結論: 2026年6月のWWDCでAppleが正式発表した「Siri AI」により、SiriはGoogleのGeminiをもとにしたカスタムモデルで動く会話型AIに刷新されました。iOS 27(2026年9月14日に配信開始)に無料で搭載されています。ただし2026年9月30日時点では英語のベータ版で、Appleは日本語への対応を翌月(2026年10月)と発表しています。有効化は「設定 → Siri」から申し込みます。
この記事の要点:
- 対応デバイスはiPhone 15 Pro/Pro MaxとiPhone 16シリーズ以降。表現力のある音声などの上位機能は、iPhone 17 Pro/Pro Max・iPhone Air・iPhone 18 Pro/Pro Max・iPhone Duoが対象
- Gemini統合で「画面を見て理解する」「複数アプリをまたぐ操作」が可能になる
- 日常業務で使えるSiri×Geminiの活用シーン10選(プロンプト例つき)
対象読者: iPhone 15 Pro以降を持つビジネスパーソン・AI活用に興味があるiOSユーザー
読了後にできること: iOS 27へのアップデートとSiri AIの申し込みを済ませ、日本語への対応後すぐにSiri×Geminiを業務に組み込める
「Siriって、正直あまり使ってないんですよね…」
企業向けのAI研修でこう言われると、正直「わかります」と思っていました。音楽再生やタイマーのセットは便利でも、複雑なことを聞くとズレた答えが返ってくる。ChatGPTやGeminiのアプリを別で開いた方が早い、という体験をされている方が多かったと思います。
2026年に入り、その状況が大きく変わりました。AppleとGoogleが2026年1月に提携を発表し、2026年6月のWWDCで「Siri AI」として正式にお披露目、iOS 27(2026年9月14日配信開始)でSiriの頭脳が、GoogleのGeminiをもとにしたカスタムモデルに刷新されました。これはApple史上最大のAIアップデートと言っても過言ではありません。
この記事では、従来のSiri解説記事が扱ってこなかった「実際どうやって設定するの?」「日常業務でどう使うの?」にフォーカスして、Siri×Geminiの実践的な使い方を全公開します。なお、2026年9月30日時点のSiri AIは英語のベータ版で、日本語への対応は2026年10月の予定です。日本語で使えるようになった時にすぐ始められるよう、先に確認しておく内容としてお読みください。
【2026年9月30日更新】Gemini搭載「Siri AI」はiOS 27で提供開始(2026年9月14日・英語のベータ版から)
2026年6月のWWDCでAppleは、Googleのカスタムモデル(Apple側がGoogleに年間約10億ドルを支払う契約と報じられています)を搭載した新Siri「Siri AI」を正式発表しました。当初の想定(iOS 26.4・2026年3〜4月)から時期がずれ、iOS 27(2026年9月14日配信開始)での提供になりました。Siri AIは英語のベータ版から始まり、Appleは日本語・フランス語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語への対応を翌月(2026年10月)と発表しています(Apple日本語サイトの表記は「年内」)。利用するには「設定 → Siri」でベータ版を申し込み、順番待ちのあとに自動でダウンロードされます。
対応はiPhone 15 Pro/Pro MaxとiPhone 16シリーズ以降で、表現力のある音声などの上位機能はiPhone 17 Pro/Pro Max・iPhone Air・iPhone 18 Pro/Pro Max・iPhone Duoが対象です。EUではiPhone・iPad・Apple Watchが提供対象外(MacとApple Vision Proでは利用可)、中国ではSiri AI自体が提供されていません。サーバー側のモデルを使う機能には1日あたりの利用上限があります。オンデバイス処理とPrivate Cloud Compute(Appleシリコンを搭載したサーバー)の二層構成で、データがApple・第三者からアクセスされない設計は維持されています。本記事の対応機種表と設定手順は、2026年9月30日にApple公式の情報で確かめられた範囲に直しています。
詳しい提携の経緯はApple Siri×Gemini統合の全貌もあわせてご覧ください。
まず確認:あなたのiPhoneは対応している?
