最終更新:2026年9月(X公式ドキュメントと各ツールの料金ページの確認日:2026年9月28日)
先に答え:Xの自動投稿はAIでできます。2026年9月現在、APIなしで済ませるなら予約投稿ツールの無料枠(予約10件、または月10本)から始められ、X APIで自作する場合は投稿1件0.015ドル(約2.4円)、リンク付きは0.200ドル(約31円)の従量課金です。ただし返信・いいね・フォローの自動化は2026年の変更でほぼ使えなくなっており、AIに任せてよいのは「自分の投稿を書いて予約する」ところまでです。
この記事の要点(2026年9月28日時点)
- 道は3つ。X APIで自作する/APIなしで予約投稿ツールを使う/代行に任せる。選ぶ基準は費用より「投稿を最後に決めるのは誰か」です
- やってはいけない自動化が増えた。2026年2月23日からAPI経由の返信は相手に呼ばれた時だけ、4月20日からフォロー・いいね・引用ポストの実行はセルフサーブのAPIから削除されました。AIが書く返信はXの事前承認が要ります
- AIに口調を渡すなら「真似して」でなく「数えて」。筆者が同じネタで比べたところ、「真似して」は6本中4本に煽り語やネタに無い断定が混ざり、「数えてから書く」は6本中0本でした
対象読者:会社や個人のXアカウントを少人数で回していて、投稿作業をAIで減らしたい担当者・経営者。
読了後にできること:自分に合う道を3つから1つ選び、過去の投稿を数えるプロンプトで「口調のルール表」を作るところまで。
Xの自動投稿をAIでやる方法を聞かれると、筆者はまず自分の手順をそのまま見せています。AIが下書きを作る。機械で一人称・ハッシュタグ・短縮URL・1投稿目の文字数(300字)・画像の有無を検査する。人が全部読む。投稿ツール(Typefully)で予約する。この4段で、自動いいね・自動フォロー・自動リプは使っていません。
「全部AIで自動にすれば楽なのでは」と思うかもしれません。でも2026年のXは、そこが一番危ないところです。X APIは2月に従量課金が始まり、同じ2月にAI生成スパム対策として返信の条件が絞られ、4月にはフォロー・いいね・引用ポストの実行がセルフサーブのAPIから外れました。去年までの「自動投稿ツールの作り方」の記事をなぞると、今は動かないか、ルール違反になる手順がけっこう混ざっています。
もう1つ、AIに書かせると「なんとなく自分っぽくない」問題が必ず出ます。筆者は自分のアカウントの上位200スレッドの1投稿目をスクリプトで数え、その数字をAIに渡す方法を試しました。「口調を真似して」と頼むより、数えた結果を守るルールとして渡す方が、煽り語やネタに無い断定が混ざりにくいという結果です。
この記事では、3つの道の料金と手間、2026年9月28日時点でX公式ドキュメントに書かれているルール、そしてコピペで使えるプロンプト6つをまとめます。料金の単価はX API公式の料金ページ、ルールはX開発者ガイドラインで1つずつ照合しています。
Xの自動投稿をAIでやる道は3つ(費用と向く人)
Xの自動投稿をAIでやる方法は、仕組みで分けると3つしかありません。自分でX APIを使って組む、予約投稿ツールにAIの下書きを流す、代行会社に任せる。それぞれの費用と手間は次のとおりです(金額は2026年9月28日に各公式ページで確認した値)。

| 道 | 仕組み | 月の費用の目安 | 手間 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| ① X APIで自作 | X API+AIのAPI+cronやGAS(Google Apps Script)で予約 | X API代は月30本で約71円(0.45ドル)から。AIのAPI代は別 | 初期設定と保守が自分 | コードを書ける担当者 |
| ② 予約投稿ツール(APIなし) | ツールにAIの下書きを入れて予約 | 無料枠あり(予約10件、または月10本)。有料は月1,980円(SocialDog Personal・税別)など | 初日から使える。X APIの契約は不要 | まず回したい担当者 |
| ③ 代行 | 代行側が原稿を作り、確認して投稿 | 公開料金の例で月4万5,000円から(10本・税別)、月25万円以上まで。別途初期費用あり(例:10万円・税別) | 確認と打ち合わせだけ | 手を動かす人がいない会社 |
