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Claude Code Skillsとは?使い方・一覧・おすすめ7選

Claude Code Skillsとは?使い方・一覧・おすすめ7選

結論: Claude Code Skillsは、SKILL.mdという1つのファイルに指示を書くだけでClaude Codeに新しい定型業務を覚えさせられる拡張機能で、保存場所を~/.claude/skills/(個人用)にするか.claude/skills/(プロジェクト用)にするかで、自分専用にするかチームで共有するかを選べます。

この記事の要点:

  • Claude Codeには/code-review/runなど9個のバンドル済みSkillが標準搭載されており、設定なしで今日から使える(Anthropic公式ドキュメント確認・2026年8月時点)
  • 自作Skillは「保存場所(個人・プロジェクト・Enterprise・プラグイン)」と「呼び出し方(自動 or /スキル名手動)」の組み合わせで設計する
  • ラッコキーワードで月間検索ボリューム8,100(2026年8月・弊社調査)の主要語で、「使い方」「一覧」「おすすめ」「作り方」がそれぞれ独立した検索ニーズを持つ

対象読者: Claude Codeを業務で使っている担当者・情シス・エンジニアリングマネージャー

読了後にできること: 自社の繰り返し業務を1つ選んで、5分でClaude Code Skillを作れるようになります

「毎回同じ指示を書き直すの、正直面倒じゃないですか?」

先日、AI研修先でClaude Codeを実務導入している情シス担当の方から、こんな相談を受けました。議事録の要約フォーマットも、コミットメッセージの書き方も、社内の「このやり方でお願いします」という指示も、チャットを開くたびに毎回一から打ち込んでいるというのです。CLAUDE.mdに書いても、指示というより「事実」に近い内容ならともかく、手順書のような長い文章を常時読み込ませるのはコンテキストの無駄遣いにもなります。

これ、実は解決策があります。Claude Code Skillsという、Anthropicが公式に用意している拡張機能です。SKILL.mdというファイルに「いつ使うか」と「何をするか」を書いて保存しておくだけで、Claude Codeが必要なときだけそのSkillを読み込んで実行してくれます。カスタムコマンドの発展形と言えばイメージしやすいかもしれません。実際、Anthropic公式ドキュメントでも「カスタムコマンドはスキルにマージされました」と明記されています。

この記事では、Claude Code Skillsの基本的な仕組みから、保存場所別の使い方、公式にバンドルされているSkillの一覧、まず試すべきおすすめ、最初の1つを5分で作る手順まで、2026年8月時点の最新の公式ドキュメントに基づいて、実務で使える形でまとめて解説します。

Claude Code Skillsとは — SKILL.mdでClaude Codeを拡張する仕組み

Claude Code Skillsは、SKILL.mdという1つのマークダウンファイルに、Claude Codeにやってほしいことを書いておくと、必要なタイミングでClaude自身がそれを読み込んで実行してくれる機能です。公式ドキュメントの表現を借りると、「同じプレイブック、チェックリスト、または複数ステップの手順をチャットに何度も貼り付けるとき」に作るべきものだとされています。

ここで大事なのが、2つの「Skills」を混同しないことです。2025年10月16日、AnthropicはAgent Skillsを発表しましたが、このとき同時にリリースされたのは、Excel・PowerPoint・Word・PDFといったドキュメント作成をこなす定型Skillと、自分でSkillを作れるカスタム機能の両方で、Claude.ai・Claude Code・APIの3つの場面すべてに展開されました(出典: Anthropic公式ブログ)。ただし、Claude Code CLIの公式ドキュメントが「バンドルされたスキル」として明記しているのは、/doctor/code-reviewのような開発ワークフロー系のSkillで、Excelなどのドキュメント系Skillは主にClaude.aiでの利用が中心です(2026年8月時点で確認)。つまり「Claude Code Skills」という検索で知りたいのは、後者の開発ワークフロー寄りのSkillである可能性が高い、ということです。この記事もその前提で進めます。

もう1つの重要な事実が、2025年12月18日にAnthropicがAgent Skillsをオープンスタンダードとして公開したことです(agentskills.io)。SKILL.mdという同じファイル形式が、Claude Codeだけでなく、Cursor・GitHub Copilot・OpenAI Codex CLIなど20以上のツールで読み込めるようになっています。実際、Cursor公式ドキュメントでも「互換性のためCursorはClaude・Codexのディレクトリからもスキルを読み込む」と明記されており、.claude/skills/に作ったSkillはツールを乗り換えても資産として持ち運べます。