設定方法を説明する前に、まず対応デバイスを確認してください。研修では「設定を見ても項目が出てこない」という相談をよく受けますが、多くはデバイス対応状況の問題です。
| デバイス | 対応状況 | 機能の範囲 |
|---|---|---|
| iPhone 18 Pro / Pro Max・iPhone Duo・iPhone 17 Pro / Pro Max・iPhone Air | ◎ フル対応 | 全機能(表現力のある音声・高度な音声入力など、最上位のオンデバイスモデルを使う機能を含む) |
| 上記以外のiPhone 16シリーズ以降(16eを含む) | ○ 標準対応 | 標準のSiri AI・Apple Intelligence機能 |
| iPhone 15 Pro / Pro Max | ○ 標準対応 | 標準のSiri AI・Apple Intelligence機能 |
| iPhone 15 / 15 Plus・iPhone 14以前(iPhone 11〜) | × 非対応 | iOS 27は入るがApple Intelligence/Siri AIは非搭載 |
| iPad(M1以降・iPad mini(A17 Pro)) | ○ 対応 | iPhone標準ティア相当 |
| Mac(M1以降・MacBook Neo) | ○ 対応 | デスクトップ向け機能(EUでも利用可・中国は提供なし) |
iPhone 14以前だけでなく、iPhone 15・15 Plus(A16チップ)をお使いの方にもお伝えしにくいのですが、今回のSiri刷新はA17 Pro以降のニューラルエンジンが必須です。フル機能(表現力のある音声など)まで求めるなら、iPhone 17 Pro/Pro Max・iPhone Air・iPhone 18 Pro/Pro Max・iPhone Duoのいずれかが必要になります(Appleが12GBのメモリを条件に挙げているのはiPadとMacです)。買い替えを検討する理由の一つにはなると思います。
Siri×Gemini統合の技術的背景や業界戦略については、Apple×Gemini提携の全容をご参照ください。
Siri×Gemini設定手順:iOS 27インストール後に最初にやること
【2026年9月30日追記】iOS 27は2026年9月14日に配信されました。Apple公式サポートが案内している有効化の手順は、「設定 → Siri」で「Try Siri AI (Beta)」を選び、画面の案内に沿って声の選択・音声の登録・プライバシー設定の確認を進める流れです(申し込み後は順番待ちになります)。下のStep 3〜5は、Apple公式のiPhoneユーザガイド(iPhoneでSiriの設定を変更する)にある項目に合わせて直しています。ベータ版のため、画面の表示が異なる時は実機の表示を優先してください。
Step 1: iOS 27にアップデートする
設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート → iOS 27(2026年9月14日配信開始)
アップデートファイルサイズは約4〜6GBです。Wi-Fi接続&充電中に実行することをおすすめします。

Step 2: Siri設定を開く
設定 → Siri → Try Siri AI (Beta)
iOS 27では、設定アプリの「Siri」からSiri AIを有効にします(Siriがオフの場合は、先に「Siriをオンにする」をタップします)。2026年9月30日時点では英語のベータ版のため、デバイスの言語とSiriの言語を英語にそろえておく必要があります。あわせてSiriは単体アプリとしても提供されるようになり、設定を経由せずホーム画面から直接会話を始めることもできます。
Step 3: Gemini統合をオンにする
【2026年9月30日追記】Apple公式のiPhoneユーザガイドには、Geminiを選ぶ・オンにする設定項目はありません。Siri AIは、GoogleのGeminiと協力して作られたApple Foundation Modelsで動くため、Step 2でSiri AIを有効にすれば、そのまま使われます。
