Claude MaxとTeamのAPIクレジットは、2026年10月7日に始まった毎月の特典で、Max 5xは月100ドル、Max 20xは月200ドル、Teamは全席の合計で月500ドルまでが、Claude APIの利用分として付与されます。受け取るには、claude.aiの請求設定からClaude Consoleの組織を1つリンクします。使えるのはClaude API・Claude Managed Agents・Claude Agent SDK・Playgroundで、Claude CodeとClaudeアプリの追加利用には使えません。未使用分は請求サイクルの終わりに失効し、翌月へは繰り越されません。
結論:APIクレジットは「サブスクの上限が増える特典」ではなく、「自分のアプリやエージェントをClaude APIで動かすための毎月の利用枠」です。リンクした組織は自分では変えられないので、どのConsoleの組織で受け取るかを先に決めてから手続きします。
- 要点1:対象はMax 5x・Max 20x・Team(割引のTeamを含む)。Free・Pro・Enterpriseは対象外です。
- 要点2:金額はMax 5xが100ドル、Max 20xが200ドル。TeamはStandardシート1席20ドル、Premiumシート1席100ドルの合計で、上限は500ドルです。
- 要点3:Claude Code、Claudeアプリの追加利用、AWS・Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry上のClaudeには使えません。
- 要点4:新しく加入した場合は7日後から受け取れます。未使用分は繰り越せず、使い切ってもClaudeのプラン側に請求されることはありません。
対象読者:Claude Maxを契約している個人、Claude Teamの管理者(情報システム・開発部門)、APIで社内の自動化を試したい担当者
読了後にできること:自分のプランでいくら受け取れるかを数え、受け取る組織と使い道を決めて、設定画面からリンクできます。
最終更新:2026年10月10日(Anthropicのリリースノート、Claude Platformの公式ドキュメント「MaxプランおよびTeamプランのAPIクレジット」日本語版と英語版、料金ページ、API料金表を同日に確認)
Claudeには「クレジット」と名の付くものがいくつもあります。上限に達したあとも従量で使い続けるための使用量クレジット、まとめ買いのバンドル、そして今回のAPIクレジットです。名前が似ているので、「Maxに入っていればClaude Codeがもっと使えるようになった」と受け取られがちですが、公式ドキュメントはそうは書いていません。APIクレジットはClaude Platform、つまり開発者向けのAPIの側だけで使える枠です。
この記事は、Anthropicが公開している資料だけを根拠に、金額・受け取り方・使える範囲・期限・法人で決めておくことを順番にまとめたものです。画面の名称は公式ドキュメントの表記(Settings > Billing など)のまま書いています。提供は数日かけて順次始まるとされているため、まだ表示されていない場合の見方も後半に書きました。
Claude Max・TeamのAPIクレジットとは|10月7日に始まった毎月の特典
APIクレジットは、Claude MaxプランとTeamプランに含まれるようになった、Claude API用の毎月の利用枠です。Anthropicは2026年10月7日のリリースノートで、次のように告知しました(Claude リリースノート)。

Max and Team plans now include monthly API credits for running your own apps and agents on the Claude Platform. They roll out over a few days. Claim them by linking a Claude Console organization in Settings > Billing (Max) or Organization settings > Billing (Team).(MaxプランとTeamプランに、自分のアプリやエージェントをClaude Platformで動かすための毎月のAPIクレジットが含まれるようになりました。数日かけて順次提供します。Maxは Settings > Billing、Teamは Organization settings > Billing でClaude Consoleの組織をリンクして受け取ります)
ポイントは「自分のアプリやエージェントを動かすため」という用途の指定です。Claudeのチャット画面やClaude Codeで使える量は変わりません。公式ドキュメントも「クレジットによって、ClaudeやClaude Codeの使用制限が変わることはありません」と明記しています(MaxプランおよびTeamプランのAPIクレジット)。
公式ドキュメントの「概要」の表を、日本語版をもとに金額をドル表記にそろえて整理すると次のとおりです。
| 項目 | 公式の記載(2026年10月10日確認) |
