2026年10月14日時点で、Anthropic は Claude Fable 5.5 を発表していません。いま使える最新の Fable は2026年9月1日に出た Claude Fable 5.1 で、「5.5」の版は Opus 5.5(9月22日)、Sonnet 5.5(9月28日)、Haiku 5.5(10月7日)の3モデルが出ています。10月14日に Anthropic のニュース一覧・モデル一覧・料金表・API のリリースノートと、AWS・Google Cloud・Microsoft の Claude のページを開き直しましたが、「Fable 5.5」という名前もモデル ID も載っていませんでした。この記事では、公式で確かめられる現状、噂の出どころ、過去の発表の間隔から見た当社の見立て、今の仕事で待つべきかの判断、発表されたときに確かめる項目を順にまとめます。
結論:Claude Fable 5.5 は2026年10月14日時点で未発表で、名前・発表日・料金のどれも公式に確認できません。今の仕事は Fable 5.1 と Opus 5.5 で進めてよく、発表を待って止める必要はありません。
- 要点1:最新の Fable は9月1日の Fable 5.1 です。単価は100万トークンあたり入力10ドル・出力50ドルで、提供終了は早くても2027年9月1日です
- 要点2:Anthropic が「Claude 5.5 ファミリー」として出したのは Opus・Sonnet・Haiku で、どの発表文も後に続くモデルとして Fable を挙げていません
- 要点3:過去の版替えの間隔を9月1日に当てはめると10月末ごろ、前回の Fable と同じ間隔なら11月下旬です(最短の間隔はもう過ぎており、より早い可能性もあります)。これは当社の計算で、Anthropic の予定ではありません
- 要点4:10月13日には、第三者の記録をもとに「Azure のモデル情報(Models API)に claude-fable-5-5 が出た」と報じられましたが、Microsoft と Anthropic の公開文書には載っていません
対象読者:Fable 5.1 を仕事や API で使っている人と、Opus・Sonnet・Haiku が相次いで5.5になったのを見て、Fable の次を待つかどうか決めたい人。
読了後にできること:今の作業をどのモデルで進めるかを決め、発表が出たときに確かめる項目と見る場所を手元にそろえられます。
最終更新:2026年10月14日。Anthropic の発表文・モデル一覧・料金表・提供終了の一覧・リリースノートと、AWS・Google Cloud・Microsoft の公式文書を10月14日に取得して読んだ内容に基づいています。噂や第三者の記録は、出典を付けて「第三者の報道」と書き分けました。Anthropic が次の Fable を発表したら、公式情報を確認してこの記事を更新する予定です。
Claude Fable 5.5は出ている?10月14日時点の公式の状況
2026年10月14日15時時点(日本時間)で、確認した公式ページに Fable 5.5 の発表は見当たりません。Anthropic の主要6ページは15時00分台、各クラウドの公式ページは14時48分〜14時55分に確認し、「Fable 5.5」「claude-fable-5-5」の記載はありませんでした。モデル一覧に載っている最新の Fable は Fable 5.1 で、Fable 5.1 のドキュメントでの状態は「Active (latest)」(現役で最新)です。

確認したページと、そこに載っていた内容は次のとおりです。
| 確認したページ | 「Fable 5.5」の記載 | 載っている内容 |
|---|---|---|
| Anthropic のニュース一覧 | なし | 最後のモデルの発表は10月7日の Haiku 5.5。10月8日の3本は利用ポリシーの更新などで、モデルの発表ではない |
| モデル一覧(Models overview) | なし | Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5 の4モデル |
| 料金表(Pricing) | なし | Fable 5.1 は100万トークンあたり入力10ドル・出力50ドル |
| 提供終了の一覧(Model deprecations) | なし | claude-fable-5-1 は早くても2027年9月1日まで提供 |
| API のリリースノート | なし | 最新の項目は10月9日で、モデルの追加はない |
| Claude アプリのリリースノート(ヘルプセンター) | なし | 最新の項目は10月7日の Haiku 5.5 |
| Fable の製品ページ | なし | Fable 5.1 は Pro・Max・Team・Enterprise で利用できる |
