コンテンツへスキップ

media AI活用の最前線

Sarashinaの使い方|無料ベータとAPI6モデル【2026年10月】

Sarashinaの使い方|無料ベータとAPI6モデル【2026年10月】

「Sarashinaは無料でどう使い始め、6つのAPIモデルをどう選べばよい?」
結論:2026年10月20日時点では、Googleアカウントで事前申し込みなく無償ベータを始められ、ブラウザでは対話と翻訳、APIでは対話・軽量処理・ベクトル化・並べ替え・安全性判定・翻訳の6モデルを試せます。

  • 始め方:Sarashina公式サイトからGoogleアカウントでログインします。利用料金は無料ですが、レート制限があります。
  • API:コンソールでAPIキーを発行し、環境変数に保存してBearer認証で呼び出します。用途によってモデルとエンドポイントを使い分けます。
  • 業務利用:無償プランでも入力・出力データがモデル学習や新規サービス開発などに利用され得ます。個人情報は入力せず、機密情報も避けて検証してください。

対象読者:国産の生成AIを業務で試したい中小企業の経営者・情報システム担当者、Sarashina APIを自社システムへ組み込みたい開発者

読了後にできること:チャットを安全に試し、目的に合うモデルを選び、公式手順どおりに最初のAPIリクエストを送る準備ができます。

「無料なら、社内文書をそのまま入れて性能を比べても大丈夫ですよね」。Sarashinaの発表を見た企業担当者が、最初に迷いやすいのはここです。使い始める操作は簡単ですが、業務データの扱いまで簡単に決めてよいわけではありません。

SB Intuitionsは2026年10月13日、国産生成AI「Sarashina」を使える「Sarashinaサービス」の無償ベータ版を公開しました。ウェブのチャットだけでなく、生成、検索、安全性判定、翻訳を役割分担した6モデルをAPIで試せる点が特徴です。

一方、無償ベータの終了時期は未定です。利用規約には、無償・有償を問わず入力データと出力データをモデル学習や新規サービス開発などに利用できる旨があり、個人情報の入力は禁じられています。正直に言うと、まず見るべきなのは性能のうわさではなく、この利用条件なんです。

そこで、2026年10月20日に公式発表、公式サイト、利用規約、個人情報保護方針、APIドキュメントを突き合わせました。確認できた使い方だけを紹介し、終了後の料金や包括的な商用利用可否など、公式に書かれていない項目は推測せずに区別します。

最終確認:2026年10月20日(JST)

Sarashinaサービスとは:チャットとAPIを同じ入口で試せる

Sarashinaは、SB Intuitionsが日本語データを重点的に学習させて開発しているAIモデルです。SB Intuitionsの2026年10月13日付発表によると、無償ベータでは一般利用者向けに「チャット機能」と「API機能」の2つの入口が用意されました。

確認項目2026年10月20日時点の内容
提供開始日2026年10月13日
チャット機能AIとの対話、ウェブ検索、文章作成、日英・英日翻訳
API機能Sarashina3 mini、nano、embedding、rerank、guard、translateの6モデル
ログインGoogleアカウントのソーシャルログインに対応。事前申し込みは不要
利用料金無償ベータは無料
利用制限レート制限あり。APIの最新値は公式ドキュメントで確認
終了時期未定。具体的な終了日は公式に記載されていない
無償ベータの基本情報と、チャットで試してから6モデルのAPIへ進む流れを示す図。

ブラウザのチャットは、開発環境を作らずに応答の傾向や翻訳を触って確かめたい人向けです。APIは、自社の検索画面、問い合わせ分類、翻訳フローなどへ組み込めるかを技術的に確かめたい人向けです。まずチャットで出力を見る。その後、用途が固まったらAPIへ進む。この順序なら、いきなり実装から始めて目的を見失いにくくなります。

同じソフトバンク系でも、AIエージェントとして紹介されているサービスとは役割が異なります。周辺サービスを整理したい場合は、既刊のsatto(ソフトバンク)とは?料金・使い方・workspaceもあわせて確認してください。

ブラウザ版の始め方:公開情報だけで最初の品質を確かめる

Sarashinaの使い方は難しくありません。ただし、ログインより先に「何を入れないか」を決めるのが安全です。最初の確認には、すでに公開している自社サイトの文章、架空の問い合わせ、個人を識別できないダミーデータを使ってください。

