2026年9月30日時点の答え:OpenAI DevDay 2026(2026年9月29日・米国時間)の発表は公式のまとめページに25項目が並び、法人にいちばん大きいのは、GPT-6 Astra に近い性能を Astra の標準単価の5分の1で使える「GPT-6.1 Sol」、常時稼働のエージェント「dots」、月500ドル(75,000円)の新プラン「Pro 500」と高速モード「Ultrafast」の3つです。Pro 500 と Ultrafast の料金・使える条件は ChatGPT Pro 500とは|料金・Ultrafast【2026年9月】 に分けて書いています。残りの多くは、Business・Enterprise の管理者が有効化や範囲を決める共同作業の機能(ChatGPT Space・Pages・Slack と Teams の @ChatGPT・Meetings plugin など)と、開発者向けの API です。まとめページで「近日」「数日のうちに」「数週間のうちに」「この秋」と書かれた、まだ使えない項目も6つあります。
この記事の要点(2026年9月30日時点)
- 発表は2026年9月29日(米国時間)。OpenAI は「20を超える主要な発表」と書き、まとめページには25項目が並ぶ
- すでに使える大きな発表は GPT-6.1 Sol(API は入力100万トークン2ドル=300円)・dots(Pro と Business Premium)・Pro 500(Plus の25倍の利用枠と Ultrafast)
- Business・Enterprise 向けは Space・Pages・チームと共有タスク・Slack と Teams の @ChatGPT など。Enterprise では dots と Ultrafast が既定でオフ
- GPT-6.1 Sol の Ultrafast・共同編集のスライド・Meetings plugin の Enterprise 対応などは、まだ提供されていない
対象読者:ChatGPT を業務で使っている会社の推進担当・情報システム担当・部門長。読み終えたらできること:25項目のうち自社の契約で使えるものを仕分け、今週決めること(dots を誰に試させるか・つなぐアプリ・Pro 500 を誰に使わせるか)を書き出せます。
この記事は、OpenAI の DevDay 2026 のまとめページ・GPT-6.1 Sol と dots の発表ページ・ヘルプセンターの記事・API と ChatGPT の公式ドキュメント・料金ページを2026年9月30日に読み、公式の記載どおりに整理したものです。使ってみた感想や測定値は入れていません。公式に書かれていない項目は「2026年9月30日時点で公式に確認できていない」と書きます。
正直なところ、発表が25項目もあると「うちに関係あるのはどれか」を探すだけでひと苦労です。そこでこの記事では、名称・何が変わったか・対象プラン・提供時期の4列の一覧表を先に置き、そのあとで「すでに使える」「管理者が決める」「開発者向け」「まだ使えない」の順に、法人に関係する度合いで並べ直しました。
OpenAI DevDay 2026とは|25項目の全体像
DevDay は OpenAI の開発者向けのイベントで、2026年は9月29日(米国時間)に開かれました。OpenAI はまとめページで「これまでで最大の DevDay」とし、ChatGPT・Codex・モデル・AI との新しい働き方にわたる20を超える主要な発表があったと書いています。見出しを数えると25項目です。

まとめページは発表を5つの区分に分けています。区分ごとの項目数は次のとおりです。
| 公式の区分 | 項目数 | 主な発表 |
|---|---|---|
| AI との新しい働き方 | 4 | dots・GPT-6.1 Sol・Ultrafast・Private Intelligence |
| Codex と API の開発者向けツール | 7 | Codex in the cloud・Codex CLI の刷新・Code Review・Codex Security Cloud・Decisions API・Agents API の computer use・Bedrock Managed Agents |
| プラグインで ChatGPT を広げる | 4 | Plugin extensions・プラグインの作成と申請の改善・Sites でプラグイン・MCP events |
| 人と AI の共同作業 | 7 | ChatGPT Space・Pages・共同編集のスライド・チームと共有タスク・@ChatGPT in Slack と Teams・Meetings plugin・Shareable profiles |
| ChatGPT の契約でできることを増やす | 3 | Sign in with ChatGPT・Pro 500・OpenAI Marketplace |