| Amazon Bedrock のモデル一覧 | なし | Claude Fable 5.1 と Claude Fable 5 |
| Google Cloud の Claude のページ | なし | Fable 5.1 と Fable 5(ページの表記で10月13日更新) |
| Microsoft Foundry のパートナーモデル一覧 | なし | claude-fable-5-1 と claude-fable-5 |
整理すると、公式で確認できたことは「最新のFableは9月1日のFable 5.1」「5.5で出たのはOpus・Sonnet・Haiku」「Fable 5.1の提供終了は早くても2027年9月1日」の3つです。確認できていないことは「Fable 5.5の名前と発表日」と、その「料金・コンテキスト・提供先」です。「Fable 5.5」は X などで使われている呼び名で、2026年10月14日に確認した Anthropic の公式ページには見当たりません。次の Fable がこの名前になるかどうかも分かっていません。
「公式ドキュメントに Fable 5.5 のページがある」という話も出回りました(第三者の報道:Pasquale Pillitteri の記事・10月2日)。根拠とされたアドレス(platform.claude.com/docs/en/models/fable-5-5/overview)は開くと表示されますが、題名が「Documentation | Claude Platform」だけの、中身のない画面です。当社が10月14日に、モデル名の部分を実在しない名前(zzzz-9-9)に変えたアドレスを開いても、同じ画面が返りました。アドレスが開くことは、モデルがある証拠になりません。
いま使える Fable 5.1 の変更点や料金は、Claude Fable 5.1とは?変更点・料金・使い方で詳しく解説しています。
Claude 5.5で出たのはOpus・Sonnet・Haiku|最新4モデルの仕様
Anthropic は9月22日に Opus 5.5 を「新しい Claude 5.5 ファミリーの最初のモデル」として発表し、9月28日の Sonnet 5.5 を「2番目のモデル」と呼びました。10月7日には Haiku 5.5 が出て、5.5の版は3モデルになっています。

発表文を原文で読むと、後に続くモデルとして名前が挙がったのは Sonnet と Haiku だけです。
- Opus 5.5 の発表(9月22日):「Claude Sonnet 5.5 and Claude Haiku 5.5 will follow in the coming weeks」(Sonnet 5.5 と Haiku 5.5 が数週間のうちに続く)
- Sonnet 5.5 の発表(9月28日):「the second model in the Claude 5.5 family」(Claude 5.5 ファミリーの2番目のモデル)と書き、続くモデルとして挙げたのは Haiku 5.5 だけ
- Haiku 5.5 の発表(10月7日):後に続くモデルの予告はない
日付順に並べると、Opus 5.5(9月22日)、Sonnet 5.5(9月28日)、Haiku 5.5(10月7日)の順で、その前に出た Fable 5.1(9月1日)は5.5の流れの外にあります。3本の発表文のどれを読んでも後続の予告にFableはない、というのが10月14日時点の公式の書きぶりです。
この流れは前から予告されていました。9月1日の Fable 5.1 の発表文は「bring many of the improvements of Fable 5.1 to the rest of our model family」(Fable 5.1 の改良の多くを、ほかのモデルにも広げる)と予告していました。実際に Opus 5.5 の発表文は「It performs at the level of Claude Fable 5.1 on most work」(多くの仕事で Fable 5.1 と同じ水準)と書き、単価は Fable 5.1 の4割(入力4ドル・出力20ドル)です。当社は、5.5の3モデルを Fable 5.1 の改良をほかのモデルへ広げた版と捉えています。
公式のモデル一覧が現行モデルとして載せる4モデルを、モデル一覧と料金表で並べると次のとおりです(金額は米ドル・100万トークンあたり、10月14日に確認)。
| 項目 | Fable 5.1 | Opus 5.5 | Sonnet 5.5 | Haiku 5.5 |
|---|---|---|---|---|
| 公開日 | 2026年9月1日 | 2026年9月22日 | 2026年9月28日 | 2026年10月7日 |
