結論:判断の分かれ目は「いま本番で使えるか」と「誰がデータを処理するか」に尽きます。2026年10月24日時点で、Google Cloud上のOpenAIモデルは一部企業向けの招待制限定プレビューで、誰でも使える一般提供ではありません。
- 何が:GPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol、GPT-6 LunaとCodexのワークフローがGoogle CloudのModel Gardenへ加わります。
- いつから:限定プレビューは順次開始済みです。一般提供は「今後数週間」の予定ですが、確定日は公表されていません。
- 誰に影響:Google Cloudの請求や利用コミットへAI調達をまとめたい情報システム部門、GPT・Gemini・Claudeを同じクラウド基盤で評価したい開発チームです。
対象読者:Google Cloudを利用する日本企業の情報システム部門、クラウド調達担当者、生成AIの開発・セキュリティ担当者
読了後にできること:限定プレビューへ申請するか、一般提供と地域情報の公開を待つかを、請求・データ処理・地域の3軸で判断できます。
最終更新:2026年10月24日(JST)
OpenAIは2026年10月21日、OpenAIのフロンティアモデルとCodexをGoogle Cloudへ提供すると発表しました。Google Cloudは10月22日のブログで、3モデルを一部の企業顧客へ限定プレビューとして順次提供していると説明しています。ここで最初に押さえたいのは、「発表された」ことと「一般のGoogle Cloud利用者がすぐ購入できる」ことは同じではない、という点です。
買い方の枠組みは明快です。取引はGoogle Cloud Marketplace経由、利用額はGoogle Cloudの請求書へまとまり、既存のクラウド利用コミットへの充当やFlexible Savings Plans(FSP)の対象になると発表されています。ただし、プレビューは招待制です。利用希望フォームを送ってもアクセスは保証されず、申請フォーム上の用途は承認された開発・社内テストに限られます。
もう一つの比較軸がClaudeです。同じ週の2026年10月22日、Anthropicは「Claude Models on Google Cloud(Anthropic managed)」を一般提供しました。ClaudeにはAnthropic managedとGoogle managedの2経路があり、運用主体、データの処理者、利用できる地域、API機能が異なります。OpenAIの限定プレビューと並べると、Google Cloud上でモデルを選ぶ前に、契約とデータの流れを選ぶ必要があることが見えてきます。
発表の事実を一次情報で整理
OpenAIの発表とGoogle Cloudの発表を、調達判断に必要な項目へ絞ると次のようになります。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 発表日 | OpenAIは2026年10月21日。Google Cloudブログは画面上で2026年10月22日と表示されています。 | OpenAI公式発表 Google Cloud公式ブログ |
| 対象モデル | GPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Luna | Google Cloud公式ブログ |
| 現在の提供状態 | 一部の企業顧客へ順次提供する招待制の限定プレビュー。誰でも使える一般提供ではありません。 | OpenAI利用希望フォーム |
| 一般提供 | OpenAIは「今後数週間に予定」と説明。確定した開始日は未公表です。 | OpenAI公式発表 |
| 購入と請求 | Google Cloud Marketplace経由で取引し、Google Cloudの請求書へまとめます。既存コミットへの充当とFSPの対象化も発表されています。 | Google Cloud公式ブログ |
| Codex | 承認された顧客は、ローカルのCodex CLIとデスクトップのワークフローをGeminiプラットフォームへつなぎ、推論に利用できると説明されています。 | Google Cloud公式ブログ |
| 今後の追加先 | Google CloudはGemini for businessとGoogle Antigravity、OpenAIはGemini AgentとGoogle Antigravityでの提供を今後の予定として挙げています。 | Google Cloud公式ブログ OpenAI公式発表 |
| Microsoftとの関係 | OpenAIは、Microsoftが引き続き主要なクラウドパートナーだと明記しています。 | OpenAI公式発表 |

3モデルの位置づけはGoogle Cloudの説明として読む
- GPT-6 Astra:コーディング、コンピュータ操作、専門業務、科学研究など、要求の高い仕事向けと説明されています。
- GPT-6.1 Sol:エージェント型コーディング、コンピュータ操作、専門業務で、Astraに近い知能をより低いコストで提供する位置づけです。
- GPT-6 Luna:日常業務を大規模に処理する、高速でコスト効率を重視したモデルとされています。
これらはGoogle Cloudが公式ブログで示した製品の位置づけです。Google Cloud上での単価、レート制限、コンテキスト長、利用可能な地域は、この発表ページには載っていません。
