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ツール比較・実践ガイド

X運用代行の料金相場|月1,480円〜60万円を3層で比較

X運用代行の料金相場|月1,480円〜60万円を3層で比較

X運用代行の料金相場は、2026年9月現在、人が書く代行で月4万5,000円から60万円以上、AIが下書きを作るツールで月1,480円(キャンペーン価格・通常2,960円)から10万円、予約投稿・分析ツールで月1,980円から2万9,800円です。同じ「運用代行」でも、誰が書き、誰が公開前に確認するかで料金が100倍以上変わります。

この記事の要点

  • 各社の公式料金ページを2026年9月28日に開いて確認した金額だけで、3層に分けて並べました(税込・税別は各表に明記)。
  • 投稿1本あたりに割ると、人が書く代行は約3,125円から6万2,500円、AIで生成する型は約20円から約667円です(計算式つき)。
  • 見積もりでは「公開前の確認」「炎上時の対応」「最低契約期間」「APIの使い方」「自動アクションの有無」の5点を聞きます。Xは2026年4月20日から、フォロー・いいね・引用ポストの実行(書き込み)をセルフサーブの全プランでAPIから外しています。

対象読者: X(旧Twitter)の運用を外に任せるか、AIツールで自社運用するかを比べている経営者・広報・マーケティング担当者

読み終えたらできること: 記事内の「見積もり依頼文」プロンプトで、3社に同じ条件の見積もりを依頼できます。

最終更新:2026年9月

「X運用代行っていくらですか?」と聞かれると、筆者はまず「誰が投稿を書く前提ですか」と聞き返すようにしています。月5万円と答える会社も月50万円と答える会社もあり、どちらも間違いではないからです。

筆者自身は、X(@SuguruKun_ai)の投稿を外部の代行に出していません。AIに下書きを作らせ、機械で検査し、最後に人が全部読んでから予約投稿ツール(Typefully)で予約する、という流れで回しています。自動いいね・自動フォロー・自動リプは使っていません。この形にたどり着くまでに、代行会社の料金表もAIツールの料金表もかなり読みました。そこで分かったのは、料金の差はほとんど「人の時間がどこに入っているか」で説明できる、ということです。

一方で、料金表だけでは、原稿作成が含まれるのか、何本投稿されるのか、最低何か月払うのかが分からないことがあります。見積もりを取ってから「思っていた作業が入っていなかった」と気づくのでは遅いんですよね。

この記事では、公式に料金を公開している6サービスの金額を2026年9月28日に確認し、「人が書く代行」「AIが下書きを作るツール」「予約投稿・分析ツール」の3層に分けて、含まれる作業、投稿1本あたりの単価、最低契約期間の総額で並べます。順位づけはしません。判断に必要な事実と、見積もりや比較に使えるプロンプトを置いておくので、自社の条件に当てはめて使ってください。

X運用代行の料金相場は3層で見る(2026年9月現在)

まず全体像です。以下は、各社の公式ページに書かれている金額と作業範囲だけで作った早見表です。

X運用代行の料金を、人が書く代行・AIが下書きを作るツール・予約投稿ツールの3層に分け、月額の帯と投稿文を書く人を示した図

層月額の帯(公式ページ記載)投稿文を書くのは公開前に確認するのは確認したサービス
① 人が書く運用代行4万5,000円〜60万円以上代行会社の担当者発注側(承認の期限を決めている会社がある)アルパカSNS for X/TaTap/Social Biz
② AIが下書きを作るツール1,480円〜10万円AI利用者本人(自動投稿の設定次第で確認なしにもできる)いいねAI/Exos AI
③ 予約投稿・分析ツール1,980円〜2万9,800円利用者本人利用者本人SocialDog

※金額は各社公式ページの表示(2026年9月28日確認)。税込・税別は層ごとの表に記載。Exos AIの1,480円はリリース記念の半額表示で、終了後は2,960円の予定と記載されています。

層を分ける軸は2つだけです。「誰が書くか」と「誰が公開前に確認するか」。この2つが決まると、料金の帯がほぼ決まります。①は人の時間を買う料金、②はAIの生成回数と道具を借りる料金、③は道具だけを借りる料金です。