  1. 公式サイトを開く:Sarashina公式サイトへアクセスします。検索広告や第三者サイトではなく、URLのドメインを確認してください。
  2. 規約を読む:ログイン前にSarashinaサービス利用規約とSB Intuitionsの個人情報保護方針を確認します。会社で使う場合は、情報システム部門の生成AI利用ルールとも照合します。
  3. Googleアカウントでログインする:公式発表では事前申し込み不要です。会社利用では、個人のGoogleアカウントを使うか、会社管理アカウントを使うかを先に決めておきます。
  4. 対話か翻訳を試す:公開済みの短い文章を使い、要約、言い換え、日英・英日翻訳など、正解を人が確認できる課題から始めます。
  5. 結果と条件を残す:入力文、期待した結果、実際の出力、確認者、問題点を記録します。「良さそう」という感想だけで導入判断をしないことが大切です。
公式サイトと規約の確認から、公開済み文章による対話・翻訳と結果記録までを5段階で示す図。

たとえば、最初の対話では次のような公開情報だけを使うと安全です。会社固有の事実は、入力文の中に貼った公開文章だけを根拠にするよう指定します。

以下の公開済み文章だけを根拠に、要点を3つに整理してください。
文章:[自社サイトで公開済みの文章]
文章にない事実は補わず、不明な点は「記載なし」としてください。

翻訳を試す場合も、まずは公開済みのプレスリリースや製品説明を使います。契約書、顧客名を含むメール、未発表の経営資料を「品質確認のためだけ」と入力するのは避けてください。無料で触れることと、入力データの機密性が保証されることは別問題です。

APIの6モデルは担当が違う:用途から選ぶ早見表

6モデルを「どれが一番強いか」で並べると選び方を誤ります。公式のSarashina APIモデル一覧を見ると、標準的な対話モデルと、検索・安全性・翻訳に特化したモデルが分かれています。業務の工程に合わせて担当を割り振るのがポイントです。

モデル公式上の主な役割業務で試しやすい用途選ぶときの注意
Sarashina3 mini標準対話、文書作成社外公開文の要約、回答案の下書き、対話UIの検証出力内容は人が事実確認する。機密文書を入れない
Sarashina3 nano高速・軽量な対話、抽出ダミー問い合わせの分類、公開文書からの項目抽出、短い要約複雑な判断を一度に任せず、単純な処理へ分ける
Sarashina3 embedding文章の意味をベクトルへ変換RAGの初期検索、類似文書検索、分類、クラスタリング検索文と検索対象文書で適切なtask_typeを分ける
Sarashina3 rerankクエリと候補文書の関連度を計算し、順番を並べ替えるembeddingなどで拾った候補を質問に近い順へ再評価最初の検索を行うモデルではなく、候補の再順位付けに使う
Sarashina3 guard入力テキストの安全性判定生成AIへ渡す前の入力チェック、投稿受付の補助判定誤検出や見逃しがあり得るため、重要用途は人の確認と併用
Sarashina3 translate日英・英日の翻訳公開済み資料や案内文の翻訳品質確認専門用語、固有名詞、数値は原文と照合する
対話・翻訳を担う3モデルと検索・安全性を担う3モデルを分け、人による確認の必要性も示す図。

embeddingとrerankは「探す」と「並べ直す」の違い

社内検索を想定すると違いが分かりやすいでしょう。embeddingは大量の文書から意味の近い候補を拾う役割です。rerankは、その候補と利用者の質問をもう一度比べ、関連度の高い順へ並べ直す役割です。公式発表も、embeddingをRAGの文書検索、rerankを検索精度の向上に使うものとして説明しています。

つまり、両者は競合ではありません。検索対象の準備、候補抽出、再順位付け、回答生成を一連の流れとして考えます。RAGの基本や導入判断を先に整理したい方は、生成AI API選定5項目も参考になります。

guardは最終承認者ではない

guardはテキストを生成せず、入力が安全か有害かを判定するモデルです。ただし、Chat Completions APIの公式説明は、機械学習による判定なので誤検出や見逃しが起こり得ると明記しています。顧客への公開可否、人事・法務判断、重大な安全判断をguardだけで確定しないでください。

APIの呼び出し方:キー発行から最初のリクエストまで

公式のSarashina API「はじめに」では、APIコンソールでキーを作り、環境変数へ保存し、Bearer認証でリクエストする流れが案内されています。APIキーはパスワードと同じ秘密情報です。ブラウザ側のJavaScript、モバイルアプリ、公開リポジトリへ直接埋め込まず、保護されたバックエンドから呼び出します。