「主要3陣営を扱う唯一のハイパースケーラー」はGoogle Cloud側の主張
Google Cloudは、自社を「主要なクローズドソースLLMの3陣営すべてへアクセスできる唯一のハイパースケールクラウド」と位置づけています。これはGoogle Cloudの主張であり、第三者による市場調査の結論ではありません。
使える時期と対象:いまは招待制の限定プレビュー
2026年10月24日時点の答えは、「承認された一部企業は評価を始められるが、一般の利用者はまだ待つ」です。OpenAIの利用希望フォームは、プレビューをinvite-onlyとし、選ばれた顧客がResponses API経由でOpenAIモデルを評価できると説明しています。対象は承認された開発・社内テスト用途で、本番利用を前提とした一般提供ではありません。
- 利用できる人:招待を受けた企業の承認済みユーザー
- 利用目的:対応する開発・社内テスト
- まだ未確定:一般提供日、日本固有の開始時期、セルフサービス購入、Gemini for business/Gemini Agent、Google Antigravityの提供日

買い方と請求:Marketplace、コミット、FSPを分けて確認する
OpenAIモデルの購入経路として発表されたのはGoogle Cloud Marketplaceです。Google Cloudは、利用を1枚のGoogle Cloud請求書へまとめ、既存のクラウド利用コミットから充当し、モデル提供元をまたぐFSPの対象として扱うと説明しています。GPTをOpenAIやAzure経由で別契約していた企業にとって、調達窓口と請求管理をGoogle Cloud側へ寄せられる可能性が今回の大きな変化です。

請求先がまとまっても、契約条件やデータ処理契約までGoogleだけになるとは限りません。限定プレビューの承認条件とOpenAIの利用条件も確認してください。
限定プレビューでの購入までに必要な順序
- 用途を限定する:承認された開発・社内テストで評価したい業務を決めます。本番業務への投入を前提にしません。
- 関心を登録する:OpenAIのフォームまたはGoogle Cloudのフォームから利用希望を伝えます。申請はアクセスの保証ではありません。
- 承認後の条件を読む:対象プロジェクト、認証、請求先、利用範囲、ログ、保存、データ処理場所を、案内された文書で確認します。
- Marketplace条件を照合する:既存コミットへの充当率、累計上限、代理店経由の扱い、FSPへの算入を、自社契約と請求先アカウント単位で確認します。
Google Cloud Service Specific Termsは、Third-Party Enterprise Modelsの料金をコミット充当の対象に位置づけています。Marketplaceの充当ポリシーでは、対象購入の累計上限を該当コミットの25%としています。個別の充当率、除外、代理店経由の条件もあるため、利用額の全額を無条件で引けるとは考えないでください。
Google Cloud上の3モデルの単価は、発表ページ、申請ページ、公開モデル対応表のいずれでも確認できませんでした。通常のAI API単価を横断して比べたい場合は、既刊の主要AIモデルのAPI料金比較を参照してください。ただし、そこに載る通常APIの価格をGoogle Cloud Marketplace価格として流用してはいけません。
Codexのつなぎ方:申請と承認が先、公開コマンドはまだない
Google Cloudは、限定プレビューの対象者がローカルのCodex CLIとデスクトップのワークフローをGeminiプラットフォームへ直接つなぎ、推論に利用できると説明しています。OpenAIのフォームでは、Codexアプリ、CLI、対応IDEからAPI経由で利用する形が示されています。

一方で、一般公開された接続手順、認証方式、専用エンドポイント、モデルID、Codexの設定例は確認できません。既存のOpenAI API用の環境変数や、別のGoogle Cloud向け互換API設定を当てはめると、誤った接続先や請求先を使うおそれがあります。
現時点で公式情報から書ける接続手順は、次の範囲です。
- 限定プレビューへ利用希望を登録します。
- OpenAIまたはGoogle Cloudからの招待と承認を待ちます。
- 承認後に案内されるAPI、認証、対象Google Cloudプロジェクトの設定へ従います。
- 案内に従ってCodex CLIまたはデスクトップの推論先をGeminiプラットフォームへ接続します。
- 本番利用を検討する前に、請求先、IAM、監査ログ、保存条件、処理場所を再確認します。
3番以降の具体的なコマンドは、公開一次情報が出るまで書けません。Codexそのものの役割やCLI・アプリの違いを先に把握したい場合は、OpenAI Codexのできること・使い方を参照してください。
データとセキュリティ:現在の説明と「近日提供」を混ぜない
Google Cloudの発表は、OpenAIモデルを企業で扱う際のデータガバナンスを次のように説明しています。
- プロンプト、コンテキスト、出力は指定されたデータ境界内に保たれる
- プロンプト、コンテキスト、出力は基盤モデルの学習に使われない
- OpenAIモデルは専用のGoogle Cloudインフラ上で動く
- クエリは強化・分離されたゲートウェイを通る
- モデル操作は認証済みIDで実行され、VPC Service Controlsと統合監査ログを利用できる