追加の設定は不要(Step 2 で Siri AI を有効にすれば完了)
Siri AIを有効にすると、ほぼどんな質問にもSiriが直接答えるようになります。ユーザーが切り替えを意識する必要のない設計です。
Step 4: 画面コンテキスト認識をオンにする
【2026年9月30日追記】Apple公式のiPhoneユーザガイドに「画面コンテキスト」という切り替え項目はありません。画面の内容について聞く機能は、Siri AIを有効にすると使えます。アプリごとの設定は「設定 → Siri → アプリのアクセス」で行います。
「アプリのアクセス」→ アプリを選び「このアプリから学習」を個別に設定
画面の内容の理解が新しいSiriの核心機能です。今画面に何が表示されているかをSiriが認識し、それを踏まえて応答できるようになります。
Step 5: プライバシー設定の確認(重要)
Siri AIの申し込み時 → 画面の案内に沿ってプライバシー設定を確認
設定 → プライバシーとセキュリティ → Apple Intelligenceレポート → 期間を選ぶ
Apple公式の案内では、Siri AIを申し込む時に、画面の案内に沿ってプライバシー設定を確認します。「Geminiに送信するデータ」を選ぶ項目はなく、Siri AIの処理はiPhone本体とPrivate Cloud Computeで行われます。「Apple Intelligenceレポート」では、Private Cloud Computeに送信したリクエストの記録を書き出して確認できます。詳しくはこの記事の後半「プライバシー設定」セクションで解説します。
Step 6: 日本語設定の確認
設定 → 一般 → 言語と地域 → 地域 → 日本
設定 → Siri → 言語 → 日本語
2026年9月30日時点では、Siri AIは英語のベータ版だけで、日本語ではまだ使えません(Appleは日本語への対応を2026年10月と発表しています)。Siri AIの利用には、デバイスの言語とSiriの言語を同じ対応言語にそろえる必要があります。日本語への対応後は、この2つが日本語でそろっているかを確認します。
Siri×Gemini 日常活用シーン10選(プロンプト例つき)
活用シーン1:メール要約と返信下書き
顧問先の経営者の方から「メール処理に1日2時間かかっている」という相談をよく受けます。Siri×Geminiで最も「時短効果を感じた」と言われる活用シーンがメール対応です。
「このメールを3行で要約して」(メールアプリを開いた状態でSiriを起動)
「重要なアクションアイテムだけ教えて」
「承諾の返信を書いて。ていねいなトーンで、次のミーティング候補日も聞いてほしい」
ポイント: 画面コンテキスト認識がオンなら、メールの内容をコピペしなくてもSiriが自動で読み取ります。「このメール」という指示だけで画面上のメール本文を理解します。
活用シーン2:スケジュール管理と予定調整
「来週の空き時間を教えて」
「この確認メールの出発日をカレンダーに追加して、前日のリマインダーも設定して」
(フライト確認メールを表示した状態で)
「山田さんとの打ち合わせを1時間、来週中に設定して。候補を3つ出して」
複数アプリをまたぐ操作が可能になったのが、Gemini統合後のSiriの最大の変化です。「このメールの日程をカレンダーに入れて」が、メールとカレンダーを自動で連携して実行されます。
活用シーン3:ウェブ検索と情報収集
「○○について最新情報を教えて」
「この記事の続きを調べて、競合他社の動向も合わせて要約して」
(ニュース記事を表示した状態で)
Gemini統合後は、Siriがリアルタイムの情報を取得できるようになります。「今日の為替レートは?」「○○社の最新決算は?」といった質問に、最新データで応答します。
活用シーン4:文書作成・推敲
「この提案書のこのセクション、もっと説得力のある書き方にして」
(メモアプリで文章を選択した状態で)
「ビジネスメール向けに言い換えて。200字以内で」
「箇条書きを読みやすいナラティブ文章に直して」
活用シーン5:画像・スクリーンショット分析
「このグラフのデータをテキストで教えて」
