2026年10月27日時点で、GPT-6.1 Terra は ChatGPT の Work(長い作業を任せるエージェント)と Codex(開発用の画面)で使え、ふだんの会話に使う Chat では使えません。ChatGPT のリリースノートでは対象は Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu で順次の提供となり、無料版と Go(無料版より利用範囲が広い月額のプラン)は入っていません(ChatGPT のリリースノート)。ただし OpenAI の発表記事は対象を Plus・Pro・Enterprise・Edu と書いていて、Business がありません(発表記事)。GitHub Copilot(AI がコードの作成やターミナルの作業を手伝う GitHub の機能)では10月26日から Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise に順次提供され、Business と Enterprise では、新しいモデルを自動で有効にする既定の設定(既定のモデル有効化)のもとで、管理者が全体の既定を切るか Terra を個別に止めない限り自動で有効になります(GitHub の changelog)。ただし、旧課金のまま残った年額の Pro と Pro+ には新しいモデルが提供されません(GitHub Docs の旧課金の年額プランのページ)。
結論:GPT-6.1 Terra は ChatGPT の Work と Codex で選ぶモデルで、Chat には出ません。GitHub Copilot では Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise に順次提供されます(旧課金のまま残った年額の Pro と Pro+ は除く・2026年10月27日時点)。
- 使える場所:Work と Codex(デスクトップアプリ・Web の Work・コマンドで動かす Codex CLI 0.159.0 以上)
- 対象のプラン:リリースノートでは Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu に順次。発表記事は Business を挙げておらず、見えない時は展開状況と管理者の設定を確かめる
- 変わること:プラン全体の上限は変わらない。一部の Plus と Pro は、Work の既定が GPT-6.1 Sol(Light)から Terra(Medium)に替わることがある(かっこ内は推論の強さ)
- Copilot:従量課金。Business と Enterprise は既定のままなら自動で有効で、止める時は管理者がモデルポリシー(使わせるモデルを決める設定)で無効にする
- 選び方:OpenAI は文章・画像の理解・コンピューター操作に Terra を勧め、最も複雑なコーディングは GPT-6.1 Sol と GPT-6 Astra が向くとしている
対象読者:ChatGPT の Plus・Business・Enterprise や GitHub Copilot を社内で使わせている情報システムと AI 推進の担当者
読了後にできること:Terra がどのプランのどこに出るか、何が変わるか、Copilot で止めるかどうかを社内に説明できる
「Terra が出たのに、ChatGPT のモデルの選択に出てこない」。新しいモデルが出た翌日に、社内で聞かれやすい声です。Terra は Work と Codex にだけ入るうえ、Work の既定が替わる人や、Copilot で何もしなければ社員の選択肢に加わる会社もあります。
この記事は、OpenAI と GitHub の発表・ヘルプ・料金のページを10月27日に読み、プラン別の提供範囲と選び分けに絞って整理しました。API(開発者が自社のシステムから OpenAI のモデルを呼び出す口・ChatGPT とは別に請求)の料金と使い方は GPT-6.1 Terraの料金と使い方 にまとめています。最終更新:2026年10月27日。
GPT-6.1 Terraとは|GPT-6の4モデルでの位置づけ
GPT-6.1 Terra は、OpenAI が2026年10月26日に発表した速く効率的なモデルです。発表記事は、画像の細かな読み取りと正確なコンピューター操作(画面を見てクリックや入力をする操作)に、より明快で自然な文章を組み合わせたモデルだと説明し、前の GPT-5.6 Terra から大きく進んで、提案書の作成・技術図面の読み取り・フォームへの入力・動画の編集のような日々の仕事を得意とする、としています(発表記事)。
API のガイド「Using GPT-6」は、GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6.1 Terra・GPT-6 Luna の 4 つを並べています。社内の人にたとえると、Astra は難しい案件を任せる専門家、Sol は費用を抑えた主力、Terra は文書や画面を手早く読み書きする実務の担当、Luna は決まった形の作業を大量にさばく担当です(たとえは編集部によるもので、OpenAI の表現ではありません)。
| モデル | API のガイドでの位置 | Work と Codex での OpenAI の勧め |
|---|---|---|
| GPT-6 Astra | 最も高い知能。最も負荷の高い推論・コーディング・専門の仕事向け | 最も負荷の高い仕事。コード・アプリ・調査にまたがり、判断を続けて最後まで進める仕事 |
