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ツール比較・実践ガイド

Seedance 2.5/2.0の料金|無料枠とAPI単価【2026年9月】

Seedance 2.5/2.0の料金|無料枠とAPI単価【2026年9月】

【2026年9月6日更新】公式グローバルAPIの提供状況を再確認し、Seedance 2.5のAPI単価をBytePlus ModelArk公式料金ページの値へ差し替えました。

【2026年9月4日更新】解説図を追加し、モデル名・単価を現行へ更新しました。

結論: Seedance 2.0は1秒約22円(720p・0.15ドル/秒・2026年9月5日時点のBytePlus公式料金)で映画品質の動画を生成できる、コスパの高いAI動画ツールです。

この記事の要点:

  • 無料枠: Dreamina経由で1日1〜2本の5秒動画を生成可能(ウォーターマークあり)
  • API料金: BytePlus公式で1秒0.15ドル(720p・約22円)、サードパーティ経由ならさらに安い場合もある
  • API単価はRunway Gen-4.5(0.12ドル/秒)とほぼ同水準(2026年9月5日時点の公式API料金。当時比較対象だったSora 2は2026年4月にサービス終了)

対象読者: 動画マーケティングコストを下げたい中小企業担当者・経営者

読了後にできること: 無料枠で今日すぐSeedance 2.0を試し、自社に合うプランを選べる

【2026年8月更新】後継モデル「Seedance 2.5」が2026年7月31日に一般提供を開始し、8月7日にはBytePlus経由の開発者向けAPIも公開されました。本記事のSeedance 2.0の料金情報は引き続き有効です。2.5の料金・新機能は本文の「Seedance 2.5の料金と変更点」と、続報記事(2.5発表まとめ・一般提供開始レポート)をご覧ください。


「動画広告を作りたいけど、制作費が高すぎる…」

先日、ある食品メーカーの営業担当者からこんな相談を受けました。SNS用の15秒動画を1本作るのに、映像制作会社に頼んだら見積もりが30万円。「もう少し安くできないか」と頭を抱えていたんです。

そこで私が紹介したのがSeedance 2.0です。実際に無料枠で試してもらったところ、「え、これが無料なの?」とびっくりしていました。品質が思ったより高く、15秒の動画がAPIなら約340円(720p・0.15ドル/秒、1ドル=150円換算・2026年9月5日時点のBytePlus公式料金)で生成できる計算になるからです。

この記事では、Seedance 2.0の全料金プランを徹底比較します。無料枠の制限から、API料金の詳細、RunwayML・Soraとの競合比較まで、企業導入を検討している方が知りたい情報を全て公開します。

まず結論:用途別おすすめプラン早見表

用途おすすめプラン月額コスト目安制限
お試し・個人利用Dreamina 無料枠0円1日1〜2本(ウォーターマーク)
月10〜30本の制作Dreamina Basicプラン約1,400円(69元/月)毎日クレジット付与
月50〜100本の量産Xiaoyunque(小云雀)月額あり(要確認)1日120クレジット
開発・自動化・APIVolcengine公式API使用量課金(約22円/秒)なし(API制限あり)
日本からの手軽なアクセスseedance2.app Basic約6,000円($41/月)中国アカウント不要
大量生成・コスト最優先サードパーティAPI従量課金(約700円〜/5秒)プロバイダーによる

AIエージェントを使った動画マーケティングの自動化については、AIエージェント導入完全ガイドで体系的にまとめています。

Seedance 2.0とは何か——ByteDanceが放った動画AI

Seedance 2.0は、TikTokの親会社ByteDanceが2026年2月12日に発表した最新AI動画生成モデルです。同社の映像制作部門が長年培った技術と、膨大な動画データを学習させた結果、業界トップクラスの動画品質を実現しました。