(グラフのスクリーンショットを表示した状態で)
「この名刺の情報を連絡先に追加して」
「この領収書の金額と日付を経費シートに記録して」
画像内の文字や数値を読み取る OCR 機能が Siri×Gemini で大幅強化されました。領収書や名刺の処理が格段に楽になります。
活用シーン6:会議準備・アジェンダ作成
「今日の14時の〇〇との打ち合わせ、アジェンダを作って。前回のメモも参考にして」
「この会議資料の要点を5分で説明できる形にまとめて」
「参加者への事前共有メールの文面を作って」
活用シーン7:翻訳と多言語対応
「これを英語に翻訳して。ビジネス向けのフォーマルな表現で」
「この英語のメールを日本語に要約して、重要なアクションアイテムだけ抽出して」
「この資料をスペイン語に翻訳して」
Gemini統合後の翻訳は、単純な文字変換ではなく文脈を理解した翻訳になります。業界用語や文化的なニュアンスの考慮精度が向上しています。
活用シーン8:リサーチと競合分析
「○○社の最新ニュースをまとめて、うちのビジネスへの影響を分析して」
「このトレンドについて、賛否両方の意見を教えて」
「○○市場の主要プレイヤーと最近の動向を調べて」
活用シーン9:学習・スキルアップ
「この専門用語を、中学生でもわかるように説明して」
「このコードのバグを見つけて、修正方法を教えて」(コードエディタを開いた状態で)
「このトピックについて、5段階で難易度を上げて説明して」
活用シーン10:ショートカット・日常タスクの自動化
「毎朝8時に今日のスケジュールをまとめてApple Watchに通知して」
「この場所のルートを調べて、到着時刻から逆算して家を出る時間をカレンダーに入れて」
「今月の支出を家計簿アプリから集計して、先月比を教えて」
Shortcutsアプリとの連携が強化され、複雑な自動化をSiriへの指示だけで設定できるようになります。
Siri単体との違い:Gemini統合で何が変わったか
| 機能 | 従来のSiri | Siri×Gemini(iOS 27・Siri AI) |
|---|---|---|
| 複雑な質問への回答 | ウェブ検索を提案するだけ | Geminiが直接回答・分析 |
| 画面コンテキスト理解 | 非対応 | 現在の画面内容を把握して応答 |
| マルチアプリ操作 | 単一アプリのみ | 複数アプリをまたいで実行 |
| リアルタイム情報 | 学習データ依存(古い) | Geminiがリアルタイムで取得 |
| 長い会話の継続 | ほぼ不可能 | マルチターン会話に対応 |
| 文書作成・推敲 | 基本的なのみ | 高品質な文章生成・編集 |
| 画像/スクリーンショット | 基本的なOCRのみ | 内容分析・データ抽出 |
| コスト | 無料 | 無料(Apple社がGoogleに年間約10億ドルを支払う契約と報じられている) |
プライバシー設定:企業利用での注意点
Siri×Gemini統合でいちばん気になるのが「どこまでのデータがGoogleに送られるか」だと思います。正直に言うと、これは設定次第で大きく変わります。
【2026年9月30日追記】Appleは2026年9月14日の発表で、Private Cloud Computeが処理する個人データは保存されず、Appleを含む誰からもアクセスできないと説明しています。下の「データ送信の種類」の表の区分と変更可否は、正式版のApple公式情報では確認できていません(推奨設定とMDMの説明は、Apple公式のiPhoneユーザガイドと開発者向け資料に合わせて直しています)。導入前に、実機の設定画面とApple公式の案内を確認してください。

データ送信の種類
| データ種別 | デフォルト | 変更可否 |
|---|---|---|
| 音声入力(テキスト化後) | iPhone本体かPrivate Cloud Computeで処理(保存されない) | ローカル処理に変更可 |
| 画面コンテキスト | 処理後すぐ削除 | 非送信設定可 |
| 個人連絡先・カレンダー | デバイス内処理のみ | 変更不可(常にローカル) |
| ApplePayなどの決済情報 | 絶対に送信されない | 変更不可(常にローカル) |