| GPT-6.1 Sol | 速さ・費用・知能の釣り合い。Astra に近い性能をより低い費用で | 費用を気にする時の、コード・アプリ・文書にまたがる作業 |
| GPT-6.1 Terra | 速く効率的。画像の推論・正確なコンピューター操作・明快で自然な文章 | 文章・画像の理解・コンピューター操作。提案書の下書き、画像の資料の確認、元の書類からのフォーム入力 |
| GPT-6 Luna | 最も速く、費用対効果が最も高い。範囲を絞った大量の作業向け | 良い結果の形が分かっている大量の作業(抽出・分類・変換・決まった形の要約) |
位置は API のガイド「Using GPT-6」、勧めは ChatGPT Learn(learn.chatgpt.com・OpenAI の説明のサイト)の Models のページ によります。前のモデルとの違いとして、OpenAI は Work と Codex では同じ利用枠で GPT-5.6 Terra より多くのタスクをこなせ、GPT-6.1 Sol や GPT-6 Astra よりかなり多いと説明しています(倍率は書かれていません・発表記事)。
10月26日に発表されたこと|提供先と性能の要点
OpenAI は10月26日に、発表記事と、安全性の評価をまとめたシステムカード(GPT-6 Astra のシステムカードへの追補)を公開しました。同じ日付で、ChatGPT のリリースノート、モデルのリリースノート、GitHub の changelog にも Terra の項目があります。

| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 発表日 | 2026年10月26日(米国の日付。公開の時刻は書かれていない) | 発表記事 |
| ChatGPT | Work と Codex で順次提供(rolling out=アカウントに順に届く提供)。Chat では使えない | リリースノート、モデルのリリースノート |
| OpenAI API | gpt-6.1-terra として提供。API の利用は ChatGPT の契約とは別に請求 | モデルのリリースノート |
| GitHub Copilot | Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise で一般提供(試しの版ではない正式な提供)。この対象プランへ順次提供。旧課金のまま残った年額の Pro と Pro+ は対象外 | GitHub の changelog、GitHub Docs の旧課金の年額プランのページ |
| 安全性 | Preparedness Framework(危険につながりうる能力を分野ごとに段階で評価する OpenAI の枠組み)で、サイバーセキュリティを Critical、生物・化学を High として扱う。GPT-6.1 Sol と GPT-6 Astra と同じ安全対策を当てる | システムカード |
| 地域の制限 | ChatGPT では UAE(アラブ首長国連邦)の推論の所在(inference residency)に対応しない | リリースノート |
性能の数字は次のとおりで、どれも OpenAI の自社測定です。推論の強さ(答える前にどれだけ考えるかの設定・low〜max の段階)を条件として添えます(発表記事の本文とグラフの元データ)。
| 評価(何を測るか) | OpenAI が示した結果 | 条件 |
|---|---|---|
| Agents’ Last Exam(建築図面から 3D モデルを作るなど、専門の仕事をコンピューター操作でこなす評価) | GPT-5.6 Terra より 15 ポイント高く、費用は約 3 分の 1。GPT-6 Astra と同等で、トークン(AI が読み書きする文章の単位)の単価は 10 分の 1。GPT-6 Astra と GPT-6.1 Sol の 3 倍を超える速さでタスクを終えた | 点数と費用は medium。速さは推論の強さの条件と秒数が書かれていない |
| MMMU-Pro(画像を見て答える推論の評価) | すべての推論の設定で GPT-5.6 Terra を上回った。max で 85.5%(GPT-6 Astra は 86.7%、GPT-6.1 Sol は 86.3%) | 比べた値はどれも max |
| 誤りを誘う質問での事実の誤りの率(OpenAI の社内評価・低いほど良い) | low で 53.6%(GPT-5.6 Terra)から 16.7% に下がった。max では 4.3% | max の値は GPT-6 Astra と GPT-6.1 Sol にほぼ並ぶ |
コーディングでは Terminal-Bench 4.0(コマンドで問題を解く評価)が max で 50.3%(GPT-5.6 Terra の公表値は 21.5%)ですが、最も複雑なコーディングは GPT-6.1 Sol と GPT-6 Astra が向くと OpenAI 自身が書いています(発表記事)。システムカードは、載せた評価は研究環境か API で行ったもので、本番の ChatGPT とは出力が少し違うことがある、と注意しています(システムカード)。発表記事とシステムカードの評価に、日本語に絞ったものは見当たりません。
ChatGPTのどこで使えるか|プラン別の対象