投稿文そのものをAIで作る手順は、AIでSNS運用を効率化する5つのプロンプトにまとめています。先に自社で数本作ってみると、外に出す範囲を決めやすくなります。

人が書く運用代行の料金:月4万5,000円〜60万円以上

人が書く代行は、任せる範囲で金額が大きく変わります。今回確認した3社の公式ページの記載をそのまま並べます。

サービス月額月の投稿数初期費用最低契約期間ページに書かれている主な作業
アルパカSNS for XXプラン10 45,000円/20 70,000円/30 100,000円/40 125,000円(税別・基本料金。サムネイル作成込みは80,000円〜265,000円)最大10〜40回100,000円(税別)4か月投稿の制作と投稿。承認の最終期限は投稿予定日の前日15時。初期費用に調査・コンセプト設計・プロフィール設計・デザイン制作を含む
TaTapコンサル/進行費 100,000円+投稿制作(最小4本 150,000円/標準8本 300,000円)=月250,000円〜400,000円(税別)4〜8本(増減可)100,000円(税別)3か月戦略の見直し、投稿ごとの分析、月次定例、リプライの一次対応、炎上リスクの運用ルール策定と炎上時の対応
Social Bizトライアル 20万円〜/スタンダード 40万円〜/プレミアム 60万円〜/エンタープライズは問い合わせ原稿作成 月30件/90件/150件20万円1年間キックオフと戦略策定のミーティング、ターゲットリスト作成、ツイート原稿の作成と予約(原則人力と記載)、ターゲットへのアクション(内容は公式ページ参照)

※アルパカSNS・TaTapは税別表示。Social Bizのページには税込・税別の表記が見当たりませんでした。また、Social Bizの公式ページには期間限定の割引表示があるため、適用後の金額は見積もりで確認してください。アルパカSNSの基本料金は「原稿ネタ込み」と表示されていますが、別に「原稿オプション(ネタ制作)」もあるため、原稿のどこまでが基本料金に入るかは見積もりで確認してください。

3社を並べると、同じ「運用代行」でも中身がかなり違うことが分かります。アルパカSNSは投稿の制作と投稿を中心に、本数ごとの定額で出しています。ページには1投稿あたりの金額(Xプラン10で4,500円)も書かれています。TaTapは、進行費と投稿制作費を分けて示し、リプライの一次対応と炎上時の対応を月額の中に入れています。Social Bizは経営者アカウント向けで、原稿作成の本数が多く、戦略策定のミーティングとターゲットへのアクションまで含まれています。

この層の料金の大半は「人の時間」です。取材して、原稿を書いて、打ち合わせをして、数字を見て次の月の方針を決める。この時間が必要な会社にとっては、月額が高くても合理的です。逆に、書くことより「投稿を止めないこと」が目的なら、上位のプランは作業の多くを使い切れません。

見積もりを取る前に、次のプロンプトで依頼文を作っておくと、各社から同じ条件の回答が返ってきやすくなります。

あなたはBtoB企業のマーケティング担当者です。
X(旧Twitter)運用代行の見積もり依頼メールを作ってください。
複数社に同じ文面で送り、回答を横並びで比べるのが目的です。

【自社の条件】
- アカウントの種類: [会社公式 / 経営者個人]
- 目的: [採用 / 問い合わせ獲得 / 認知]
- 希望する月の投稿本数: [例: 月20本]
- 社内で確認できる人と時間: [例: 広報1名・週30分]
- 予算の上限: [例: 月10万円・税別]

【回答してほしい項目(表で返してもらう)】
1. 月額(税込・税別の区別)と初期費用
2. 月額に含まれる作業と、含まれない作業(オプション)
3. 投稿原稿は誰が書くか。AIを使う場合はどの工程か
4. 公開前の確認の流れと、承認の期限
5. 炎上や誤投稿が起きたときの一次対応の範囲
6. 最低契約期間、途中解約の条件
7. Xの公式APIを使うか、アカウントにログインして操作するか
8. 自動で行う操作の有無と、Xの公式APIの範囲かどうか

