結論:NotebookLMのプロンプトで成果が出るかどうかは、①出力形式(スライド・議事録・表など)を先に指定する、②参照するソースの範囲を限定する、③想定読者を明示する、という3つの型を守れているかでほぼ決まります。
この記事の要点:
- 要点1:スライド作成・議事録まとめ・インフォグラフィック・音声解説(Audio Overview)・文字起こし・マニュアル作成・レポート作成の7用途に分けて、コピペで使えるプロンプトを20個以上収録
- 要点2:「出力形式・範囲・読者」を明示する型さえ守れば、NotebookLMの出力精度は初心者でも安定して上がる
- 要点3:プロンプトの保存・チーム再利用のルール化まで、実務で運用が続く形にして解説
対象読者:NotebookLM(Gemini Notebook)を業務で使い始めた、もしくは「要約して」以上の使い方ができずに止まっている企業の担当者・経営者
読了後にできること:今日の会議の音声・メモを、議事録まとめプロンプトでアクションアイテム付きの共有文書に変換できる
NotebookLMのプロンプトで成果が出るかどうかは、驚くほどシンプルな共通点で決まります。「何を」「誰向けに」「どんな形式で」出力してほしいかを、先に伝えられているかどうか。それだけです。
先日、ある研修先でこんな場面がありました。営業企画部の方が、商談の録音データをNotebookLMに読み込ませて「要約して」とだけ指示していたのですが、返ってくるのは箇条書きの羅列で、そのまま上司に報告できる形にはなっていませんでした。話を聞くと「NotebookLMは便利だと聞いたけど、結局コピペし直す手間が減っていない」とのこと。プロンプトを「決定事項・未決事項・次のアクションの3項目に分けて、社内共有用の文章で出力して」と書き換えてもらったところ、その場で「これならそのまま貼れる」と反応が変わりました。
この経験から気づいたのは、NotebookLMが弱いのではなく、こちらが出力形式を指定していないだけのケースが大半だということです。ソースの中身を理解して要約する精度自体は高いツールなので、あとは「何の形にしてほしいか」を伝えるプロンプト側の工夫で、成果物の質が大きく変わります。
この記事では、スライド作成・議事録まとめ・インフォグラフィック・音声解説(Audio Overview)・文字起こし・マニュアル作成・レポート作成という7つの用途別に、コピペ可能なプロンプトを20個以上、事故防止の一文つきで全公開します。5分で試せるものから順に紹介しますので、今日の作業からぜひ使ってみてください。
鮮度注記(2026年8月時点):Googleは2026年7月16日、「NotebookLM」の名称を「Gemini Notebook」に変更すると発表しました。Google公式ブログによると、Google AI Ultra・対象Workspaceユーザーから順次提供し、Proユーザーには数週間以内に展開するとされています。本記事の執筆時点でも実務上は「NotebookLM」の表記・呼称が広く使われているため、検索性を優先してこの記事では「NotebookLM」で統一して解説します。改称の経緯や変更点の詳細はNotebookLMが「Gemini Notebook」に改称|変更点まとめで整理しています。
まず試したい「今日すぐ使える」プロンプト3選
本題に入る前に、どの部署でも使える汎用プロンプトを3つ紹介します。まずはこれだけ試してみてください。
1. 会議の録音・メモをアクション付き議事録に変換
このノートブックに追加した会議の録音・メモ・資料をソースとして、以下の4項目で議事録を作成してください。
- 決定事項(箇条書き、3〜5点)
- 未決事項(合意に至らなかった論点)
- アクションアイテム(担当者・期限がソースに含まれていれば明記、なければ「未定」と記載)
- 次回までの確認事項
社内にそのまま共有できるプレーンテキストで出力してください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。活用例:定例会議の後にそのままチャットへ貼り付けて共有する用途に。「決定事項」と「未決事項」を分けるだけで、参加していないメンバーにも状況が伝わりやすくなります。
2. 長い資料の結論だけを先に抜き出す
このノートブックのソース全体を対象に、以下の順番で300字以内の要約を作成してください。
1. 結論(1文)
2. 結論の根拠となる事実(2〜3点)
3. 読み手が次にとるべきアクション(あれば)
専門用語はソースにある表現のまま使い、独自の解釈で言い換えないでください。
仮定した点は必ず「仮定」と明記してください。活用例:長文レポートやPDF資料を読む前に、経営層向けの3行サマリーを先に作る用途で使えます。
3. スライドの骨子だけを先に確認する