|---|---|
| 対象プラン | Max 5x、Max 20x、Team(割引Teamプランを含む) |
| 毎月の金額 | 100ドル(Max 5x)、200ドル(Max 20x)、最大500ドル(Team、プール制) |
| 対象 | Claude API、Claude Managed Agents、Claude Agent SDK、Playground |
| 対象外 | Claude Code、Claudeアプリでの追加使用量 |
| 更新 | 請求サイクルごと(年間プランの場合は毎月) |
| 有効期限 | 各請求サイクルの終了時(年間プランの場合は毎月)、繰り越しなし |
| Claude Platformの支払い方法 | 不要 |
最後の行も大事です。APIを使うには通常、Claude Consoleに支払い方法を登録してクレジットを購入しますが、このAPIクレジットだけを使う範囲なら、支払い方法を登録しなくても始められます。料金ページでも、Maxの説明に「$100 to $200/month in API credits」が加わり、プラン比較表には「New」の表示つきでMonthly API creditsの行が載っています(Claude 料金ページ)。
プラン別の金額|Max 5x・Max 20x・Teamはいくら付くのか
金額はプランで決まっています。Maxは契約者1人につき定額、Teamはシートの種類と席数で決まり、全席の合計が1つの残高にまとめられます。

| プラン | 毎月のAPIクレジット | 円の目安(1ドル150円で換算) |
|---|---|---|
| Max 5x | 100ドル | 約15,000円 |
| Max 20x | 200ドル | 約30,000円 |
| Team、Standardシート | 1席あたり20ドル | 約3,000円 |
| Team、Premiumシート | 1席あたり100ドル | 約15,000円 |
| 割引Teamプラン(非営利団体、科学者) | Teamと同じ(Standard 20ドル、Premium 100ドル) | 同上 |
| Free・Pro・Enterprise | 対象外 | ― |
円の金額は読みやすくするための目安です。クレジットはドル建てで付与され、為替で円換算は動きます。
Teamは合計500ドルまで。席を足しても上限は変わらない
Teamプランは、全シートのクレジットが1つの毎月の残高にプールされ、上限は500ドルです。公式ドキュメントは計算例をこう書いています。「たとえば、Standardシート3つとPremiumシート2つを持つチームは、毎月$260 USDを受け取ります。Premiumシートをもう1つ追加すると、翌月のクレジットは$360 USDに増えます」。
- Standard 3席(20ドル×3=60ドル)とPremium 2席(100ドル×2=200ドル)で、合計260ドル
- Premiumを1席足すと、翌月から360ドル
- Premiumが5席あれば、それだけで上限の500ドルに届く。Standardだけなら25席で500ドル
毎月の金額は「その請求月の開始時点でプランに含まれているシート」で決まります。月の途中で席を足しても、その月の分は増えず、翌請求月から反映されます。減らした席は更新時までプランに残るため、その後に金額が下がることがあります。
Pro・Free・Enterpriseは対象外
公式ドキュメントは対象条件として「Free、Pro、Enterpriseプランは対象外です」と書いています。月20ドルのProには付きません。Enterpriseも対象外で、料金ページのプラン比較表でも、Monthly API creditsの行に金額が入っているのはTeamだけです。ProからMaxへ上げるかどうかを考える材料の1つにはなりますが、後で書くとおり、Claude Codeの使える量が増えるわけではない点に注意してください。
受け取り方|Consoleの組織をリンクする手順
APIクレジットは、何もしなくても自動で入るものではありません。claude.aiの請求設定で、クレジットの受け取り先になるClaude Consoleの組織を1つ選んでリンクします。リンクが済むと、その組織に毎月クレジットが届きます。

必要な権限
手続きには、Claudeのプラン側とConsole側の両方の権限が要ります。
| 場所 | 必要なロール(公式の記載) |
|---|---|
| Claudeプラン | Max:サブスクライバー本人/Team:Primary Owner、Owner |
| Claude Consoleの組織 | Owner、Admin、またはBilling |
Consoleの組織を持っていない場合は、先に platform.claude.com で作るか、受け取りの流れの中で作れます。
手順
- 請求設定を開く:claude.aiで、Maxプランは Settings > Billing、Teamプランは Organization settings > Billing を開く