どの道でも共通するのは、AIが書いたものをそのまま出さないことです。自作の道は「投稿する」をプログラムが担うので、後で説明するXのルールを全部自分で守る必要があります。ツールと代行は、人が確認してから予約する流れを作りやすい。迷ったら、まず②の無料枠で1か月回してみるのが一番安く済みます。
AIでSNSの投稿文を作るプロンプトそのものはAIでSNS運用を効率化する5つのプロンプトにまとめています。この記事は「作った文をXにどう出すか」の側を扱います。
2026年9月時点のX API:料金と、できなくなったこと
自作の道を選ぶかどうかは、X APIの今の料金とルールで決まります。まず料金です。X APIは月額の契約がなく、Developer Consoleでクレジットを前払いで買い、リクエストごとに差し引かれる方式です(公式の料金ページ・2026-09-28確認・円は1ドル=157.49円で換算)。
| 操作 | 単価 | 円の目安 |
|---|---|---|
| 投稿の作成(Post: Create) | 1リクエスト0.015ドル | 約2.4円 |
| URLを含む投稿の作成(Post: Create with URL) | 1リクエスト0.200ドル | 約31円 |
| 呼ばれた返信(Post: Create summoned) | 1リクエスト0.010ドル | 約1.6円 |
| 投稿の読み取り(Posts: Read) | 返ってきた1件0.005ドル | 約0.8円 |
| 自分のデータの読み取り(Owned Reads) | 1件0.001ドル | 約0.2円 |
毎日1本・月30本なら、リンクなしで0.45ドル(約71円)、全部にリンクを付けると6ドル(約945円)です。リンク付きはリンクなしの約13倍。1日3本・月90本でも、リンクなしなら1.35ドル(約213円)で収まります。API代そのものは安く、ネックは料金以外にあります。
- 残高が0以下になるとAPIが止まる。自動チャージ(例:残高5ドルを下回ったら25ドル追加・5分に1回まで)を設定できます
- 速度制限がある。POST /2/tweets はユーザーあたり15分に100件、アプリあたり24時間に10,000件(レート制限の公式ページ)
- xAIクレジットの還元は小口だと0%。購入額に応じて最大20%がxAI APIクレジットで戻りますが、請求月の累計が199ドルまでは0%です
次に、2026年にできなくなったことです。X APIの変更履歴には、自動化に関わる変更が3つ載っています。
- 2026年2月6日:従量課金(Pay-Per-Use)を正式開始。直近に使っていた旧Freeプランの利用者には1回限り10ドルのバウチャー。旧Basicは6月1日以降、旧Proは9月1日以降、それぞれの請求期間の終わりに従量課金へ自動で移る(公式フォーラムの告知)
- 2026年2月23日:「LLMが生成したスパムへの対応」として、POST /2/tweets での返信は、元の投稿の作者が、返信する側を@メンションするか、返信する側の投稿を引用した時だけ許可。セルフサーブが対象で、Enterpriseは対象外
- 2026年4月20日発効:投稿は0.015ドル、URL付きは0.20ドルに改定。そしてフォロー・いいね・引用ポストの実行(書き込み)のAPIが、セルフサーブの全プランから削除
つまり、自分で買えるプランのAPIでは、知らない人の投稿に自動で返信することも、自動でいいねやフォローをすることも、もう仕組みとしてできません。AIでXの運用を自動化すると言ったとき、自動化に関わる操作で残っているのは、自分の投稿を作ることと、呼ばれた時の返信です(DM・ブックマーク・リストのAPIは残っています)。料金表の全項目はX APIの料金表の記事で一覧にしています。
道①:X APIで自作する(やり方と注意点)
自作の部品は「Xに投稿する口」「AIに書かせる」「決まった時刻に動かす」の3つです。コードを書ける人なら、1日1本の予約投稿は部品の組み合わせで作れます。

手順
- Developer Consoleに入る。console.x.com で開発者契約に同意し、投稿したいアカウントでログインします
- クレジットを買う。残高がないと投稿のAPIは通りません。最初は少額にして、支出上限(spending limit)も一緒に設定します