| API のモデル ID | claude-fable-5-1 | claude-opus-5-5 | claude-sonnet-5-5 | claude-haiku-5-5 |
| 入力/出力の単価 | 10ドル/50ドル | 4ドル/20ドル | 2ドル/10ドル | 0.10ドル/0.50ドル(プロンプトが10万トークンを超えると0.50ドル/2.50ドル) |
| キャッシュ読み取り | 0.25ドル | 0.20ドル | 0.10ドル | 0.01ドル(10万トークン超は0.05ドル) |
| コンテキスト | 100万トークン | 100万トークン | 100万トークン | 100万トークン |
| 最大出力 | 12万8,000トークン | 12万8,000トークン | 12万8,000トークン | 12万8,000トークン |
| 既定の effort(API) | high | medium | high | medium |
| 速さ(公式の目安) | 遅め(Slower) | 中くらい(Moderate) | 速い(Fast) | 最も速い(Fastest) |
| 提供終了の目安 | 早くても2027年9月1日 | 早くても2027年9月22日 | 早くても2027年9月28日 | 早くても2027年10月7日 |
effort は、モデルがどこまで深く考えるかの設定です。Fable 5.1 は API の既定が high で、Claude Code でも High、claude.ai と Claude Cowork では Medium が既定です(API の既定はモデル一覧、ほかの3つは Fable 5.1 の発表文)。単価は Opus 5.5 の2.5倍で、公式のモデル一覧は「迷ったら多くの仕事は Opus 5.5 から始め、難しい推論や長時間のエージェントの作業、あるいは Opus 5.5 の effort を上げても足りないときに Fable 5.1 を使う」と案内しています。Sonnet 5.5 の料金や性能はClaude Sonnet 5.5とは|料金・性能・違いで解説しています。
「Fable 5.5」の噂はどこから?第三者の報道と外れた日付
「Fable 5.5」という名前は、Anthropic の発表ではなく X などの投稿から広まりました。主な流れを、出典にした第三者の報道ごとに並べます。2026年10月14日に確認した Anthropic の公式ページでは、いずれも裏付けられていません。
| 日付 | 出回った内容 | 出典(第三者の報道) |
|---|---|---|
| 9月10日・9月18日 | X の個人の投稿が、新しい Fable が9月末から10月初めに出うる、新しい応答元は「Fable 5.2」だ、などと書いた。9月10日の投稿は裏付けも情報源も示さず、9月18日の投稿も出力を比べた画像だけで、どのモデルが答えたかは示していない | Kingy AI(10月7日更新) |
| 10月1日 | 「Fable 5.1 を選んでいるのに、新しいモデルが答えている」という X の投稿を第三者メディアが紹介。元投稿は当社では未確認 | Kingy AI(10月7日更新) |
| 10月1日〜2日 | 「翌週の火曜(10月6日)に出る」という予想の投稿。引用した別の投稿者も「確認できない」と書き添えた | Kingy AI(10月7日更新) |
| 10月13日 | オープンソースの中継ライブラリ LiteLLM に、自動ボットが「Azure の Models API(eastus2)が claude-fable-5-5 を GenerallyAvailable として返した」として、モデルの価格表のデータに claude-fable-5-5 の項目を追加した(同じ日に取り込み済み) | GitHub の LiteLLM の変更(PR #46201)、RuntimeWire(10月13日) |
噂の「10月6日の火曜」は外れました。その週に Anthropic が出したのは、10月6日の Cyber Verification Program(条件を満たすセキュリティの専門家に、高度なサイバーの機能を使えるようにする仕組み)の拡大、10月7日の Haiku 5.5、10月8日の3本(利用ポリシーの更新など)で、Fable の新しい版はありませんでした(Anthropic のニュース一覧で確認)。
「Fable 5.1 を選んでいるのに別のモデルが答える」という話について、公式の文書で確かめられるのは、API のモデル ID の扱いと、claude.ai でモデルが切り替わるときの表示です。Anthropic のドキュメントは、4.6 世代以降の ID は1つの固定したモデルに対応し、「Anthropic does not update the weights or configuration of an existing model ID」(既存の ID の重みや設定は更新しない)、新しい版は新しい ID で出す、と書いています。一方で、リクエストの振り分けや安全のための分類器など、モデルの周りの仕組みは変わることがあるとも書いています。claude.ai については、ヘルプセンターの記事に、Fable 5.1 で安全策に止められた依頼は同じ会話の中で Opus が答え直し、モデルが切り替わったことを知らせる表示が出て、回答には答えたモデルの名前が付くと書かれています。Fable 5.1 の表示のまま別の新しいモデルが答える仕組みは、公式には説明されていません。