丁寧語で、400字以内。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

AIが下書きを作るツール型の料金:月1,480円〜10万円

2つ目の層は、AIが投稿文や画像を作り、利用者が確認して投稿する型です。人が書く時間が料金に入らないので、同じ本数なら①より安くなります。公式ページで料金を確認できた2サービスは次のとおりです。

AIツールで自動投稿をOFFにすると利用者が確認してから予約投稿し、ONにすると確認なしでそのまま公開される流れの比較図

サービス/プラン月額月の上限公開前の確認ページに書かれている主な機能
いいねAI ライトOne(1つのSNSのみ)30,000円AI投稿生成回数はページの表示で確認代行側の人による確認はページに記載なし(利用者がツール上で投稿・予約)画像・動画から投稿文とハッシュタグを生成、AI企画生成、AI自動分析・自動レポート、予約投稿
いいねAI ベーシックOne(1つのSNSのみ)50,000円同上同上プランごとの機能の有無は料金表で確認
いいねAI ライト(最大4アカウント)60,000円(年一括払いは月換算54,000円)AI投稿生成 90投稿同上同上
いいねAI ベーシック(最大4アカウント)100,000円(年一括払いは月換算90,000円)AI投稿生成 150投稿同上同上
Exos AI スタンダード1,480円(税込・リリース記念の半額。終了後2,960円予定)X連携1件。X APIと生成AIのAPIキーは利用者が用意し、その利用料は別自動投稿OFFなら下書きで止まり、利用者が確認ニュースの自動収集、投稿文と画像の自動生成、投稿予約、分析にもとづくプロンプトの改善提案
Exos AI プレミアム3,980円(税込・同上。終了後7,960円予定)通常投稿200回・URL付き投稿20回・AIクレジット100,000同上APIキー不要(API利用料は月額に含む)
Exos AI エキスパート14,800円(税込・同上。終了後29,600円予定)X連携3件まで・AIとX投稿の利用枠なし(1日の投稿上限あり)同上プレミアムの機能に同じ

※いいねAIの料金ページには税込・税別と最低契約期間の表記が見当たりませんでした。1つのSNSだけなら月30,000円(ライトOne)からです。いいねAIは撮影と動画制作つきのプラン(月額182,500円)もあります。Exos AIは月単位の自動更新で、初回は7日間の無料期間があると記載されています。

この層で必ず確かめたいのは、公開前に人が読む工程が、設定ではなく運用として残っているかです。Exos AIのように「自動投稿ON/OFF」を選べるツールは、ONにすれば人が読まずに公開されます。安さの理由がそこにある場合、会社名や商品名の誤り、時事ネタの取り違えがそのまま世に出ます。

もう一つは「口調」です。筆者の上位200スレッドの1投稿目をスクリプトで数えたところ、文字数は平均151字(中央値123字)、改行は平均5.5回、一人称とハッシュタグはどちらも0%、数字入りが72.5%、👇が62.5%でした。本人らしさは、こうした数えられる癖の集まりです。AIツールに過去投稿を読ませるなら、「真似して」と頼むより、先に癖を数えて条件として渡すほうが安定します(この比較は後半の「自社で回す場合」で詳しく書きます)。

次のプロンプトは、自分の過去投稿から「数えられる癖」を取り出すためのものです。AIツールを契約する前に一度やっておくと、ツールの設定画面に何を入れるかが決まります。

以下は私のX(旧Twitter)の過去投稿です(1投稿ずつ区切り線で区切っています)。
口調を真似する前に、次の項目を数えて表にしてください。

- 1投稿あたりの文字数(平均・中央値)
- 改行の回数(平均・中央値)
- 一人称(私・僕・俺など)を含む投稿の割合
- ハッシュタグを含む投稿の割合
- 数字を含む投稿の割合
- 「!」「...」、絵文字(種類別)を含む投稿の割合
- 1行目の終わり方の内訳

数えた結果だけを表にし、感想や評価は書かないでください。
数え方に迷ったもの(例: 顔文字)は、どう数えたかを注記してください。
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。