このノートブックのソースを元に、社内向けスライド資料の構成案を作成してください。
- タイトル案(1つ)
- 各スライドの見出しのみ(本文は書かない、5〜8枚分)
- 各見出しに、そのスライドで伝えたい要点を1行で添える
まだ本文は書かず、構成案の段階でいったん止めてください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。活用例:いきなり本文まで生成させると手戻りが増えるため、先に骨子だけ確認してから本文生成に進む2段階方式が安定します。
AI導入を検討する際の全体設計については、AI導入戦略 完全ガイドで体系的にまとめています。プロンプト単体の工夫だけでなく、社内展開の順番まで含めて確認したい場合はあわせてご覧ください。
スライド作成プロンプト集|プレゼン資料を自動生成する
NotebookLMはソース資料をもとにスライド(Slides)形式のアウトプットを生成できます。骨子確認の次は、目的別・デザイン指定つきのプロンプトです。
4. 対象読者を指定したスライド生成
このノートブックのソースを元に、〇〇(例:初めて生成AIを導入する部門長)向けのプレゼン資料を作成してください。
- 前提知識がない読者にも伝わる言葉遣いにする
- 専門用語を使う場合は、初出時に1行で補足する
- 各スライドは「見出し+要点3つまで」に収める
数字と固有名詞は、ソースに書かれている根拠(出典・計算式)を添えてください。活用例:同じソースでも「誰向けか」を変えるだけで、専門用語の扱いや情報量が変わります。経営会議用と現場向け説明会用でプロンプトを分けて2種類作るのがおすすめです。
5. 目的別(提案・報告・研修)に分けたスライド生成
このノートブックのソースを元に、〇〇(提案/進捗報告/社内研修 のいずれか)を目的としたスライド資料を作成してください。
- 提案の場合:課題→提案→期待効果の順で構成する
- 進捗報告の場合:計画→実績→差分の理由→次のアクションの順で構成する
- 社内研修の場合:背景→基本概念→具体例→まとめの順で構成する
上記のどれに該当するか判断がつかない場合は、先に確認してください。活用例:目的を明示しないまま生成すると、報告のはずが提案っぽい構成になるなど、ずれが生じがちです。目的を選択式で指定すると構成のぶれが減ります。
6. デザイン・トーンを指定したスライド生成
先ほど作成したスライド構成をベースに、以下の条件でトーンを調整してください。
- 文体:〇〇(例:ですます調で落ち着いたトーン/簡潔な体言止め)
- 1スライドあたりの文字数:目安80字以内
- 数値データがある場合は、表または箇条書きで整理する(長文の段落にしない)
変更前の内容の意味が変わらないよう、事実関係は維持してください。活用例:一度生成した内容を全部作り直さず、トーンや文字量だけを後から微調整したいときに使います。
議事録まとめプロンプト集|会議録から次のアクションまで
議事録は「notebooklm 議事録 プロンプト」「notebooklm 議事録作成 プロンプト」で検索する方が多い用途です。基本形に加えて、経営層向け・担当者向けの出し分けプロンプトを紹介します。
7. 経営層向けの1枚サマリー議事録
このノートブックの会議録・資料をソースとして、経営層に共有する1枚サマリーを作成してください。
- 会議の目的(1文)
- 結論・決定事項(3点以内)
- 経営判断が必要な論点(あれば)
- コストまたはリソースへの影響(ソースに記載があれば)
推測でコストや影響範囲を書かず、ソースに根拠がない場合は「記載なし」としてください。活用例:現場向けの詳細議事録とは別に、経営会議に上げる用の圧縮版を分けて作ると、共有相手ごとの手直しが減ります。
8. 担当者別のアクションアイテム抽出
このノートブックの会議録をソースとして、発言内容から担当者別のアクションアイテムを抽出してください。
出力形式:担当者・タスク内容・期限(発言があれば)・補足の4列からなる表にしてください。
担当者名が発言の中で明確でない場合は「未確定」と記載し、憶測で名前を補わないでください。活用例:議事録全体を読み直す手間を省き、担当者ごとにやることだけを一覧化したいときに使います。表形式にすると進捗管理表への転記もしやすくなります。
9. 複数回の会議を横断した論点整理
このノートブックに追加した複数回分の会議録をソースとして、同じ論点がどう議論されてきたかを時系列で整理してください。
- 論点ごとに、初出の回・その後の変化・現時点の結論を分けて記載する
- まだ結論が出ていない論点は「継続検討」と明記する
会議回ごとの日付や回数が判断できない場合は、その旨を明記した上で作業を進めてください。活用例:週次ミーティングなど繰り返し開催される会議で「前回何を話したか」を毎回思い出す手間をなくす用途です。複数の録音・議事録メモを同じノートブックに集約しておく必要があります。