- アプリを作り、書き込み権限を付ける。投稿はユーザーの権限で行うので、OAuthでユーザーのトークンを取ります。OAuth 2.0 の場合、投稿に要るスコープは tweet.read・tweet.write・users.read の3つです
- POST /2/tweets を1回だけ手で叩く。タイムラインに出ることを確かめてから自動化に進みます
- AIに下書きを書かせる。ClaudeやChatGPTのAPIに、口調のルール(後述の「数えた表」)とその日のネタを渡します
- 予約の仕組みを選ぶ。サーバーがあればcron、なければGASの時間主導トリガー。スプレッドシートの承認済みの行だけ拾って投稿する形が扱いやすいです
- ログを残す。何時に何を投稿し、APIが何を返したかを1行ずつ。課金の異常に気づけるのはログだけです
Claude Codeで実際に組む手順(コードとつまずきどころ)はClaude CodeでX投稿を自動化する手順に書いています。この記事は「どの道を選ぶか」までを扱い、実装は向こうに任せます。WordPressやDiscordの更新をXへ流したい場合は、WordPressからX自動投稿する方法とDiscordとXの自動投稿が近い内容です。
自作する前に、月額を先に見積もっておくと判断がぶれません。AIに次のプロンプトで試算させてください。
あなたはX APIの費用を試算する担当です。
次の単価(2026年9月28日時点のX公式料金ページの値)だけを使って、月額を計算してください。
・投稿(リンクなし): 1件 0.015ドル
・投稿(URLを含む): 1件 0.200ドル
・投稿の読み取り: 1件 0.005ドル
・為替: 1ドル=157.49円
【私の運用】
・1日の投稿本数: [例: 2本]
・そのうちリンクを付ける本数: [例: 週2本]
・自分の投稿の反応を読む件数: [例: 1日20件]
出力:
1. 項目ごとの月額(ドルと円)と計算式
2. 合計
3. リンク付きを半分に減らした場合の合計
不足している情報があれば、計算を始める前に質問してください。
上の単価以外の数字は使わず、仮定した点は「仮定」と書いてください。自作の注意点
- AIの出力をそのまま投稿しない。手順5と6の間に人が読む工程を入れる
- リンクは告知の日だけにする。普段のリンクはプロフィール欄と固定ポストに置く
- 鍵(APIキー・トークン)は環境変数か秘密管理サービスに置き、スプレッドシートやチャットに貼らない
- Xの仕様変更は自分で追う。2026年は2月と4月に、自動化に効く変更が続けて入りました
道②:APIなしで予約投稿ツールを使う
「x 自動投稿 apiなし」の答えはこれです。予約投稿ツールはツール側がXと連携しているので、利用者はDeveloperアカウントもクレジットも要りません。AIは本文の下書きに使い、予約と投稿はツールに任せます。2026年9月28日に各社の料金ページで確認できた範囲をまとめます。
| ツール | 無料でできること | 有料の料金 | AIとの関係 |
|---|---|---|---|
| SocialDog | Free:同時に予約しておける投稿10件(アカウントごと) | Personal 月1,980円/Professional 月9,800円/Business 月29,800円(税別・月額払い。年額払いは割安) | 全プランに「ライティングアシストAI(文章チェック・投稿文生成)」。承認ワークフローはBusiness |
| Typefully | Free:月10本・API・MCP | Creator以上(年払い)。金額は公式ページで確認 | AI執筆機能はCreator以上。API・MCPでClaudeなどから下書きを入れられる |
| Buffer | Free:3チャンネル・同時に予約しておける投稿はチャンネルごとに10件 | Essentials 1チャンネル月5ドル/Team 1チャンネル月10ドル(年払い時の月額) | AI Assistantは全プラン |
筆者はTypefullyを使っています。APIとMCPがあるので、AIが書いた下書きをそのまま「下書き」として入れ、人が読んでから予約ボタンを押す、という分け方がしやすいからです。使い方と料金の詳細はTypefullyの解説記事にあります。
選ぶときは次の2点を見てください。
- 別の人が承認してから予約できるか。担当者と確認者を分けたいなら、承認ワークフローの有無はプランで変わります(SocialDogはBusiness)
