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ChatGPT無料版の制限とできること|有料3プラン比較【2026年9月】

ChatGPT無料版の制限とできること|有料3プラン比較【2026年9月】

2026年9月13日時点で、ChatGPT無料版の「日常のテキストチャット」は無制限です。回数制限が残っているのは、ファイル添付・画像生成・音声・データ分析といったツール側で、テキストの往復そのものには上限がありません。OpenAIは2026年8月6日に無料(Free)とGoの既定モデルをGPT-5.6 Lunaに切り替え、あわせてテキストチャットの上限を撤廃しました。公式ヘルプも「Free users have unlimited everyday text chats, subject to abuse-prevention safeguards(無料ユーザーは不正利用防止の保護措置の範囲内で、日常のテキストチャットを無制限に使える)」と明記しています。

結論:ChatGPT無料版は「文章を書く・読む・調べる」なら上限を気にせず使えるが、ファイル・画像・音声・高精度モデルに触れた瞬間に壁が来る。

この記事の要点

  • 無料版の既定モデルはGPT-5.6 Luna。上位のGPT-5.6 Solは無料・Goでは選べない(公式ヘルプ明記)
  • 「無制限」はテキストチャットだけ。ファイル添付・画像生成・音声・データ分析は別枠の上限があり、OpenAIは具体的な回数を公開していない
  • 有料の分かれ目は、Go(月8ドル)=各ツールの枠が増える/Plus(月20ドル)=上位モデルとWorkなどの機能そのものが開く、という二段構え

対象読者:ChatGPTを無料のまま業務で使い続けてよいか判断したい経営者・部門責任者・情報システム担当者

読了後にできること:自社の使い方を「テキスト中心/ツール中心」に仕分けして、課金が必要な人だけを特定できる

最終確認:2026年9月13日(OpenAI公式ヘルプ・公式料金ページ)

研修でいちばん多い質問は「結局、無料のままで大丈夫ですか」

研修でいちばん多い質問は「結局、無料のままで大丈夫ですか」
研修でいちばん多い質問は「結局、無料のままで大丈夫ですか」

「無料版で十分ですか、それとも課金したほうがいいですか」。企業向けのAI研修をやっていると、休憩時間にこれを聞かれない回が本当にないんです。100社以上でお話ししてきて、体感で最頻出の質問だと思っています。

そして面白いのが、聞いてくる人の半分くらいはすでに無料版で十分な使い方をしているということ。メールの下書き、議事録の整形、企画のたたき台。このあたりは2026年8月以降、無料版でいくら回しても上限に当たりません。にもかかわらず「無料だから制限が厳しいはず」という思い込みで、必要のない課金を検討していたりします。

逆のパターンもあります。ある研修先の管理部門の方は「無料で全部やれている」とおっしゃっていたのですが、よく聞くと毎朝ChatGPTを開いて「制限に達しました」の表示と戦っていました。原因はテキストではなく、PDFの添付と画像生成。止まっていたのはツール側だったのに、モデルの回数制限だと誤解していたんです。この誤解、かなり多い。

だから、無料版の話は「できる・できない」の二択ではなく、どこに壁があるかで整理したほうが早い。以下、公式ヘルプと公式料金ページで確認できた内容だけを使って、無料でできること、無料では詰まること、そしてGo・Plusとの差を順に並べます。数字が公開されていない項目は「公開されていない」とそのまま書きます。

2026年9月現在の無料版スナップショット

2026年9月現在の無料版スナップショット
2026年9月現在の無料版スナップショット

まず現在地から。OpenAIのヘルプセンター「ChatGPT Free Tier FAQ」に書かれている無料版の内容を、原文の表現に沿って整理します。

項目無料版(Free)の状態根拠
既定モデルGPT-5.6 Luna公式ヘルプ「GPT-5.6 in ChatGPT」
テキストチャット無制限(不正利用防止の保護措置あり)公式ヘルプ「Free Tier FAQ」
Think(考えさせる機能)利用可。ただしLunaが思考する方式でSolは使われない公式ヘルプ「GPT-5.6 in ChatGPT」
ウェブ検索利用可公式ヘルプ「Free Tier FAQ」
ファイル・画像のアップロード利用可。ただし別枠の上限あり同上
画像生成利用可。ただし別枠の上限あり同上
データ分析利用可。ただし別枠の上限あり同上
GPTs(カスタムGPTの利用)探して使うことは可能同上
ライブラリ保存容量500MB同上
GPT-5.6 Sol利用不可公式ヘルプ「GPT-5.6 in ChatGPT」