ChatGPT で Terra を選べるのは Work と Codex だけで、ヘルプは「Terra は Work と Codex のモデルの選択肢で、Chat では使えない」と書いています(ヘルプ「GPT-6 and other models in ChatGPT」)。ヘルプ「ChatGPT Work and Codex」 によると、Chat は速い会話と日々の質問、Work は手順の多い長い作業と完成した成果物のためのエージェント、Codex はソフトウェア開発と技術的な作業のための画面です。

プラン別に並べると次のとおりです(リリースノート、ChatGPT Learn の料金ページ、日本語の料金ページ)。
| プラン | Chat | Work | Codex | 条件・補足 |
|---|---|---|---|---|
| 無料版 | 使えない | 対象に入っていない | 対象に入っていない | Work と Codex そのものは制限つきで使える。料金表の行にある Terra は前の GPT-5.6 Terra |
| Go(無料版より利用範囲が広い月額のプラン) | 使えない | 対象に入っていない | 対象に入っていない | 無料版と同じ |
| Plus | 使えない | ○(順次) | ○(順次) | 一部の人は、Work の既定で Terra(Medium)が出ることがある |
| Pro | 使えない | ○(順次) | ○(順次) | Plus と同じ |
| Business | 使えない | ○(順次) | ○(順次) | リリースノートと料金ページは対象に含める。発表記事の列挙には無い |
| Enterprise | 使えない | ○(順次) | ○(順次) | ワークスペースの提供状況と管理者の設定にも左右される。既定は料金ページに記載なし(GPT-6.1 Sol は既定でオフと明記)。見えない時は管理者がモデルを有効にしているか確かめる |
| Edu(教育機関向け) | 使えない | ○(順次) | ○(順次) | 既定は料金ページに記載なし(GPT-6.1 Sol は既定でオフと明記)。見えない時は管理者がモデルを有効にしているか確かめる |
リリースノートは、アカウントに届いた後に使える範囲が、プラン・地域・ワークスペースの設定で変わるとも書いています。料金ページでは GPT-6.1 Sol が「Enterprise と Edu では、管理者が有効にするまで既定でオフ」と明記されていますが、Terra の段落にこの一文は無く、Enterprise と Edu で Terra が既定でオンかオフかは、10月27日時点の料金ページには書かれていません(ChatGPT Learn の料金ページ)。見えない時は、管理者がモデルを有効にしているかを確かめてもらってください。
Business は発表記事とリリースノートで扱いが違う
発表記事は日本語版でも「本日より、Plus、Pro、Enterprise、Edu のすべてのユーザーが、ChatGPT Work と Codex で GPT-6.1 Terra を利用できます」と書き、Business を挙げていません(発表記事の日本語版)。一方でリリースノートは Business を含む 5 つのプランに順次提供するとし、料金ページも提供条件の文と機能の対応表で Business を含めています。10月27日時点で、この違いについての OpenAI の説明は見当たりません。Business で見えない時は、次の順に確かめます。
- 開いているのが Chat ではなく、Work か Codex か
- 順次の提供がまだアカウントに届いていないだけではないか
- ワークスペースの設定。所有者と管理者は、Workspace settings の Permissions & roles で Work を使える役割を、Models で Work と Codex の開始時のモデルを設定できる。ただし開始時のモデルを決めても、その役割で使えないモデルは使えるようにならない(ヘルプ「ChatGPT Work and Codex」)
地域の制限と日本での扱い
ChatGPT について書かれている地域の制限は、UAE の推論の所在(推論の処理を特定の地域の中で動かす設定)に対応しないことだけで、利用者のいる場所ではなく推論が動く場所による制限です(リリースノート)。日本についての個別の記載は、10月27日時点の発表記事・リリースノート・ヘルプ・料金ページに見当たりません。OpenAI API で使う場合は別の制限があり、データ管理のページに「GPT-6.1 Sol と GPT-6.1 Terra は米国と EU のデータレジデンシー(データを特定の地域に置く設定)だけに対応」とあって、日本のリージョンは挙がっていません(OpenAI API のデータ管理のページ)。日本語の料金ページ の比較表には、10月27日10時50分の取得時点で GPT-6.1 Terra の行がまだありませんでした(GPT-5.6 Terra の行はあります)。
何が変わるか|上限・Workの既定・使える量の目安
Terra が加わっても、プラン全体の利用上限は変わりません。リリースノートは、モデル一覧から GPT-6.1 Terra を選べて、プラン全体の利用上限は変わらないとし、料金ページも Work と Codex のプランの上限は変わらないと書いています(リリースノート、料金ページ)。

一部の Plus と Pro は Work の既定が替わる