- X以外にも出すか。ThreadsやLinkedInにも出すなら、対応チャンネルの広いツールが楽です
1つ覚えておきたいのは、ルールの対象はツールではなく、投稿するアカウントだということです。ツールから出しても、同じ文の連投や自動返信は同じ扱いになります。ツールに自動DMや自動いいねの機能があっても、使わないでください。
道③:代行に任せる(料金の幅と聞くこと)
担当者がいない、または兼務で手が回らない会社は代行が現実的です。料金は「誰が原稿を書き、誰が確認し、何が含まれるか」で大きく変わります。公開されている料金の例を挙げます(2026-09-28確認)。
- アルパカSNS for X:Xプラン10(月最大10回投稿・原稿ネタ込み)が月45,000円(税別)。20回は月70,000円。別途初期費用100,000円(税別)
- いいねAI(公式は「SNS運用のAIツール」と説明しており、代行とツールの中間):1つのSNSだけのOne版が月30,000円から。最大4アカウント版はライト月60,000円(AI投稿生成90投稿/月)、ベーシック月100,000円(150投稿/月)。毎月払いの額
- TaTap:X運用代行が月25万円から(税別・3か月から)。別途初期費用100,000円(税別)
同じ「代行」でも、投稿だけか、返信対応や広告まで含むかで桁が変わります。ここでは相場の細かい比較より、見積もりで聞くべきことを押さえます。次の質問文をそのまま送れば、料金の理由が見えます。
X運用代行の見積もりをお願いする前に、次の点を教えてください。
1. 投稿の原稿は誰が書きますか(AI/担当者/両方)。AIを使う場合、公開前に誰が確認しますか
2. 公開前に当社が確認する工程はありますか。確認の期限を過ぎた場合はどうなりますか
3. 返信・いいね・フォローなどの自動アクションは行いますか。行う場合、Xの開発者ガイドラインのどの条件に沿っていますか
4. 投稿はXの公式APIか、公式に連携したツールから行いますか
5. 炎上や問い合わせが来た時の一次対応は料金に含まれますか
6. 最低契約期間と初期費用はいくらですか
回答は項目ごとに分けて、含まれない作業は「含まない」と明記してください。3番目の質問で答えを濁す代行は避けてください。ルールを外れた運用で止まるのは、代行会社ではなく自社のアカウントです。
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口調は「真似して」ではなく「数えて」渡す
AIに投稿を書かせて最初にぶつかるのは「自分っぽくない」問題です。筆者はここを、感覚ではなく数字で渡す方法に変えました。やったことは2つです。

自分の投稿を数えた結果
まず、筆者のXアカウントの上位200スレッドについて、1投稿目をスクリプトで数えました。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 文字数 | 平均151字・中央値123字 |
| 改行 | 平均5.5回 |
| 一人称(俺・私・僕) | 0% |
| ハッシュタグ | 0% |
| 「…」を含む | 24.5% |
| 「!」を含む | 10.5% |
| 数字を含む | 72.5% |
| 👇を含む | 62.5% |
一人称0%とハッシュタグ0%は、自分でも数えるまで意識していませんでした。AIに「口調を真似して」と頼むと、こういう「使っていないもの」が平気で入ってきます。
同じネタで指示を2通り比べた結果
次に、同じネタで指示を2通り比べました。条件は、過去の文脈を持たない素のClaude(Sonnet)に、筆者の過去投稿20本と、確認済みの数字だけを書いたネタ3種を渡し、それぞれ2回ずつ書かせるものです(各6本)。判定の基準は2つで、「渡した過去投稿20本に一度も出てこない煽り語」と「ネタに書いていない危険や結果の断定(アカウント停止など)」のどちらかが入った投稿を「混ざった」と数えました。
- 「口調を真似して」:6本中4本で混ざった(煽り語2本・危険の断定2本。例:「知らないと垢banされる」)
- 「数えてから書く」:6本中0本。ただし完全ではなく、例に無い強い言い回しが1本、項目数の数え間違いが1本あった。また👇が6本中3本から0本に減り、平板になった
「数えてから書く」は事故が減る代わりに、勢いも少し落ちます。だから筆者は、数えた表を渡したうえで、最後は人が読んで直す前提にしています。本数の少ない比較なので、傾向として読んでください。