特徴を整理するとこうなります。

特徴詳細
最大解像度4K対応(BytePlus ModelArk公式API料金表に4Kの料金あり・2026年9月5日時点)
最大生成秒数16秒
音声生成ネイティブ音声付き動画生成(業界初レベル)
入力形式テキスト → 動画、画像 → 動画
物理シミュレーション水・炎・布の動きが自然
公式APIBytePlus ModelArk/Volcengineで提供中(2026年9月時点・料金表あり)

ただし正直に言うと、2026年3月時点では公式グローバルAPIのローンチがハリウッドとの著作権紛争を理由に延期されていました。2026年9月6日時点では、BytePlus ModelArkの料金ページにSeedance 2.0系・2.5の公式APIが解像度別の単価つきで掲載されています。日本から使う場合は、後述のアクセス方法を参考にしてください。

無料枠の詳細——何本まで無料で作れるか

Dreamina・小云雀・Jimengの3プラットフォームの無料クレジットと実質生成本数を並べたカード図
図1:無料で試せる3つの入口。付与クレジットと1本あたりの消費で実質本数が決まる

研修先でよく聞かれるのが「結局、無料でどのくらい使えるの?」という質問です。プラットフォームによって異なるので、整理しました。

Dreamina(ドリーミナ)— 最も手軽な無料アクセス

ByteDanceが運営するDreaminaは、Seedance 2.0を試すための最も一般的な入り口です。

  • 新規登録ボーナス: 260クレジット
  • 毎日の無料クレジット: 225クレジット(全Dreaminaツールで共有)
  • 5秒動画のコスト: 約30〜50クレジット
  • 実質無料生成数: 1日1〜2本
  • 制限事項: ウォーターマーク強制、混雑時は待ち時間大(ピーク時30分以上)

重要な注意点: Dreaminaの無料クレジットは、画像生成・動画編集・動画生成の全ツールで共有されています。「動画だけ使う」つもりでも、誤って画像生成に使ってしまうと動画の枠が減ります。

小云雀(Xiaoyunque)— 1日120クレジット

ByteDanceの別プラットフォームXiaoyunqueは、2026年初頭は無料でポイントが引かれない期間がありましたが、現在はクレジット制に移行しています。

  • 登録ボーナス: 1,200クレジット
  • 毎日の更新: 120クレジット(約2本分)
  • 6秒動画のコスト: 約60クレジット

Jimeng(即梦)— 1元で試せるプラン

  • 新規登録: 2回の無料トライアル + 260ポイント
  • バージョン2.0の解放条件: 1元(約20円)の試用メンバーシップ購入が必要

【要注意】無料枠で失敗するパターン

実際に顧問先企業で無料枠を試した際に、こんな失敗をよく見ました。

❌ ウォーターマークを外して商用利用しようとする
⭕ 無料枠はあくまでお試し用。商用利用はBasicプラン以上が必須。

❌ ピーク時間帯(19〜22時JST)に大量生成しようとする
⭕ 早朝や平日昼間に生成。ピーク時は30分以上待つ場合あり。

❌ 毎日クレジットをストックしようとする
⭕ 無料クレジットは翌日リセット、繰り越し不可。使い切ること。

❌ Dreaminaのクレジットを動画だけに使うつもりが画像生成に流出する
⭕ 動画生成タブだけを使い、他のタブに誤アクセスしない設定をしておく。

有料プランの詳細——どのプランが企業に合うか

Dreamina Basicプラン(最もコスパが良い)

  • 月額: 69元(約1,400円)
  • 内容: 毎日のクレジット大幅増加 + ウォーターマーク除去可能
  • 対象: 個人事業主、小規模チームの動画制作

正直なところ、中国のDreaminaアカウントを作るには中国の電話番号(+86)が必要で、日本から直接作るのが難しいという問題があります。これが多くの日本ユーザーにとっての最大のハードルです。

seedance2.app Basicプラン(日本から最も手軽)

  • 月額: $41(約6,100円)
  • 内容: 中国アカウント不要、クレジットカード決済
  • 対象: 中国サービスの手続きが面倒な日本企業
  • 注意: 公式ByteDanceとは別会社の第三者サービス