- Consoleの組織をリンクする:「API credits」のセクションで「Link organization」を選び、クレジットを受け取るConsoleの組織を選ぶ(その場で新しく作ることもできる)。規約を確認してリンクすると、プログラム規約に同意したことになる
- 使い始める:クレジットはConsoleの Settings > Billing にある「Promotional credits」のセクションに、金額と有効期限つきで表示される。APIキーを作って最初のリクエストを送る
APIキーを発行して最初のリクエストを送るところから始める場合は、Claude APIの使い方(登録手順とPythonの実装例)に手順をまとめています。
リンクした組織は自分では変えられない
手続きの前に必ず読んでおきたいのが、公式ドキュメントの警告です。「各プランは1つのConsoleの組織にリンクされ、各Consoleの組織は1つのプランからクレジットを受け取ることができます。リンクされた組織をご自身で変更することはできないため、構築に使用する予定の組織をリンクしてください」。後から変えるにはサポートへの連絡が必要です。
個人で試しに作った組織と、仕事で使う組織の両方を持っている人は、どちらで受け取るかをここで決めることになります。Teamの場合は会社としての判断になるので、後半の「法人で受け取る前に決めること」も読んでください。
受け取れる条件と、表示されない時
- 対象プランが有効で、支払いの状態に問題がないこと
- 新しく加入した場合は、対象プランに入ってから7日後に受け取れる
- iPhoneやAndroidのアプリで購入したプランも対象。ただし受け取りの手続きは、Webブラウザで claude.ai を開いて行う
- 提供は数日かけて順次始まる(リリースノートの記載)
対象でない場合は、設定ページにAPIクレジットの欄そのものが出ません。対象のはずなのに表示されない時は、加入から7日たっているか、順次提供の途中でないかを確かめ、それでも出なければサポートに問い合わせる、というのが公式の案内です。
ヘルプセンターは、Claude Consoleにはclaude.aiと同じメールアドレスでサインインすること、リンクの途中でエラーが出た場合は数時間おいてやり直すことも案内しています。
使えるもの・使えないもの|Claude Codeには使えない
いちばん誤解されやすいのがここです。APIクレジットが使えるのはClaude Platformの中だけで、ふだんのチャットやClaude Codeの利用分には充てられません。

| 製品 | APIクレジットの対象か |
|---|---|
| Claude API | はい |
| Claude Managed Agents | はい |
| Claude Agent SDK | はい |
| Playground | はい |
| Claude Code | いいえ |
| Claudeアプリでの追加使用量 | いいえ |
| Claude Platform on AWS、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry | いいえ |
出典は公式ドキュメントの「クレジットの対象範囲」の表です。Claude Agent SDKは対象なので、自分で組んだエージェントをAPIキーで動かす分には使えます。一方、Claude Codeをサブスクリプションでログインして使う分や、上限に達したあとの追加利用には使えません。
開発者が迷いやすいのは、Claude Codeを対話なしで動かす claude -p の扱いです。Claudeのヘルプセンターは、動かし方によって次のように分かれると説明しています。
| 動かし方 | APIクレジットの対象か |
|---|---|
リンクしたConsoleの組織のAPIキーを使い、自分で claude -p やClaude Agent SDKを動かす | はい(Agent SDKの使用量として課金される) |
Claudeのプランでサインインした状態で claude -p やClaude Agent SDKを動かす | いいえ(プランの使用量の上限から引かれる) |
| Claude Code GitHub Action、IDEの拡張機能、Claudeのデスクトップアプリから始めた実行 | いいえ(-p を付けてもClaude Codeの使用として数えられる) |
CIでClaude Code GitHub Actionを使う予定がある場合は、この区分を先に確かめておくと行き違いが減ります。
上限に達したあとも使い続けるための仕組みは、APIクレジットとは別の「使用量クレジット」です。こちらは標準のAPI単価で課金される従量の仕組みで、設定する場所も別です。違いはClaudeの使用量クレジットと上限の整理にまとめています。
公式ドキュメントには、対象外の使い方をした時の表示も載っています。APIクレジットしか持っていない組織で、Claude Codeのセッションのような対象外のリクエストを送ると、Claude Codeは次のように表示します。
Credit balance too low · Add funds: https://platform.claude.com/settings/billingこの表示が出たら、故障ではなく「そのクレジットはClaude Codeには使えない」という意味です。