インフォグラフィック生成プロンプト集|資料を図解にする
「notebooklm インフォグラフィック プロンプト」で検索する方向けに、資料を視覚的な図解として整理するプロンプトです。NotebookLMは構成案・要素の整理までを担当し、実際のビジュアルデザインは別ツールと組み合わせる前提で使うと安定します。
10. プロセス・フローの図解構成案
このノートブックのソースに書かれている業務プロセスを、インフォグラフィック用の図解構成案として整理してください。
- ステップを時系列順に並べる
- 各ステップの担当部署・所要時間(ソースに記載があれば)を添える
- 分岐がある場合は、条件と分岐先を明記する
ソースに明記されていない所要時間や担当部署は、推測せず空欄にしてください。活用例:業務フロー図やマニュアルの図解パーツを作る前段階の「構成の整理」に使います。ここで作った構成案を、スライドツールや作図ツールに流し込む運用が現実的です。
11. 数値データの比較インフォグラフィック構成案
このノートブックのソースに含まれる数値データを、比較インフォグラフィック用に整理してください。
- 比較対象と数値をペアで抽出する
- 単位・調査期間・出典が記載されていれば、必ず併記する
- 出典が確認できない数値は「出典不明」と明記し、使わないことを推奨してください
数字と固有名詞は、根拠(出典・計算式)を必ず添えてください。活用例:料金比較や効果測定の数字を図解にする際、出典が曖昧な数字を誤って使ってしまう事故を防げます。
音声解説(Audio Overview)活用プロンプト集
Audio Overview(音声解説)は、ソース資料を対話形式の音声にまとめる機能です。プロンプトで狙いを指定すると、汎用的な「なんとなく解説」から、目的に合わせた内容に変えられます。
12. 通勤中に聞ける実務者向け音声解説
このノートブックのソースを元に、Audio Overview(音声解説)を生成する際の焦点を以下のように指定してください。
- 対象:この業務に初めて携わる担当者
- 重視する内容:専門用語の意味と、実務での注意点
- 省略してよい内容:背景の歴史的経緯や細かい統計の羅列
15分程度で聞き終えられるボリュームを想定して構成してください。活用例:資料を読む時間が取れないメンバーへの引き継ぎや、通勤中のインプット用途に使います。
13. 動画解説(Video Overview)用の要点指定
このノートブックのソースを元に、Video Overview(動画解説)で扱ってほしい要点を以下の優先順位で指定してください。
1. このソースの結論
2. 結論に至った根拠(データ・事例)
3. 実務での次のアクション
上記に含まれない細部の情報は、優先度を下げて構いません。活用例:社内向けの動画解説を作る際、何を中心に扱うかを事前に指定しておくと、要点がぼやけにくくなります。
文字起こし活用プロンプト集|音声・動画ソースの整理
録音データや動画をソースとして取り込んだ後、文字起こしの結果をどう整理するかで実務での使いやすさが変わります。
14. 話者ごとに発言を整理した文字起こし要約
このノートブックに追加した音声・動画ソースの内容を、話者が判別できる範囲で発言者ごとに整理してください。
- 話者名が特定できない場合は「話者A」「話者B」と表記する
- フィラー(「えー」「あの」等)は除いて、発言内容のみを整理する
- 意味が変わらない範囲で簡潔にまとめてよいが、数字・固有名詞は原文のまま残す活用例:インタビューや商談の録音を、そのまま記録として残す際に使います。数字や固有名詞を原文通り残す指定が、後からの確認作業を減らすポイントです。
15. 文字起こしからFAQ形式への変換
このノートブックの文字起こしをソースとして、想定される質問とその回答をFAQ形式で抽出してください。
- 実際にソース内で質問・回答のやり取りがあった箇所を優先して抽出する
- ソースにない回答を推測で補わない
- 回答が明確でない質問は「要確認」として残す活用例:説明会や商談の録音から、そのままウェブサイトや社内FAQに転用できる形式を作る用途です。
マニュアル・レポート作成プロンプト|社内文書の効率化
マニュアル・手順書作成プロンプト
このノートブックのソース(業務マニュアル・過去のやり取り等)を元に、新任担当者向けの手順書を作成してください。
- 手順は番号付きで、1ステップ1アクションにする
- 判断が分かれる箇所は「〇〇の場合は△△」と条件を明記する
- 用語集として、初出の専門用語を末尾にまとめる
ソースに記載のない手順を推測で埋めず、不明な箇所は「要確認」と記載してください。活用例:属人化している業務の引き継ぎ資料を作る際、口頭での説明をソースに追加してから実行すると精度が上がります。