10月13日の Azure の件は、もう少し慎重に読む必要があります。変更を作ったのは人ではなく、各社のモデル一覧を自動で取り込むボットです(取り込み(マージ)は、その18分後に LiteLLM 側のアカウントが行いました)。変更の説明には、他の項目は azure_ai/claude-fable-5-1 から引き継いだとあります。価格などの値は Fable 5.5 の仕様を確認したものではありません。報じた RuntimeWire も、この記録は Anthropic が Fable 5.5 を出したことも、Azure の利用者が呼び出せることも示さない、と書いています。Microsoft Learn の Foundry のパートナーモデル一覧(10月14日に確認)にも claude-fable-5-5 はありません。Azure の Models API は認証が必要なため、当社では中身を確認できていません。
Fableの発表履歴と各モデルの間隔(公式の日付)
次の Fable の時期を考える材料として、Anthropic の発表文と API のリリースノートにある日付を並べます。日付は Anthropic の表記どおりの米国の日付で、日本時間では翌日になる場合があります。

- 2026年4月7日:Mythos Preview(招待制の研究プレビュー。サイバー防御のための Project Glasswing の一部)
- 2026年6月9日:Fable 5(同じ日に Mythos 5。入力100万トークンあたり10ドル・出力50ドル)
- 2026年6月12日:提供停止(米国政府の輸出管理の指示を受け、Fable 5 と Mythos 5 を全ユーザーに止めた)
- 2026年7月1日:提供再開(6月30日に輸出管理が解除された)
- 2026年9月1日:Fable 5.1(同じ日に Mythos 5.1。入力と出力の単価は据え置き、キャッシュ読み取りを75%下げて0.25ドルに)
- 2026年9月22日:Opus 5.5(Claude 5.5 ファミリーの最初のモデル)
- 2026年9月28日:Sonnet 5.5(2番目のモデル)
- 2026年10月7日:Haiku 5.5
- 2026年10月14日:Fable 5.5は未発表(この記事の確認日)
6月の停止と再開の経緯はClaude Fable 5利用停止の理由と経緯に、前回の版替え(Fable 5 から 5.1)で何が変わったかはFable 5.1とFable 5の違いにまとめています。
この日付から、版が替わるまでの日数を数えると次のとおりです。
| 区間 | 日付 | 日数 |
|---|---|---|
| Fable 5 → Fable 5.1 | 6月9日 → 9月1日 | 84日 |
| Fable 5.1 → 10月14日(この記事の確認日) | 9月1日 → 10月14日 | 43日 |
| Opus 4.8 → Opus 5 | 5月28日 → 7月24日 | 57日 |
| Opus 5 → Opus 5.5 | 7月24日 → 9月22日 | 60日 |
| Sonnet 5 → Sonnet 5.5 | 6月30日 → 9月28日 | 90日 |
| Fable 5 → Opus 5(Fable 5 に近い Opus) | 6月9日 → 7月24日 | 45日 |
| Fable 5.1 → Opus 5.5(Fable 5.1 と同じ水準の Opus) | 9月1日 → 9月22日 | 21日 |
| Opus 5.5 → Haiku 5.5(5.5の3モデルが出るまで) | 9月22日 → 10月7日 | 15日 |
Opus は2025年11月の Opus 4.5 から2026年9月の Opus 5.5 まで5回替わり、間隔は42日から73日、平均で約60日でした。Fable の発表はまだ2回で、更新間隔の実例は1つしかなく、Fable 5 から 5.1 までの84日には、6月12日から7月1日まで提供が止まっていた期間も含まれます。もう1つ目を引くのは順番です。上位の Fable が先に出て、そのあと Fable に近い性能の Opus が安い単価で続く形が2回続いています。7月24日の Opus 5 は「Fable 5 に近い性能を半額で」、9月22日の Opus 5.5 は「多くの仕事で Fable 5.1 と同じ水準」と発表されました。