全体を通した方向は、まとめページの冒頭にある「継続的な仕事を引き受けるエージェント」と「人と AI が一緒に働く新しい方法」です。あわせて OpenAI は、ChatGPT を人とエージェントが共同作業する場として開き、開発者が週12億人の利用者に向けて ChatGPT の中に直接アプリを出せるようにする、としています。
法人の目線で並べ直すと、次の3つの群に分かれます。ひとつめは、契約していれば担当者がすでに使える発表(GPT-6.1 Sol・dots・Pro 500 など)。ふたつめは、Business・Enterprise の管理者が有効化や範囲を決める発表(Space・Pages・Slack 連携など)。みっつめは、社内でアプリやエージェントを作る開発者向けの発表(Decisions API・Agents API など)です。
発表の一覧表|25項目の対象プランと提供時期
まとめページの記載を、そのまま4列に整理しました。「提供中」はまとめページに「Available」と書かれた項目です。ただしヘルプセンターには「DevDay で発表した機能は順次提供しており、まだ使えないアカウントがある」と書かれているため、対象のプランでも画面にまだ出ていないことがあります。
| 名称 | 何が変わった | 対象プラン | 提供時期 |
|---|---|---|---|
| dots | GPT-6 Astra で動く常時稼働のエージェント。専用のクラウド上のコンピュータを持ち、4,000を超えるアプリにつながる | Pro・Business Premium(対象の市場)。Enterprise・Edu・Healthcare はベータ(管理者が有効化するまでオフ) | 提供中(順次) |
| GPT-6.1 Sol | GPT-6 Sol の上位版。GPT-6 Astra に近い性能を、Astra の標準の入出力単価の5分の1で | API・Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu | 提供中(ChatGPT では Work と Codex。Chat はまだ) |
| Ultrafast | 速度を優先する高速モード。Codex で最大8倍(毎秒300トークン)、API で最大6倍 | GPT-6 Astra Ultrafast は API と、Pro 500・Enterprise の ChatGPT Work と Codex | Astra は提供中。GPT-6.1 Sol Ultrafast は近日 |
| Private Intelligence | データを守りながら使う仕組み。Zero Data Retention と Private Safety Processing で、OpenAI の担当者が中身を見ずに自動の安全審査を行う | 法人(問い合わせ) | Private Inference のプレビューはこの秋 |
| Codex in the cloud | PC・スマホからの遠隔・クラウドで Codex を動かせる。承認済みの設定と権限を持つ共有の開発環境 | Plus・Pro・Business・Healthcare・Education・Enterprise | 提供中 |
| Codex CLI の刷新 | 音声でタスクを始めて指示できる。/agents 画面で複数のタスクを管理。画面も見やすく | 全プラン | 提供中 |
| Code Review | ChatGPT デスクトップアプリで変更の要約と差分を確認し、GitHub の PR や GitLab の MR に返す。自動レビューも | 全プラン | 提供中 |
| Codex Security Cloud | GitHub のリポジトリを都度または定期にスキャンし、新しいコミットも確認。修正案をクラウドで用意 | Pro・Business・Enterprise・Edu(デスクトップと Web) | 提供中 |
| Decisions API | Luna の判断力を、答えが決まった質問に絞ってリアルタイムに返す(分類・振り分け・次の行動の選択) | API | 限定プレビュー。広い提供は数日のうちに予定 |
| Agents API の computer use | ソフトを操作するエージェントを作れる。マルチエージェント・ツール検索・文脈の圧縮も使える | API と、Pro 500・Enterprise の Codex と ChatGPT Work | 提供中 |
| Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI | Agents API の中核を AWS 上で使い、AWS の中で完結する OpenAI のエージェントを作れる | AWS の利用者(まとめに対象プランの記載なし) | 提供中 |
| Plugin extensions | 自社のプラグインをサイドバーに置き、会話の横で使うパネルやファイルのビューアを作れる | 全プラン | 提供中 |