ポイントは最後の2行です。保存容量に500MBという具体的な数字が出ている一方、ファイル添付や画像生成の回数は公式に数字が出ていません。ヘルプには「File uploads, image generation, voice, data analysis, and other tools have separate usage limits(ファイルアップロード、画像生成、音声、データ分析などのツールには別個の利用上限がある)」「ChatGPT will notify you when you reach an applicable limit(該当する上限に達したときはChatGPTが通知する)」とあるだけです。

つまり、無料版の回数制限は「アプリ内の残量表示が正」という設計になっています。外部サイトが「無料は1日◯枚」と書いていることがありますが、それは利用者の観測であって公式の約束ではありません。需要に応じて変動する前提で読んだほうが安全です。

2026年8月6日に何が変わったのか

変化の起点は明確です。2026年8月6日、OpenAIはFreeとGoの既定モデルをGPT-5.6 Lunaに切り替え、あわせてテキストチャットの上限を撤廃すると発表しました(TechCrunchほか複数媒体が同日付で報道)。同時に、難しい質問にじっくり答えさせる「Think」ボタンが無料・Goにも開放されています。

この変更の意味は大きくて、それまで「無料版=数十メッセージで止まるもの」という前提で作られていた社内ルールや研修資料が、まとめて古くなりました。もし社内マニュアルに「無料版は1日◯回まで」と書いてあるなら、2026年9月現在それは誤りです。まずそこを直すのが最優先だと思います。

無料でできること — 実務で使い切れる7領域

無料でできること — 実務で使い切れる7領域
無料でできること — 実務で使い切れる7領域

公式ヘルプで無料に含まれると明記されている機能を、実務の言葉に置き換えます。

1. 文章の作成・要約・書き換え(実質無制限)

メール、議事録の整形、企画書のたたき台、社内周知文、クレーム一次対応の草案。ここは上限がありません。テキストの往復だけで完結する作業は、無料版のまま毎日回して問題ない領域です。

2. ウェブ検索を伴う調査

最新情報の確認や出典探しは無料でも動きます。ただし、腰を据えた多段リサーチ(Deep research)は別機能で、後述のとおり無料での扱いは公式に数字が出ていません。

3. Thinkによる思考の深掘り

公式ヘルプは、無料・GoのThinkについて「uses Luna, not Sol(SolではなくLunaを使う)」と明記しています。上位モデルが動くわけではないものの、その場で考える時間を長く取らせることはできます。論点整理や条件分岐のある判断には効きます。

4. ファイル・画像の読み取り(枠の中で)

PDFや画像を添付して中身を読ませることはできます。ここが「別枠の上限」に当たる筆頭なので、試し打ちで消費しないことが重要です。

5. 画像生成(枠の中で)

無料版でも画像は作れます。枚数の目安は公式に公開されていないため、「何枚作れるか」ではなく「1回で狙った絵を出す」ほうに寄せるのが現実解です。詳しい作り方とプロンプトはChatGPT画像生成の使い方|無料で何枚?制限とプロンプト集にまとめています。

6. データ分析(枠の中で)

表を読み込ませて集計・可視化させる使い方も無料の対象です。これも別枠の上限があるので、毎日の定型集計を乗せるなら有料を検討する対象になります。

7. Codexでの軽いコーディング

OpenAIの公式ドキュメントでは、Codexは無料プランにも含まれ、その位置づけは「Explore Codex capabilities on quick coding tasks(短いコーディング作業でCodexの機能を試す)」と説明されています。触れはするが、本格開発の分量は想定されていないという読み方が正確です。

無料では詰まるところ — 壁は4つに分かれる

無料では詰まるところ — 壁は4つに分かれる
無料では詰まるところ — 壁は4つに分かれる

「できない」と言い切れるものと、「枠があるだけ」のものを混ぜないのが大事です。分けて書きます。

壁1:モデルの壁 — GPT-5.6 Solが選べない

これは枠ではなく可否の問題です。公式ヘルプ「GPT-5.6 in ChatGPT」は、Free/Goについて既定がLunaであり、Solにはアクセスできないと明記しています。一方Plusは、SolのMedium/High推論が使えます(Extra HighとProはPro以上)。

実務での影響は、長い資料の読み込み、込み入った条件整理、複数ステップの検算といった「難しさ」が主因の作業に出ます。3つのモデルの性格差はChatGPTでGPT-5.6を使う方法|3モデルの違いで整理しています。