なお、Mythos Preview・Fable 5・Fable 5.1・Opus 5.5 の発表日はどれも火曜日(米国の日付)でしたが、Opus 5 は金曜、Sonnet 5.5 は月曜、Haiku 5.5 は水曜で、曜日に決まりはありません。
次のFableはいつ?公式の間隔から見た当社の見立て
ここからは当社の見立てです。Anthropic は次の Fable の時期を何も示していないため、上の公式の日付と、同じ世代のほかのモデルの動きから考えます。日付を言い当てるものではありません。

まず単純な計算です。過去の版替えと同じ間隔を9月1日に足した計算をすると、60日なら10月31日、84日なら11月24日、90日なら11月30日になります。60日は Opus 5 から 5.5、84日は Fable 5 から 5.1、90日は Sonnet 5 から 5.5 の間隔です。Opus の最短の42日に当たる10月13日は、すでに過ぎました。間隔だけで見れば、10月末ごろ、前回の Fable と同じなら11月下旬が一つの目安です。最短の間隔はすでに過ぎているので、それより早く出ることもありえます。
ただし、この計算が外れうる理由もはっきりしています。
- 5.5の予告にFableがない:Opus 5.5 と Sonnet 5.5 の発表文が後に続くモデルとして挙げたのは、Sonnet と Haiku だけでした。Fable 5.1 の改良をほかのモデルへ広げるという5.5の流れは、Haiku 5.5 でひと区切りついたように見えます。次の Fable は、この流れとは別の更新になると当社は見ています
- 正式名が5.5とは限らない:「Fable 5.5」は公式の名前ではありません。Fable はこれまで5、5.1と進んでおり、次の名前は分かりません。Kingy AI(10月7日更新)は、9月18日に「Fable 5.2」という名前を使った X の投稿を紹介しています(元投稿は当社では未確認)
- 公開前に外部の評価を挟む:Anthropic は6月30日に、国家安全保障に関わる能力を大きく進めるモデルは、広く出す前に、指定された米国の政府機関(パートナー)へモデルと安全策を早めに渡し、独立した能力評価と安全策の試験を受けると約束しました。Opus 5.5 も、公開前に METR などの外部の評価者が試しています。当社は、次の Fable で評価に時間を要する場合、公開までの間隔が延びる可能性があると見ています
もう1つの材料が、開発のペースを抑えるという方針です。Opus 5.5 の発表文は自らを「our first release since we called for pacing the frontier」(最先端のペースを抑えるよう呼びかけてから最初の公開)と書きました。さらに、AI の研究そのものを自動化できるような、より能力の高いモデルにはもっと高い安全の水準が要ること、ペースを抑える呼びかけはそうしたモデルがまもなく学習できるという見通しに大きく基づいていることを説明しています。次の Fable がどの段階のモデルになるかは分かりませんが、時期を早める材料ではありません。
反対に、早まる方向の材料もあります。10月13日の Azure の記録が事実なら、クラウド側の準備が進んでいる手がかりにはなります。Fable 5.1 は発表の当日に AWS・Google Cloud・Microsoft Azure でそろって使えるようになっており、クラウド側の準備は発表より前に進めていたと考えられるからです。過去2回の Fable はどちらも Mythos と同じ日に出ているので、次も対で出る可能性があります。ただし Azure の記録は第三者の自動ボットによるもので、Microsoft と Anthropic の公開文書では確認できません。
当社の見立てをまとめると、「10月末ごろ、前回と同じ間隔なら11月下旬が計算上の目安で、それより早いこともありうる。ただし名前も時期も Anthropic は何も示しておらず、延びる材料もある」です。日付を前提に仕事の計画を止めることは勧めません。理由と、今どう動くかを次の章で書きます。
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今はFable 5.1を使うか、待つか|費用の見積もりと判断
当社の考えでは、次の Fable を待って仕事を止める理由は薄いです。2026年10月14日時点の公式の提供終了の一覧では、Fable 5.1 の提供終了は早くても2027年9月1日とされています。前回も、Fable 5 は Fable 5.1 が出たあとも提供が続いており、提供終了は早くても2027年6月9日です。この公式の目安が変わらなければ、次の版が出ても5.1はすぐには終わらない、と読めます。

判断の順番は次のとおりです。