| プラグインの作成・申請・発見の改善 | Plugin Creator、申請の流れの刷新、一覧の並び順と推薦の改善 | 全プラン | 提供中 |
| Sites でプラグイン | 作った Sites に対応プラグインを追加。同僚は自分のデータと権限で同じアプリを使う | Business・Enterprise・Healthcare・Edu | 提供中 |
| MCP events | 提案中の MCP Events 仕様に対応。つないだアプリで何か起きた時に自動化を始める | 全プラン | 提供中 |
| ChatGPT Space | チーム・ChatGPT・dot が共有の知識で一緒に働く場 | Pro・Business・Enterprise(デスクトップアプリと Web) | 提供中。モバイルでの作成と編集は近日 |
| Pages | 人とエージェントが一緒に編集する新しい文書 | Pro・Business・Enterprise | 提供中 |
| 共同編集のスライド | チームとエージェントが同時に編集し、PowerPoint や Google スライドに書き出せる | Pro・Business・Enterprise | 数週間のうちに |
| チームと共有タスク | 同僚をチームにまとめて pages や slides を共有。週次の進捗報告のような定例作業を team tasks に任せる | Business・Enterprise | 提供中 |
| @ChatGPT in Slack と Teams | チャンネル・スレッド・DM で @ChatGPT と呼べる。個別のライセンスがない同僚も同じ会話で使える | Business・Enterprise | 提供中 |
| Meetings plugin | 会議のメモを取り、要約と次の行動を ChatGPT Space に保存。音声はメモができたら削除 | Pro・Business(macOS のデスクトップアプリでベータ) | ベータは提供中。Enterprise は近日 |
| Shareable profiles | 作った Sites とプラグインを1か所で公開。スキルの共有はワークスペースの中だけ | Free・Go・Plus・Pro・Business・Enterprise | 提供中 |
| Sign in with ChatGPT | ChatGPT のプランの利用枠を16の提携ツールで使える。ツールごとに使える量を決められる | ログインは全世界。利用枠の共有は Plus・Pro(対応ツール) | 提供中 |
| Pro 500 | Plus の25倍の利用枠と Ultrafast が付く新しい Pro。月500ドル(75,000円) | 個人向けの Pro | 提供中 |
| OpenAI Marketplace | 既存の OpenAI の契約額の一部を、承認されたパートナーのソフトに充てられる。最初は32社 | 対象の Enterprise 顧客 | 関心の登録を受付中 |
Pro 500 の月額と Ultrafast の対象の細部はヘルプセンターの「About ChatGPT Pro tiers」、GPT-6.1 Sol の提供先は発表ページ、dots の対象の市場はヘルプセンターの「Getting started with your dot」の記載です。それ以外はまとめページの記載です。
すでに使える発表|GPT-6.1 Sol・dots・Pro 500
契約していれば担当者がすでに使える発表のうち、法人への影響が大きいものから順に見ていきます。どれも順次の提供なので、対象でも数日かかることがあります。

GPT-6.1 Sol|Astra に近い性能を5分の1の単価で
GPT-6.1 Sol は、9月22日に出た GPT-6 Sol の上位版です。発表ページによると、エージェント型のコーディング・コンピュータ操作・専門的な仕事で GPT-6 Astra にほぼ並ぶ性能を、Astra の標準の入出力単価の5分の1で出します。API の単価は100万トークンあたり入力2ドル(300円)・キャッシュ入力0.10ドル(15円)・出力10ドル(1,500円)です。
ChatGPT では、Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu の ChatGPT Work と Codex で使えます。発表ページには「ChatGPT のふだんの会話(Chat)ではまだ使えない」と書かれています。Codex CLI は9月29日の 0.159.1 で GPT-6.1 Sol を既定のモデルにし、GitHub Copilot でも同じ日に提供が始まりました。性能の数字と GPT-6 Sol・GPT-6 Astra との違いは GPT-6.1 Sol とは|料金・性能・Sol との違い で詳しく扱っています。ChatGPT Work そのものの位置づけは ChatGPT Work とは をご覧ください。