100ドルでどれくらい動かせるか|公式のAPI単価からの試算
毎月100ドルと言われても、何ができる量なのかは分かりにくいものです。公式のAPI料金表(Claude Platform Pricing・2026年10月10日確認)の単価から、単純な条件で計算してみます。
前提は「1回のやりとりが入力5,000トークン・出力1,000トークン」です。社内文書の一部を渡して要約や下書きを返させる、くらいの大きさを想定しています。キャッシュもバッチも使わない、いちばん素直な計算です。
| モデル | 入力(100万トークン) | 出力(100万トークン) | 1回あたり | 100ドルで動かせる回数の目安 |
|---|---|---|---|---|
| Claude Haiku 5.5(プロンプト10万トークンまで) | 0.10ドル | 0.50ドル | 0.001ドル | 約100,000回 |
| Claude Sonnet 5.5 | 2ドル | 10ドル | 0.02ドル | 約5,000回 |
| Claude Opus 5.5 | 4ドル | 20ドル | 0.04ドル | 約2,500回 |
計算は、入力5,000トークン×入力単価と、出力1,000トークン×出力単価を足しただけです。たとえばSonnet 5.5なら、入力が0.01ドル、出力が0.01ドルで、1回0.02ドルになります。実際の費用は、渡す文書の長さ、ツールの利用、やり直しの回数で大きく変わるので、あくまで桁をつかむための目安として見てください。
公式ドキュメントは、クレジットを長持ちさせる方法として次の4つを挙げています。
- 作業ごとに合ったモデルを選ぶ(上の表のとおり、モデルで1回あたりの費用は40倍違う)
- 繰り返し使う文脈にはプロンプトキャッシングを使う
- すぐに返事が要らない作業にはMessage Batches APIを使う(費用が50パーセント下がる)
- 料金を確かめ、ConsoleのCostページで支出を追う
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期限・繰り越し・使い切った時の動き
受け取ったあとの動きは、公式ドキュメントの「クレジットの適用方法」に細かく書かれています。運用で効いてくる点を抜き出します。
- 付与のタイミング:請求サイクルごとに、プランの支払いが処理された直後に付与される。年間プランは毎月
- 使われる順番:プランに含まれるクレジットが先に使われ、その後に自分で購入したクレジットが使われる
- 期限:未使用分は各請求サイクルの終了時(年間プランは毎月)に失効し、繰り越されない
- 共有:リンクした組織の中の、すべてのAPIキーとワークスペースが同じ残高から使う
- 自動リロードとの関係:自動リロードは購入済みの残高だけを見て動く。含まれるクレジットが残っていても、購入済みの残高がしきい値に達するとリロードされる
最後の点は、すでにAPIを使っていて自動リロードをオンにしている組織で受け取る場合に関係します。「APIクレジットが残っているのにカードに請求が来た」という行き違いは、この仕様から起こりえます。受け取る前に、自動リロードの設定を見直しておくと安心です。
使い切るとどうなるか
| 組織の状態 | 起きること(公式の記載) |
|---|---|
| ほかに購入済みのクレジットがある | リクエストは購入済みのクレジットを使って続く |
| クレジットが残っていない | 次の毎月のAPIクレジットが付与されるまで、APIリクエストは止まる。使用量がClaudeのプランに請求されることはない |
| Anthropicの営業を通した請求書払い | APIクレジットを超える使用量は通常どおり請求される |
APIクレジットだけを使っている限り、知らないうちに費用がふくらむことはありません。残高がなくなれば止まるだけです。その時にAPIが返すのは次のメッセージです。
Your credit balance is too low to access the Anthropic API. Please go to Plans & Billing to upgrade or purchase credits.レート制限と支出の上限は別に効く
クレジットを受け取っても、レート制限と支出制限の仕組みは変わりません。公式ドキュメントによると、クレジットで払った使用量も組織の毎月の支出上限に数えられます。支出上限は毎月1日にリセットされ、クレジットは請求サイクルで更新されるので、区切りの日がずれる点に注意が要ります。また、対象プランにリンクした組織は少なくともStartティアに、毎月のクレジットが200ドルを超える場合は少なくともBuildティアに引き上げられます。
プランを変えた時
| 変更 | 結果(公式の記載) |
|---|---|
| 解約、対象外プランへのダウングレード、返金 | プランの終了時に新しいクレジットの付与が止まる。すでに持っているクレジットは期限まで使える |
| Max 5xからMax 20xへのアップグレード | 日割りのAPIクレジットがすぐに付与され、その後は請求サイクルごとに200ドル |