- 今の仕事は止めずに進める:発表日も料金も決まっていないものを待つより、今あるモデルで進めて、出たら比べるほうが失うものが少なく済みます
- まずOpus 5.5で試す:公式のモデル一覧も、迷ったら多くの仕事は Opus 5.5 から始めるよう案内しています。Opus 5.5 は多くの仕事で Fable 5.1 と同じ水準とされ、単価は4割です
- 足りない作業だけFable 5.1:難しい推論、長時間のエージェントの作業、Opus 5.5 の effort を上げても足りない作業に絞って Fable 5.1 を使います
- 予算は今の単価で組む:次の Fable の単価は分からないので、想定する利用量と Fable 5.1 の単価で予算を仮置きします。次の Fable の費用の上限を示すものではありません。前回の版替えでは、入力と出力の単価は変わらず、キャッシュ読み取りだけが1ドルから0.25ドルに下がりました
- 発表後に単価を照合する:発表が出たら、次の章のチェックリストで料金と提供の条件を確かめてから切り替えます。その時点の5.1の提供終了予定も確認し、比較してから切り替えを判断します
費用の目安として、月に入力1,000万トークン・出力200万トークンを使う場合を、公式の単価(標準の料金・100万トークンあたり)で計算します。キャッシュとバッチの割引は含めず、為替は1ドル150円と仮定しています。
| モデル | 計算式 | 月額の目安 |
|---|---|---|
| Fable 5.1 | 入力 10 × 10ドル = 100ドル、出力 2 × 50ドル = 100ドル | 200ドル(約3万円) |
| Opus 5.5 | 入力 10 × 4ドル = 40ドル、出力 2 × 20ドル = 40ドル | 80ドル(約1万2,000円) |
| Sonnet 5.5 | 入力 10 × 2ドル = 20ドル、出力 2 × 10ドル = 20ドル | 40ドル(約6,000円) |
| Haiku 5.5 | 入力 10 × 0.10ドル = 1ドル、出力 2 × 0.50ドル = 1ドル(1回のプロンプトが10万トークン以下の場合) | 2ドル(約300円) |
同じ量なら、Fable 5.1 は Opus 5.5 の2.5倍の費用です。ただし実際の費用は、仕事ごとに使うトークンの量で変わります。Fable 5.1 と Opus 5.5 は、どちらも adaptive thinking が常にオンです。Anthropic は、Opus 5.5 の実行費用は Opus 5 より約4割低いと説明しています。表は指定したトークン数での試算で、費用の上限ではありません。実際の利用量に応じて再計算してください。
claude.ai やアプリで Fable 5.1 を使う場合は、プランで扱いが違います。claude.com の料金ページの比較表では、Free は対象外、Pro は usage credits で使え、Max 5x と Max 20x は週の上限の50%まで、Team は premium 席で週の上限の50%まで、standard 席では usage credits を有効にすると利用でき、Enterprise も利用できます。usage credits で使う分は、プランに含まれる利用枠ではなく別の支払いになります。Claude Code では Fable はどのプランでも既定のモデルではなく、/model fable で選ぶか claude –model fable で起動します(Claude Code v2.1.257 以降)。使い方と料金はClaude CodeでFable 5.1を使う方法と料金にまとめています。
発表されたら確かめること|チェックリストと見ておく公式の5か所
次の Fable が発表されたら、SNS の要約ではなく公式のページで、次の項目を確かめてください。「比べる基準」の列は今の値です。
| 確かめる項目 | 比べる基準(今の値) | 次の Fable | 見る場所 |
|---|---|---|---|
| 名前と API のモデル ID | claude-fable-5-1 | 未発表(2026-10-14時点) | モデル一覧・API のリリースノート |
| 料金(入力・出力・キャッシュ読み取り) | Fable 5.1 は10ドル・50ドル・0.25ドル(100万トークンあたり) | 未発表(2026-10-14時点) | 料金表 |
| コンテキストと最大出力 | 100万トークン・12万8,000トークン | 未発表(2026-10-14時点) | モデル一覧 |
| 既定の effort | API は high(Claude Code は High、claude.ai と Cowork は Medium) | 未発表(2026-10-14時点) | モデル一覧・発表文 |