dots|Pro と Business Premium の常時稼働エージェント
dots は GPT-6 Astra で動き、専用のクラウド上のコンピュータとブラウザを持ち、会話と会話の間も仕事を進めるエージェントです。ChatGPT のほか Slack と Teams からも話しかけられます。ヘルプセンターによると、Pro は EEA・スイス・英国を除く市場が対象なので、日本の Pro は対象に入ります。Business Premium は ChatGPT の全対応地域、Enterprise はワークスペースの管理者が有効化するとベータを試せます(最初はオフ)。
最初の1体は追加費用なしで、ヘルプセンターには「これから1か月は、dots の利用を Pro・Business・Enterprise の利用枠に数えない」と書かれています。ただし dot に頼んで始めた Codex や ChatGPT Work のタスクは、ふだんどおり利用枠を使います。できることと安全策、情シスが決めることは OpenAI dots とは|できること・料金・日本で使えるか にまとめています。
Pro 500 と Ultrafast|月500ドルの最上位の Pro
Pro は月額の3つの階層になりました。ヘルプセンターの表では、Pro 100 が月100ドル(15,000円)、Pro 200 が月200ドル(30,000円)、Pro 500 が月500ドル(75,000円)で、Ultrafast が付くのは Pro 500 だけです。Pro 500 の利用枠はまとめページで「Plus の25倍」とされています。Pro 100 と Pro 200 でクレジットを買っても、Ultrafast は使えません。
Ultrafast は、まとめページでは「Codex で最大8倍(毎秒300トークン)、API で最大6倍」の速さです。一方、API のガイドには「Standard より最大8倍」とあり、API の倍率はページによって数字が違います。どちらかに丸めず、両方の記載があると覚えておいてください。
既存の Pro 200 の人は注意が要ります。Pro 200 の新規申込は再開しましたが、新しい申込は以前より少ない利用枠です。以前から契約している人は、条件を満たせば2026年10月29日まで以前の利用枠を保ち、その後は少ない利用枠に移ります(月額は200ドル=30,000円のまま)。
Codex の cloud・CLI・Code Review・Security Cloud
開発チームがすでに使えるのが Codex まわりの4つです。Codex in the cloud は Plus・Pro・Business・Healthcare・Education・Enterprise で、PC・スマホ・クラウドのどこからでも Codex を動かせます。Codex CLI の刷新と Code Review は全プラン、GitHub のリポジトリを定期にスキャンする Codex Security Cloud は Pro・Business・Enterprise・Edu です。Codex の基本の使い方は Codex の使い方 完全ガイド で扱っています。
管理者が決める発表|Space・Pages・Slack連携
Business・Enterprise では、次の発表を社内で使うかどうか、どの範囲で使うかを管理者が決めることになります。人と AI が同じ場所で仕事をする機能が中心です。管理者が決めるのは、主に「有効にするかどうか」「つなぐツールと権限」「参加者の同意の取り方」「契約額の充て先」の4つです。

ChatGPT Space と Pages
ChatGPT Space は、チーム・ChatGPT・dot が共有の知識をもとに一緒に働く場です。Pro・Business・Enterprise のデスクトップアプリと Web で使え、モバイルでは探す・読む・共有するだけができます(作成と編集は近日)。Pages は、ChatGPT でできること(文章・調べもの・グラフ・画像)を1枚の文書の上で行い、チームを招いて一緒に編集する新しい文書です。共同編集のスライドは「数週間のうちに」なので、まだ使えません。
チームと共有タスク、@ChatGPT in Slack と Teams
Business・Enterprise では、同僚を ChatGPT の中でチームにまとめ、週次の進捗報告のような定例作業を team tasks に任せられます。ChatGPT はつないだツールで情報を集め、決めた日時や、新しいメール・Slack のメッセージといった出来事をきっかけに動きます。Slack と Teams では、チャンネル・スレッド・DM で @ChatGPT と呼べます。管理者がつないだツールか、本人の権限でつないだツールを使い、個別のライセンスがない同僚も同じ会話で使えます。つまり、つなぐツールと権限を決めるのは管理者の仕事になります。