Enterprise(法人向け)

法人向けの大量利用については、ByteDance側との直接交渉が必要で、個別見積もり対応となります。2026年9月6日時点では公式グローバルAPI(BytePlus ModelArk)が解像度別の料金表つきで提供されているため、大規模な法人導入を検討する場合はBytePlus ModelArkかVolcengine経由の公式APIを使うか、サードパーティプロバイダーと交渉する形になります。

API料金の詳細——開発・自動化に使う場合

Volcengine公式APIの720p・1080p・2Kの解像度ティア別トークン単価と1秒あたりコストを示した図
図2:公式API(BytePlus ModelArk)のSeedance 2.0 解像度別料金。2026年9月5日時点で480p〜4Kまで公開(1080p 0.37ドル/秒・4K 0.78ドル/秒)

顧問先のEC企業で動画生成を自動化した時の経験から、API料金の実態をお伝えします。

公式API(BytePlus ModelArk/Volcengine・ByteDance公式)

ByteDanceのクラウド部門(海外向けBytePlus ModelArk・中国向けVolcengine)が、Seedance 2.0系(2.0/Fast/Mini)と2.5の公式APIを料金表付きで提供しています(2026年9月5日時点のBytePlus ModelArk公式料金・16:9・動画入力なしの例)。

解像度(Seedance 2.0・16:9・動画入力なし)5秒動画の料金(USD)1秒あたり(USD)円換算の目安(1ドル=150円)
480p0.35ドル0.07ドル5秒 約53円
720p0.76ドル0.15ドル5秒 約114円
1080p1.87ドル0.37ドル5秒 約281円
4K3.89ドル0.78ドル5秒 約584円

補足: 15秒の動画生成は約308,880トークンを消費します。BytePlus ModelArk公式の料金例では、Seedance 2.0の5秒動画は720pで0.76ドル(0.15ドル/秒・約114円)、480pで0.35ドル、1080pで1.87ドル、4Kで3.89ドルです(2026年9月5日確認・1ドル=150円換算)。

サードパーティAPIプロバイダー: 公式API(BytePlus ModelArk)に加え、PiAPI・KieAI・AIFreeAPIなどのサードパーティもAPIを提供(2026年9月5日時点)。720pの5秒動画が$0.05〜$0.80程度で、公式より安い場合もある。

# サードパーティAPI利用例(PiAPI経由)
import requests

response = requests.post(
    "https://api.piapi.ai/api/seedance/v1/text2video",
    headers={"x-api-key": "your_api_key"},
    json={
        "prompt": "A product showcase video of a coffee mug on a wooden desk",
        "resolution": "720p",
        "duration": 5
    }
)
result = response.json()
print(result["video_url"])
# コスト: 5秒720pで約$0.10〜0.25(プロバイダーによる)

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【2026年8月更新】Seedance 2.5の料金と変更点

Seedance 2.0と2.5の生成秒数・参照素材数・音声・出力解像度の違いを2枚のカードで比較した図
図3:Seedance 2.0と2.5の違い。2.5は30秒ノーカット・音声同時生成に対応(BytePlus公式API料金表の出力解像度は2.5が1080pまで、2.0は4Kまで・2026年9月5日時点)

ByteDanceは2026年6月23日のVolcano Engine FORCEカンファレンスで後継モデル「Seedance 2.5」を発表し、2026年7月31日に一般提供を開始しました。開発者向けAPIは2026年8月7日にBytePlus経由で一般公開されています。

  • 30秒のノーカット生成:シーン転換を含めても単一クリップとして生成可能(2.0は15秒が上限)
  • 最大50点のマルチモーダル参照素材を同時入力可能
  • 音声と映像の同時生成:後付け合成ではなく、生成の時点で音声が組み込まれる
  • 出力解像度は公式API料金表では1080pまで(2.0には480p〜4Kの料金が掲載・2026年9月5日時点のBytePlus ModelArk)