壁2:機能そのものの壁 — Work

公式ヘルプ「ChatGPT Work and Codex」では、Workは「an agent designed for longer, multi-step work and finished deliverables(長い多段作業と、完成した成果物のために設計されたエージェント)」と定義され、対象プランとしてPlus、Pro(100ドル/200ドル)、Business、Enterpriseが挙がっています。FreeとGoは記載されていません。

資料・スプレッドシート・スライドを最後まで作らせたいなら、ここが有料に上げる最も分かりやすい理由になります。実際の使い勝手はChatGPT Workの料金はいくら?できること・使い方を参照してください。

壁3:枠の壁 — ファイル・画像・音声・データ分析

ここは「使えるが減る」領域です。公式が数字を出していない以上、社内ルールを回数で書くのは無理があります。代わりに「重い作業は1回で終わらせる」運用ルールを書いたほうが実効性があります。後段のプロンプトはそのための道具です。

壁4:情報の壁 — 上限に当たったときの表示が分かりにくい

ChatGPTは上限に達したときに通知しますが、何の上限に当たったのかが読み取りづらい。テキストは無制限なのに「制限に達しました」と出れば、多くの人はモデルの回数制限だと解釈します。表示の意味と対処はChatGPT『制限に達しました』の意味と対処法で個別に扱っています。

Deep researchとメモリ — 「数字が出ていない」ことを正しく扱う

Deep researchとメモリ — 「数字が出ていない」ことを正しく扱う
Deep researchとメモリ — 「数字が出ていない」ことを正しく扱う

ここは記事によって書いてあることがバラバラな領域なので、公式の記述だけを置きます。

Deep research:公式ヘルプ「Deep research in ChatGPT」には「In Chat, deep research usage varies by plan. Your in-product usage counter shows your remaining tasks(Chatでのdeep researchの利用可能量はプランによって異なる。製品内の利用カウンターに残タスク数が表示される)」とあり、月次の固定枠があるプランでは「初回利用日から30日ごとにリセットされる」と説明されています。Free向けの具体的な回数は、2026年9月13日時点でこのヘルプ記事には公開されていません。自分のアカウントのカウンターを見るのが唯一の正確な方法です。

メモリ:公式ヘルプ「Memory FAQ」は、プラン別の容量差を数値で示していません。一方、Goの説明ページには「Longer memory for more personalized responses(より個別化された応答のための長いメモリ)」という記述があり、無料より長い、という相対的な差だけが公式に読み取れます。「無料は◯件まで記憶」といった数字は、公式には存在しません。

事例区分:想定シナリオ
社内ルールを作るとき、公式に数字がない項目を数字で書くと必ず陳腐化します。「画像生成は1日3枚まで」と書いた社内ガイドが、仕様変更の翌月に守られなくなる、というのは研修先でよく見る型です。数字が公開されていない項目は「アプリ内の残量表示を確認する」と書くほうが、結果的に長持ちします。

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Free・Go・Plusはどこで分かれるか

価格と内容を、公式料金ページ(learn.chatgpt.com/docs/pricing)および各プランの公式ヘルプで確認できた範囲でまとめます。

観点Free(無料)Go(月8ドル)Plus(月20ドル)
既定モデルGPT-5.6 LunaGPT-5.6 LunaGPT-5.6 Sol(Medium/High)
テキストチャット無制限無制限無制限
Think可(Luna)可(Luna・ウェブとモバイル)可(Sol)
画像生成・ファイル添付・データ分析枠あり無料より高い枠さらに高い枠
メモリ標準より長いメモリより長いメモリ
プロジェクト/タスク/カスタムGPT作成公式ヘルプのFree記載になし利用可と明記利用可
Work公式ヘルプの対象プランに記載なし記載なし対象
Codex短いコーディング作業を試す範囲軽量なコーディング作業ウェブ・CLI・IDE拡張・iOSで利用
レガシーモデル(GPT-4o等)不可不可プランにより可

表にすると、Goは「枠を買うプラン」、Plusは「機能とモデルを買うプラン」という性格の違いがはっきりします。公式ヘルプもGoについて「Expanded access to ChatGPT tools: Get higher usage limits for eligible features than on the Free plan(ChatGPTツールへの拡張アクセス:対象機能について無料プランより高い利用上限を得る)」という書き方をしていて、新しい機能が開くとは書いていません。