| claude.ai のプラン | Free は対象外・Pro は usage credits・Max は週の上限の50%まで | 未発表(2026-10-14時点) | claude.com の料金ページ |
| Bedrock・Google Cloud・Foundry での提供 | Fable 5.1 は発表の当日から3社とも提供 | 未発表(2026-10-14時点) | 発表文・各社のモデル一覧 |
| Fable 5.1 の提供終了日 | 早くても2027年9月1日 | 変更の発表なし(2026-10-14時点) | 提供終了の一覧 |
| データの保持 | Fable 5.1 は30日の保持が必要(ゼロ保持は Anthropic が明示的に認めた場合だけ) | 未発表(2026-10-14時点) | API のリリースノート・発表文 |
| 今のコードがそのまま動くか | 現在使用しているモデル ID・API の設定・コード | 未発表(2026-10-14時点) | 移行ガイド・API のリリースノート |
発表をいち早く知るには、次の5か所を見ます。どれも Anthropic か各クラウド会社の公式のページです。
- Anthropic のニュース一覧と Fable の製品ページ:Fable 5.1 の発表ページは、ニュースの下ではなく anthropic.com/claude-fable-and-mythos-5-1 というアドレスにあり、Opus・Sonnet・Haiku の5.5も同じ形でした。Fable の製品ページ(anthropic.com/claude/fable)には、Fable の発表の履歴が日付つきで並びます
- API のリリースノート:新しいモデル ID、提供先、前の版のコードが動かなくなる点(移行の注意)が載ります。単価やコンテキストは項目に書かれる場合と、モデルのページへの案内だけの場合があります
- モデル一覧と提供終了の一覧:Fable 5.1 のドキュメントの状態(今は Active (latest))が変わるか、提供終了の一覧で Fable 5.1 の状態(今は Active)や提供終了日が動くかを確かめます
- Models API の一覧:10月1日から、GET /v1/models の応答に、モデルがどの系列に属するかを示す line 欄が加わりました(Opus 系なら opus)。新しいモデル ID が増えたかを、API の応答で確かめられます
- AWS・Google Cloud・Microsoft Foundry の Claude のページ:Fable 5.1 は3社とも発表の当日から使えました。次も同じなら、ここにも同じ日に載るはずです
この記事も、Anthropic が次の Fable を発表した後、確認できた公式の値で上の表を更新する予定です。
よくある質問
Claude Fable 5.5はいつ出ますか?
2026年10月14日時点で、Anthropic は発表日を示していません。「Fable 5.5」という名前も公式には出ていません。当社が過去の間隔から計算すると、10月末ごろ、前回の Fable と同じ間隔なら11月下旬ですが、これは Anthropic の予定ではありません。最短の間隔はすでに過ぎているので早まることも、延びることもありえます。
Fable 5.5の料金はいくらになりますか?
発表されていないので分かりません。参考までに、今の Fable 5.1 は100万トークンあたり入力10ドル・出力50ドルで、前の Fable 5 と同じ単価です(キャッシュ読み取りは1ドルから0.25ドルに下がりました)。10月13日に出回った Azure の記録にある価格は Fable 5.1 の値を写したもので、根拠になりません。
Fable 5.5は無料で使えますか?
未発表のため分かりません。今の Fable 5.1 は、claude.ai の Free プランでは使えず、Pro は usage credits、Max は週の上限の50%まで、Team は premium 席で週の上限の50%まで、standard 席では usage credits を有効にすると利用でき、Enterprise も利用できます(claude.com の料金ページ)。
「Fable 5.1を選ぶとFable 5.5が答える」という話は本当ですか?
2026年10月14日時点で、当社では確認できていません。この話は第三者メディアの紹介によるもので、X の元投稿は未確認です。API については、既存のモデル ID の重みや設定は更新せず、新しい版は新しい ID で出すと公式の文書に書かれています。なお Fable 5.1 には、生物やサイバーの分野で安全策に止められた依頼を、それぞれ Opus 5・Opus 4.8 が答え直す仕組みがあり、公式に説明されています(振り替えた分には Fable の単価は適用されません)。
Azureに「claude-fable-5-5」が載ったのは発表の前触れですか?