API料金は、動画入力なしのリクエストが100万トークンあたり約10.70ドル、動画入力ありが約6.40ドルという単価が、BytePlus ModelArkの公式料金ページに掲載されています(2026年9月6日時点。dreamina-seedance-2-5-260628の480p/720pの値。1080pは動画入力なし11.70ドル・動画入力あり7.00ドルで、期間限定28%割引の表示があります)。参考として、Seedance 2.0の1080p出力は100万トークンあたり約7.7ドル(5秒クリップ1本あたり約1.87ドル相当)で、本記事で解説している2.0の料金体系は現在も利用できます。

発表から一般提供までの経緯はSeedance 2.5発表まとめ、提供開始後の企業活用の論点は一般提供開始レポートで詳しく解説しています。

RunwayML・Sora・Kling——競合との料金比較表

【2026年9月4日更新】比較対象のうちSora 2(OpenAI)は2026年4月26日にWeb・アプリの提供を終了し、APIも2026年9月24日に終了予定です。ただし2026年9月4日時点のOpenAI公式料金ページには sora-2(720p・$0.10/秒)と sora-2-pro(720p $0.30/秒、1024p $0.50/秒、1080p $0.70/秒)が掲載されており、終了予定日まではAPI経由での生成が可能です。以下のSoraに関する記載は、終了前の参考情報としてお読みください。

実際に研修先で「どのツールが一番コスパがいいか?」と比較検証した結果をまとめます。

ツール月額基本料API/1秒コスト無料枠特徴
Seedance 2.00〜$41(第三者)$0.15/秒(720p・約22円/BytePlus公式・2026年9月5日時点)1日1〜2本音声付き、4K対応(公式API)、コスパ上位
RunwayML Gen-4.5$12〜95/月$0.12/秒(Gen-4.5=12クレジット/秒×$0.01・公式API料金/2026年9月5日時点)625クレジット/月編集機能豊富、Motion Brush
Sora 2.0ChatGPT Pro($200)に含む$0.10/秒(720p・公式料金ページ/2026年9月4日時点)なし物理シミュレーション最高、API最大20秒(2026年9月24日にAPI提供終了予定)
Kling 3.0$66/月〜約$0.029/秒(最安)166クレジット/月4Kネイティブ、最も安いAPI
Veo 3(Google)未定(Gemini経由)未公開限定ベータ最新発表、音声付き動画

コスパ分析:1本あたり何円で動画生成できるか

5秒動画を100本作る場合のコストを比較します(API利用前提・2026年9月5日時点の各社公式API料金・1ドル=150円換算)。

ツール5秒×100本の概算Seedance比
Seedance 2.0(720p)約11,400円(0.76ドル×100本=76ドル)基準
Kling 3.0約2,200円約0.2倍(本記事のKling単価0.029ドル/秒で計算)
RunwayML Gen-4.5約9,000円(0.12ドル×5秒×100本=60ドル)約0.8倍(60ドル÷76ドル)
Sora 2.0個別見積もり推定5倍以上

2026年9月5日時点の公式API単価はRunway Gen-4.5が0.12ドル/秒(12クレジット/秒×0.01ドル)、Seedance 2.0(720p)が0.15ドル/秒で、純粋なAPIコストはほぼ同水準です。ただし、Kling 3.0の方が公式APIのローンチが先行しているため、安定性では現状Klingに分があります。

用途別おすすめプランの選び方

SNS用動画を月10〜30本作りたい個人・スタートアップ

Dreaminaの無料枠 + Basicプラン(69元/月)の組み合わせが最もコスパが良いです。ただし中国アカウントが必要な点がハードル。

中国アカウントが作れない場合: seedance2.appのBasicプラン($41/月)がシンプルで確実です。

ECサイトの商品動画を大量生成したい企業

Volcengine APIかサードパーティAPIが向いています。月100本以上なら、従量課金の方が月額定額より安くなります。

コスト計算例:
・5秒動画(720p)を月200本 × 約114円(0.76ドル) = 約22,800円/月
・RunwayML Gen-4.5のAPIなら: 5秒×200本×0.12ドル = 120ドル ≈ 18,000円/月
→ 2026年9月5日時点の公式API単価ではほぼ同水準(1ドル=150円換算)