Meetings plugin
Meetings plugin は、会議のメモを取り、自分向けの要約と次の行動を ChatGPT Space に保存します。Pro と Business の macOS のデスクトップアプリでベータ提供が始まり、Enterprise は近日です。ヘルプセンターには、Business では ChatGPT Space と Meetings plugin がワークスペースで有効になっている必要があること、音声はメモができたら Mac と OpenAI のサーバーから削除されることが書かれています。
見落としやすいのが同意です。ヘルプセンターは「メモを取る前に参加者全員の同意を得る」よう求め、アプリの同意の案内は本人にしか見えず、ほかの参加者には通知されないと書いています。つまり参加者の同意の取り方は、社内ルールで決めておく必要があります。AI 議事録の社内ルールの考え方は AI 議事録の選び方と社内ルール が参考になります。
Private Intelligence と OpenAI Marketplace
Private Intelligence は、Zero Data Retention と Private Safety Processing で、OpenAI の担当者が中身を見ずに自動の安全審査を行う仕組みです。機密の計算を使う Private Inference のプレビューは「この秋」とされています。OpenAI Marketplace は、対象の Enterprise 顧客が既存の OpenAI の契約額の一部を、承認されたパートナーのソフトに充てられる仕組みで、最初は Figma・Adobe・Salesforce・ServiceNow・HubSpot など32社です。今は関心の登録を受け付けている段階です。Business と Enterprise の違いから確認したい場合は ChatGPT 企業導入|Business と Enterprise の比較 をご覧ください。
開発者向けの発表|Decisions API・Agents API
社内でアプリやエージェントを作るチームに関係する発表です。情シスが直接触ることは少なくても、開発チームから「使ってよいか」と聞かれる可能性が高いものを並べます。
| 発表 | 何ができるか | いつから |
|---|---|---|
| Decisions API | 答えが決まった質問に、Luna がリアルタイムで答える。文脈はテキストか画像で渡す | 限定プレビュー。広い提供は数日のうちに予定 |
| Agents API の computer use | ソフトを操作するエージェントを作れる。基盤は OpenAI が運用する | 提供中 |
| Bedrock Managed Agents | AWS の中で完結する OpenAI のエージェントを作れる | 提供中 |
| Plugin extensions と MCP events | ChatGPT の中に自社の画面を置き、つないだアプリの出来事で自動化を始める | 提供中 |
| Sign in with ChatGPT | 提携ツールに ChatGPT のアカウントでログインし、Plus・Pro の利用枠を使う | 提供中 |
Decisions API は、分類・問い合わせの振り分け・エージェントの次の行動の選択のように、答えの候補が決まっている判断に向けた API です。料金は2026年9月30日時点で公式に確認できていません。MCP events は提案段階の仕様への対応なので、仕様そのものが変わる可能性があります。MCP 全体の動きは MCP 仕様刷新で企業が確認すべき3点 で扱っています。
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料金の早見表|1ドル150円で換算
DevDay で出た金額のうち、公式のページで確認できたものだけを並べました。円は1ドル150円で換算した参考の額で、消費税などは加えていません。API は100万トークンあたりの単価です。
| 項目 | 公式の金額 | 円換算(1ドル150円) |
|---|---|---|
| GPT-6.1 Sol(API・標準) | 入力2ドル/キャッシュ入力0.10ドル/出力10ドル | 300円/15円/1,500円 |
| GPT-6 Astra(API・標準) | 入力10ドル/キャッシュ入力1ドル/出力50ドル | 1,500円/150円/7,500円 |
| GPT-6 Astra(API・Ultrafast) | 入力60ドル/キャッシュ入力6ドル/出力300ドル | 9,000円/900円/45,000円 |
| ChatGPT Pro 100 | 月100ドル(Ultrafast なし) | 15,000円 |