リリースノートによると、一部の Plus と Pro の利用者は、Work の既定の Power のプリセットで、これまでの GPT-6.1 Sol(Light)ではなく、これからは GPT-6.1 Terra(Medium)が出ることがあります。速さのモードの Standard と Fast にも、使える所で対応します(リリースノート)。Power は、モデルと推論の強さの組み合わせを 1 本のつまみ(Smarter 寄りで深く、Faster 寄りで速く安く)で選ぶ既定の設定です。Light は範囲のはっきりした手早い作業向け、Medium は速さと深さの釣り合いを取る強さです(ヘルプ、Models のページ)。社内で「Work の出力の感じが変わった」という声が出たら、まずモデルの表示を見てもらうと切り分けが早くなります。
同じ枠でこなせる量の目安
料金ページには、Plus と Business の Standard の席(Business の席の種類の 1 つ)で、5 時間あたりに送れるローカルのメッセージ(手元で動かすやりとり)の目安が載っています(料金ページ)。
| モデル | Plus と Business(Standard の席) |
|---|---|
| GPT-6 Astra | 5〜45 |
| GPT-6.1 Sol | 15〜160 |
| GPT-6.1 Terra | 35〜285 |
| GPT-6 Sol | 15〜150 |
| GPT-6 Luna | 350〜3,000 |
これは決まった上限ではなく目安です。Pro には今は 5 時間の上限がありません。ローカルとクラウドのやりとりは同じ枠を使い、クラウドのタスクはローカルのメッセージより多く枠を使うことがあります。週の上限がかかることもあります。Enterprise と Edu は、柔軟な料金の契約なら決まった上限は無くクレジットに応じて使え、そうでない契約はほとんどの機能で Plus と同じ 1 席あたりの上限です(料金ページ)。
クレジットで払う時の単価
含まれる枠を使い切った後は、クレジットで作業を続けられます。作業中のターン(1 回の依頼への応答)の途中で上限に達した場合は、そのターンの作業は公正利用の範囲で続けられます。Plus と Pro は上限に達したら追加のクレジットを買え、Business・Edu・Enterprise の柔軟な料金の契約はワークスペースのクレジットを追加できます。どのプランでも、API キーを使えばローカルのやりとりを追加で続けられ、その分は API の標準の料金で請求されます(料金ページ)。
料金ページの単価の表(速さが Standard の時・100万トークンあたり)は次のとおりです。「キャッシュ済みの入力」は、前に送った内容を使い回せた分の入力です。ただし Business・Enterprise・Edu のクレジット課金は別の料金表(credit-based rate card)を、ドル建ての従量課金の Enterprise 契約は Enterprise USD rate card と契約を見るよう案内されています。一部の Enterprise の顧客は、新しいトークン単位の料金へ移るまで旧来の料金表(legacy rate card)を使い続けるよう書かれていて、詳しくは OpenAI の営業への問い合わせが案内されています(料金ページ)。
| モデル | 入力 | キャッシュ済みの入力 | 出力 |
|---|---|---|---|
| GPT-6.1 Terra | 25 クレジット | 1.25 クレジット | 125 クレジット |
| GPT-6.1 Sol | 50 クレジット | 2.5 クレジット | 250 クレジット |
| GPT-5.6 Terra | 50 クレジット | 5 クレジット | 300 クレジット |
Codex のクレジット課金には、キャッシュの書き込みの別料金はありません。Fast を使うと、含まれる利用枠の消費は Standard の 2.5 倍、購入したクレジット(Enterprise の従量課金を含む)の消費は 2 倍になります。料金ページは、クレジットの単価だけでは含まれる利用枠の量は決まらないこと、API のトークン単価で含まれるタスクの数を見積もらないことも注意しています(料金ページ)。
ChatGPTでGPT-6.1 Terraを選ぶ手順
Work と Codex で Terra を選ぶ手順です。選べる項目と既定は、プラン・アプリ・ワークスペースの設定・展開状況で変わります(Models のページ)。
- 契約が Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu のどれかを確かめる(無料版と Go は対象に入っていない)
- Work を開く。デスクトップアプリはメニューで ChatGPT を選び、切り替えで Work にする。Web は ChatGPT Work を開く(ヘルプ)
- 入力欄の下のモデルと推論の切り替えで Advanced を開き、モデル一覧から GPT-6.1 Terra を選ぶ(Models のページ)
- 推論の強さは既定から始め、深い計画や分析が要る時だけ上げる
- Codex は、デスクトップアプリのメニューで Codex を選び、入力欄の下でモデルと推論の強さを選ぶ。Codex は手で選んだモデルを保つ(ヘルプ)
- Codex CLI(コマンドで動かす版の Codex)は 0.159.0 以上に更新し、
codex -m gpt-6.1-terraで始める。会話の途中は/modelで切り替える(Models のページ) - 一覧に出ない時は、順次の提供がまだ届いていない可能性がある。ワークスペースで使っている場合は、管理者に Work を使える役割とモデルの設定を確かめてもらう