---
[過去投稿を20〜50本貼る]

予約投稿・分析ツールの料金:月1,980円〜2万9,800円

自分で書く時間があるなら、予約投稿と分析の道具を借りるのが一番安い層です。代表例として、料金をヘルプページで公開しているSocialDogを確認しました。

プラン月額払い(税抜)年額払いの月あたり(税抜)連携できるSNSアカウントチームメンバー
Personal1,980円1,480円(年17,760円)2個(Xは1個のみ)1ユーザー
Professional9,800円4,980円(年59,760円)3個(Xは1個のみ)1ユーザー
Business29,800円19,800円(年237,600円)5個5ユーザー
Enterprise問い合わせ問い合わせ10個20ユーザー

※SocialDogの金額は税抜表示で、請求は税込。最低利用期間はなく、月額払いで1か月だけ使うこともできると記載されています(公式ヘルプ・最終更新日2026年8月5日の表示)。無料のFreeプランもあり、年額払いにするとPersonalは月1,480円相当になります。

この層は、書く人も確認する人もあなた自身です。いちばん安い代わりに、書く時間が取れない月は発信が止まります。筆者が投稿予約に使っているTypefullyも同じ層の道具で、料金や使い方はTypefullyとは|料金・使い方・API連携にまとめています。

③を選ぶか②を選ぶかは、「下書きを作る時間」を買うかどうかの違いです。書くのは苦にならないが投稿時刻の管理が面倒、という人は③で足ります。書くこと自体が止まっている人は、②か①を検討する順番になります。

投稿1本あたりの単価と、最低契約期間の総額

月額だけを見ると①が高く見えますが、本数と契約期間で割り直すと、比べ方が変わります。以下は、公式ページに本数が書かれているプランだけを対象に計算しました。本数が公開されていない会社は入れていません。

X投稿1本あたりの単価を、AIの生成回数の約20円・約667円から、人が書く原稿の3,125円・約6,667円、投稿制作費37,500円まで階段状に並べた図

サービス/プラン月額月の本数1本あたり計算式
アルパカSNS Xプラン1045,000円(税別)104,500円45,000 ÷ 10
アルパカSNS Xプラン40125,000円(税別)403,125円125,000 ÷ 40
TaTap 最小(4本)250,000円(税別)462,500円(投稿制作費だけなら37,500円)250,000 ÷ 4/150,000 ÷ 4
TaTap 標準(8本)400,000円(税別)850,000円(投稿制作費だけなら37,500円)400,000 ÷ 8/300,000 ÷ 8
Social Biz トライアル20万円〜(税表記なし)30(原稿作成)約6,667円〜200,000 ÷ 30
Social Biz プレミアム60万円〜(税表記なし)150(原稿作成)4,000円〜600,000 ÷ 150
いいねAI ライト(最大4アカウント)60,000円(税表記なし)90(AI投稿生成)約667円60,000 ÷ 90
Exos AI プレミアム3,980円(税込・キャンペーン価格)200(通常投稿の上限)約20円3,980 ÷ 200

※いいねAIのOne版(1つのSNSのみ)はAI投稿生成回数を公式ページから取得できなかったため載せていません。生成回数はページの表示で確認してください。上限いっぱいまで使った場合の単価です。使い切らない月は1本あたりが上がります。アルパカSNSは未消化分を翌月へ繰り越せないと記載しています。

単価の差は、そのまま「誰がどこまでやるか」の差です。約20円から約667円の帯はAIの生成回数の値段で、確認するのは利用者です。3,125円から6,667円の帯は人が書く原稿の値段。TaTapの単価が高く見えるのは、リプライ対応・炎上時の対応・月次の分析と定例が進行費に入っているためで、投稿制作費だけなら1本37,500円です。

