケジュールタスクとセッション履歴は動き続けるため、作り直しは不要です。

費用を管理する4つの手段

Claudeの全プランの料金は、毎月更新しているClaude料金プランの比較ガイドで確認できます。統合後もEnterpriseは利用量課金です。エージェント作業は短いチャットより多くのトークンを使う場合があるため、モデルと支出上限を同時に決めます。

管理手段何を制御するか設定・適用の単位先行利用での使い方
Efficient mode統合体験で使えるモデルをSonnetとHaikuに限定する。新規セッションはClaude Sonnet 5.5のlow effortで始まるModelsページで組織全体、またはカスタムロールのModelsタブまず標準利用者へ適用し、高コストモデルが本当に必要な業務だけを別ロールに分ける
ロール別のモデル指定モデルのallowlistで、各ロールがチャットとエージェント作業に使えるモデルを決めるカスタムロール業務要件と承認済みモデルをロールへ対応させる
支出上限月次の利用量に上限を設ける「Organization settings > Usage」で組織、グループ、メンバー組織全体の上限だけに頼らず、先行グループと個人の上限で影響範囲を分ける
グループ共有の月次予算メンバーごとの上限に加え、グループ全体で使う1つの予算を設定する「Organization settings > Usage > Spend limits > By group/tier」でグループ。2026年10月24日時点ではベータ利用量がメンバーごとに偏る部門で、部門全体の予算と個人のガードレールを分ける
モデル制御、ロール別指定、支出上限、共有予算と、統合後の利用量確認方法をまとめた図。

Efficient modeは統合体験だけに効く

Efficient modeをオンにすると、統合体験ではSonnetとHaikuだけを使えます。新しいセッションはClaude Sonnet 5.5のlow effortで始まり、他の製品には影響しません。Anthropicは、より低コストのモデルが利用可能になった場合、性能と費用のバランスを保つために既定モデルやeffort levelを更新する可能性があると説明しています。

モデルの効率化と請求総額は分けて考える

Anthropicの2026年10月23日の発表によると、利用量で課金した場合、Claude Opus 5.5は典型的な作業でClaude Opus 5より40%低い実行費用、Claude Sonnet 5.5は多くの作業でClaude Sonnet 5より最大30%低い費用とされています。これは「典型的な作業」「多くの作業」という条件付きの説明です。

一方、統合後は、チャットからファイル作業やコード実行へ自然に進めるため、利用者がエージェント型の作業を増やす可能性があります。モデル単体の効率化は、組織全体の請求額が必ず下がることを意味しません。だからこそ、Efficient modeだけで終えず、モデル指定、支出上限、共有予算を一緒に設計します。

統合後の利用量は別の行で確認する

管理者向けAnalyticsでは、「Chat and Cowork unified」がApps配下の独立した項目として表示されます。アクセスを付けたメンバーのチャット、クラウドセッション、Coworkデスクトップアプリの利用は、この項目へ計上されます。

集計先が変わるだけで、利用量の数え方や請求方法が変わるわけではありません。移行期に総額を比較する際は、ChatとCoworkだけでなく「Chat and Cowork unified」も足します。新しいアクティビティがダッシュボードへ出るまで最大2日かかる場合があるため、切り替え直後の当日値だけで上限を決めないでください。法人契約の考え方は、Claudeの法人契約ガイドでも整理しています。

仮想マシン、外向き通信、コネクタを分けて確認する

安全設定では、「クラウドだから一括で許可する」「egressを止めたからコネクタも止まる」という理解を避けます。統合体験では、実行環境、外向き通信、コネクタ呼び出しが別々に管理されます。

仮想マシン、外向き通信、コネクタ、共有・端末設定を4つの独立した管理層として示す図。

会話ごとに分離したクラウド環境で動く

エージェント型の作業が必要な会話には、Anthropicが管理する専用の仮想マシンが割り当てられます。仮想マシンはほかの会話から分離されています。数分間操作がないと停止し、ディスクは暗号化されたスナップショットとして保存されます。サンドボックス環境は作成から30日で期限切れになります。

既存のチャット履歴、共有、エクスポート、Compliance API、組織のデータ保持設定は同じ会話に適用されます。Anthropicの発表では、データは転送中と保存時に暗号化され、既定ではモデル学習に使わないと説明されています。

network egressはEnterpriseで既定オフ

「Allow network egress」は「Organization settings > Capabilities > Code execution」にあります。サンドボックス内のコードが到達できるインターネット上の宛先を、off、package managers only、custom list of domains、all domainsの4段階で制御します。Claude Enterpriseでは既定がoffです。