使ったプロンプトはこれです(【過去の投稿】に自分の投稿を20本ほど貼り、【ネタ】には確認済みの事実だけを書きます)。
あなたはXの投稿を書く編集者です。
下に過去の投稿を貼ります。書く前に、次の7項目を数えて表にしてください。
1. 1投稿の文字数(平均と中央値)
2. 改行の回数(平均)
3. 一人称(俺・私・僕)が入っている割合
4. ハッシュタグ、「!」、「...」が入っている割合
5. 1行目の終わり方(多い順に3つ)
6. 数字が入っている割合
7. 一度も出てこない記号と言い回し(長いダッシュ記号、「〜しましょう」「いかがでしょうか」など)
数え終わったら、その表を「守るルール」にして、下のネタで投稿を1本書いてください。
・ルールに無い記号や言い回しは足さない
・ネタに無い数字や体験は足さない
・投稿の本文は <post> と </post> で囲む
最後に、書いた投稿がルールを何個守れたかを採点してください。
【過去の投稿】
[ここに過去の投稿を20本ほど貼る]
【ネタ】
[ここに確認済みの事実だけを書く]数えるのをAIに任せず、自分で数えたい場合は、次のプロンプトで集計の仕組みから作れます。
Xの過去投稿を集計するPythonスクリプトを書いてください。
入力: posts.csv(列: text)
数える項目:
・文字数(平均と中央値)
・改行の回数(平均)
・一人称(俺・私・僕)を含む割合
・ハッシュタグ、「!」、「...」を含む割合
・数字を含む割合
・1行目の終わり方の上位3つ
出力: 項目と結果の2列の表をMarkdownで表示
CSVの列名が違う場合や、不足している情報があれば、書き始める前に質問してください。投稿前に人が確認する流れの作り方
どの道を選んでも、投稿前に人が読む工程を1つ入れることを勧めます。AIは料金・日付・固有名詞を間違えることがありますし、ガイドラインが禁じる同文の連投は、似た文を大量に出すところから起きやすいからです。筆者の流れは冒頭の4段で、自作でもツールでも同じ形にできます。

- AIが下書きを作る。1日分をまとめて作ると、読む時間も1回で済みます
- 機械で検査する。筆者が見ているのは、一人称・ハッシュタグ・短縮URL・1投稿目の文字数(300字)・画像の有無の5つです(図は主な4項目)。数えた表で「0%」だったものが入っていたら、その時点で差し戻します
- 人が全部読む。見るのは、事実(数字・日付・URL)、表現、前日と似た文になっていないか
- 予約する。自作なら「承認済み」の行だけを拾う。ツールなら確認した人が予約ボタンを押す
機械検査の中身は、次のプロンプトでAIに点検表として作らせることもできます。
次のXの投稿下書きを、下のルールで点検してください。
【ルール】
・一人称(俺・私・僕)を使わない
・ハッシュタグを付けない
・短縮URL(bit.ly など)を使わない
・1投稿目は300字以内
・画像を付ける予定の投稿は [画像あり] と書かれていること
・数字と固有名詞には、ネタ元の資料のどこに書いてあるかを添える
【出力】
項目ごとに OK / NG の表。NG の場合は該当箇所と直し方の案。
下書きを書き直さず、点検だけしてください。
判断できない項目は「判断できない」と書いてください。
【下書き】
[ここに下書きを貼る]自動化されるのは「書く」「検査する」「予約する」で、「出すと決める」は人が持ち続けます。この線を守っている限り、次の節の禁止事項にはほぼ触れません。
やってはいけない自動化(2026年2月・4月の変更込み)
ここは2026年9月28日に本文まで確認できた公式資料、X開発者ガイドライン・X Developer Policy・X APIの変更履歴・X利用規約をもとに書いています。ヘルプセンターの「自動化ルール」のページ(help.x.com)は、同日にアクセスした時点で本文を取得できず、内容を確認できていません。自動化を始める前に、ご自身でも一度開いて確認してください。

公式に「OK」とされていること
- 予約・定時の投稿(ニュース・天気・名言などの情報発信)
- RSSの更新を利用者の代わりに投稿する
- @メンションで頼まれた時の返信、相手が先にDMしてきた時の返信
禁止されていること
- 同じ内容を複数のアカウントから投稿する
- トレンドに乗せるための投稿