| MaxからTeamへのアップグレード | Maxのリンクは終了する。Teamプランが7日間有効になった後、Teamのオーナーが受け取れる |
| Teamのシートの追加・削除 | 追加したシートは翌請求月のクレジットから数える。上限500ドルは変わらない |
法人で受け取る前に決めること|Teamの管理者向け
Teamプランの場合、APIクレジットは「会社として毎月数万円分のAPI利用枠が増える」という話になります。受け取る前に、次の4点を決めておくと後で困りません。

事例区分:想定シナリオ/構成例(実在の導入事例ではなく、公式ドキュメントの仕様から組み立てた例です)
1. どのConsoleの組織で受け取るか
リンクした組織は自分では変えられません。社内にConsoleの組織が複数ある場合(部署が個別に作った組織、検証用の組織、本番の組織)は、どれにリンクするかを先に決めます。すでに請求書払いで動いている本番の組織にリンクすると、クレジットを超えた分は通常どおり請求されます。「クレジットの範囲で止まってほしい」なら、購入クレジットも自動リロードもない検証用の組織で受け取るほうが分かりやすい、という考え方ができます。
2. 誰が手続きをするか
手続きには、Teamプランの Primary Owner か Owner と、Consoleの組織の Owner・Admin・Billing のいずれか、両方の権限が要ります。プランの管理者とAPIの管理者が別の人であることは珍しくないので、どちらの画面も開ける人を1人立てるか、一時的に権限を付けて進めます。
3. 使い道ごとに枠を分ける
リンクした組織では、すべてのAPIキーとワークスペースが同じ残高から使います。1つの試作が残高を食い尽くすのを防ぐには、公式ドキュメントが勧めるとおり、プロジェクトごとにワークスペースを分け、ワークスペースの支出制限を設定します。APIの利用状況を記録して見える形にする方法は、LangfuseによるLLMアプリの監視でも扱っています。
4. 何に使うか
毎月失効する枠なので、「貯めて大きく使う」ことはできません。向いているのは、毎月少しずつ回す検証や、小さな自動化です。
- 社内文書の要約や分類を、APIで定期的に回す小さな仕組みの検証
- Claude Agent SDKで作るエージェントの試作(APIキーで動かす分は対象)
- Playgroundでのプロンプトの比較や、モデルごとの出力の確認
- Message Batches APIを使った、急がない大量処理の試算
エージェントを業務に組み込む時の全体の進め方はAIエージェント導入ガイド、担当者を置いて運用する考え方はAI社員の作り方にまとめています。
社内で共有する時に、そのまま使える確認メモを置いておきます。
【Claude TeamのAPIクレジット 受け取り前の確認メモ】
1. 金額:Standard( )席×20ドル + Premium( )席×100ドル = 月( )ドル(上限500ドル)
2. 受け取る組織:Claude Console の( ) ※リンク後は自分では変更できない
3. その組織の今の状態:購入クレジット(有・無)/自動リロード(オン・オフ)/請求書払い(有・無)
4. 手続きする人:プラン側の Owner( )/Console 側の Owner・Admin・Billing( )
5. 使い道とワークスペース:( )用 … 支出制限 月( )ドル
6. 使えないもの:Claude Code、Claudeアプリの追加利用、AWS・Bedrock・Google Cloud・Foundry
7. 期限:請求サイクルの終わりに失効(繰り越しなし)。使い切ったら次の付与まで停止【要注意】よくある勘違い5つ
勘違い1:Proにも付く
❌ Claude Proに入っているので、設定画面にAPIクレジットが出るはずだ
⭕ 対象はMax 5x・Max 20x・Team。Free・Pro・Enterpriseは対象外で、設定ページに欄が表示されない
勘違い2:Claude Codeの上限が増える
❌ APIクレジットが付いたので、Claude Codeを今までより長く使える
⭕ Claude CodeとClaudeアプリの使用制限は変わらない。APIクレジットはClaude Platformの中だけで使う
勘違い3:使わなければ貯まる
❌ 今月は使わないので、来月200ドル分として使おう
⭕ 未使用分は請求サイクルの終わりに失効する。繰り越しはない
勘違い4:BedrockやGoogle Cloudでも使える
❌ 会社はAmazon Bedrock経由でClaudeを使っているので、そちらの請求から引かれる
⭕ 使えるのはClaude Console内のClaude APIだけ。AWS・Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry上のClaudeには使えない
勘違い5:リンク先はあとで変えればいい
❌ とりあえず個人の組織にリンクして、あとで会社の組織に移そう
⭕ リンクした組織は自分では変えられない。変えるにはサポートへの連絡が要るので、使う組織を決めてからリンクする
よくある質問
Claude MaxのAPIクレジットはいつから使えますか?