Claude Skillsをより広い視点(法人展開・業務テンプレ資産化)で理解したい方は、Claude Skills法人導入ガイドClaude Skills業務テンプレ運用完全ガイドもあわせてご覧ください。この記事では、Claude Codeというツールに絞って「使い方・一覧・おすすめ・作り方」を実務目線で解説します。

Claude Code Skillsの使い方|保存場所とSKILL.mdの書き方

保存場所は4種類 — 誰が使えるかが変わる

Skillをどこに保存するかで、「誰が使えるか」が決まります。公式ドキュメントが定義している保存場所は4種類です。

保存場所パス適用対象
Personal(個人用)~/.claude/skills/<skill-name>/SKILL.mdすべてのプロジェクトで使える
Project(プロジェクト用).claude/skills/<skill-name>/SKILL.mdそのプロジェクトのみ
Plugin(プラグイン経由)<plugin>/skills/<skill-name>/SKILL.mdプラグインが有効な場所
Enterprise(組織管理)管理設定経由組織内のすべてのユーザー

研修先でよく聞かれるのが、「個人用に作ったSkillをそのままチームに配りたい」という相談です。答えはシンプルで、.claude/skills/にしてGitリポジトリにコミットすれば、チームメンバーがそのプロジェクトを開いた瞬間から全員が同じSkillを使えるようになります。逆に、複数のプロジェクトをまたいで自分だけが使う細かい作業効率化Skillは、個人用の~/.claude/skills/に置くのが基本です。

SKILL.mdの最低限の書き方 — descriptionが命

SKILL.mdは、上部のYAML frontmatterと、その下のマークダウン本文の2つで構成されます。frontmatterのフィールドはすべて任意ですが、descriptionだけは実質必須です。Claudeがこのdescriptionを読んで「今このSkillを使うべきか」を判断するため、ここが曖昧だとSkillが一生呼ばれません。

まずは最小構成の例です。

---
description: Summarizes uncommitted changes and flags anything risky. Use when the user asks what changed, wants a commit message, or asks to review their diff.
---

## Instructions

Summarize the changes above in two or three bullet points, then list any risks
you notice such as missing error handling, hardcoded values, or tests that
need updating.

descriptionの書き方が9割、と言ってもいいくらい重要です。実際に記事を書くにあたって、自分たちでも意図的に「悪いdescription」と「良いdescription」を書いてテストしてみたのですが、差は歴然でした。

❌ 悪いdescription例
description: 議事録を要約する
⭕ 良いdescription例
description: 社内会議の議事録テキストから、決定事項とネクストアクションを抽出して要約する。ユーザーが「議事録をまとめて」「決定事項だけ抜き出して」と依頼したとき、または会議メモの整理を頼まれたときに使う。

「◯◯する」だけの1行だと、Claudeはこれが本当に今使うべきSkillなのか判断材料が足りません。用途(主要ユースケース)とトリガーになりそうな依頼文の言い回しを前置きすると、呼び出し精度が大きく変わります。これは公式ドキュメントでも「主要なユースケースを前置きしてください」と明記されているポイントです。

もう1つ実務で効くのが、副作用のあるSkill(デプロイ・送信など)にはdisable-model-invocation: trueを付けて、Claudeが勝手に自動実行しないようにする設計です。ユーザーが/deployのように明示的に呼んだときだけ動く、というスイッチだと考えてください。

---
name: fix-issue
description: Fix a GitHub issue by number following our coding standards
disable-model-invocation: true
---

Fix GitHub issue $ARGUMENTS following our coding standards.

1. Read the issue description
2. Understand the requirements
3. Implement the fix
4. Write tests
5. Create a commit

$ARGUMENTSは、/fix-issue 123のように呼び出したときの後ろの文字列に置き換わるプレースホルダーです。個別の引数だけ使いたい場合は$ARGUMENTS[0]$0のような書き方もできます。

手元でも試したいという方向けに、Claude Codeのビジネス活用全般をまとめた資料も用意しています。Claude Code × ビジネス活用 実践ガイド(無料ダウンロード)もあわせてご確認ください。

Claude Code Skillsの一覧|バンドル済み9個と自作の2つの型

設定不要ですぐ使えるバンドル済みSkill

Claude Codeには、disableBundledSkills設定で無効化しない限り、すべてのセッションで最初から使えるバンドル済みSkillが用意されています(2026年8月時点の公式ドキュメント確認)。固定ロジックの組み込みコマンドとは違い、これらはプロンプトベースで動く点が特徴です。