Models のページで Terra の使える場所に挙がっているのは、デスクトップアプリの Work と Codex、Web の ChatGPT Work、Codex CLI です(ほかに ChatGPT のクレジットと API)。GPT-6.1 Sol の欄にある Codex の IDE 拡張(開発用の編集ソフトに入れて使う Codex)の行は Terra の欄に無く、使えないとも書かれていません。Codex CLI の基本は Codex CLIとは|使い方・コマンド一覧・モデル変更 で扱っています。
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GitHub Copilotでは|対象プラン・課金・管理者の設定
GitHub は10月26日、Copilot での GPT-6.1 Terra の一般提供を発表しました。日々のエージェント型のコーディング(AI が手順を進めながらコードを書く使い方)とターミナル(コマンドで操作する画面)の作業向けで、GPT-6.1 Sol より低い費用で使える位置づけです。初期のテストでは、GPT-5.6 Terra よりターミナルと C# のコーディング課題を目に見えて多く解いたとしています(数値は書かれていません・GitHub の changelog)。

Terra を選べるのは Copilot Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise で、この対象プランへ順次提供されます(旧課金のまま残った年額の Pro と Pro+ は除く・後述)。プラン別の表では 5 つのプランすべてに Terra が含まれます。Copilot Pro は GPT-6.1 Sol が含まれないのに、Terra は含まれます。Copilot Free と Student はモデルを Auto(Copilot が自動でモデルを選ぶ機能)でだけ使え、10月27日時点で Auto の対象の表に Terra は入っていません(GitHub Docs「Supported AI models in GitHub Copilot」)。
選べる場所
モデルの選択(モデルピッカー)で選べるのは、VS Code、Visual Studio、Copilot CLI、GitHub Copilot cloud agent、GitHub Copilot app、github.com、GitHub Mobile(iOS・Android)、JetBrains の IDE(開発用の編集ソフト)、Xcode、Eclipse です。展開は順次で、見えない時は少し待つよう案内されています(GitHub の changelog)。IDE ごとの最低バージョンは、10月27日時点ですべて未定(TBD)です。100万トークンの文脈(1 回のやり取りで通常よりずっと多くの内容を扱える設定・VS Code と Copilot CLI だけ)や推論の段階の設定(VS Code・Copilot CLI・Copilot cloud agent)は、大きくするほど AI クレジット(Copilot の利用を数えて請求する単位・1 AI クレジット=0.01ドル)を多く使います(GitHub Docs「Supported AI models」、「Models and pricing」)。
課金は従量課金のトークン単価
Terra は従量課金(使った量に応じて払う課金)で、提供元の定価で請求されます(GitHub の changelog)。単価は 100万トークンあたり次のとおりです(GitHub Docs「Models and pricing for GitHub Copilot」)。
| 区分 | 入力 | キャッシュ済みの入力 | キャッシュの書き込み | 出力 |
|---|---|---|---|---|
| 通常(入力 272K=約27万トークン以下) | 1.00ドル | 0.05ドル | 1.25ドル | 5.00ドル |
| 長い文脈(入力 272K 超) | 2.00ドル | 0.10ドル | 2.50ドル | 7.50ドル |
使ったトークンはこの単価で AI クレジットに換算されます(1 AI クレジット=0.01ドル)。個人のプラン(Free・Pro・Pro+・Max)にはプランごとの AI クレジットの枠があり、Business と Enterprise は 1 人ごとの枠を請求の単位でまとめて使います。枠を超えた追加の利用は、この単価で AI クレジットとして請求されます。ただし、GitHub Mobile(iOS・Android)で Copilot のプランを契約している人と、過去に GitHub Mobile で契約したことがある人は、追加の AI クレジットを買えません(GitHub Docs「Models and pricing for GitHub Copilot」)。プランの月額は GitHub Copilot料金|Free/Pro/Business/Enterprise プラン比較 を見てください。
Business と Enterprise は既定で自動で有効
Copilot Business と Enterprise の管理者は、Copilot の設定のモデルポリシー(どのモデルを使わせるかを決める設定)で Terra の利用を管理します。既定のモデル有効化(設定していないモデルを既定で有効にする方針)のもとでは、管理者が全体の既定を切るか Terra を個別に止めない限り、新しいモデルは自動で有効になり、利用者が選べる状態になります(GitHub の changelog)。管理者が止める場合は、モデルポリシーで無効にします。新しいモデルは、明示的に設定するまで既定の方針を引き継ぎます(GitHub Docs)。既定の有効化の考え方は GitHub Copilot新機能が既定で有効に|管理者の設定 で解説しています。