- キーワードに反応して誰にでも返す自動リプ
- 新しいフォロワーへの自動DM、一括DM
- ハッシュタグ・キーワード・特定ユーザー・スケジュールを条件にした自動いいね、いいねの販売
- 一括フォロー、自動フォローバック、リストへの一括追加
- ブラウザの自動操作やスクレイピングなど、公式API以外での自動化。ガイドラインの表では「永久凍結」とされています
事前承認が要ること
AIが生成して投稿する返信は、公開前にXの事前承認が必要です(ガイドラインの「AI-Generated Content & Replies」)。窓口はPolicy Supportのフォームで、承認があっても人間のふりはできません。承認なしで出すと、内容が役に立つものでも違反になります。2026年2月23日以降は、そもそもAPIで返信できるのが「相手に呼ばれた時」だけです。
botとして動かす場合の要件
自動で投稿するアカウントをbotとして運用するなら、ガイドラインは次を求めています。Automatedのラベルを付ける、プロフィールにbotであることと運営者を書く、人が管理するアカウントと紐づける、「やめて」と言われたらすぐ止める、公式APIだけを使う、速度制限を守る。Developer Policyも「APIで動くbotアカウントは、何のアカウントで誰が責任者かを明示する」としています。
利用規約は、APIの外側にも線を引いています。日本語版のページに掲載されている改定版(2026年10月9日施行)の文面には「当社が提供する、現在利用可能な公開インターフェースを介する方法以外で本サービスにアクセスすることはできません」とあり、スクレイピングや技術的制限の回避も禁じています。ブラウザを自動操作して投稿する「APIを使わないbot」は、API代がかからない代わりに規約違反の側に立つ方法です。
自分のやり方が大丈夫か迷ったら、AIに点検させる前に、次のプロンプトで自己点検してみてください。
私のXの自動化の設計を、X開発者ガイドライン(2026年9月時点)の観点で点検してください。
【設計】
・投稿の作り方: [例: AIが下書き、人が確認してツールで予約]
・自動で行う操作: [例: 投稿のみ/返信/いいね/フォロー/DM]
・使う経路: [例: 公式API/予約投稿ツール/ブラウザ自動操作]
・アカウント数: [例: 1つ]
・AIが書いた返信を出すか: [はい/いいえ]
【出力】
操作ごとに「OK/要承認/禁止/判断できない」の表と、その理由。
理由には、ガイドラインのどの項目に当たるかを書いてください。
確信が持てない項目は推測で埋めず「公式ページで要確認」と書いてください。よくある失敗パターンと回避策
失敗1:AIに「口調を真似して」とだけ頼む
❌ 過去投稿を貼って「この口調で書いて」
⭕ 過去投稿を7項目で数えさせ、その表をルールとして渡す
なぜ重要か:筆者の比較では、「真似して」は6本中4本に、過去投稿に無い煽り語か、ネタに無い危険の断定が入りました。自分が一度も使っていない言い回しや、確認していない断定が会社名義で出るのが一番の事故です。
失敗2:毎回リンクを付けて投稿する
❌ ブログ更新のたびにURL付きで自動投稿する
⭕ リンクは告知の日だけにして、普段はプロフィールと固定ポストに置く
なぜ重要か:X APIではURLを含む投稿が1件0.200ドルで、リンクなしの約13倍です。月30本なら約71円と約945円の差になります。ツールや代行経由なら、この単価を利用者が直接払う形にはならないことが多いですが、自作だと自分の請求に直に効きます。
失敗3:AIの返信botを先に作る
❌ キーワードを拾ってAIが自動で返信する仕組みを作る
⭕ 自分の投稿を作って予約するところまでに留める
なぜ重要か:キーワードに反応する自動リプはガイドラインで禁止、AIが書く返信は事前承認が必要、2026年2月23日からはAPIで返信できるのが相手に呼ばれた時だけです。作っても動かないか、違反になります。
失敗4:「APIなし」をブラウザ自動操作で実現する
❌ API代を避けるために、ブラウザを自動で動かして投稿する
⭕ APIなしで済ませたいなら、Xと公式に連携した予約投稿ツールを使う
なぜ重要か:ガイドラインはブラウザ自動操作とスクレイピングを公式API以外の自動化として禁じ、表では永久凍結の扱いです。「APIなし」は「ツールを使う」と読み替えるのが安全です。
よくある質問
Xの自動投稿はAPIなしでできますか?