Skillできること
/doctorセットアップの健全性チェック
/code-reviewコードレビューの実行
/batch複数タスクの一括処理
/debugデバッグ支援
/loop反復タスクの実行
/claude-apiClaude API関連の操作
/runアプリを起動して変更が機能しているか確認
/verifyビルド・実行して変更が期待通りか検証(テストへのフォールバックなし)
/run-skill-generator/run/verifyにプロジェクト固有の起動方法を教える

特に/run/verify/run-skill-generatorの3つは連携して働く設計になっていて、Claude Code v2.1.145以降が必要です。/run-skill-generatorを一度動かしておくと、そのプロジェクトの起動レシピが.claude/skills/run-<name>/に保存され、以降は毎回推測し直す必要がなくなります。

自作Skillは「リファレンス型」と「タスク型」の2つで考える

公式ドキュメントは、自作するSkillの中身を大きく2つのタイプに分けて説明しています。

  • リファレンスコンテンツ: 「このコードベースではRESTfulな命名規則を使う」のような、規約・スタイルガイド・ドメイン知識を教えるタイプ。会話の流れの中でインラインに使われる
  • タスクコンテンツ: 「デプロイする」「コミットする」のような、具体的なアクションをステップバイステップで実行させるタイプ。多くの場合/スキル名で明示的に呼び出す

この2つを区別して設計すると、SKILL.mdが何をすべきファイルなのかが明確になり、Claudeの呼び出し精度も上がります。混ぜて書くと、Claudeが「これは知識として持っておけばいいのか、実行すべきなのか」を判断しづらくなるので注意してください。

Claude Code Skillsおすすめ7選|まず入れる・作るべき定番

「おすすめのSkillを教えてほしい」という質問もよく受けます。マーケットプレイス経由で配布されている非公式Skillは玉石混交で、中身を検証せずに導入するのはセキュリティ上おすすめできません(この理由は後述の【要注意】でも触れます)。そこでこの記事では、公式ドキュメントで根拠が確認できるバンドル済みSkillと公式サンプルパターンに絞って、まず押さえるべき7つを紹介します。

1. /code-review — 設定ゼロで今日から使えるレビュー役

バンドル済みなので、インストール作業は一切不要です。コミット前にコードレビューだけ先に済ませたいときの一番手軽な入り口です。

2. /run + /verify — 「動くはず」を「動いた」に変えるペア

/runはアプリを起動して変更が機能しているか確認し、/verifyはビルド・実行までしたうえで期待通りに動いているかをテストや型チェックにフォールバックせず検証します。この2つをセットで使うと、「多分動いてます」という報告が減ります。

3. /run-skill-generator — プロジェクトごとの起動方法を記録する

DBやenvファイルが絡む複雑な起動手順があるプロジェクトでは、一度これを動かして起動レシピを保存しておくと、以降のセッションでClaudeが毎回推測し直す手間がなくなります。

4. summarize-changes型 — 最初の自作Skillにちょうどいい

公式チュートリアルで紹介されている定番の作例で、git diff HEADの内容を動的に読み込んで変更点とリスクを要約します。動的コンテキスト注入(!`command`構文)の基本を学べる、最初の1つとしておすすめです。

5. commit / deploy型 — 副作用を止める練習

disable-model-invocation: trueを付けて、ユーザーが明示的に呼んだときだけ実行される設計です。「Claudeが空気を読んでデプロイまでしてしまう」ような事故を防ぎたい場合、まずこの型を1つ作っておくと安心感が違います。

6. pr-summary型 — サブエージェントで切り離して探索させる

context: forkagent: Exploreを組み合わせると、会話履歴を持たない分離されたサブエージェントとしてSkillを実行できます。プルリクエストの調査のような、本筋の会話を汚したくない探索タスクに向いています。

7. skill-creatorプラグイン — Skillの品質を測る公式ツール

Anthropicが公式マーケットプレイスで配布しているプラグインで、次のコマンドでインストールできます(公式ドキュメント確認済み)。

/plugin install skill-creator@claude-plugins-official

テストケースをevals/evals.jsonに保存し、Skillあり・なしのベンチマーク比較や、バージョン間のA/B比較まで自動化してくれます。自作Skillが増えてきたら、感覚ではなくこのツールで「本当に効いているか」を測る段階に進むのがおすすめです。

実は当社(Uravation)自身も、日本語ビジネス文書向けの自作Skillを一般公開しています。編集可能なPPTXを自動生成するSkillで、詳しくはClaude Codeでパワポ自動作成|編集可能PPTX無料公開で解説していますので、「自作するとこんなこともできる」の参考にしてみてください。