これはGoogle Cloud公式ブログの説明です。契約上のデータ処理者がGoogleとOpenAIのどちらになるのか、OpenAIが処理内容へどの範囲でアクセスするのか、保存期間がどう定められるのかは、公開された発表文だけでは確認できません。「Google Cloud内を通る」と「契約上のデータ処理者がGoogleである」を同じ意味で扱わないことが重要です。
ZDRとConfidential Computeは現時点では「近日提供」
OpenAIモデル向けのZero Data Retention(ZDR)オプションとConfidential Computeは、Google Cloudブログでいずれも「coming soon」とされています。2026年10月24日時点で提供済みとは書けません。対象モデル、適用条件、除外される機能、開始日も公開情報では確認できていません。
| 確認項目 | 公式情報の現在地 | 日本企業が確認する証跡 |
|---|---|---|
| データの処理者 | OpenAI経路について発表文に明記なし | 限定プレビュー契約、DPA、サービス固有条件 |
| 学習への利用 | Google Cloudはプロンプト、コンテキスト、出力を基盤モデルの学習に使わないと説明 | 契約文、対象データの範囲、例外条件 |
| 保存期間 | 公開発表に具体的な期間の記載なし | 保持ポリシー、ログ設定、機能別の保存条件 |
| ZDR | 近日提供予定 | 提供開始、申請方法、対象モデル、機能別の例外 |
| Confidential Compute | 近日提供予定 | 対象モデル、暗号化の範囲、技術構成 |
| 監査 | 認証済みID、VPC Service Controls、統合監査ログを説明 | 実際のログ種別、記録項目、保存先、閲覧権限 |
東京リージョンで処理できるかは公式に記載がない
Google CloudのOpenAIモデル一覧とモデル・エンドポイントの対応地域を確認しましたが、公開表に載っているOpenAIモデルはオープンウェイトモデルで、GPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Lunaの公開モデルカードや対応地域は見つかりませんでした。
Agent Platform全体のリージョン一覧に東京のasia-northeast1があることは、今回の3モデルが東京で推論される根拠にはなりません。Google Cloudの地域文書も、エンドポイントの所在地だけではデータレジデンシーやリージョン内の機械学習処理を保証しないと注意しています。したがって、2026年10月24日時点では「3モデルを東京リージョンで処理できるという公式記載は確認できない」が結論です。
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Claude on Google Cloudとの比較:同じ請求でも処理者と場所が違う
Anthropicは2026年10月22日、Claude Models on Google Cloud(Anthropic managed)の一般提供を発表しました。Google CloudのIAM、Marketplace請求、既存コミットを利用しつつ、AnthropicがClaude APIと推論基盤を運用する形です。従来のGoogle managedも継続します。
| 経路 | 提供・運用 | データの処理者 | 場所 | 使える機能 |
|---|---|---|---|---|
| OpenAIモデル on Google Cloud | Google CloudのModel Gardenで限定プレビュー。モデルはOpenAI | 公開発表では契約上の処理者を確認できず | 3モデルの公開地域表なし。東京処理は未記載 | Responses APIによるモデル評価、Codexアプリ・CLI・対応IDE。詳細な対応機能は未公開 |
| Claude Anthropic managed | AnthropicがClaude APIと推論基盤を運用。Google CloudがIAM、ルーティング、監査、Marketplace請求を担当 | Claude API・推論部分はAnthropic。Googleも担当部分の処理者 | APIのlocationはglobal。推論はglobalまたはus。Workspace geoはUSのみ。東京指定は未記載 | AnthropicはClaude Platformの全機能と同日提供を掲げる。主要API機能に対応する一方、認証方式やMCP tunnelsなど一部例外あり |
| Claude Google managed | GoogleがAgent Platformの一部として運用 | global、米国・EUのmulti-region、モデル依存のregional endpoint。東京可否はモデルごとに確認 | Messages、prompt caching、thinking、tool use、web search、citationsなど。Files API、server-side code execution、Agent Skills、MCP connector、ClaudeのMessage Batches APIなどは非対応 |
Anthropic managedはClaude APIの機能を優先する経路
Anthropic managedの公式ドキュメントでは、Marketplaceで購読し、Google Cloud IAMでアクセスします。セットアップ時にはプロジェクト用の新しいAnthropic organizationが作られ、既存組織のAPIキー、Workspace、ZDR設定は自動で移りません。