できます。予約投稿ツール(SocialDog・Typefully・Bufferなど)はツール側がXと連携しているので、Developerアカウントやクレジットは要りません。一方、ブラウザを自動操作して投稿する方法は、X開発者ガイドラインが公式API以外の自動化として禁じています。
Xの自動投稿はAIでできますか?
できます。AIに下書きを書かせ、ツールかX APIで予約投稿する形です。2026年9月時点で、APIを使った返信・いいね・フォローの自動化はほぼできなくなっているので、AIに任せるのは自分の投稿の作成までと考えてください。
Xで自動投稿するにはいくらかかりますか?
予約投稿ツールなら無料枠から始められます。数え方はツールで違い、SocialDogとBufferのFreeは「同時に予約しておける件数が10件」、TypefullyのFreeは「月10本」です。X APIで自作する場合は投稿1件0.015ドル(約2.4円)、URLを含む投稿は0.200ドル(約31円)で、毎日1本なら月0.45ドル(約71円)です。AIのAPI代は別にかかります。
Xの自動投稿ツールは違反ですか?
自分の投稿を予約・定時で出すことは、X開発者ガイドラインでOKとされています。違反になるのは、同じ文の複数アカウント投稿、トレンド狙いの投稿、キーワードへの自動リプ、自動いいね・自動フォロー、新規フォロワーへの自動DMなどです。ツールを使っても、ルールの対象は投稿するアカウントです。
Xのbotアカウントには何を表示すればいいですか?
ガイドラインは、Automatedのラベル、プロフィールでbotであることと運営者の明記、人が管理するアカウントとの紐づけを求めています。APIで定時投稿するアカウントが自動アカウントに当たるかは、公式に確認してください。専用のbotとして動かすなら、Automatedラベル・自己紹介欄での明記・人が管理するアカウントとの紐づけの3つは必須です。
GASでXに自動投稿できますか?
できます。GAS(Google Apps Script)の時間主導トリガーからX APIのPOST /2/tweetsを呼べば、サーバーなしで予約投稿の仕組みになります。X APIの従量課金の料金とクレジットの購入は、GASでも同じように必要です。
まとめ:今日から始める3つのアクション
Xの自動投稿をAIでやる方法は、X APIで自作する、APIなしで予約投稿ツールを使う、代行に任せる、の3つです。2026年は返信・いいね・フォローの自動化がほぼ使えなくなったので、AIに任せるのは「自分の投稿を書いて予約する」まで。口調は数えて渡し、出すかどうかは人が決めます。
- 今日やること:自分の過去投稿を20本コピーし、「数えてから書く」プロンプトに貼って口調のルール表を作る
- 今週中:予約投稿ツールの無料枠(またはX APIの少額クレジット)で、人が読んでから予約する流れを1週間回す
- 今月中:自動化ルールの自己点検プロンプトで設計を点検し、リンク付き投稿の本数と月額を見直す
あわせて読みたい:
- Claude×X連携|Claude CodeでX投稿を自動化:Claude Codeで組む手順はこちら
- Claude Code×SNS運用ガイド:X以外のSNSも含めた自動化の場面
- X APIの料金表|従量課金の単価と月額の目安:全エンドポイントの単価
参考・出典
- X API pay-per-usage pricing and credits:X公式(参照日:2026-09-28)
- X API Changelog(2026年2月6日・2月23日・4月16日告知/4月20日発効):X公式(参照日:2026-09-28)
- X Developer Guidelines:X公式(参照日:2026-09-28)
- X Developer Policy:X公式(参照日:2026-09-28)
- X API Rate Limits:X公式(参照日:2026-09-28)
- X利用規約(日本語版):X公式(参照日:2026-09-28)
- SocialDog 料金:SocialDog公式(参照日:2026-09-28)
- Typefully Pricing:Typefully(参照日:2026-09-28)
- Buffer Pricing:Buffer(参照日:2026-09-28)
- 為替レート(1ドル=157.49円):ExchangeRate-API(参照日:2026-09-28)
著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・シリーズ累計約6万部)。
SBクリエイティブ「ビジネス+IT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
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