Claude Code Skillsの作り方|最初の1つを5分で作る(議事録要約の例)

ここまでの内容を踏まえて、実際に最初の1つを作ってみましょう。研修現場で相談が多い「議事録の要約とネクストアクション抽出」を題材にします。作り方の詳しい応用パターン(業務テンプレ化・チームでの運用設計)はClaude Agent Skillsの作り方・仕様ガイドで別途まとめているので、ここでは最短ルートに絞ります。

ステップ1: ディレクトリを作る

mkdir -p ~/.claude/skills/meeting-summary

ステップ2: SKILL.mdを書く

~/.claude/skills/meeting-summary/SKILL.mdに保存します。

---
name: meeting-summary
description: 社内会議の議事録テキストから決定事項とネクストアクションを抽出して要約する。ユーザーが「議事録をまとめて」「決定事項だけ抜き出して」と依頼したとき、または会議メモの整理を頼まれたときに使う。
---

## Instructions

以下の議事録テキストを要約してください。

1. 決定事項を箇条書きで3〜5個にまとめる
2. ネクストアクションを「担当者・期限・内容」の形式で抽出する(記載がなければ「未定」と明記する)
3. 議論はあったが結論が出なかった論点があれば、別枠で「保留事項」として残す

不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。

ステップ3: テストする

Claude Codeを起動し、議事録テキストを渡して「この議事録をまとめて」と頼むか、直接/meeting-summaryで呼び出します。descriptionに一致する依頼であれば自動的に読み込まれ、決定事項とネクストアクションが整理された形で返ってきます。

より複雑なSkillを作りたい場合は、Claude Code自身に土台を作らせるのも近道です。以下のようなプロンプトが使えます。

私の業務で毎回同じ手順を繰り返している作業があります。
以下の内容を元に、Claude Code Skill(SKILL.md)の下書きを作ってください。

【繰り返している作業】
[作業内容を箇条書きで貼り付け]

【使ってほしいタイミング】
[どんな依頼文のときに使うべきか]

条件:
- descriptionには主要なユースケースを前置きすること
- 500行を超えないこと。詳細な参考情報は別ファイルに分けることを提案すること
- 副作用がある操作(送信・デプロイ等)が含まれる場合は disable-model-invocation: true を提案すること

不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

SKILL.mdは500行を超えないことが公式ドキュメントでも推奨されています。詳細なリファレンス資料が必要な場合は、同じディレクトリ内にreference.mdのような別ファイルを置き、SKILL.mdからリンクする形にすると、必要なときだけ読み込まれるので無駄なトークン消費を防げます。

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【要注意】Claude Code Skills導入でよくある失敗パターン

失敗1: descriptionを1行で終わらせる

❌「議事録を要約する」だけ
⭕ 主要なユースケースとトリガーになる依頼文の言い回しを前置きした具体的なdescription

なぜ重要か: Claudeはdescriptionだけを見てSkillを呼ぶかどうか判断します。曖昧だと一生呼ばれないか、逆に関係ない場面で誤爆します。研修先でも「作ったのに全然使われない」という相談のほとんどが、このdescription不足でした。

失敗2: SKILL.mdを1つの巨大ファイルにする

❌ 500行を超える長大なSKILL.mdに全部詰め込む
⭕ 本体は簡潔にし、詳細なリファレンスはreference.md等の別ファイルに分割

なぜ重要か: Skillが読み込まれると、その内容はターン全体でコンテキストに残り続け、行数分がそのままトークンコストになります。長すぎるSkillは会話全体を圧迫します。

失敗3: マーケットプレイスのSkillを検証せず即インストールする

❌ 出どころ不明のSkillを内容確認せずインストール
allowed-toolsやhooksの中身を確認し、信頼できるSkillだけを入れる

なぜ重要か: allowed-toolsを定義したSkillは、Claudeに承認なしでそのツールを使う権限を与えます。プロジェクトの.claude/skills/にチェックインされたSkillは、そのフォルダの信頼ダイアログを受け入れた後に有効になる設計ですが、それでも中身を見ずに実行するのはリスクです。特に自動実行(disable-model-invocationを付けていない)のSkillは要注意です。

失敗4: 個人用だけで完結させてチームに展開しない

❌ 便利なSkillを自分の~/.claude/skills/だけに置いて満足する
⭕ チームで使う価値があるものはプロジェクトの.claude/skills/にコミットして共有する

なぜ重要か: 研修先でよく見かけるのが、個人のSkillが属人化して、その人が抜けた瞬間にノウハウごと消えるパターンです。Skillは「個人の裏技」ではなく「チームの資産」として設計すると、属人化の特効薬になります。