当社は発表前の準備を示す可能性もあると見ていますが、以下は2026年10月14日時点の確認状況です。10月13日に LiteLLM の自動ボットが「Azure の Models API(eastus2)が GenerallyAvailable として返した」と記録しましたが、Microsoft Learn の Foundry のモデル一覧にも Anthropic の文書にも載っていません。記録にある価格やコンテキストの値は Fable 5.1 のものを引き継いだだけで、Fable 5.5 の仕様を裏付けるものではありません。
Fable 5とGPT-5.5の比較はどこで読めますか?
当サイトには Fable 5 と GPT-5.5 の比較記事があります。比較を探している場合はFable 5 vs GPT-5.5の比較をご覧ください。
今のFable 5.1やFable 5はいつまで使えますか?
2026年10月14日時点の公式の提供終了の一覧では、Fable 5.1(claude-fable-5-1)は早くても2027年9月1日、Fable 5(claude-fable-5)は早くても2027年6月9日とされています。次の Fable の発表時にも、この予定に変更がないか確認してください。
「Fable」は何と読みますか?
日本語では「フェイブル」と書かれることが多いですが、Anthropic は日本語の読みを示していません。Anthropic は名前の由来を、ラテン語の fabula(語られるもの)で、ギリシャ語の mythos に近い言葉だと説明しています。Fable と Mythos は同じモデルで、安全策の違いによって名前を分けています。
参考・出典
- Introducing Claude Opus 5.5(Anthropic・2026年9月22日)(参照日: 2026-10-14)
- Introducing Claude Sonnet 5.5(Anthropic・2026年9月28日)(参照日: 2026-10-14)
- Introducing Claude Haiku 5.5(Anthropic・2026年10月7日)(参照日: 2026-10-14)
- Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1(Anthropic・2026年9月1日)(参照日: 2026-10-14)
- Claude Fable 5 and Claude Mythos 5(Anthropic・2026年6月9日)(参照日: 2026-10-14)
- Statement on the US government directive to suspend access to Fable 5 and Mythos 5(Anthropic・2026年6月12日)(参照日: 2026-10-14)
- Redeploying Fable 5(Anthropic・2026年6月30日)(参照日: 2026-10-14)
- Introducing Claude Opus 5(Anthropic・2026年7月24日)(参照日: 2026-10-14)
- Claude Fable(Anthropic の製品ページ)(参照日: 2026-10-14)
- Newsroom(Anthropic)(参照日: 2026-10-14)
- Models overview(Claude Platform Docs)(参照日: 2026-10-14)
- Claude Fable 5.1(Claude Platform Docs)(参照日: 2026-10-14)
- Pricing(Claude Platform Docs)(参照日: 2026-10-14)
- Model deprecations(Claude Platform Docs)(参照日: 2026-10-14)
- Model IDs and versioning(Claude Platform Docs)(参照日: 2026-10-14)
- Claude Platform release notes(Claude Platform Docs)(参照日: 2026-10-14)
- Release notes(Claude Help Center)(参照日: 2026-10-14)
- Why Claude switched models in your conversation with Fable 5 or Fable 5.1(Claude Help Center)(参照日: 2026-10-14)
- Plans & pricing(Claude)(参照日: 2026-10-14)
- Model configuration(Claude Code Docs)(参照日: 2026-10-14)
- Models at a glance(Amazon Bedrock)(参照日: 2026-10-14)
- Anthropic’s Claude on Google Cloud models(Google Cloud)(参照日: 2026-10-14)
- Foundry Models from partners and community(Microsoft Learn)(参照日: 2026-10-14)
- feat(azure): add azure_ai/claude-fable-5-5(GitHub・BerriAI/litellm・2026年10月13日・第三者の記録)(参照日: 2026-10-14)
- Anthropic’s Fable 5.5 appears in Azure metadata, not its model catalog(RuntimeWire・2026年10月13日・第三者の報道)(参照日: 2026-10-14)
- Claude Fable 5.5: Rumors, Evidence and Live Updates(Kingy AI・2026年10月7日更新・第三者の報道)(参照日: 2026-10-14)
- Claude Fable 5.5, the leak claims it already beats Opus 5.5(Pasquale Pillitteri・2026年10月2日・第三者の報道)(参照日: 2026-10-14)
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