旧課金の年額プランと Auto
GitHub は2026年6月1日に従量課金へ移りました。旧課金(リクエストの回数で数える課金)のまま残った年額の Copilot Pro と Pro+ には新しいモデルと機能は提供されず、旧課金の倍率の表にも Terra はありません(GitHub Docs の旧課金の年額プランのページ)。また Auto の対象の表に Terra は無いため、使う時はモデルの選択で Terra を指定します。
業務での選び分け|Astra・Sol・Terra・Luna
Models のページは Work と Codex での選び方として、Astra は最も負荷の高い仕事、GPT-6.1 Sol は Astra に近い性能を Astra より低い費用で、GPT-6.1 Terra は文章・画像の理解・コンピューター操作の速く効率的な選択、Luna は範囲を絞った繰り返しの作業に向く、と勧めています(ChatGPT Learn の Models のページ)。

同じページにある OpenAI の頼み方の例と、法人の仕事への当てはめを並べます。当てはめは編集部の整理で、OpenAI が仕事ごとに勧めたものではありません。
| モデル | OpenAI の例(Models のページ) | 法人の仕事に当てはめると(編集部の整理) |
|---|---|---|
| GPT-6.1 Terra | ダッシュボードのスクリーンショットの主な変化を要約し、読めない所を挙げる。ほかに提案書の下書き、画像の資料の確認、元の書類からのフォーム入力 | 提案書や案内文の下書き、資料の図やグラフの確認、届いた書類の内容を社内の様式に写す作業 |
| GPT-6.1 Sol | 企画の概要・議事録・日程から実行計画を下書きし、依存関係と食い違いを挙げる | 複数の資料をまとめた導入計画や進行表づくり |
| GPT-6 Astra | 3 社の提案を要件と比べ、推奨と、決める前に解く質問を出す | 取引先や製品の選定のように、判断を続けて詰める仕事 |
| GPT-6 Luna | 議事録を宿題・担当・期限の表にし、抜けは未定と書く | 会議のメモの整理、問い合わせの分類、決まった形の要約 |
最も複雑なコーディングは GPT-6.1 Sol と GPT-6 Astra のほうが向く、と OpenAI は書いています(発表記事)。また Models のページは、結果を元の資料と照らし合わせ、特に名前・数字・画像から読んだ細部を確かめるよう勧めています。OpenAI が Terra の例に挙げている頼み方を日本語にすると、次のとおりです。
これらのダッシュボードのスクリーンショットを確認し、主な変化を要約してください。
グラフのラベルと値に触れながら説明し、自信を持って読み取れない箇所があれば挙げてください。元の書類からフォームを埋める仕事向けに、編集部で書いた例です。社外秘を含まない書類で試してから広げてください。
添付の請求書(画像か PDF)を読み、次の項目を表にしてください。
・請求元の会社名、請求日、支払期限、請求金額、請求書番号
・読み取れない項目や自信のない項目は空欄にし、「要確認」と書く
・項目ごとに、書類のどこから読んだかを一言で添える
表を作ったら、別のシステムに入力する前に、内容を私に確認してください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。社内に説明する時のチェック表
情報システムや AI 推進の担当者が、今週中に社内へ伝える項目です。伝え方は例なので、自社の言葉に直して使ってください。
| 確かめること | 社内への伝え方の例 | 根拠 |
|---|---|---|
| Chat に Terra は出ない | 「Terra は Work と Codex で選ぶモデルです。Chat の画面には出ません」 | ヘルプ |
| Work の既定が替わる人がいる | 「一部の Plus と Pro は、Work の既定で Terra(Medium)が出ることがあります。大事な文書は出力を確かめてください」 | リリースノート |
| 上限は変わらない | 「Terra を選んでも、プラン全体の上限は増えも減りもしません」 | リリースノート、料金ページ |
| Business で見えない | 「順次の提供です。見えなければ、管理者が展開状況とワークスペースの設定を確かめます」 | リリースノート、発表記事 |
| Copilot の自動の有効化 | 「Copilot Business と Enterprise では、管理者が止めない限り Terra が使える状態になります。残すか止めるかを決めます」 | GitHub の changelog |
| Copilot の費用 | 「Terra は従量課金で、100万トークンあたり入力 1.00ドル・出力 5.00ドル(入力 272K 以下)を AI クレジットに換算します」 | GitHub Docs |
| 入れるデータの扱い | 「Business・Enterprise・Edu は、既定で業務のデータをモデルの学習に使いません。個人の無料版・Go・Plus・Pro は、設定で学習への利用を止められます」 | 料金ページ、日本語の料金ページ |
| 性能の数字の読み方 | 「発表の数字は OpenAI の自社測定です。システムカードも、評価は研究環境か API で行ったもので、本番の ChatGPT とは出力が少し違うことがあると書いています」 | 発表記事、システムカード |