Claude 4.6以降では、API URLのlocationはglobalのまま使い、推論地域をinference_geoでglobalまたはusから選びます。データレジデンシー文書によると、保存データと一部の周辺処理を決めるWorkspace geoは2026年10月時点でUSのみです。東京指定はなく、global指定時に東京で処理されるとも断定できません。
ZDRは依頼制で、新しいGoogle Cloud用organizationごとに申請が必要です。状態を保持する機能には別の条件があるため、全機能へ一律に適用されるとは限りません。
Google managedはGoogleを処理者にしたい場合の経路
2つの提供を比較する公式文書は、Google managedを、Googleがデータ処理者であること、地域データ所在、Model ArmorやAgent Engineとの統合を重視する企業向けとしています。
地域と機能はモデルごとの確認が必要です。regional endpointはClaude Sonnet 4.6以前が対象で、新しいモデルはglobalまたは米国・EUのmulti-regionを使います。global endpointはデータレジデンシーを保証しません。Google managedのZDRもGoogle Cloud側の保持設定と利用機能に左右されるため、対象モデルと契約条件を個別に確認します。
3経路の選び方
- GPTやCodexをGoogle Cloudの請求・コミットで評価したい:OpenAIの限定プレビューへ関心を登録し、承認後の条件を確認します。
- Claude APIの新機能と広い機能対応を優先したい:Claude Anthropic managedを検討します。データの処理者と推論地域はAnthropic側の条件を確認します。
- Googleをデータの処理者にし、Google Cloudの地域・セキュリティ統合を優先したい:Claude Google managedを検討し、使うモデルの地域表と機能対応を照合します。
日本の会社が判断するための3区分
今すぐやること
- 契約の棚卸し:OpenAI、Azure、Google Cloud、Anthropicの契約主体、請求先、最低利用コミット、割引、更新時期を一覧にします。
- 評価用途の限定:公開情報、社内情報、個人情報、機密情報のどこまでを評価に使うかを決め、最初は承認された開発・社内テスト用途に留めます。
- 処理者と場所の表を作る:モデル名ではなく、経路ごとにデータの処理者、推論場所、保存場所、ログ、ZDR、再学習への利用を並べます。
- 利用希望を登録:GPTとCodexをGoogle Cloudで評価する明確な業務がある場合だけ、限定プレビューへ関心を登録します。
- 調達条件を確認:Marketplace購入のコミット充当率・上限、FSP、代理店経由の扱いをGoogle Cloud担当者へ確認します。
やらなくていいこと
- 一般提供前に、既存のOpenAIやAzure OpenAI契約を解約する必要はありません。
- 公開されていないCodex設定値やエンドポイントを推測して、本番環境へ組み込む必要はありません。
- 通常のOpenAI API価格をGoogle Cloud Marketplace価格とみなして、費用対効果を確定する必要はありません。
- Agent Platformに東京リージョンがあることだけを根拠に、OpenAI 3モデルやClaude Anthropic managedが東京で処理されると社内説明する必要はありません。
- 請求書がGoogle Cloudにまとまることだけを理由に、データ処理契約もGoogleだけになると判断する必要はありません。
様子見でよいこと
- OpenAIモデルの一般提供の確定日と、日本企業向けの利用条件
- Google Cloud Marketplace上の単価、レート制限、モデルID
- GPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Lunaの対応地域とデータ処理場所
- 公開されるCodex CLI・デスクトップの接続手順
- OpenAI経路のZDRとConfidential Computeの提供開始・適用条件
- Gemini for business、Gemini Agent、Google Antigravityでの提供範囲
Uravationの判断:いま優先すべきなのは移行ではなく、評価条件と契約境界の確認です。限定プレビューに入れる企業でも、現在のAPI契約と並行して小さな評価環境を作り、一般提供時に請求・機能・地域・データ処理を同じ表で比較できる状態を整えるのが現実的です。
あわせて確認したい既刊
- Vertex AI名称変更|Gemini Enterpriseへ改名と移行 — Google Cloud側のAI基盤の名称と位置づけを整理しています。
- 主要AIモデルのAPI料金比較 — 一般のAPI単価を比較するための既刊です。Google Cloud上のOpenAI価格とは分けて読んでください。
- OpenAI Codexとは?できること・使い方・料金 — Codexの基本を先に確認できます。
- ChatGPT Business・Enterprise比較 — API・クラウド提供とは異なるChatGPTの法人契約を整理しています。
よくある質問
OpenAIモデルはGoogle Cloudで誰でも使えますか?