  1. APIコンソールへログイン:Sarashina APIコンソールを開きます。
  2. APIキーを発行:「API Keys」セクションから新しいキーを作成し、表示された値を安全な場所へ保存します。
  3. 環境変数へ設定:公式例と同じく、キーをSARASHINA_API_KEYへ設定します。ソースコードへ直書きしません。
  4. 目的に合うエンドポイントへPOST:Authorization: BearerヘッダーとJSONの本文を送り、HTTPステータスとレスポンスを確認します。
APIコンソールへのログインからBearer認証によるPOSTまでと、モデル別のレート制限を示す図。

標準対話モデルminiへ最小構成で送る例です。エンドポイント、認証方法、モデル名、主要なJSON構造は公式ドキュメントで確認したものだけを使っています。例文は公開して問題のない一般的な文章にしています。

export SARASHINA_API_KEY="your_api_key_here"

curl https://api.sarashina.ai/v1/chat/completions \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "Authorization: Bearer ${SARASHINA_API_KEY}" \
  -d '{
    "model": "sarashina3-mini",
    "messages": [
      {
        "role": "user",
        "content": "公開済みの商品説明を、初めて読む人向けに要約してください。"
      }
    ]
  }'

実行環境に応じた環境変数の設定方法、対応パラメータ、レスポンス形式は変わり得ます。コピーしたまま本番へ入れず、実装時点の公式APIリファレンスを開いて確認してください。

対象モデル公式エンドポイント主な必須入力
mini・nano・guardPOST /v1/chat/completionsmodel、messages
embeddingPOST /v1/embeddingsinput、task_type、model
rerankPOST /v1/rerankquery、documents、model
translatePOST /v1/translatetext、source_lang、target_lang。モデル指定は不要

レート制限はモデルごとに確認する

発表資料は「レート制限がある」とだけ説明しています。その後に公開された公式レート制限ページでは、契約主体とモデルの組み合わせごとに、1分あたりのリクエスト数で管理すると記載されています。2026年10月20日に確認した掲載値は次のとおりです。

モデル公式掲載の上限
sarashina3-mini6 RPM
sarashina3-nano60 RPM
sarashina3-guard6 RPM
sarashina3-embedding60 RPM
sarashina3-rerank60 RPM
sarashina3-translate6 RPM

RPMはrequests per minute、つまり1分あたりのリクエスト数です。上限を超えると429 Too Many Requestsが返り、公式ドキュメントではRetry-Afterに示された秒数を待って再試行するよう案内しています。制限値は利用状況などに応じて変わる場合があるため、固定値として設計書へ転記せず、実装時に公式ページを再確認してください。なお、チャット画面側の具体的なレート制限数値は、2026年10月時点で公式に記載がありません。

業務で使う前の停止線:データ利用・個人情報・商用利用

無償ベータを業務で試すなら、ここが最重要です。Sarashinaサービス利用規約第11条は、有償・無償を問わず、入力データと出力データをサービスの提供・維持、法令順守、モデル学習、新規サービス開発などへ利用できるとしています。

入出力データはモデル学習に利用され得るという条件を上に置き、検証に使いやすいデータ・入力しないもの・最新の規約で確認することの3つに分けた図。

学習利用のオプトアウトが規約に明記されているのは有償プランです。無償プランの学習利用を拒否する方法は、2026年10月時点で公式に記載がありません。さらに、規約の禁止行為には、個人情報保護法上の個人情報など、特定の個人を識別できる情報の入力が含まれます。

機密情報については、規約に一律の「入力禁止」と書かれているわけではありません。一方で、無償プランでも入出力データがモデル学習や新規サービス開発に利用され得るため、無償ベータの社内ルールとしては、顧客情報、未公開の契約内容、認証情報、ソースコード、社外秘の経営数値を入力しない運用が安全です。

データの例無償ベータでの扱い理由
公開済みの自社サイト文章検証に使いやすいすでに一般公開されており、正解を人が照合できる
架空の問い合わせ・ダミーデータ検証に使いやすい個人や取引先を識別できない形で分類・要約を試せる
顧客名、メールアドレス、電話番号入力しない規約が個人情報などの入力を禁止している
未発表資料、契約書、APIキー、社外秘コード入力しない利用データが学習・新規サービス開発などに使われ得る

商用利用は「できる」と一括で断定しない

利用規約は法人を契約者に含み、公式発表もシステムやサービスへのAI実装を想定しています。しかし、Sarashinaサービス全般について「商用利用可」と一括で示す文言は、2026年10月時点で公式に記載がありません。