この設定が対象にするのはサンドボックス内コードの通信です。Web fetch、Web search、MCP、Claude in Chromeは同じegress設定の対象外で、それぞれ別の管理設定に従います。

最初からall domainsへ広げる必要はありません。先行利用で必要になったパッケージ取得先や業務ドメインを記録し、用途が説明できる範囲だけを許可する方が、セキュリティレビューと運用変更を結び付けやすくなります。

コネクタ認証情報はサンドボックス外で扱う

コネクタの認証情報はサンドボックスの外に置かれます。Connector policiesのBlocked、Needs approval、ロール別制限は、コネクタを呼ぶたびにAnthropic側でサンドボックス外から適用されます。したがって、network egressとコネクタは別の経路として確認します。

あわせて、「Always allow for connector tools」「Allow "Skip all approvals" mode」「Allow "Automatically approve" mode」を確認します。前者をオフにすると利用者はコネクタツールへ継続的な承認を与えられず、呼び出しごとに確認されます。後者2つをオフにすると、ツール利用、ファイル編集、Web閲覧などを無確認または自動承認で進めることを制限できます。

会話がサンドボックスを使った後に共有されるには、「Share chats」と「Share cloud sessions」の両方がオンである必要があり、より厳しい設定が適用されます。リンク済みパソコンへの接続は「Remote control」、新しい端末の確認は「Require Trusted Devices」で管理します。統合機能をオンにする前に、この4領域を同じレビュー票へ並べてください。

既存のSSO、SAMLまたはOIDC、SCIMプロビジョニング、tenant restrictionsはそのまま適用され、統合専用のサインインは増えません。Compliance API、Analytics API、Admin APIも既存のアクセスキーを使えます。詳しいアーキテクチャについてAnthropicは、Anthropic Trust Centerのセキュリティベストプラクティス資料を案内しています。

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ZDR・HIPAA-ready・CMEKの組織は今の構成を維持する

すべてのClaude Enterprise組織が今回すぐ切り替わるわけではありません。2026年10月24日時点で、zero data retention、HIPAA-ready構成、customer-managed encryption keysを使う組織では、新しい統合体験を利用できません。管理者にも「Chat and Cowork unified」をオンにする選択肢は表示されず、現在のチャットとCoworkの構成を引き続き使います。

現在の構成2026年10月24日時点の扱い公式に示された今後
zero data retention統合体験は利用不可。現在の構成を維持提供時期は公式ヘルプに未記載
HIPAA-ready configuration統合体験は利用不可。現在の構成を維持一般提供後の対応が見込まれるが、具体的な日付は未記載
customer-managed encryption keys統合体験は利用不可。統合後にCMEKをオンにした場合も統合体験が利用不可になる後のリリースで対応予定。具体的な日付は未記載

この制限を回避するために、監査・医療・暗号鍵の要件を外す判断は勧められません。まず現在の構成を維持し、Anthropicから対象組織向けの正式な更新が出た時点で、契約・セキュリティ・法務の担当者と再評価してください。

日本企業の実務は「今すぐ・不要・様子見」に分ける

今すぐやること

  • 組織宛てメールとCapabilitiesを確認する:一般提供日だけで判断せず、「Chat and Cowork unified」の表示、11月16日の案内、前提機能2つの状態を確認します。
  • 現在値を記録する:Chat、Cloud code execution and file creation、network egress、Connector policies、共有、Remote control、支出上限、モデルallowlistの現在値を残します。
  • 先行ロールを作る:業務オーナーが明確で、扱うデータと利用目的を説明できるメンバーをカスタムロールへ割り当てます。組織設定をオンにする前に、対象外メンバーのロールも確認します。
  • 費用の4手段を先に決める:Efficient mode、モデル指定、支出上限、共有予算を、利用開始後ではなく有効化前に設定します。
  • レビュー項目をそろえる:IT、セキュリティ、調達で同じ管理者向け公式ヘルプを読み、egress、コネクタ、共有、Remote controlを確認します。

Anthropicは、サンドボックス組織があればそこで始め、なければロールで先行グループを作り、利用量とフィードバックを2〜4週間確認してから段階的に広げる方法を勧めています。この期間は公式の推奨であり、全社導入までの固定日程ではありません。社内のデータ区分、承認者、問い合わせ対応に合わせて判定してください。