もう一つ、見落とされやすいのが最低契約期間の総額です。初期費用と最低契約期間を足すと、途中でやめても払う金額が分かります。

サービス/プラン最低限払う総額計算式
アルパカSNS Xプラン10280,000円(税別)初期100,000 + 45,000 × 4か月
アルパカSNS Xプラン40600,000円(税別)初期100,000 + 125,000 × 4か月
TaTap 最小850,000円(税別)初期100,000 + 250,000 × 3か月
Social Biz トライアル260万円〜初期200,000 + 200,000 × 12か月
Social Biz プレミアム740万円〜初期200,000 + 600,000 × 12か月
SocialDog Personal1,980円(税抜)最低利用期間なし・1か月分

※いいねAIは料金ページに最低契約期間の記載がないため除外。アルパカSNSは4か月未満で解約する場合、残りの期間分を一括で払えば即時解約できると記載しています。

比較する会社が増えると、この計算は手でやると間違えます。見積もりが集まったら、次のプロンプトで表にしてもらうと早いです。

以下は、X運用代行3社から届いた見積もりの本文です。
次の列の比較表を作ってください。

列: 会社名/月額(税別に統一)/初期費用/月の投稿本数/
1本あたりの単価/最低契約期間/最低契約期間の総額/
原稿を書く人/公開前の確認の流れ/炎上時の対応/含まれない作業

ルール:
- 1本あたりの単価と総額は、表の下に計算式を1行ずつ書く
- 税込しか書かれていない金額は、税率10%で税別に直し「換算」と注記
- 見積もりに書かれていない項目は空欄にせず「記載なし」と書く
- おすすめや順位はつけない

数字と固有名詞は、根拠(見積もりのどの文か)を添えてください。

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[A社の見積もり本文]
---
[B社の見積もり本文]
---
[C社の見積もり本文]

単価だけを出したいときは、もっと短いプロンプトで足ります。

次の条件で、X投稿1本あたりの単価を計算してください。

- 月額: [例: 70,000円・税別]
- 初期費用: [例: 100,000円]
- 最低契約期間: [例: 4か月]
- 月の投稿本数の上限: [例: 20本]
- 実際に投稿できそうな本数: [例: 月15本]

出してほしいもの:
1. 上限まで使った場合の1本あたり(月額 ÷ 上限本数)
2. 実際の本数で割った1本あたり(月額 ÷ 実際の本数)
3. 初期費用を最低契約期間で割って月額に足した場合の1本あたり
それぞれ計算式を1行で書き、端数は円未満四捨五入にしてください。
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。

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見積もりで聞く5つの質問と、Xの自動化ルール

料金表を見比べても分からないのが、運用の中身です。契約前に、次の5つを聞いておくと、料金の理由がほぼ見えます。

見積もりから契約へ進む前に、公開前の確認・炎上時の対応・最低契約期間・APIの使い方・自動アクションの有無の5点を確かめる関門の図

  1. 公開前の確認はありますか。誰が、いつまでに、どこで確認するか。承認の期限を決めている会社もあります。
  2. 炎上や誤投稿のとき、一次対応は誰がしますか。投稿を消す判断、お詫び文の作成、どこまでが月額の中か。炎上時の対応を月額に含めている会社もあります。
  3. 最低契約期間と解約の条件は。今回確認した範囲でも、なし・3か月・4か月・1年と分かれていました。
  4. Xの公式APIを使いますか。それとも、アカウントにログインして操作しますか。パスワードを預ける運用か、権限を付与する運用か。契約終了時にどう返却するかも聞きます。
  5. 自動で行う操作はありますか。ある場合は、Xの公式APIの範囲ですか。投稿以外の操作(いいね・フォロー・返信など)を含めて、何を自動で行うかを聞きます。

4と5を聞く理由は、Xの開発者ガイドラインにあります。以下は特定の会社についてではなく、X全体の一般的なルールです。2026年9月28日に公式ページを確認した内容を、運用の外注に関係する行だけ抜き出します。

行為X開発者ガイドラインでの扱い
ニュース・天気などの予約投稿、RSSの代理投稿可
@メンションで頼まれた返信、相手が先にDMしたときの返信可
自分の投稿に返信した相手への自動返信条件つきで可(1回まで)。2026年2月23日以降、セルフサーブのAPIでは相手からの@メンションか引用がある場合のみ
キーワードを含む投稿への自動返信不可
AIが生成して投稿する返信Xの事前承認が必要
ハッシュタグやキーワードでの自動いいね、選んだユーザーへの自動いいね不可
一括フォロー、フォローしてきた相手への自動フォローバック不可
新しいフォロワーへの自動DM、一括DM不可
同じ文面を複数アカウントに投稿、トレンド狙いの投稿不可
APIではなくブラウザ自動操作で動かす不可(永久凍結の対象)