定例レポート作成プロンプト
このノートブックのソース(週次・月次の実績データ)を元に、定例レポートを作成してください。
- 今回の実績と前回の実績を比較する形式にする
- 差分が生じた要因は、ソースに記載がある範囲で記述する
- 記載がない要因は推測せず、「要因は要確認」と明記する
毎回同じフォーマットで出力できるよう、見出しの構成は固定してください。活用例:週次・月次レポートのように繰り返し発生する作業で、フォーマットを固定したプロンプトを保存しておくと、担当者が変わっても品質が安定します。
マニュアルをチェックリスト形式に変換するプロンプト
先ほど作成した手順書を、現場で印刷して使えるチェックリスト形式に変換してください。
- 各ステップを「□ 〜する」の形式に統一する
- 判断が必要なステップには、判断基準を1行で添える
- 全体を1ページに収まる分量に圧縮する(収まらない場合は分割案を提示する)
元の手順の意味・順序を変えないでください。活用例:手順書をそのまま配るより、チェックリスト化した方が現場での抜け漏れ確認に使いやすくなります。
プロンプトのコツ|出力精度を上げる書き方
顧問先の士業事務所でNotebookLMの導入支援をした際、最初は「要約して」「まとめて」という短い指示ばかりが使われていました。同じソースでも、プロンプトの書き方を変えるだけで出力の使いやすさが大きく変わります。
| 変更前(曖昧な指示) | 変更後(型を守った指示) |
|---|---|
| 「この資料を要約して」 | 「この資料を、結論→根拠→次のアクションの順で300字以内に要約して」 |
| 「議事録を作って」 | 「決定事項・未決事項・アクションアイテムの3項目に分けて議事録を作って」 |
| 「スライドにして」 | 「部門長向けに、見出し+要点3つまでの構成でスライド案を作って」 |
型として意識したいのは以下の3点です。
- 出力形式を先に指定する:箇条書き/表/300字要約など、欲しい形をそのまま伝える
- ソースの範囲を限定する:「このノートブック全体」「今回追加した音声のみ」など、対象を絞る
- 想定読者を明示する:「初めて見る人向け」「経営層向け」など、専門用語の扱いが変わる情報を伝える
出典を明記させるプロンプト(数字・固有名詞の事故防止)
ここまでの出力内容について、数字・固有名詞・因果関係を述べている箇所すべてに、ソース内のどの部分が根拠かを併記してください。
根拠となる記述がソース内に見当たらない場合は、その箇所を削除せず「出典不明」と明記して残してください。
このやり取りの後、私が根拠を一つずつ確認できる状態にしてください。活用例:出力をそのまま社外に使う前の最終チェックとして、根拠の所在を可視化させるプロンプトです。「よくある失敗パターン」の失敗3への対策として使えます。
プロンプトの型そのものをさらに体系的に整理したい場合は、プロンプト設計7原則|業務で成果が出る実践ガイドもあわせて参考にしてください。NotebookLM以外のツールにも共通する考え方です。
保存・再利用の運用ルール|チームでプロンプトを使い回す
プロンプトは作って終わりではなく、保存して繰り返し使えるようにすることで初めて効果が積み上がります。研修先でよく出るのが「毎回同じプロンプトを打ち直している」という声です。
16. 定型プロンプトをテンプレート化する指示
先ほどのプロンプトを、今後同じ用途で繰り返し使えるテンプレートとして整理してください。
- 固定する部分と、案件ごとに書き換える部分(〇〇で示す)を分けて明記する
- テンプレートの使い方を1〜2行で補足する
このテンプレートは社内の他の担当者も使う想定です。専門用語には簡単な補足を添えてください。活用例:議事録・レポートなど毎回フォーマットが同じ業務は、テンプレート化したプロンプトをメモアプリや社内Wikiに保存しておくと、担当者が変わっても品質が落ちません。
運用ルールとして最低限決めておきたいのは次の3点です。
- 保存場所を1か所に統一する(各自のメモに散らばると探せなくなる)
- 「誰向け」「どの業務用」かをプロンプトのタイトルに明記する
- ソースの取り扱い(社外秘情報を含むかどうか)を、プロンプトと一緒に記録しておく
チームでの展開手順や権限設計まで含めて検討したい場合は、NotebookLMを社内活用|中小企業のチーム展開ガイドで詳しく解説しています。
【要注意】NotebookLMプロンプト活用でよくある失敗パターン
失敗1:出力形式を指定しない
❌「この資料についてまとめて」
⭕「結論→根拠→次のアクションの順で、300字以内にまとめて」
なぜ重要か:NotebookLMは指示された形式に忠実に出力しようとします。形式を指定しないと、箇条書きになるか長文になるかはその都度変わり、毎回結果を整形し直す手間が発生します。