やらなくていいこと

  • 統合のためだけに、従来のCoworkまたはCowork in the cloudを別途オンにする必要はありません。
  • SSO、SCIM、Compliance APIを統合専用に作り直す必要はありません。既存の設定とアクセスキーが引き継がれます。
  • スケジュールタスクやセッション履歴を作り直す必要はありません。
  • ZDR、HIPAA-ready、CMEKを使う組織が、今回の機能のために現在の統制を外す必要はありません。
  • 利用者向けの機能説明を長く作り直す必要はありません。入口が1つになり、必要な作業だけクラウドへ移る点を短く伝えれば足ります。

様子見でよいこと

  • 全社員への一斉展開:先行ロールで利用量、問い合わせ、承認の詰まりを見てから広げられます。
  • network egressの全面開放:必要な宛先が確認できるまでは既定のoffを維持し、package managersまたは許可ドメインから検討できます。
  • 高コストモデルの全ロール許可:Efficient modeとロール別モデル指定を使い、必要性が確認できたロールだけを広げます。
  • Teamの一般提供を前提にした契約判断:10月23日の発表はEnterpriseの一般提供です。Teamについて公式ヘルプにはベータとあるため、一般提供と同じ扱いにはしません。
  • 日本語の設定名を固定した手順書:正式な表示を自社画面で確認できるまで、英語の設定名を併記します。

統合前後にあわせて確認したいガイド

よくある質問

Claude EnterpriseでチャットとCoworkの統合を有効にするには?

OwnerまたはPrimary Ownerで「Organization settings > Capabilities」を開き、「Chat and Cowork unified」をオンにします。先に「Chat」と「Cloud code execution and file creation」がオンか確認してください。特定メンバーだけに出す場合は、組織設定をオンにしたうえで「Organization settings > Roles > Capabilities」からカスタムロールへ同じ機能を付けます。

いつ自動的に有効になりますか?

公式ヘルプでは、設定をまだ選んでいない既存組織について、2026年11月16日の自動有効化予定が示されています。ただし「Chat」または「Cloud code execution and file creation」がオフなら自動的にオンになりません。すでにオンまたはオフを明示的に選んだ組織は、その選択が維持されます。

統合で料金や契約は変わりますか?

Anthropicは、Claude Enterpriseの料金は利用量に応じる方式のままだと説明しています。統合体験でエージェント型の作業が増えるとトークン利用が増える場合があるため、Efficient mode、ロール別モデル指定、組織・グループ・メンバーの支出上限、グループ共有の月次予算を使います。モデルの効率化に関する公式の割合は典型的な作業を前提としており、請求総額の減少を保証する数字ではありません。

ZDR、HIPAA-ready、CMEKの組織でも使えますか?

2026年10月24日時点では使えません。対象組織は現在のチャットとCoworkの構成を維持し、管理者は「Chat and Cowork unified」をオンにできません。HIPAA-readyは一般提供後、CMEKは後のリリースでの対応が示されていますが、具体的な日付は未記載です。ZDRの提供時期も公式に確認できていません。

TeamプランでもチャットとCoworkを統合できますか?

2026年10月23日のEnterprise向け発表には、Teamの提供時期は書かれていません。一方、2026年10月24日更新の公式ヘルプは、Teamではベータとして、組織で「Chat and Cowork unified」がオンの場合に利用できると説明しています。Enterpriseの一般提供とTeamのベータを同じ状態として扱わないでください。

参考・出典

結論

Claude EnterpriseのCowork統合は、利用者の入口を1つにする変更であると同時に、管理者がクラウド実行、外向き通信、モデル、予算を同じ運用へまとめる変更です。2026年10月24日時点では、既存組織の設定は初期状態でオフです。自動有効化予定日だけを待たず、次の順に進めてください。

  1. 「Chat」と「Cloud code execution and file creation」、対象外構成の有無を確認する
  2. カスタムロール、network egress、コネクタ、共有、Remote control、費用の4手段を決める
  3. 先行グループの利用量とフィードバックを2〜4週間確認し、問題が解消した範囲から広げる

利用者への説明や管理者向けの演習を社内でそろえたい場合は、Claude Coworkの法人研修ガイドも参考にしてください。


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・書籍シリーズ累計66,000部)、『AI推進担当になったら読む本』(大和書房)。
SBクリエイティブのビジネスメディアほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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佐藤傑
この記事を書いた人

執筆・監修:佐藤傑/下書き・図版・機械検査:当社のAI社員(人が確認してから公開しています)。記事の作り方と検査の方針

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