その上の段については、Proが100ドルと200ドルの2段、Businessが1ユーザーあたり月20ドルからという構成です。Proの枠には具体的な数字が公開されていて、たとえば200ドルのProはGPT-6 Proが週200メッセージ、加えてGPT-5.6 Sol Proが1日170メッセージという別枠を持ちます(100ドルのProは両者合算で週50メッセージ)。有料側の全体像はChatGPT有料プランの料金と違い|全プラン比較と選び方にまとめてあります。

Codexの枠は、Plusになると数字が公開される

Plus以上では、公式料金ページにCodexの目安が出ています。5時間あたりの目安として、GPT-6 Astraが5〜45メッセージ、GPT-5.6 Solが10〜100、GPT-5.6 Terraが25〜200、GPT-5.6 Lunaが250〜2,000。Proはこの5倍(100ドル)または20倍(200ドル)です。無料側にはこうした数字がなく、「試す範囲」という定性的な説明にとどまります。開発でCodexを常用するなら、無料は選択肢に入らないと読んで差し支えありません。

無料で足りる人/足りない人を分ける5つの質問

課金判断は、機能表を眺めるより自分の業務に当てて考えたほうが速いです。次の5問に「はい」が2つ以上なら、無料のままだと遠からず止まります。

  1. 毎週、PDFやExcelを3件以上ChatGPTに読ませているか
  2. 資料・スライド・スプレッドシートを成果物の形まで作らせたいか
  3. 回答の精度不足で、人がやり直す時間が積み上がっているか
  4. 画像生成を業務で日常的に使っているか
  5. コードを書かせる作業が週次で発生しているか

逆に、以下に当てはまる人は無料で足ります。

  • 使い方の9割が文章の作成・要約・書き換え
  • 添付は月に数回、しかも1件が軽い
  • 画像生成は使わない、または趣味の範囲
  • 調べものは検索で足り、多段リサーチまでは要らない

この仕分けをチーム単位でやると、だいたい全員分の課金は要らないという結論になります。研修先でよくあるのは、企画と開発の数名だけPlusにして、残りは無料のまま運用する形です。全社一律で有料化してから使われずに終わる、という失敗よりはるかに健全だと思います。

【要注意】無料版でやりがちな失敗4つ

失敗1:「無制限」を全機能無制限だと読む

❌「もう制限がないらしいから、資料の読み込みも作り放題だよね」
⭕「無制限はテキストだけ。添付・画像・音声・データ分析は別枠」

なぜ重要か:ここを混同すると、業務フローを組んだあとで止まります。止まる場所が「重い作業の途中」なので、被害が大きい。公式ヘルプは無制限の対象をテキストチャットに限定して書いています。

失敗2:モデルを選べると思い込む

❌「無料でもモデル切り替えでSolを選べばいい」
⭕「無料・Goの既定はLuna。Solは選択肢に出てこない」

なぜ重要か:精度が足りないとき、無料ユーザーが取れる手は「モデルを上げる」ではなく「Thinkを使う」「聞き方を変える」の2つだけです。打ち手を間違えると、原因がプロンプトなのにプラン変更を検討してしまいます。

失敗3:試し打ちで枠を溶かす

❌ 画像生成を「とりあえず出してみる」で4回繰り返す
⭕ 指示を文章で確定させてから、1回で生成する

なぜ重要か:枠のある機能は、失敗した1回も消費します。テキストの往復は無制限なので、無制限の側で設計を詰めて、有限の側は一発で使うのが無料版の基本戦術です。これは研修でも一番「なるほど」と言われる考え方でした。

失敗4:無料アカウントに機密情報を入れる

❌ 個人アカウントの無料版に、契約書や顧客名簿をそのまま添付
⭕ 入力前にマスキングする。業務データを扱うならBusiness以上を検討する

なぜ重要か:無料アカウントは既定でデータ管理の設定が個人向けのままです(設定→データコントロールで確認・変更できます)。法人利用で監査や契約要件があるなら、無料版は入口として使い、機密を扱う工程は別プランに寄せる、という分離が現実的です。

無料版のまま精度を上げる6つのプロンプト

プランを上げずにできることは、思っているより多いです。どれもコピーしてそのまま使えます。

1. テキスト無制限を活かす「設計→実行」分離プロンプト

これから[作りたい成果物]を1回で作ります。
いきなり作らず、まず次の3点を私に質問してください。
1. 目的と読み手
2. 絶対に外せない条件(分量・トーン・形式)
3. 参考にすべき既存資料の有無

私の回答がそろってから、初めて本番の出力を1回だけ行ってください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