広告制作会社・映像プロダクション

品質を最優先するなら、Seedance 2.0(高品質)とRunwayML(編集機能豊富)を用途で使い分けるのが現実的です。Seedanceで素材を生成し、RunwayMLで細かい編集を加えるハイブリッド運用が研修先でも好評でした。

【要注意】Seedance 2.0を使う前に知っておくべきこと

Seedance 2.0は優れたツールですが、正直な話、まだ解決されていない問題があります。

問題1:著作権紛争と公式APIの経緯

2026年3月時点ではハリウッドスタジオとの著作権紛争を背景にグローバルAPIの正式ローンチが延期されていましたが、2026年9月5日時点ではBytePlus ModelArkでSeedance 2.0系・2.5の公式APIが料金表付きで提供されています。権利関係のリスクは商用利用の前に利用規約で確認してください。

❌ 「明日から本格的な商用利用をAPI経由で」と急いで決める
⭕ まず公式API(BytePlus ModelArk)かサードパーティAPIで小規模にテストし、本番の商用利用は利用規約と生成物の権利条件を確認してから決める

問題2:日本語プロンプトの精度

Seedance 2.0は英語プロンプトで最も精度が高く、日本語プロンプトは精度がやや落ちます。

❌ 「一眼レフカメラで撮影したような、秋の公園で子犬が走っている動画を生成して」
⭕ 英語で: “A golden retriever puppy running in an autumn park, cinematic shot, shallow depth of field”

問題3:16秒の制限

Seedance 2.0の最大生成秒数は16秒で、後継の2.5は30秒に対応しています。比較対象だったSora 2(API最大20秒)は2026年9月24日にAPI提供を終了予定です(2026年9月5日時点のOpenAI公式)。RunwayML の長尺動画には対応していません。30秒以上の動画が必要な場合は、複数の動画をつなぎ合わせる必要があります。

問題4:中国規制の影響

ByteDanceのサービスは中国当局の規制を受けており、コンテンツに制限がある場合があります。政治的・センシティブな内容は生成拒否されることがあります。

実際のコスト計算:動画マーケを月1万円以下に抑える方法

顧問先の小売業(従業員30名)で実際に試した構成を紹介します。

事例区分: 想定シナリオ
以下は100社以上の研修・コンサル経験をもとに構成した典型的なシナリオです。

月間目標: SNS用15秒動画を月30本制作
構成:

  • Dreamina無料枠: 月60本分(1日2本×30日)→ 0円
  • 不足分: API経由で月20本 × 約340円(15秒・720p・0.15ドル/秒) = 約6,800円(2026年9月5日時点のBytePlus公式料金・1ドル=150円換算)
  • 合計: 月約6,800円

以前は外注で1本3万円かかっていたSNS動画が、試作レベルであれば1本約230円で作れる計算です。もちろん本格的な商用動画は人間のディレクターが不可欠ですが、「ラフ素材の生成」「A/Bテスト用の複数バリエーション」などに使えば、大幅なコスト削減になります。

Seedance 2.0で高品質な動画を作るプロンプト5選

AI動画生成でよく失敗するのが、プロンプトの書き方です。Seedance 2.0は英語プロンプトが基本ですが、どう書けばいいか分からないという方向けに、実際に使ってクオリティが高かったプロンプトを5つ紹介します。

なお、商用利用する場合は必ず生成内容の権利確認をしてください。AIが生成した素材であっても、学習データの問題で権利主張されるリスクがあります。

プロンプト1:商品プロモーション動画(飲食・小売向け)

A close-up product showcase video of [商品名],
placed on a minimalist white marble table with soft morning light.
The camera slowly zooms in, revealing the product's texture and color.
Cinematic quality, 4K-like detail, shallow depth of field.
Duration: 5 seconds. No watermark.
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

効果: ECサイト用の商品動画として使いやすい構図。背景を変えるだけで様々な商品に流用可能。

プロンプト2:不動産・物件のバーチャルツアー素材

A smooth cinematic walkthrough of a modern apartment living room.
Sunlight streaming through floor-to-ceiling windows,
revealing a stylish interior with neutral colors.
Camera movement: gentle dolly shot from left to right.
Realistic lighting, photorealistic quality.
Duration: 8 seconds.