さらに、Xの変更履歴によると、2026年4月20日から、フォロー・いいね・引用ポストの実行(書き込み)がセルフサーブの全プランでAPIから外れました(読み取りの単価は料金表に残っています)。2026年2月23日には、APIからの返信について、元の投稿の作者が返信側を@メンションしたか、返信側の投稿を引用した場合だけ許可する変更も入っています(Enterpriseは対象外)。

つまり、セルフサーブのAPIからは、いいね・フォローを実行できません。外注先やツールの説明に投稿以外の操作が含まれている場合は、どの方法で行うのかを確認してください。ガイドラインでも、利用者が自分で押すいいねは可とされていますし、人が選んで行うアクションまで問題になるわけではありません。確認したいのは「方法」です。

次のプロンプトは、代行会社やツールの回答を受け取ったあとに、この5点で抜けがないかを点検するためのものです。

以下は、X運用代行(またはAIツール)の担当者から受け取った回答です。
次の5項目について、回答に書かれている内容を抜き出し、
「回答あり/あいまい/記載なし」の3段階で判定してください。

1. 公開前の確認(誰が・いつまでに・どこで)
2. 炎上・誤投稿時の一次対応の範囲
3. 最低契約期間と解約の条件
4. Xの公式APIを使うか、ログインして操作するか
5. 自動で行う操作の有無と、Xの公式APIの範囲かどうか

判定が「あいまい」「記載なし」の項目には、
次の打ち合わせで聞く質問文を1つずつ書いてください(丁寧語)。
Xのルールに違反しているかどうかの断定はしないでください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

---
[回答の本文を貼る]

自社で回す場合の費用と工数の出し方

外に出さず、AIとツールで自社運用する場合の費用は、ツールの月額とXのAPI料金、それに社内の人の時間です。XのAPIは2026年2月6日に従量課金(Pay-Per-Use)が正式に始まり、月額の固定料金ではなく、クレジットを前払いして使った分だけ払う方式を選べるようになりました(既存のBasic/Proは継続)。

AIが下書きを作り、一人称・ハッシュタグ・短縮URL・1投稿目300字・画像の有無を機械で検査し、人が全部読んでからTypefullyで予約する4段の流れ

APIの操作(1リクエスト)料金円換算(1ドル157.49円)
投稿(Post: Create)0.015ドル約2.4円
URLを含む投稿0.200ドル約31円
月30本の投稿(URLなし)0.45ドル約71円
月30本の投稿(すべてURL付き)6ドル約945円

※X API公式の料金ページ(2026年9月28日確認)。為替は同日の1ドル157.49円で換算。URL付きの投稿は通常の投稿の約13倍(0.200 ÷ 0.015)です。投稿の上限は1ユーザーあたり15分に100件、アプリあたり24時間に10,000件です。

APIの料金は、投稿するだけなら月数十円から数百円の単位です。自社運用で本当に効いてくるのは、人の時間のほうです。筆者の運用は、AIが下書きを作る、機械で検査する(一人称・ハッシュタグ・短縮URL・1投稿目300字・画像の有無)、人が全部読む、Typefullyで予約する、の4段です。自動化しているのは下書きと検査までで、読む工程は外していません。