失敗2:ソースを整理せずに読み込ませすぎる
❌ 関連しそうな資料を手当たり次第すべて追加する
⭕ 今回の出力に必要なソースだけを選んで追加する、または不要なソースは一時的に除外する
なぜ重要か:研修先で実際にあった話ですが、過去の関連しない議事録まで大量に読み込ませた状態で要約を依頼したところ、論点がぼやけた出力になってしまいました。ソースの範囲を絞るだけで、同じプロンプトでも出力の的確さが変わります。
失敗3:出力をそのまま社外に使う
❌ 生成された要約・レポートを未確認のまま顧客に送付する
⭕ 数字・固有名詞・因果関係の記述は、必ず人が一次ソースと突き合わせてから使う
なぜ重要か:ソースに基づいた出力であっても、要約の過程で意味が変わってしまうことはあります。特に金額・日付・人名などは、送付前に必ず目視確認する運用にしておくと安全です。
失敗4:プロンプトを毎回ゼロから書き直す
❌ 同じ用途のプロンプトを、そのつど思い出しながら打ち直す
⭕ うまくいったプロンプトはテンプレート化して保存し、案件ごとに一部だけ書き換える
なぜ重要か:プロンプトの精度は一度作って終わりではなく、使いながら微調整していくものです。保存しておかないと改善の積み重ねができず、毎回同じ失敗を繰り返すことになります。
よくある質問
Q. NotebookLMは無料で使えますか?
A. 無料版でも、資料の読み込み・要約・議事録作成・Audio Overview(音声解説)など、この記事で紹介したプロンプトの多くは利用できます。ソースの上限数やAudio Overviewの生成回数など一部機能に制限があるため、業務でチーム利用する場合は有料版(Google One AI Premium等)への切り替えを検討する企業もあります。
Q. 無料版と有料版で、プロンプトの使い方に違いはありますか?
A. プロンプトの書き方そのものに違いはありません。有料版では、追加できるソース数の上限が増える、Audio Overview等の生成回数上限が緩和されるといった違いが中心です。まずは無料版でこの記事のプロンプトを試し、ソース数や生成回数の上限に達してから有料版を検討する順番で問題ありません。
Q. NotebookLMの弱点は何ですか?
A. 読み込ませたソースの範囲内でしか回答しない設計のため、ソースに含まれない一般知識を尋ねても対応できない、またはその旨を明示した回答になります。この記事のプロンプトも、必要な資料を事前にソースとして追加しておくことが前提です。
Q. プロンプトを使うときの注意点はありますか?
A. 出力された数字・固有名詞・因果関係は、必ず元のソースと突き合わせて確認してください。特に社外向けの文書に転用する場合は、この記事の「よくある失敗パターン」で紹介した確認フローを運用に組み込むことをおすすめします。
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日:直近の会議録を「決定事項・未決事項・アクションアイテム」の3項目プロンプトで議事録化してみる
- 今週中:うまくいったプロンプトを1つテンプレート化し、チームの共有場所に保存する
- 今月中:スライド・レポートなど繰り返し発生する業務のプロンプトを標準化し、社外向け出力の確認フローを運用ルールとして決める
次回予告:次回は、NotebookLM以外の生成AIツールも含めた「社内ナレッジ管理」の設計テーマで、さらに実践的なテクニックをお届けします。
参考・出典
- Google NotebookLM 公式サイト — Google(参照日:2026-08-05)
- NotebookLM is now Gemini Notebook — Google公式ブログ(参照日:2026-08-05)
- Google、「NotebookLM」を「Gemini Notebook」に改称 Geminiエコシステムへの統合を強化 — ITmedia NEWS(参照日:2026-08-05)
- Upgrade NotebookLM — NotebookLM Help(参照日:2026-08-05)
あわせて読みたい:
- NotebookLMが「Gemini Notebook」に改称|変更点まとめ — 名称変更の経緯と現時点での変更点
- NotebookLMを社内活用|中小企業のチーム展開ガイド — 個人利用からチーム展開までの手順
- AIで業務を効率化する完全ガイド — 部門別・用途別のAI活用ハブ
- NotebookLM業務活用|他ツール比較とプロンプト5選 — ChatGPT・Claude・Geminiとの使い分け視点
著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
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