データの扱いの行は Terra だけの条件ではなく、プラン共通の条件です。英語の料金ページは Business の特徴に「既定で業務のデータを学習に使わない」を挙げ、日本語の料金ページの個人向けの表では「コンテンツをモデルの学習に使用」が「無効化可能」になっています(料金ページ、日本語の料金ページ)。
【要注意】よくある読み違い4つ
読み違い1:モデルの選択に出ない=まだ来ていない
❌「ChatGPT のモデルの選択に Terra が出ないから、うちにはまだ来ていない」
⭕「Terra は Chat には出ない。Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu の Work と Codex のモデル一覧から選ぶ(順次の提供)。Work にも出なければ、展開を待つかワークスペースの設定を確かめる」
なぜ重要か:Chat の画面だけを見て「まだ使えない」と伝えると、Work を使う部署が試す機会を逃します。
読み違い2:Copilot は管理者が有効にするまで使えない
❌「新しいモデルは、管理者が有効にするまで社員は使えない」
⭕「Copilot Business と Enterprise は、既定のモデル有効化のままなら Terra は自動で有効。止めるのが管理者の操作で、モデルポリシーで無効にする」
なぜ重要か:使わせたくない会社が何もしないと、社員の選択肢に Terra が順次加わります。使った分は AI クレジットとして数えられ、含まれる枠を超えた分は請求されます。
読み違い3:Terra を選ぶと上限が増える
❌「Terra は軽いモデルなので、Terra の分だけ上限が増える」
⭕「プラン全体の上限は変わらない。OpenAI の説明は、同じ利用枠でこなせるタスクが多い、というもの(倍率は書かれていない)」
なぜ重要か:料金ページの目安(Plus で 5 時間あたり 35〜285 のローカルのメッセージ)も、決まった上限ではありません。
読み違い4:無料版の Terra は GPT-6.1 Terra
❌「無料版の料金表にも Terra があるから、GPT-6.1 Terra は無料で使える」
⭕「無料版と Go の行にあるのは前の GPT-5.6 Terra(デスクトップの Work と Codex で制限つき)。GPT-6.1 Terra の対象に無料版と Go は入っておらず、Copilot Free も対象の列挙に無い」
なぜ重要か:名前だけで判断すると、無料のアカウントで業務を試そうとして行き詰まります。モデル名は数字まで確かめます。
Uravationならこう判断する
正直なところ、Terra は「全社で切り替える」種類の話ではありません。影響が出るのは Work と Codex を使う人と Copilot の管理者です。「どのモデルを選ばせるか」は、次の考え方で整理できます。
- Chat が中心の部署:「Chat には Terra は出ない」の 1 行で足ります
- Work を使う部署:文章・画像・画面の作業は Terra、資料を何本も合わせる作業は GPT-6.1 Sol、最も難しい判断は Astra を目安にし、自社の作業 3 つを Terra と Sol に同じ指示で頼んで見比べます
- Copilot Business と Enterprise の管理者:今週中に Terra を残すか止めるかを決め、残すなら AI クレジットの使われ方を月に一度見る担当を決めます
- 社内の説明に使う数字:OpenAI の自社測定であることを添え、「必ず精度が上がる」とは書きません
Business の件は、OpenAI の説明が出るまで「順次提供・管理者の設定を確認中」と伝えるのが無難です。日本語に絞った評価も発表記事とシステムカードには見当たらないので、社外秘を含まない自社の文書で確かめてから広げてください。
よくある質問
無料版のChatGPTでGPT-6.1 Terraは使えますか?
2026年10月27日時点の対象に入っていません。リリースノートと料金ページの対象は Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu の Work と Codex で、無料版と Go は含まれていません。日本語の料金ページで無料版と Go の行にある Terra は、前の GPT-5.6 Terra です。GitHub Copilot Free も、Terra の対象の列挙に入っていません。
ChatGPT BusinessでGPT-6.1 Terraが見えないのはなぜですか?
考えられるのは、Chat を開いている(Terra は Work と Codex だけ)、順次の提供がまだアカウントに届いていない、ワークスペースの設定、の 3 つです。発表記事の対象の列挙には Business が無く、リリースノートと料金ページは含めているため、10月27日時点では案内が食い違う状態です。管理者に、展開状況と Work・Codex の設定を確かめてもらってください。
ChatGPTのChatとWorkは何が違いますか?
Chat は速い会話と日々の質問のための画面、Work は手順の多い長い作業と完成した成果物のためのエージェントです。Terra は Work と Codex のモデルとして加わり、Chat の選択肢には入っていません。Chat の標準のモデルの切り替えは GPT-6がChatGPTの標準に|無料はLuna・Intelligent UI で解説しています。
GitHub CopilotでGPT-6.1 Terraを止めるにはどうすればよいですか?