| ChatGPT Pro 200 | 月200ドル(Ultrafast なし) | 30,000円 |
| ChatGPT Pro 500 | 月500ドル(Ultrafast あり) | 75,000円 |
| dots | 最初の1体は Pro・Business Premium に追加費用なし | 追加費用なし |
GPT-6.1 Sol は、入力が272,000トークンを超える依頼では、その依頼全体の入力とキャッシュの単価が2倍、出力が1.5倍になります(API のモデルページの記載)。Codex と ChatGPT Work で GPT-6 Astra の Ultrafast を使うと、含まれる利用枠を標準の8倍の割合で消費し、購入したクレジットと Enterprise の従量の利用は標準の6倍で請求されます。Business Premium の席の料金と、1か月経過後の dots の利用条件は、2026年9月30日時点で公式に確認できていません。GPT-6 Astra の料金の全体は GPT-6 Astra 料金|ChatGPT プラン別と API 単価、ChatGPT のプランの違いは ChatGPT 無料版の制限と有料プランの比較 にまとめています。
まだ使えない発表|「近日」「数週間」の一覧
発表のまとめを読むと、全部がすぐ使えるように見えます。ですが、まとめページには提供の時期がまだ先の項目がはっきり書かれています。社内への案内で「使える」と書かないように、ここで分けておきます。

| 項目 | まとめページの書き方 | 今できること |
|---|---|---|
| GPT-6.1 Sol Ultrafast | 近日(coming soon) | Ultrafast は GPT-6 Astra で使える |
| Decisions API の広い提供 | 数日のうちに予定 | 限定プレビューのみ |
| 共同編集のスライド | 数週間のうちに | なし |
| Meetings plugin の Enterprise 対応 | 近日 | Pro と Business の macOS でベータ |
| ChatGPT Space のモバイルでの作成と編集 | 近日 | モバイルでは探す・読む・共有するだけ |
| Private Inference のプレビュー | この秋 | Private Intelligence の問い合わせ |
このほか、GPT-6.1 Sol は ChatGPT の Chat ではまだ使えません(発表ページの記載)。Meetings plugin の Enterprise は、ヘルプセンターでは一部の顧客とのアルファの段階と書かれています。dots の2体目以降の追加や、作業の速さと量を増やす仕組みは「将来」とされ、料金は示されていません。
情シスが今週決めること|5つの論点
ここからは当社の考えです。25項目のうち、法人の担当者が今週のうちに方針を決めておきたいのは次の5つです。どれも「社員が個人の判断で使い始めると、あとから戻しにくい」ものを選びました。

| 論点 | 公式の仕様 | 当社の考え |
|---|---|---|
| dots を試す人と契約の形 | 日本では Pro と Business Premium が対象。Enterprise はベータで既定オフ。Business・Enterprise・Edu のデータは既定で学習に使わない | 会社のデータを扱うなら、社員個人の Pro でなく Business Premium か Enterprise のベータで、少人数から試す |
| つなぐアプリと承認ルール | プラグインの権限は dots・ChatGPT・ChatGPT Work・Codex で共通。アプリを外しても取り込み済みの情報は残る | つないでよいアプリの一覧を先に作り、社外への送信と削除は「実行の前に確認」にする |
| Pro 500 を誰に使わせるか | 月500ドル(75,000円)。Enterprise の Ultrafast は既定でオフで、オーナーが対象の人かワークスペースに許可する | 速さが売上や納期に直結する少数の人に絞る。まず Enterprise 側の許可で足りるかを確かめる |
| Sign in with ChatGPT の利用枠 | Plus・Pro の利用枠を16の提携ツールで使え、ツールごとに使える量を決められる | 社員個人の契約を業務のツールにつなぐ場合の扱いを、社内ルールに1行足す |
| Enterprise で既定オフの機能 | dots のベータと Ultrafast は既定でオフ。Ultrafast は、推論を米国以外の地域で行うこと(inference residency)を求めるワークスペースでは使えない | 推論やデータの保存地域を指定して契約している会社は、有効化の前に営業窓口に確認する |