Anthropicは2026年10月7日のリリースノートで提供開始を告知し、数日かけて順次提供するとしています。新しく加入した場合は、対象プランに入ってから7日後に受け取れます。設定の請求のページに「API credits」の欄が出ていれば、受け取りの手続きができます。
APIクレジットはClaude Codeに使えますか?
使えません。公式ドキュメントの対象範囲の表で、Claude Codeは「いいえ」です。Claude CodeやClaudeアプリの使用制限も変わりません。APIキーで動かすClaude Agent SDKやClaude APIの利用分が対象です。
Claude Proでも受け取れますか?
受け取れません。対象はMax 5x、Max 20x、Team(割引のTeamプランを含む)で、Free・Pro・Enterpriseは対象外です。
Teamプランではいくら受け取れますか?
Standardシート1席20ドル、Premiumシート1席100ドルを全席ぶん合計した金額で、上限は月500ドルです。公式の例では、Standard 3席とPremium 2席のチームが月260ドルを受け取ります。金額は、その請求月の開始時点の席数で決まります。
使わなかった分は翌月に繰り越せますか?
繰り越せません。未使用のクレジットは各請求サイクルの終了時(年間プランの場合は毎月)に失効します。
使い切ったら追加で請求されますか?
APIクレジットだけを使っている組織なら、請求はされず、次の付与までAPIリクエストが止まります。使用量がClaudeのプランに請求されることはありません。ただし、同じ組織に購入済みのクレジットや自動リロードの設定がある場合は、そちらが使われます。
iPhoneのアプリで契約したMaxでも対象ですか?
対象です。公式ドキュメントは、Claude for iOSやClaude for Androidで購入したプランも対象と書いています。受け取りの手続きは、Webブラウザで claude.ai を開いて行います。
claude -p やGitHub Actionでの実行にも使えますか?
動かし方によります。リンクしたConsoleの組織のAPIキーを使って自分で claude -p やClaude Agent SDKを動かす分は、Agent SDKの使用量として課金されるため対象です。Claudeのプランでサインインして動かす分はプランの使用量の上限から引かれ、APIクレジットは使われません。Claude Code GitHub Action、IDEの拡張機能、Claudeのデスクトップアプリから始めた実行は、-p を付けてもClaude Codeの使用として数えられ、対象外です。
6月に発表されたAgent SDKのクレジットと同じものですか?
別のものです。ヘルプセンターは、6月に発表されたAgent SDKのクレジットは提供されていないと答えています。今回のAPIクレジットは、Claude API、Claude Managed Agents、Claude Agent SDKを対象に、Claude Consoleの組織で受け取る仕組みです。
まとめ|今日やること
Claude Max・TeamのAPIクレジットは、サブスクリプションに毎月付いてくるClaude API用の利用枠です。Max 5xは100ドル、Max 20xは200ドル、Teamは合計500ドルまで。使えるのはClaude API・Managed Agents・Agent SDK・Playgroundで、Claude Codeには使えません。繰り越しはなく、使い切れば止まります。
- 今日:claude.aiの請求設定(Maxは Settings > Billing、Teamは Organization settings > Billing)に「API credits」の欄が出ているかを確かめる
- リンクの前に:受け取るConsoleの組織を決める。その組織の購入クレジット・自動リロード・請求書払いの状態を見ておく
- リンクの後に:使い道ごとにワークスペースを分け、支出制限を設定してからAPIキーを作る
Claudeの法人導入や、APIを使った社内の自動化の進め方を相談したい場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
参考・出典
- Release notes — Claude Help Center(2026年10月7日「Monthly API credits for Max and Team plans」・参照日:2026-10-10)
- MaxプランおよびTeamプランのAPIクレジット — Claude Platform Docs 日本語版(参照日:2026-10-10)
- API credits for Max and Team plans — Claude Platform Docs(参照日:2026-10-10)
- Pricing — Claude(MaxとTeamのMonthly API creditsの表示・参照日:2026-10-10)
- Pricing — Claude Platform Docs(モデル別のAPI単価・参照日:2026-10-10)
- Credit Terms — Anthropic(プログラム規約・参照日:2026-10-10)
- Monthly API credits for Max and Team plans — Claude Help Center(参照日:2026-10-10)
著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ・シリーズ累計約6万部)。
SBクリエイティブ「ビジネス+IT」ほかで生成AI連載を執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
この記事の内容を社内展開する方へ: Claude Code × ビジネス活用 実践ガイド(無料・PDF 30ページ+Excel) をダウンロードできます。