とくに、顧客向け製品の一部として第三者に本サービスを利用させる形は、規約第16条の再許諾に関する条件を確認する必要があります。自社内の技術検証と、顧客向け機能としての提供は分けて判断してください。販売、外部提供、再許諾を伴う場合は、最新の利用規約を読み、必要に応じてSB Intuitionsへ用途を示して確認するのが確実です。

この記事の内容を社内で使うなら

要点と手順をまとめた資料を無料で受け取れます。研修6,000名以上・支援100社以上の実績をもとに、自社の業務に当てはめる相談も30分から受け付けています。

部門別 AIエージェント活用マップ 50選無料で受け取る →AI顧問に相談する(30分・無料)→

ChatGPT・Geminiとの使い分けは「性能順位」ではなく目的で決める

SarashinaとChatGPT、Geminiのどれが上かを、公式情報だけで一律に決めることはできません。SB Intuitionsは独自の評価を掲載していますが、契約条件、モデル、入力、評価方法が違えば結果も変わります。他社モデルとの同等性を示すような短い言葉で、業務適性を断定しないことが大切です。

選択肢先に試すとよい場面確認すべきこと
Sarashina日本語を重視した国産モデルを、対話・検索・安全性判定・翻訳の役割別APIで評価したい無償ベータのデータ利用、レート制限、終了時期、用途別の契約条件
ChatGPT文章、ファイル、画像、調査などを一つの対話画面で幅広く扱いたい利用プラン、組織向け管理、データ設定、必要な機能の提供状況
GeminiGoogle Workspaceとの連携や、画像・音声・動画を含むマルチモーダルAPIを重視するWorkspace版と一般向けアプリ、Gemini APIの契約・データ条件の違い

ChatGPTの公式案内は、文章、画像、ファイル、音声、データなどを横断する機能を紹介しています。Geminiの公式案内は、Google Workspaceでの文書・メール支援や、Gemini APIのマルチモーダル処理を説明しています。Sarashinaは、現時点では日本語中心の評価と6つの役割別モデルを試す入口として見るのが分かりやすいでしょう。

既存ツールを含めて会社向けの選択肢を整理したい場合は、法人向け生成AI主要ツール比較も確認してください。重要なのは、サービス名を先に決めることではなく、扱うデータ、必要な機能、運用責任、契約条件を同じ表で比べることです。

小さく検証するときは、出力より先に合格条件を決める

無償ベータは、用途との相性を確かめるには便利です。ただし、終了時期が未定で、データ利用条件も本番契約とは分けて考える必要があります。最初から基幹業務へ組み込まず、公開情報とダミーデータだけの検証環境で、次の項目を確認してください。

  • 対話・文章作成:回答に必要な事実が入力文にあるか、事実を補っていないか、担当者が修正できるか
  • 翻訳:固有名詞、専門用語、数値、否定表現が原文どおりか、社内の用語集に合わせられるか
  • 抽出・分類:同じ基準で結果が返るか、判断不能な入力を無理に分類していないか
  • 検索:期待する公開文書が候補に入り、rerank後の上位に残るか
  • 安全性判定:自社が止めたい例と通したい例の両方を試し、誤検出・見逃しを人が確認できるか
  • 運用:429エラー、APIキー失効、サービス停止、ベータ終了時に安全に切り替えられるか

評価件数や合格率を、根拠なく一律に決める必要はありません。自社の実際の用途を、個人情報を含まない代表パターンへ置き換え、期待結果を人が先に定義します。モデルの回答を見てから合格条件を緩めると、都合のよいPoCになってしまいます。

【要注意】Sarashinaでつまずきやすい4つの判断

無料だから業務データを入れてよい?

❌ 顧客名、契約書、未公開資料をそのまま入力して品質を試す。
⭕ 公開済み文章とダミーデータだけで検証し、個人情報と機密情報を入力しない。

なぜ重要か:規約は個人情報の入力を禁じ、無償プランを含む入出力データをモデル学習や新規サービス開発などに利用できるとしています。

guardを通れば自動公開してよい?

❌ guardの「安全」判定だけで顧客向け文章を公開する。
⭕ guardを補助的な入口にし、重要な公開物は人が文脈、事実、権利、社内基準を確認する。

なぜ重要か:公式ドキュメント自身が誤検出と見逃しの可能性を示しています。

無料ベータの条件で本番費用を見積もってよい?