いいえ。2026年10月24日時点では、GPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Lunaは一部企業向けの招待制限定プレビューです。利用希望フォームから関心を登録できますが、アクセスは保証されません。申請フォーム上の用途は承認された開発・社内テストで、本番利用ではありません。
Google Cloudでの一般提供はいつですか?
OpenAIは「今後数週間に予定」としていますが、確定日は公表していません。日本固有の開始日、対象アカウント、セルフサービス購入の開始も2026年10月24日時点で公式に確認できていません。
Google Cloud上のOpenAIモデルはいくらですか?
Google Cloud Marketplace上の3モデルの単価は、2026年10月24日時点の公式発表、申請ページ、公開モデルページで確認できません。OpenAI APIの通常価格をそのままGoogle Cloud価格として扱わず、Marketplaceの正式な価格公開を待ってください。
東京リージョンでOpenAIモデルやClaudeを処理できますか?
OpenAIの3モデルについて、東京リージョンasia-northeast1で処理できるという公式記載は確認できません。Claude Anthropic managedも、推論地域として確認できるのはglobalまたはusで、東京指定は未記載です。Claude Google managedはモデルごとに対応地域が異なるため、利用するモデルの公式ページで確認が必要です。
Codex CLIをGoogle Cloudへ接続するコマンドはありますか?
限定プレビュー対象者がCodex CLIとデスクトップをGeminiプラットフォームへ接続できることは発表されていますが、一般公開されたコマンド、認証方式、専用エンドポイント、モデルIDは確認できません。申請・承認後に案内される手順へ従ってください。
参考・出典
- OpenAI models are coming to Google Cloud — OpenAI、2026年10月21日公開(2026年10月24日参照)
- Google Cloud expands model choice and flexibility, bringing OpenAI models to customers — Google Cloud、画面表示2026年10月22日(2026年10月24日参照)
- Get access to OpenAI frontier models on Google Cloud — OpenAI(2026年10月24日参照)
- OpenAI models — Google Cloud Documentation(2026年10月24日参照)
- Deployments and endpoints — Google Cloud Documentation(2026年10月24日参照)
- The full Claude Platform, available on Google Cloud — Anthropic、2026年10月22日公開(2026年10月24日参照)
- Claude Models on Google Cloud(Anthropic managed) — Claude Platform Docs(2026年10月24日参照)
- Claude Models on Google Cloud — Claude Platform Docs(2026年10月24日参照)
- Use Anthropic managed Claude models — Google Cloud Documentation(2026年10月24日参照)
- Data residency — Claude Platform Docs(2026年10月24日参照)
- API and data retention — Claude Platform Docs(2026年10月24日参照)
- Gemini Enterprise Agent Platform and zero data retention — Google Cloud Documentation(2026年10月24日参照)
- Google Cloud Service Specific Terms — Google Cloud(2026年10月24日参照)
- Google Cloud Marketplace Commitment Drawdown Policy — Google Cloud(2026年10月24日参照)
結論:移行より先に、提供状態とデータ処理者を確かめる
OpenAIモデルをGoogle Cloudで使う道は開きました。ただし、2026年10月24日時点では招待制の限定プレビューであり、一般提供、単価、東京リージョン、公開されたCodex接続手順は未確定です。Google Cloud Marketplace、請求書、コミット、FSPという調達面の利点は発表済みでも、誰でもすぐ買える段階ではありません。
- GPT・Codexの明確な評価用途がある企業は、限定プレビューへ関心を登録する
- 情報システム部門は、3経路の処理者・地域・保存・ZDR・請求を同じ表で比較する
- 一般提供前の移行や解約は避け、正式な価格・地域表・接続文書を待つ
著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・書籍シリーズ累計66,000部)、『AI推進担当になったら読む本』(大和書房)。
SBクリエイティブ「ビジネスプラスIT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
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