効果: 不動産会社の顧問先で実際に使った構成です。CGっぽさが残るため「イメージ動画」として使用するのが現実的。

プロンプト3:ビジネス向けのオフィス・チームイメージ

A professional office environment with a diverse team of business people
collaborating around a modern conference table.
Natural light, contemporary design, positive atmosphere.
Slow zoom out to reveal the full team.
Cinematic, commercial quality.
Duration: 6 seconds.

プロンプト4:SNS用の縦型動画(TikTok・Reels・ショート対応)

Vertical video format (9:16 aspect ratio).
A young professional woman using a laptop in a stylish cafe,
smiling and looking confident.
Warm, inviting atmosphere with bokeh background.
Social media style, vibrant colors.
Duration: 5 seconds.

注意: Seedance 2.0でのアスペクト比指定はプラットフォームによって対応状況が異なります。生成後にトリミングが必要な場合があります。

プロンプト5:テクノロジー・IT企業向けのビジュアル素材

Abstract technology visualization: floating data streams,
glowing blue circuit patterns, and neural network nodes
connecting in a dark digital space.
Futuristic, sleek, corporate tech aesthetic.
Camera: slow zoom into the network center.
Duration: 8 seconds.

これらのプロンプトは、実際に複数の研修先で試した中で比較的安定して高品質な出力が得られたものです。ただし、AI動画生成は同じプロンプトでも毎回出力が異なるため、気に入った動画が出るまで何度か試行することを前提にしてください。

Seedance 2.0 vs 競合ツール:どの動画品質が最も良いか

料金だけでなく、品質面でも各ツールを比較しておく必要があります。「安ければいい」ではなく「コスパ」で判断することが重要です。

評価項目Seedance 2.0RunwayML Gen-4.5Sora 2.0Kling 3.0
映像品質(全体)★★★★☆★★★★☆★★★★★★★★★☆
物理シミュレーション★★★★☆★★★☆☆★★★★★★★★☆☆
人物・顔の自然さ★★★★☆★★★★☆★★★★★★★★★☆
音声付き動画★★★★★(ネイティブ対応)★★☆☆☆(別途必要)★★★★☆★★☆☆☆
最大解像度4K1080p〜4K1080p4Kネイティブ
最大秒数16秒制限なし(プランによる)20秒(API)制限なし
APIの安定性★★★★☆(公式API提供中・2026年9月5日時点)★★★★★★★★☆☆★★★★☆
コスパ★★★★★★★★☆☆★★★☆☆★★★★★

総評: 品質と価格のバランスを見ると、Seedance 2.0とKling 3.0の二択になります。音声付き動画が必要ならSeedance、APIの安定性・長尺動画ならKlingが優勢です。RunwayMLは編集機能が群を抜いており、素材生成後の加工が必要な場合に強みを発揮します。

2026年以降のSeedance料金はどうなるか

正直に言うと、Seedance 2.0の料金は今後大きく変わる可能性があります。現時点で考えられるシナリオを整理します。

シナリオ1:公式グローバルAPI解放(最楽観)

著作権問題が解決し、ByteDanceが公式グローバルAPIをローンチした場合、価格競争が激化して料金が下がる可能性があります。Volcengineの公式料金(1秒約22円)が基準になるでしょう。

【2026年8月追記】このシナリオは部分的に実現しました。後継のSeedance 2.5では、2026年8月7日にBytePlus経由の開発者向けAPIが一般公開されています。グローバル展開もC2PA電子透かし等の安全策導入後、地域を絞って再開が進んでいます。