下書きを作らせるときの指示の出し方で、結果がかなり変わることも分かっています。同じネタで、更地のClaude(Sonnet)に過去投稿20本と確認済みの数字だけのネタ3種を渡し、指示を2通り(「口調を真似して」と「先に癖を数えてから書いて」)で各6本ずつ書かせて比べました。判定の基準は、「渡した過去投稿20本に一度も出てこない煽り語」か「ネタに書いていない危険や結果の断定(アカウント停止など)」のどちらかが入った投稿を「混ざった」と数える、というものです。結果は、「口調を真似して」が6本中4本(煽り語2本・危険の断定2本。例:「知らないと垢banされる」)、「数えてから書く」が6本中0本でした。ただし「数えてから書く」も完全ではなく、例にない強い言い回しが1本、項目数の数え間違いが1本ありました。👇を使う投稿も6本中3本から0本に減り、平板になりました。AIに任せる部分を増やすほど、確認する人の目が要る理由がこれです。

社内の工数は、会社ごとに条件が違うので一律の数字は出せません。代わりに、自社の条件を入れて試算するプロンプトを置いておきます。代行の見積もりと並べると、外に出すべき範囲が見えます。

X(旧Twitter)を自社で運用した場合の、月あたりの工数と費用を試算してください。

【条件】
- 月の投稿本数: [例: 20本]
- 1本の下書きにかかる時間: [AIを使う場合/使わない場合でそれぞれ・分]
- 1本の確認にかかる時間: [分]
- 画像を作る本数と1枚あたりの時間: [本・分]
- 月1回の振り返りにかける時間: [分]
- 担当者の時間単価: [円]
- 使うツールの月額: [円]
- X APIの料金: 投稿1本0.015ドル、URL付きは0.200ドル。為替は[円/ドル]

【出してほしいもの】
1. 工程ごとの月の合計時間(表)
2. 人件費・ツール代・API料金の月合計
3. 「下書きをAIに任せる」「確認を外に出す」など、
   外部に出す範囲を変えた3パターンの比較
計算式を必ず書き、私が入れていない数字を使う場合は"仮定"と明記してください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

自社運用の具体的な組み方は、別の記事で詳しく書いています。Claude Codeから投稿まで通す手順はClaude×X連携|Claude CodeでX投稿を自動化、SNS全体の作業をどこまで自動化するかはClaude Code×SNS運用ガイドを参考にしてください。

【要注意】料金だけで選んだときの失敗パターン

料金の比較は大事ですが、金額だけで決めると、あとで別の費用が出てきます。見積もりの段階で避けられる失敗を4つ挙げます。

失敗1:月額の安さだけで選び、本数を使い切れない

❌ 月40本のプランを1本あたりの安さで選んだが、ネタ出しの打ち合わせが追いつかず月20本しか出せない。
⭕ 自社が確認できる本数から逆算してプランを選ぶ。未消化分を翌月に繰り越せないと明記している会社もあります。

なぜ重要か:上限いっぱいで計算した単価は、使い切った場合の値段です。確認する人の時間が週30分なら、その時間で読める本数が上限になります。

失敗2:「AIだから安い」で選び、公開前の確認を外してしまう

❌ 自動投稿をONにして、AIが作った投稿をそのまま公開する。
⭕ 最初の数か月は自動投稿をOFFにして、下書きを人が読んでから出す。慣れてきても、会社名・商品名・数字の入った投稿は必ず人が読む。

なぜ重要か:筆者の比較でも、「口調を真似して」と頼んだだけの下書きは6本中4本に、過去投稿にない煽り語やネタにない危険の断定が混ざりました。癖を数えてから書かせた側にも、強い言い回しと数え間違いが1本ずつ残りました。AIの下書きは速いですが、事実の確認は人の仕事として残ります。

失敗3:月額だけを見て、最低契約期間の総額を見ない

❌ 「月20万円なら試せる」と契約したら、1年契約と初期費用20万円で総額が260万円だった。
⭕ 「初期費用 + 月額 × 最低契約期間」を先に出し、途中でやめた場合の条件も確認する。

なぜ重要か:今回確認した範囲だけでも、最低契約期間はなし・3か月・4か月・1年と分かれていました。同じ月額でも、途中でやめたときに払う金額はまったく違います。

失敗4:アクションの「方法」を確認しないまま任せる

❌ 作業内容に投稿以外の操作が書かれているのに、どの方法で行うのかを聞かずに任せる。
⭕ 自動で行う操作があるか、ある場合はXの公式APIの範囲かを聞く。ログイン情報を預ける場合は、権限の範囲と契約終了時の返却手順も決めておく。

なぜ重要か:Xは自動いいね・一括フォロー・ブラウザ自動操作を不可としており、ブラウザ自動操作は永久凍結の対象です。止まるのは代行会社ではなく、あなたのアカウントです。

AIでSNS投稿文を作るときのプロンプトの型は、AIでSNS運用を効率化|投稿文・ハッシュタグの5プロンプトにまとめています。

よくある質問

X運用代行の相場はいくらですか?