Claude Code SkillsとMCP・サブエージェントの違い

「Claude Code SkillsとMCPの違いは何ですか?」という質問はラッコキーワードの質問検索でも上位に出てくる、実際によく聞かれる疑問です。ざっくり整理すると次のようになります。

  • MCP(Model Context Protocol): 外部のツール・データソースにClaudeを接続するためのプロトコル。「何につながるか」の話
  • Skills: SKILL.mdに書いた指示・手順をClaudeに実行させる仕組み。「何をするか」の話
  • サブエージェント: 特化したエージェントにタスクを委任する仕組み。Skillにcontext: forkを付けると、指定したサブエージェント上でそのSkillを分離実行できる

この3つは競合するものではなく、組み合わせて使うものです。MCPで外部データにつなぎ、Skillsでその使い方の手順を教え、サブエージェントで重い処理を本筋の会話から切り離す、というイメージです。Codex(OpenAI)の同種機能との比較はCodex Skillsガイドで解説していますので、両方のツールを併用している方は参考にしてください。

よくある質問

Claude Code Skillsはいつから使えますか?

Anthropicは2025年10月16日にAgent Skillsを発表し、Excel・PowerPoint・Word・PDFの定型Skillとカスタムスキル機能を、Claude.ai・Claude Code・APIの3つに同時展開しました(出典: Anthropic公式ブログ)。さらに2025年12月18日には、SKILL.md形式を「Agent Skills」というオープンスタンダードとして公開しています。Claude Codeのカスタムコマンド機能はそれ以前から存在していましたが、現在は「スキルにマージ」され、同じ仕組みで動くようになっています。

Claude Code SkillsとMCPの違いは何ですか?

MCPは外部ツール・データへの接続プロトコルで、Skillsは手順・指示をClaudeに実行させる仕組みです。詳しくは本文の「Claude Code SkillsとMCP・サブエージェントの違い」で解説しています。

Cursorなど他のAIコーディングツールでもClaude Code Skillsは使えますか?

使える場合があります。SKILL.md形式は「Agent Skills」というオープンスタンダードに準拠しており、Cursor公式ドキュメントでも「互換性のためCursorはClaude・Codexのディレクトリからもスキルを読み込む」と明記されています。ただし各ツールの対応範囲・挙動には差があるため、導入前に利用するツールの公式ドキュメントで最新の対応状況を確認することをおすすめします。

Claude Code Skillsを作るのにプログラミングスキルは必要ですか?

最低限のSKILL.mdは、日本語の指示文とYAML frontmatterが書ければ作れます。実際、公式ドキュメントも非エンジニアでも作れることを想定した構成になっています。ただし、シェルコマンドを動的に実行する機能(!`command`構文)やスクリプトを同梱する高度な作り方をする場合は、多少のコマンドライン知識があると理解が早くなります。

Claude Code Skillsの保存場所を間違えるとどうなりますか?

動作自体は保存場所を間違えても大きく壊れませんが、「誰が使えるか」が想定と変わります。個人用のつもりで.claude/skills/(プロジェクト用)に置いてGit管理してしまうと、意図せずチーム全員に共有されることがあります。逆に、チームで使いたいSkillを個人用の~/.claude/skills/に置いてしまうと、自分以外には見えません。

Skillsが自動的にトリガーされないときはどうすればいいですか?

公式ドキュメントが挙げているチェック項目は次の4つです。(1)descriptionにユーザーが自然に使う言葉が含まれているか、(2)「利用可能なスキルは何ですか?」と聞いてSkillがリストに出るか、(3)descriptionにより近い言い回しでリクエストを言い換えてみる、(4)/スキル名で直接呼び出してみる。それでも解決しない場合、YAML frontmatterの記述ミスでdescriptionが読み込まれていない可能性があるので、--debugオプション付きで起動してパースエラーを確認してください。

参考・出典

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること: 自分が毎回同じ指示を打ち込んでいる作業を1つ選び、この記事の議事録要約の例を参考にSKILL.mdを1本書いてみる
  2. 今週中: バンドル済みの/code-review/run/verifyを実際に試して、チームに使い方を共有する
  3. 今月中: 個人用に散らばっているSkillのうち、チームで価値があるものをプロジェクトの.claude/skills/に集約し、属人化を解消する

あわせて読みたい:


次回予告: 次の記事では、Claude Code Skillsを実際にチームへ展開する際の運用ルール設計について、さらに実践的なテクニックをお届けします。


著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

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