| ヘルスケアデータ | 絶対に送信されない | 変更不可(常にローカル) |
| 写真・画像(分析前) | デバイス内処理後に要素のみ送信 | 全送信オフ可 |
企業向け推奨設定
設定 → Siri → アプリのアクセス
→ アプリごとに「このアプリから学習」を個別に設定
(例: メール・メモ・Safari は許可、社内ドキュメントアプリは非許可)
設定 → スクリーンタイム
→ 使えるSiriの機能と、Siriがアクセスできる内容を選ぶ
MDM(モバイルデバイス管理)を導入している企業では、IT管理者がMDMの制限でSiri AIを一括で無効にできます(iOS 27で追加された制限 allowSiriAI。Appleは宣言型管理の com.apple.configuration.siri.settings への移行を案内しています)。一方で、「Geminiへのデータ送信だけを禁止する」といった個別の項目は、Appleの開発者向け資料にはありません(2026年9月30日時点)。
正直な限界
正直にお伝えすると、本記事は当初2026年3月時点の情報を基に「iOS 26.4での提供」を前提に書いていました。実際には2026年6月のWWDCでAppleが正式発表した通り、Gemini搭載SiriはiOS 27(2026年9月14日配信開始)でリリースされました。ただし2026年9月30日時点では英語のベータ版で、日本語への対応は2026年10月の予定です。サーバー側のモデルを使う機能には、1日あたりの利用上限もあります。またEUのiPhone・iPadと、中国では提供対象外である点も、海外拠点を持つ企業が導入を検討する場合は要注意です。
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【要注意】よくある失敗パターンと回避策
失敗1: アップデート後に設定画面が見つからない
❌「設定 → Apple Intelligence と Siri」を探す(iOS 26までの対応機種での名称)
⭕「設定 → Siri」を探す(iOS 27での名称)

なぜ重要か: iOS 26までとiOS 27とで、設定アプリ内の項目名が変わっています。研修でも「どこにあるかわからない」という声が頻発しています。
失敗2: 全てのアプリで画面コンテキストをオンにする
【2026年9月30日追記】Apple公式のiPhoneユーザガイドに「画面コンテキスト」という切り替え項目はありません。アプリごとの設定は「設定 → Siri → アプリのアクセス」、Siriが使える機能とアクセスできる内容の制限は「スクリーンタイム」の設定で行います。
❌ 全アプリの画面コンテキスト認識をオン
⭕ 使用頻度の高い業務アプリ3〜5個だけオン。社内ドキュメントアプリはオフ
なぜ重要か: 画面コンテキスト認識はバッテリー消費が増加します。また、機密性の高いアプリはオフにする方がセキュリティリスクを下げられます。
失敗3: Gemini統合後も話しかけ方が変わっていない
❌「Siri、今日の天気は?」(コマンド式)
⭕「今日の東京の天気と、夕方に外出する場合の服装のアドバイスを教えて」(会話式)
なぜ重要か: Gemini統合後のSiriは自然な会話文で指示できます。コマンド式のの短い指示より、文章で詳しく伝えた方が精度が高くなります。
失敗4: iPhone 14以前でGemini統合を期待する
❌ iPhone 14でiOS 27にアップデートしてSiri AI機能を使おうとする
⭕ 対応デバイスを確認してから検討。iPhone 15でも一部のみ対応
失敗5: 企業の機密データをGemini設定をオンにしたまま処理する
【2026年9月30日追記】Siri AIには、Geminiだけをオフにする設定はありません。Apple公式のiPhoneユーザガイドで案内されているのは、Siri AIそのものをオフにする方法です。
❌ 機密性の高い企業文書を画面に表示したままSiriを使う
⭕ 機密文書を扱う間はSiriを使わない。もしくは社内MDMポリシーでSiri AIを無効にする
よくある質問
iOS 27のSiriにはGoogleのGeminiが使われていますか?