GitHub Copilot を使っている会社は、もう1点あります。GitHub の変更履歴によると、Copilot の Business と Enterprise では、管理者が全体の既定をオフにしていない限り、新しいモデルは自動で有効になります。GPT-6.1 Sol も同じ扱いなので、使うモデルを絞っている会社は Copilot の設定のモデルのポリシーを見直してください。
dots の対象プランを契約していない会社でも、仕事を AI に任せる準備は今から進められます。任せる仕事の書き出し方と権限の決め方は AI 社員の作り方 が参考になります。
社内の検討に使える指示文|コピーして使える5つ
当社が用意した指示文の雛形です。ChatGPT に貼って使う想定で、出力の品質を当社が確かめたものではありません。プラン名や部署名は自社に合わせて書き換えてください。
1. 自社に関係する発表を仕分ける
次の表は OpenAI DevDay 2026 の発表の一覧です(名称・何が変わった・対象プラン・提供時期)。
当社の契約は「ChatGPT Business(〇〇名)と、一部の社員の個人の Plus」です。
表の各項目を、次の4つに分けてください。
A. 当社の契約ですでに使える
B. 管理者が有効化や範囲を決める必要がある
C. 当社の契約では使えない
D. まだ提供されていない
分けた理由を1行ずつ付けてください。表に書かれていないことは推測せず「不明」としてください。
(ここに一覧表を貼る)2. 社内向けのお知らせを作る
社員向けに、OpenAI DevDay 2026 の発表のうち当社に関係するものを知らせる文章を作ってください。
条件:
・「すでに使えるもの」と「まだ使えないもの」を分けて書く
・まだ使えないものを「使える」と書かない
・新しい機能を業務で使う前に、情報システム担当に相談する窓口を最後に書く
・400字以内
材料:(仕分けた結果を貼る)3. dots を試す計画のたたき台
dots(ChatGPT の常時稼働のエージェント)を、少人数で試す計画のたたき台を作ってください。
項目:
1. 試す人と期間
2. つなぐアプリと、つながないアプリ
3. 承認が必要な操作(社外への送信・購入・削除など)
4. 止める条件と、止め方
5. 試したあとに確かめること
当社の条件:(契約の種類・部署・扱うデータを書く)
公式の仕様で分からない点は「要確認」と書いてください。4. 会議の録音の同意の案内
会議の冒頭で、参加者に AI でメモを取ることの同意をお願いする短い案内文を作ってください。
条件:
・社外の参加者にも失礼にならない丁寧な言い方
・メモの用途(議事録と次の行動の整理)と、音声はメモの作成後に削除されることを伝える
・同意しない人がいる場合はメモを取らないと伝える
・口頭で読み上げて30秒以内5. Pro 500 の申請の判断材料
社員が ChatGPT Pro 500(月500ドル)を業務で使いたいと申請してきました。
判断に必要な確認項目を表にしてください。
・どの業務で、どれだけ速さが必要か
・Pro 100 や Pro 200、または会社の契約(Business・Enterprise)で足りない理由
・扱うデータと、個人の契約で扱ってよいか
・費用の負担と、見直す時期
申請の内容:(ここに貼る)【要注意】よくある読み違い
発表の書き方から起こりやすい読み違いを4つ挙げます。
❌ GPT-6.1 Sol は ChatGPT のふだんの会話で使える
⭕ 発表日の時点では ChatGPT Work と Codex、API で使えます。発表ページには「Chat ではまだ使えない」と書かれています。
❌ Pro ならどの階層でも Ultrafast が使える
⭕ Pro の中で Ultrafast が付くのは Pro 500 だけです。Pro 100 と Pro 200 でクレジットを買っても使えません。
❌ Business の契約なら dots が使える
⭕ 公式の対象は Business Premium です。Enterprise はベータで、管理者が有効化するまでオフです。
❌ 共同編集のスライドや GPT-6.1 Sol の Ultrafast はもう使える
⭕ スライドは「数週間のうちに」、GPT-6.1 Sol の Ultrafast は「近日」です。発表されたことと、使えることは分けて扱ってください。
よくある質問
OpenAI DevDay 2026 はいつ開かれ、何が発表されましたか?
2026年9月29日(米国時間)に開かれました。OpenAI は「20を超える主要な発表」とし、まとめページには25項目が並びます。大きいものは GPT-6.1 Sol・dots・Pro 500 と Ultrafast で、ほかに ChatGPT Space・Pages・Slack と Teams の @ChatGPT・Decisions API などがあります。
ChatGPT の新機能のうち、Business の契約で使えるものはどれですか?