狙い:無制限のテキスト往復で仕様を固めてから、有限のツールを1回だけ使う型に持ち込みます。

2. 添付枠を節約する「分割読み込み」プロンプト

これから長い資料の内容を、テキストで分割して貼ります。
1回目の貼り付けでは要約せず、「受領しました」とだけ返してください。
すべて貼り終えたら私が「終わり」と言うので、そこで初めて
以下の観点で整理してください。

- 意思決定に必要な事実
- 判断が割れそうな論点
- 私が見落としそうなリスク

仮定した点は必ず「仮定」と明記してください。

狙い:ファイル添付の枠を使わず、コピーしたテキストで同じ結果に近づけます。手元でテキスト化できる資料なら、これで枠を温存できます。

3. Thinkを効かせる「論点固定」プロンプト

次の判断について、結論を急がずに検討してください。

判断したいこと:[判断内容]
前提:[制約・予算・期限・関係者]
評価軸:[コスト / リスク / 実行しやすさ など3つまで]

各評価軸でそれぞれの選択肢を採点し、採点の理由を書いてから
最後に推奨案を1つだけ選んでください。
数字と固有名詞は、根拠(出典または計算式)を添えてください。

狙い:Thinkは「じっくり考える」機能なので、考えるべき軸を先に渡すほど効きます。上位モデルが使えない無料版では、この差が最も大きく出ます。

4. 画像生成を1回で決める「指示確定」プロンプト

画像はまだ生成しないでください。
これから作りたい画像の指示文を、あなたと一緒に完成させます。

用途:[掲載場所・サイズ・雰囲気]
必ず入れる要素:[被写体・文字・色]
絶対に入れない要素:[NG要素]

上記から、生成用の指示文を1本にまとめて提示してください。
私が「これで生成して」と言うまで、画像は作らないでください。

狙い:失敗した生成も枠を消費します。文章で詰め切ってから1回だけ生成する運用に変えるだけで、体感の「すぐ制限に当たる」問題はかなり減ります。

5. 機密を出さないための「マスキング下書き」プロンプト

これから社外に出せない情報を含む文章を扱います。
まず、次の文章から固有名詞・金額・個人名・取引先名を
[会社A][金額X][担当者1] のような記号に置き換えた版を作ってください。

置き換え表も一緒に出力してください(私が手元で復元するため)。
置き換え後の文章に対してだけ、次の作業を行ってください:[依頼内容]

狙い:無料アカウントで業務文書を扱わざるを得ないときの最低限の防具です。置き換え表を手元に残す前提で使ってください。

6. 課金すべきか判定する「業務棚卸し」プロンプト

私の直近1週間のChatGPTの使い方を棚卸しします。
以下を読んで、「無料のままで足りる作業」と
「有料プランが要る作業」に分類してください。

使い方:
- [作業1と頻度]
- [作業2と頻度]
- [作業3と頻度]

分類の際は、テキストのみで完結するか、
ファイル添付・画像生成・データ分析・成果物作成を伴うかを基準にしてください。
判断に必要な情報が足りなければ、先に質問してください。

狙い:課金判断を感覚でやらないための道具です。チームで同じ形式を配ると、必要な人数分だけ課金する運用に落ちます。

法人で無料版を使うときに確認すべきこと

個人利用と法人利用では、見るべき点が変わります。研修先で必ずお伝えしている3点です。

データの扱いを最初に決める

無料アカウントは、設定→データコントロールから会話データの扱いを変更できます。導入のいちばん最初に、この設定を全員で揃えるのが鉄則です。「あとで周知します」にすると、まず揃いません。

アカウントが個人所有であることを忘れない

無料版は個人アカウントです。退職時に会話ログもプロジェクトも一緒に消えますし、会社が中身を確認する手段もありません。業務の記録として残す必要があるものは、ChatGPTの外(社内のドキュメント基盤)に置くルールにしておくと事故が減ります。

公式アプリかどうかを確認する

「無料のChatGPTアプリ」を名乗る非公式アプリは今も多く、課金トラブルの温床になっています。見分け方はChatGPT公式アプリは無料?見分け方と料金比較にまとめました。全社導入の前に、この1本だけでも配っておく価値があります。

なお、無料・Goのプランでは広告表示が導入されています。業務中の体験に影響する話なので、全社展開の前に一度自分の画面で確認しておくといいと思います。

よくある質問

ChatGPT無料版は1日何回まで使えますか?

テキストチャットは回数の上限がありません。公式ヘルプが「unlimited everyday text chats」と記載しています。ただしファイル添付・画像生成・音声・データ分析には別枠の上限があり、その回数は公開されていません。アプリ内の表示で確認してください。

ChatGPTは何回まで無料ですか?