❌ 無料のまま使い続けられる前提で、顧客向け機能の採算を決める。
⭕ 無償ベータは技術評価に限定し、終了後の料金、契約、SLA、データ条件を別途確認してから本番判断する。

なぜ重要か:具体的な終了日と、ベータ終了後の料金体系は2026年10月時点で公式に記載がありません。

単一の試験結果を全体評価として説明してよい?

❌ 一部のベンチマークや印象だけで、サービス全体の優劣を決める。
⭕ 自社の代表タスク、データ条件、確認方法をそろえて比較し、確認できた範囲だけを社内資料に書く。

なぜ重要か:サービス間の包括的な性能優位は公式に保証されていません。モデルや評価方法が変われば結論も変わります。

よくある質問

Sarashinaは本当に無料で使えますか?

2026年10月20日時点で、Sarashinaサービスの無償ベータ版は無料です。ただしレート制限があり、終了時期は未定です。ベータ終了後の料金体系や自動移行の有無は、2026年10月時点で公式に記載がありません。

Sarashinaを使うには事前申し込みが必要ですか?

公式発表では事前申し込み不要で、Googleアカウントのソーシャルログインに対応しています。利用規約上、利用できるのは日本国内に居住する個人、または日本国内に本店所在地を置く法人です。

APIキーはどこで取得しますか?

Sarashina APIコンソールへログインし、「API Keys」セクションで新しいキーを作成します。キーは環境変数や秘密管理サービスへ保存し、公開リポジトリやクライアント側コードへ置かないでください。

無償ベータに個人情報を入力できますか?

入力しないでください。利用規約の禁止行為には、個人情報保護法上の個人情報など、特定の個人を識別できる情報の入力が含まれています。顧客名や連絡先を削除したダミーデータへ置き換えて検証します。

入力した文章はAIの学習に使われますか?

利用規約では、有償・無償を問わず、入力・出力データをモデル学習や新規サービス開発などに利用できるとしています。学習利用のオプトアウトが明記されているのは有償プランです。無償プランでのオプトアウト手段は、2026年10月時点で公式に記載がありません。

Sarashinaは商用利用できますか?

「すべての商用利用が可能」と一括で断定できる公式記載は、2026年10月20日時点で確認できません。法人利用やシステム実装は想定されていますが、第三者への再許諾や顧客向け提供には条件があります。用途を具体化し、最新規約と公式窓口で確認してください。

Sarashina APIはOpenAI互換ですか?

公式ドキュメントにはChat Completionsのような名称や、embeddingレスポンスの一部についてOpenAI互換構造との説明があります。ただし、サービス全体が完全互換であるとは限りません。エンドポイントごとの必須パラメータとレスポンスを公式APIリファレンスで確認してください。

結論:公開データで用途を絞り、APIは交換可能な構成で試す

Sarashinaの無償ベータは、Googleアカウントで申し込みなく始められ、チャットでは対話と翻訳、APIでは6つの役割別モデルを試せます。国産の日本語モデルを、文章生成だけでなくRAG、安全性判定、翻訳まで一つのサービスで評価できる入口です。

ただし、無料だから情報管理を省いてよいわけではありません。個人情報は入力せず、機密情報も避け、公開済み文章とダミーデータで検証してください。商用利用、終了後の料金、無償プランの学習オプトアウト方法は、公式に書かれていない範囲を推測せず、用途ごとに確認します。

  1. 最初に:利用規約と個人情報保護方針を読み、入力禁止データを社内で決める。
  2. 次に:ブラウザで公開済み文章を使い、対話または翻訳の出力を人が確認する。
  3. APIへ進む前に:目的に合うモデル、レート制限、エラー処理、ベータ終了時の切り替え方法を設計する。

あわせて読みたい

参考・出典


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・書籍シリーズ累計66,000部)、『AI推進担当になったら読む本』(大和書房)。
SBクリエイティブ「ビジネス+IT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

生成AIの業務導入やAPI選定についてのご質問・ご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

この記事の内容を社内展開する方へ: 部門別 AIエージェント活用マップ 50選(無料・PDF 32ページ+Excel) をダウンロードできます。

佐藤傑
この記事を書いた人

執筆・監修:佐藤傑/下書き・図版・機械検査:当社のAI社員(人が確認してから公開しています)。記事の作り方と検査の方針

この記事をシェア

Contact お問い合わせ

30分の無料相談では、いま時間を取られている業務を伺い、稼働中のAI社員62体の事例の画面と一緒に近い進め方をお見せします。
売り込みはしません。

Claude Code 個別指導(1対1・12セッション)をご希望の方はこちら、Codex 個別指導はこちらから別途お申し込みください

Claude Code 個別指導 無料相談