シナリオ2:著作権問題が長期化(中立)

日本からのアクセスはサードパーティAPIが主流のまま続く可能性があります。この場合、料金は現在の$0.05〜0.80/5秒という幅広い範囲で推移するでしょう。

シナリオ3:ByteDanceの米国規制(悲観)

TikTokの米国での規制問題が飛び火し、Seedance関連サービスにも影響が出る可能性は否定できません。企業として本格導入する前に、この点は頭に入れておく必要があります。

AI動画生成ツール全体のトレンドを理解するには、AI導入戦略ガイドも参考になります。

日本企業がSeedance 2.0を今すぐ活用できる3つの領域

「料金は分かった。でも具体的にどう使えばいいの?」という方向けに、日本企業が今すぐ始められる活用領域を紹介します。

領域1:ECサイトの商品動画制作

静止画だけの商品ページより、動画があると購買率が平均34%上昇するというデータがあります(参考: Wyzowl 2025動画マーケティングレポート)。しかし動画制作コストが高くて踏み切れない企業が多い。Seedance 2.0なら、商品の静止画を入力して動画を生成する「画像→動画」機能を使えば、1本あたり数十円で試作品が作れます。

領域2:不動産のバーチャル内見動画

物件写真をAIが動かすバーチャル内見動画は、ファーストビューの滞在時間を大幅に延ばします。間取り図や物件写真を入力として、「この部屋を歩いているような動画」を生成することが可能です。現時点では品質に限界があるため「イメージ動画」として使うのが現実的です。

領域3:SNS広告のA/Bテスト素材量産

SNS広告では、同じ訴求でも映像のバリエーションによってCTRが2〜3倍変わることがあります。Seedance 2.0を使えば、同じテーマで10パターン以上のバリエーションを数千円で作成し、最もパフォーマンスの良いものを選んで本番に使うという「高速A/Bテスト」が可能です。

参考・出典

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること: Dreaminaの無料アカウントを作成し、無料の260クレジットで5秒動画を1本生成してみる
  2. 今週中: 自社の商品・サービスのプロンプトを英語で5パターン試し、最もクオリティが良いものを選ぶ
  3. 今月中: 月間の動画制作本数を試算し、Dreamina無料枠で賄えるか、有料プランが必要かを判断する

AIを使った動画マーケティングをさらに深掘りしたい方には、ChatGPTビジネス活用ガイドもおすすめです。


著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AIの可能性に魅了され、X(旧Twitter)で活用法を発信(@SuguruKun_ai、フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

ご質問・ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

よくある質問

Seedance 2.0 は1本いくらかかりますか?

API経由で1秒あたり約22円(720p・0.15ドル/秒、2026年9月5日時点のBytePlus公式料金)です。5秒の動画なら0.76ドル(約114円)という計算になります。サードパーティ経由だとさらに安くなるケースもあります。本記事に用途別の早見表と、月1万円以内に収めるコスト計算例を載せています。

無料で試せますか?

試せます。Dreamina 経由で1日1〜2本の5秒動画を生成できます。ただしウォーターマーク(透かし)が入るため、そのまま商用の素材にするのは向きません。品質の見極めに使い、本番はAPIか有料プランに切り替えるのが現実的です。

RunwayML や Sora と比べて安いですか?

API単価はほぼ同水準です。2026年9月5日時点の公式API料金はRunway Gen-4.5が0.12ドル/秒、Seedance 2.0(720p)が0.15ドル/秒です。ただし安さだけでは決まらないので、本記事の競合比較で「同じ尺・同じ品質でいくらか」を確認してください。

監修:株式会社Uravation(生成AI活用書籍シリーズ累計51,400部の著者チームが運営。自社7メディアの実運用でAI検索からの引用・流入を継続計測し、その知見に基づいて編集しています。仕様・料金が変わりやすい領域のため、重要な意思決定の前には各公式情報の最新版をご確認ください)

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佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

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