Copilot Business と Enterprise では、管理者が Copilot の設定のモデルポリシーで Terra を無効にするか、新しいモデルを自動で有効にする全体の既定を切ります。何もしなければ、既定のモデル有効化のもとで自動で有効になります。個人のプランで使わない場合は、モデルの選択で Terra を選ばないようにします(10月27日時点で、Auto の対象の表に Terra は入っていません)。
日本でGPT-6.1 Terraは使えますか?
ChatGPT について書かれている地域の制限は UAE の推論の所在に対応しないことだけで、日本についての個別の記載は10月27日時点で見当たりません(リリースノートは、使える範囲がプラン・地域・ワークスペースの設定で変わるとも書いています)。GitHub の changelog にも地域の制限は書かれていません。OpenAI API で使う場合は、データ管理のページに「GPT-6.1 Sol と GPT-6.1 Terra は米国と EU のデータレジデンシー(データを特定の地域に置く設定)だけに対応」とあり、日本のリージョンは挙がっていません。日本リージョンにデータを置く設定で使う予定がある場合は、使う前に OpenAI に確かめてください(OpenAI API のデータ管理のページ)。また、日本語の料金ページの比較表には、10月27日10時50分の取得時点で GPT-6.1 Terra の行がまだありませんでした。日本語に絞った評価も発表記事とシステムカードには見当たらないため、日本語の業務文書での使い勝手は、自社の文書で試して確かめてください。
まとめ
GPT-6.1 Terra は文章・画像の理解・コンピューター操作に向けた OpenAI のモデルで、2026年10月27日時点では ChatGPT の Work と Codex(リリースノートでは Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu に順次)と、GitHub Copilot の Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise(旧課金のまま残った年額の Pro と Pro+ を除き、順次)で使えます。Chat には出ず、プラン全体の上限も変わりません。一部の Plus と Pro は Work の既定が替わること、Copilot Business と Enterprise は管理者が止めない限り自動で有効なこと、Business の扱いが発表記事とリリースノートで食い違っていることを、社内に先に伝えておきましょう。ChatGPT のプランそのものの違いは ChatGPT Business・Enterprise比較 にまとめています。
著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・書籍シリーズ累計66,000部)、『AI推進担当になったら読む本』(大和書房)。
SBクリエイティブ「ビジネス+IT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
今日から始める3つのアクション
- 今日やること:社内の ChatGPT のプランと、Work・Codex を使っている部署を確かめ、「Terra は Chat には出ない」を 1 行で共有する
- 今週中:Copilot Business・Enterprise の管理者は、Terra を残すか止めるかを決めてモデルポリシーを確かめる。Plus と Pro の人には、Work の既定が替わることがあると伝える
- 今月中:Work を使う部署で、自社の作業 3 つを Terra と GPT-6.1 Sol に同じ指示で頼んで比べ、使い分けの目安を社内の手引きに書き足す
ご質問・ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
参考・出典
- Introducing GPT-6.1 Terra(OpenAI・2026年10月26日)(参照日: 2026-10-27)
- GPT-6.1 Terra の発表記事・日本語版(OpenAI・2026年10月26日)(参照日: 2026-10-27)
- ChatGPT release notes(OpenAI Help Center)(参照日: 2026-10-27)
- Model Release Notes(OpenAI Help Center)(参照日: 2026-10-27)
- ChatGPT Work and Codex(OpenAI Help Center)(参照日: 2026-10-27)
- GPT-6 and other models in ChatGPT(OpenAI Help Center)(参照日: 2026-10-27)
- Pricing(ChatGPT Learn)(参照日: 2026-10-27)
- Models(ChatGPT Learn)(参照日: 2026-10-27)
- プランと料金(ChatGPT の日本語の料金ページ)(参照日: 2026-10-27)
- Addendum to GPT-6 Astra System Card: GPT-6.1 Terra(OpenAI・2026年10月26日)(参照日: 2026-10-27)
- Using GPT-6(OpenAI API のドキュメント)(参照日: 2026-10-27)
- Data controls in the OpenAI platform(OpenAI API のドキュメント)(参照日: 2026-10-27)
- GPT-6.1 Terra in GitHub Copilot(GitHub Changelog・2026年10月26日)(参照日: 2026-10-27)
- Supported AI models in GitHub Copilot(GitHub Docs)(参照日: 2026-10-27)
- Models and pricing for GitHub Copilot(GitHub Docs)(参照日: 2026-10-27)
- Model multipliers for annual plans on request-based billing (legacy)(GitHub Docs)(参照日: 2026-10-27)
この記事の内容を社内展開する方へ: 生成AI 料金・プラン早見表 2026年10月版(無料・PDF 35ページ+Excel) をダウンロードできます。