まとめページの記載では、GPT-6.1 Sol(ChatGPT Work と Codex)・ChatGPT Space・Pages・チームと共有タスク・Slack と Teams の @ChatGPT・Sites でプラグイン・Codex in the cloud・Codex Security Cloud が Business の対象です。Meetings plugin は macOS のデスクトップアプリでベータです。dots は Business Premium が対象で、通常の Business とは分けて書かれています。
日本で使えない発表はありますか?
dots の Pro の除外は EEA・スイス・英国なので、日本の Pro は対象です。一方 Ultrafast は、推論を米国以外の地域で行うこと(inference residency)を求めるワークスペースでは使えないとされています。API の Ultrafast も、米国のデータ保存地域とグローバル処理だけに対応しています。dots にメッセージを送る「テキスト」の機能は、米国の Pro の一部に限った試験提供です。
無料プランで使える発表はありますか?
まとめページで「全プラン」とされているのは、Codex CLI の刷新・Code Review・Plugin extensions・プラグインの作成と申請の改善・MCP events です。Shareable profiles も Free が対象です。GPT-6.1 Sol と dots は無料プランの対象に入っていません。無料プランの上限は ChatGPT 無料版の制限 で確認できます。
発表された機能が自分の画面に出てきません。
ヘルプセンターには、DevDay で発表した機能は順次提供していて、まだ使えないアカウントがあると書かれています。dots は「アカウントに届くまで数日かかる場合がある」とされています。対象のプランかどうかを一覧表で確かめ、対象なら数日待つのが基本です。
まとめ
OpenAI DevDay 2026(2026年9月29日・米国時間)は、まとめページで25項目の発表がありました。法人にとって大きいのは、Astra に近い性能を5分の1の単価で使える GPT-6.1 Sol、常時稼働のエージェント dots、月500ドル(75,000円)の Pro 500 と Ultrafast の3つです。そのうえで、Space・Pages・Slack と Teams の @ChatGPT・Meetings plugin のように管理者が範囲を決める機能が増え、「近日」「数週間のうちに」の項目も残っています。まずは一覧表で自社の契約に当てはまるものを仕分け、dots を誰に試させるか・つなぐアプリ・Pro 500 の扱いを今週のうちに決めておくと、社員が個人で使い始めてから慌てずに済みます。
新しい機能を含めて社内の使い方を整えたい場合は、法人向け生成AI研修 の内容をご覧のうえ、お問い合わせ からご相談ください。
参考・出典
- DevDay 2026 Recap(OpenAI・2026年9月29日・全発表と対象プラン・提供時期)(参照日: 2026-09-30)
- Introducing GPT-6.1 Sol(OpenAI・2026年9月29日)(参照日: 2026-09-30)
- Introducing dots(OpenAI・2026年9月29日)(参照日: 2026-09-30)
- About ChatGPT Pro tiers(OpenAI ヘルプセンター・Pro の3階層の月額と Ultrafast)(参照日: 2026-09-30)
- Getting started with your dot(OpenAI ヘルプセンター・dots の対象の市場と利用枠)(参照日: 2026-09-30)
- Dots privacy, security, and safety FAQs(OpenAI ヘルプセンター・権限とデータの扱い)(参照日: 2026-09-30)
- The Meetings plugin in ChatGPT(OpenAI ヘルプセンター・対象と同意と音声の扱い)(参照日: 2026-09-30)
- Ultrafast mode(OpenAI API ドキュメント)(参照日: 2026-09-30)
- Pricing(OpenAI API ドキュメント・GPT-6 の標準と Ultrafast の単価)(参照日: 2026-09-30)
- GPT-6.1 Sol(OpenAI API ドキュメント・モデルページ)(参照日: 2026-09-30)
- Speed(ChatGPT Learn・ChatGPT と Codex の Ultrafast の対象と消費の倍率)(参照日: 2026-09-30)
- ChatGPT & Codex changelog(2026-09-29 の GPT-6.1 Sol と Codex CLI 0.159.1)(参照日: 2026-09-30)
- GPT-6.1 Sol in GitHub Copilot(GitHub Changelog・2026年9月29日)(参照日: 2026-09-30)
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