2026年9月28日に公式ページで確認した範囲では、人が書く代行が月4万5,000円から60万円以上、AIが下書きを作るツールが月1,480円(キャンペーン価格・通常2,960円)から10万円(1つのSNSだけならいいねAIは月30,000円から)、予約投稿・分析ツールが月1,980円から2万9,800円です。人が書く代行は、今回確認した3社とも別に初期費用(10万円から20万円)がかかります。

X運用代行では何をするのでしょうか?

会社によって違います。今回確認した範囲では、投稿の原稿作成と予約投稿が共通で、上位のプランになるほど戦略設計、月次の定例ミーティング、分析レポート、リプライの一次対応、炎上時の対応が加わります。見積もりでは「含まれない作業」を先に確認してください。

X運用代行は個人でも頼めますか?

頼めます。人が書く代行は法人や経営者向けのプランが中心ですが、AIが下書きを作るツールや予約投稿ツールは、今回確認した中では、SocialDog・Exos AIは個人で申し込めます(SocialDogは最低利用期間なし、Exos AIは月単位の自動更新)。

X運用代行は副業でもできますか? 副業の人に頼むときの注意は?

副業で受けている人もいます。頼む場合は、公開前の確認の流れ、炎上時の対応、契約書の有無、アカウント権限の預かり方を、会社に頼む場合と同じ基準で確認してください。

AIを使ったサービスと、人が書く代行の違いは何ですか?

いちばん大きな違いは「誰が書き、誰が公開前に確認するか」です。AIを使うツールは、AIが下書きを作り、利用者が確認します。料金はAIの生成回数と道具の値段なので、1本あたり約20円から約667円と安くなります。人が書く代行は、取材・原稿・打ち合わせの時間が料金の中心で、1本あたり3,125円以上でした。

Xの自動投稿ツールを使うと違反になりますか?

予約投稿や定時投稿は、Xの開発者ガイドラインで可とされています。不可なのは、キーワードに反応する自動返信、自動いいね、一括フォロー、新しいフォロワーへの自動DM、同じ文面の複数アカウント投稿、APIを使わないブラウザ自動操作などです。AIが生成して投稿する返信は、Xの事前承認が必要です。

料金に含まれないことが多いのは何ですか?

今回確認した範囲では、動画の制作、撮影、広告の運用費、追加の原稿、DMまわりの対応をオプションや別見積もりにしている会社がありました。AIツールでは、X APIや生成AIのAPI利用料が月額と別になるプランもあります。

まとめ:今日から始める3つのアクション

X運用代行の料金は、月額の大小ではなく「誰が書き、誰が確認し、何が含まれるか」で決まります。1本あたりに直すと、AIの生成回数は約20円から約667円、人が書く原稿は3,125円から6,667円、リプライや炎上時の対応まで含む型は1本5万円以上でした。最低契約期間の総額は、なしから数百万円まで開きがあります。

  1. 今日やること:自分の過去投稿を20本集め、「癖を数える」プロンプトで文字数・改行・数字の割合を出す。代行に頼む場合も、AIツールを使う場合も、この表が最初の指示書になります。
  2. 今週中:「見積もり依頼文」プロンプトで同じ条件の依頼文を作り、候補の2〜3社に送る。返ってきた回答は「5つの質問」の点検プロンプトにかける。
  3. 今月中:比較表プロンプトで「1本あたり」と「最低契約期間の総額」を並べ、自社運用の試算と比べて、外に出す範囲を決める。

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参考・出典


著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・シリーズ累計約6万部)。
SBクリエイティブ「ビジネス+IT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

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