はい、iOS 27の新しいSiri「Siri AI」には、GoogleのGeminiをもとにしたカスタムモデルが使われています。Appleが2026年6月のWWDCで正式に発表したもので、iOS 27に無料で搭載されます。以前はウェブ検索を提案するだけだった複雑な質問にも、Siriが直接答えられるようになります。
Gemini搭載のSiriは従来のSiriと何が違いますか?
Gemini搭載のSiriは、画面に表示中の内容を理解できる点と、複数のアプリをまたいで操作できる点が従来のSiriと違います。たとえばメールを開いた状態で「この日程をカレンダーに入れて」と頼むと、メールとカレンダーを連携して実行します。会話を続けながらのやり取りにも対応します。
Siri AIはどのiPhoneで使えますか?
Siri AIを使えるiPhoneは、iPhone 15 Pro・iPhone 15 Pro Maxと、iPhone 16シリーズ以降です。iPhone 15・iPhone 15 Plusと、iPhone 14以前の機種は対象外です。iPhoneではA17 Pro以降のチップを載せた機種が条件になっているためで、設定に項目が出てこない時はまず機種を確認します。
Siri AIに入力した内容は、Googleなどの第三者に見られますか?
いいえ、Siri AIは利用者のデータにAppleや第三者がアクセスできない設計です。処理はiPhone本体でのオンデバイス処理と、Private Cloud Computeというクラウド基盤の二層で行われます。それでも企業で使う場合は、機密性の高い文書を画面に出したままSiriを使わない運用にしておくと安心です。
Siri AIはEUや中国でも使えますか?
いいえ、EUと中国のiPhone・iPadでは、Siri AIは提供の対象外です。海外拠点を持つ企業が社用のiPhone・iPadでSiri AIの活用を検討する場合は、拠点のある地域によって使えないことがある点を、導入計画の段階で確認しておく必要があります。
参考・出典
- Siri AI, a profoundly more capable and personal assistant powered by the next generation of Apple Intelligence, is here — Apple Newsroom(2026年9月14日・参照日: 2026-09-30)
- How to get Siri AI — Appleサポート(参照日: 2026-09-30)
- iPhoneでSiriの設定を変更する — iPhoneユーザガイド(参照日: 2026-09-30)
- Apple Explains How Gemini-Powered Siri Will Work — MacRumors(参照日: 2026-03-23)
- Apple’s Gemini-powered Siri upgrade could still arrive this month — 9to5Mac(参照日: 2026-03-23)
- Apple Reveals Google Gemini Siri Overhaul Coming March 2026 — Gadget Hacks(参照日: 2026-03-23)
- 「SiriはGeminiベースに刷新」AppleとGoogleが正式発表 — ゴリミー(参照日: 2026-03-23。※当時の想定はiOS 26.4。その後iOS 27へ変更)
- WWDC 2026: Everything announced on Siri AI, iOS 27, Apple Intelligence, and more — TechCrunch(参照日: 2026-08-20)
- Siri AI in iOS 27: Features, Requirements, and How It Works — MacRumors(参照日: 2026-08-20)
- Which iPhones Support Every iOS 27 Feature? — MacRumors(参照日: 2026-08-20)
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること: お使いのiPhoneが対応機種かを確認し、iOS 27にアップデートする。「設定 → Siri」を開き、現在のSiri設定を確認する
- 日本語への対応後すぐ: 「設定 → Siri」からSiri AIを有効にする。まず「活用シーン1(メール要約)」から試す
- 1週間以内: 業務で最も時間を使っているタスク1つにSiri×Geminiを組み込み、時短効果を計測する
AppleのAI戦略全体については、Apple Siri×Gemini統合の全貌とApple×Gemini提携の業界分析もあわせてご参照ください。
著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AIの可能性に魅了され、X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
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