「何回まで」という形の上限は、テキストチャットに関しては2026年8月以降ありません。無料で使い続けられます。有料が必要になるのは回数ではなく、上位モデルやWorkなど機能そのものが必要になったときです。

無料版で画像生成はできますか?何枚まで?

できます。枚数の上限は公式に公開されていません。外部サイトの「1日◯枚」という記述は利用者の観測であり、OpenAIの公表値ではありません。

無料版でGPT-5.6 Solは使えますか?

使えません。公式ヘルプは、FreeとGoの既定がGPT-5.6 Lunaであり、Solにはアクセスできないと明記しています。Solを使うにはPlus以上が必要です。

無料版でDeep researchやWorkは使えますか?

Deep researchはプランによって利用可能量が異なり、Free向けの具体的な回数は公式ヘルプに公開されていません(2026年9月13日時点)。Workについては、公式ヘルプの対象プランにPlus・Pro・Business・Enterpriseが挙がっており、FreeとGoは記載されていません。

無料版でCodexは使えますか?

使えます。公式の料金ドキュメントは、無料プランのCodexを「短いコーディング作業で機能を試す」範囲と説明しています。Plus以上では5時間あたりのメッセージ数の目安が公開されており、分量が桁違いです。

ChatGPTのアプリや日本語版は無料ですか?

公式アプリは無料でダウンロードでき、無料プランのまま使えます。日本語での利用にも追加料金はかかりません。日本語版という別製品があるわけではなく、同じChatGPTが日本語に対応しています。

無料版のまま仕事で使っていいですか?

文章中心の作業なら実務的に問題ありません。ただし機密情報の扱い、アカウントの所有者、ログの保全という3点は、無料版のままだと会社側の統制が効きません。扱う情報の機微さで線を引くのが現実的です。

結論と次の一歩

2026年9月のChatGPT無料版は、「テキストは無制限、ツールは有限、上位モデルとWorkは対象外」という三層構造になっています。ここさえ押さえれば、課金判断はかなり単純になります。文章仕事が中心なら無料のまま。成果物づくりや重い読み込みが日常なら、Goで枠を増やすのではなくPlusで機能を開けるほうが効きます。

今日やること:自分の直近1週間の使い方を、上の「業務棚卸しプロンプト」に貼って仕分けしてみてください。5分で終わります。

今週やること:社内マニュアルやガイドラインに「無料版は1日◯回まで」と書かれていないか確認し、残っていれば「テキストは無制限/ツールは別枠」に書き換えてください。

今月やること:チームの誰が有料を必要としているかを人単位で洗い出し、必要な人だけプランを上げる形にしてください。全社一律より、ほぼ確実に安く、そして使われます。

あわせて読みたい

参考・出典

  • ChatGPT Free Tier FAQ — OpenAI Help Center(参照日: 2026-09-13)/無料版に含まれる機能、テキストチャット無制限、ライブラリ500MB、ツール別の上限
  • GPT-5.6 and GPT-6 Pro in ChatGPT — OpenAI Help Center(参照日: 2026-09-13)/Free・Goの既定モデルがGPT-5.6 Luna、Solへのアクセス可否、Pro/Businessのメッセージ枠
  • What is ChatGPT Go? — OpenAI Help Center(参照日: 2026-09-13)/Goで拡張される利用上限、長いメモリ、プロジェクト・タスク・カスタムGPT
  • What is ChatGPT Plus? — OpenAI Help Center(参照日: 2026-09-13)/Plusの月額20ドルと拡張される範囲
  • Pricing — OpenAI(参照日: 2026-09-13)/プラン別価格とCodexの利用目安
  • ChatGPT Work and Codex — OpenAI Help Center(参照日: 2026-09-13)/Workの定義と対象プラン
  • Deep research in ChatGPT — OpenAI Help Center(参照日: 2026-09-13)/プランごとに利用可能量が異なること、製品内カウンター
  • Memory FAQ — OpenAI Help Center(参照日: 2026-09-13)/メモリの仕様
  • ChatGPT brings unlimited text chats to free users — TechCrunch(参照日: 2026-09-13)/2026年8月6日の発表日
  • ChatGPT: What’s free in 2026 and what isn’t? — Engadget(参照日: 2026-09-13)/無料枠の機能整理、データ設定と広告表示の状況

著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・シリーズ累計50,000部突破)。
SBクリエイティブ「ビジネス+IT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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